WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
1話 再会と喧嘩
ソルセルリ・テオス城。
そこで三玖は総長である神楽からお泊りの許可をもらい、昨晩はそこで寝させてもらった。
そして、翌日。
彼等は地元へ帰る準備を始めた。
三玖「お、お世話になりました・・・」
神託の盾兵士「いえいえ。瑛人様の恋人様なら、何時でも大歓迎ですよ。」
神託の盾兵士「そうです。」
三玖「は、恥ずかしい・・・」
瑛人「お、お前等な・・・」
そして二人はタルタロスに乗り、地元へと戻って行った。
三玖「・・・・・・」
嵐のような突然出来事を、三玖はまだ、信じられない様子であった。
まるで・・・夢を見ているみたいだ、と。
瑛人「びっくりしたよね。色々とあったから。」
沈黙の中、瑛人がその空間を破る。
瑛人「もしかしたらこれから先、こういうことが起きるかもしれない。」
三玖「大丈夫だよ。エイトと一緒なら。」
三玖は笑顔で瑛人にそう言う。
瑛人「ありがとう。」
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タルタロスをPENTAGON前に停め、瑛人と三玖はそこで降りる。
神託の盾兵士「瑛人様、ご苦労様でした!」
瑛人「ああ、これからもよろしく頼む。」
神託の盾兵士「は!」
タルタロスは再び飛び始め、ソルセルリ・テオス城へと戻って行った。
一花・二乃・四葉・五月・風太郎「三玖!」
そこで、三玖の元に一花や二乃、四葉に五月、風太郎がやって来た。
三玖「皆・・・!」
二乃「三玖!大丈夫?!」
一花・四葉「心配したよ!」
五月「怪我がないですか?!」
風太郎「お前、大丈夫か?!」
五人はそれぞれ、三玖に心配の顔をする。
そして、三玖は笑顔で言った。
三玖「・・・大丈夫だよ。ただいま。」
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三玖が無事だと分かった五人は、瑛人と三玖をPENTAGONに連れ入った。
瑛人「すまなかった!」
突然、瑛人は六人に頭を下げた。
・・・否、土下座をした。
一花「あ、朝山君?!」
四葉「朝山さん?!」
何に対しての謝罪なのか、明白だった。
瑛人は土下座をしたまま、話を続ける。
瑛人「俺がほぼ巻き込んだようなものだ・・・許してくれとは言わない・・・だけど、家庭教師を続けさせてくれ!今回の責任は俺だ!風太郎は何も悪くないんだ!」
風太郎「瑛人・・・」
しかし、そんな彼でも二人は許せなかった人物がいた。
二乃「アンタのせいで・・・アンタのせいで・・・三玖がどれだけ苦労したのか・・・分かってるの?!」
五月「いくら朝山君でも酷すぎます!」
二乃と五月は瑛人に睨みながら怒り狂う。
瑛人「分かっている・・・こうなったのは俺だと分かっているんだ・・・」
二乃「それでも足りないわよ!」
五月「明日から来ないでください!」
二人からのキツい言葉を浴びる瑛人。
それでも彼は土下座をしていた。
パァン!パァン!
・・・乾いた音がした。
視線を移すと、三玖が二乃と五月の前にいた。
どうやら彼女は二人をビンタしたらしい。
三玖「・・・二乃、五月。エイトに謝って。」
五月「み、三玖・・・?」
二乃「アンタ・・・一体何すんのよ?!」
三玖「エイトは私のこと守ってくれたんだよ?なのに・・・そんなに頑張ってくれたエイトに・・・」
彼女の瞳には涙が溜まっていた。
そして、ポロポロと流れ出す。
四葉「三玖・・・」
二乃・五月「・・・・・・」
二人は顔を俯く。
そして、
二乃「三玖、アンタ・・・そいつの味方するの?」
三玖「・・・・・・」
二乃「分かった。アンタがどれだけそいつのことが好きなのか・・・こんな家、出てってやるわ。」
四人「?!!」
二乃「行きましょう、五月。こんなところにいると、アタシ達が腐る。」
五月「ええ。そうします。」
二人はそんな風に出ていこうとしていた。
四葉「お、落ち着いて二人共!」
一花「そ、そうだよ!」
風太郎「二人の言う通りだ!」
三人はそう二人に納得させようとするが、
二乃「五月蝿い!そもそも上杉・・・アンタが・・・アンタが此奴を連れてこなければ、こんな事にならなかったのよ!」
風太郎「?!」
五月「そうです!全部・・・全部上杉君が悪いんです!あなたが・・・あなたが来なければこんなことにならなかったんです!」
そうキツい言葉を言って二人は出ていってしまった。
瑛人・風太郎「・・・・・・」
四葉「上杉さん・・・」
一花「フータロー君・・・」
三玖「エイト・・・」
・・・それは、風太郎と瑛人、彼女達による悲劇の始まり。
彼等二人と彼女達五つ子は一体、どうなるのか・・・
TO BE CONTINUE・・・・・・
原作へ戻ってきました!
いよいよ二人が出ていってしまうシーンです・・・
原作に沿っていきますが、ところどころオリジナルシーンも含まれます。
そして丁度、この章から第2部の話となり、物語の中盤へと差し掛かっていく準備をしていきますので、宜しくお願いします。
それでは、また次回。