WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
紫音「こんなところで、どうしたんですか?」
前回に参照。
ベンチで一人、瑛人が座っていたら、紫音に声をかけられた。
瑛人「酒澤先生・・・」
紫音「何かあったのですか?」
瑛人「・・・まぁ、色々と・・・」
紫音「・・・・・・」
彼女は思っていた。
瑛人が五つ子と何かあったのだろうと。
そう思いながら、瑛人の隣に座る。
紫音「・・・朝山君、何かあったか分からないけど、きっとあなたならできるのよ。」
瑛人「・・・何でそういうこと言えるんですか・・・?」
瑛人は紫音に聞く。
紫音「まず、理由聞きます。」
瑛人「・・・分かりました。」
瑛人は紫音に今までのことを話す。
自分のせいで、五つ子が喧嘩してしまったこと。
そしてその内、二人が家でしてしまったこと。
その全てを紫音に話した。
紫音「・・・大丈夫よ。」
瑛人「・・・え?」
紫音は立ち上がりながら、瑛人にとあるものを渡した。
紫音「これを見てね。《あなたなら世界を救える戦士の一人なんだから。》」
瑛人「?!」
瑛人はその言葉を聞いて、記憶を蘇る。
あの時、《あの人》から言われた言葉と一緒だった・・・
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ドクター『瑛人ならできるよ。だって、君なら世界を救える戦士の一人なんだから。』
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紫音の言葉とドクターの言葉と、全く一緒だった。
紫音はその場から立ち去る。
瑛人「ま、待って先生!何で・・・何でドクターの言葉を・・・」
「知ってるんですか?」と聞こうとするが、飛んできたサッカーボールで妨害される。
子供「御免なさい!」
子供がそう言いながら、サッカーボールを持ってその場を後にした。
瑛人(何で・・・ドクターの言葉と・・・否、その前にこの紙を見よう・・・)
瑛人は紫音から渡された紙を開く。
そこには、《未来》と何故か書かれていた。
瑛人(《未来》?一体・・・どういう意味なんだ・・・?)
その謎のワードに、瑛人はクエスチョンマークだらけであった。
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立ち去った紫音は、遠いところから瑛人のこと心の中で言った。
紫音(朝山君・・・あなたの名字と名前の由来は、まだ先にしておきますね。)
紫音はそう思いながら、そのままその場を後にした。
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翌日。
現在、瑛人と三玖は陸上部のところにいる。
風太郎と話し合った結果、瑛人は三玖と一花に勉強を教え、風太郎は五月に教えながら二乃を説得することとなった。
そして何故陸上部のところにいるかというと、試験前にも関わらず助っ人をしている四葉を連れ戻しにきたのだ。
瑛人「四葉、お前はこんなことしてる暇ないだろ。早く行くぞ。」
四葉「朝山さん・・・」
江場「君は?」
四葉を連れ戻そうとすると、部長の江場が割り込んでくる。
瑛人「朝山瑛人だ。アンタが陸上部の部長か?」
江場「私は江場。君の言う通り、陸上部の部長だよ。」
瑛人「分かった。それで?試験前だというのに、随分と立派なことだな。」
江場「だって大事な大会だから。試験なんてやってる暇なんてないよ。」
瑛人「《試験なんて》、か。彼奴が聞いたら怒るだろうな。」
人の間にバチバチと稲妻が走る。
そこに四葉が割り込んで落ち着かせる。
四葉「わー!大丈夫です!ちゃんと勉強してますから!」
三玖「四葉、無理してない?」
四葉「うん!問題なし!」
三玖が心配そうに聞くが、四葉は作り笑いのような笑顔で答える。
江場「もういいかな?まだ走っておきたいんだけど・・・」
瑛人「今日は見逃してやる。だが、次は容赦しないからな。」
江場「へぇ〜。面白いこと言うね。」
二人の間に、再びバチバチと火花が散る。
結局四葉を連れ戻すことはできず、瑛人は三玖と一花に勉強を教えるのであった。
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瑛人達がそうしている間、風太郎は二乃にあれこれと説得しようとした。
その為、風太郎は林間学校の時に、瑛人が勝也にあれこれとちょっかいかけている間に、彼は金髪のままで、二乃は彼を風太郎だと思わずそれを利用をした風太郎は自身を《金太郎》と名乗り、二乃はそれを信じ切っていた。
そして、今回も風太郎は《金太郎作戦》で二乃に会いに行ったが、変装を見破られ、以前に行っていたホテルをチェックアウトをし、行方をくらました・・・
更に五月が風太郎は自分の家に泊まってることが発覚し、彼は彼女に説得をするが、瑛人のことがまだ許せないらしく・・・
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更に翌日。
四葉は江場部長に合宿を提案された。
四葉は渋ったのだが、断れずにいた。
部活もやめたいことを一花に相談するも、やっぱダメだと自己解決でその場は収まった。
そして、瑛人たちによる四葉救出作戦が始まるのだった。
次に・・・
三玖「・・・・・・お邪魔します。」
二乃「・・・私にプライバシーはないのかしら・・・」
三玖による、二乃の説得も始まるのであった。
更に・・・
風太郎「五月!頼む!戻ってきてくれ!」
五月は風太郎に頼み込む。
果たして、この三つの作戦は果たしてどうなるのか・・・
TO BE CONTINUE・・・・・・