WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
これは朝山瑛人の幼馴染・上杉風太郎のお話。
彼が勉強熱心になったきっかけは、それは小6の時の物語であった。
あの時、風太郎はピンク色のロングヘアーをした少女と約束したことを・・・
修学旅行。
それは小6の最大のイベントであった。
小6の子供達は新幹線で修学旅行先である、京都へと向かって行った。
???「しゃあ!上がり!」
そんな中、目つきが悪い金髪の少年がトランプで勝って喜んでいた。
その少年の名は上杉風太郎。
彼は自身の家庭で貧乏だと弄られ、そのことを腹いせに暴力をし、不良少年になっていった。
今の彼は弱い者を虐めるようになっていた。
風太郎「俺が勝ったということだから罰ゲームな!」
男子「ひ?!お、お願いだからあれだけはやめてくれ!あれ以来、魚が食えないんだ!」
風太郎「どうしよっかな〜?」
こんな感じで風太郎は弱い者を虐めていた。
そこで、一人の女子が彼を注意していた。
女子「こら風太郎!新幹線の中なんだから静かにしなさい!」
風太郎「あぁん?」
風太郎はその女子に近づいて、彼女にグリグリとする。
風太郎「おい!《竹林》!修学旅行なんてつまんないことを言ってねぇで、お前も参加しろよ!」
竹林「もう〜・・・仕方ないな。その代わり、《真田》君にも誘ってあげなよ。私達、五人班だから。」
そこで竹林と呼ばれた女子は、眼鏡をつけて、算数ドリルで勉強をしている男子・《真田》に指名した。
真田「・・・え?僕はいいよ・・・」
真田が勉強をしているところを見て、風太郎は・・・
風太郎「お前・・・」
風太郎は彼の算数ドリルを取り上げで、放り投げる。
風太郎「算数ドリルなんて逆に馬鹿か!」
真田「あぁ・・・」
風太郎「不要な物は捨てていけ!俺にはこれだけで十分!」
風太郎はそう言いながら、懐からインスタントカメラを取り出した。
女子「わぁ〜!凄いねぇ!」
男子「かっけぇ〜!」
風太郎「親父の仕事道具からパクって来たぜ。どうだ竹林?お前も撮って・・・」
風太郎はそう言いながら竹林に見るが、当本人は風太郎に放り投げられた真田の算数ドリルを拾っていた。
女子「あぁ・・・あの二人、幼馴染らしいよ。家も近所で、親同士も仲良し。家族ぐるみで旅行にも行ってるみたい。二人共学級員でお似合いだね!」
風太郎「・・・・・・」
これが、風太郎の過去。
この時の彼は、これから勉強嫌いだった勉強を熱心になってしまうことを知らない・・・
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竹林「撮ってないで行くよ?」
風太郎「あ、あぁ・・・」
風太郎は彼方此方と撮っており、置いてかれないように追いかけようとしたその時・・・
風太郎「痛ててて・・・」
風太郎はしゃがみ込み、腹部を抑える。
竹林「ちょっと大丈夫?!」
風太郎「急に腹痛が・・・腸の野郎・・・いい仕事をしてやがる・・・便所に行ってくるから先に行っててくれ・・・」
風太郎はそのまま、その班から抜け出すこととなった。
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風太郎はあの後、班から抜け出して近くの階段で座っていた。
そして、適当にそこら辺を撮っていると・・・
???「ちょっと?!」
風太郎「ん?」
すると、見たことのない女性が何故か風太郎を見て睨む。
女性「今、私のこと撮ってたでしょ?!」
風太郎「はぁ?何だおばさん?」
女性「?!」
おばさんと呼ばれた女性は更に風太郎を睨む。
そして、その腹いせに大きな声をあげる。
女性「と、盗撮よ盗撮!盗撮されましたー!」
風太郎「し、してねぇよ!」
そんな二人の元にやって来たのが、警察官の二人組であった。
警察官「どうされました?」
風太郎「・・・え?」
風太郎は困惑をしていると、女性はそんな彼を追い詰めるかのように警察官達に言う。
女性「私の色感に惑わされたこの子に盗撮されたの!逮捕よ逮捕!」
風太郎「してねぇよ!!」
警察官「まぁまぁ落ち着いて。」
警察官「分かりました。では、カメラの確認をしますよ。悪いけど、貸してくれるかな?」
風太郎「ん。」
風太郎は撮っていないことを事実なので、警察官に渡そうとした。
が・・・
風太郎「?!」
風太郎は思い出す。
先程、竹林に何枚か撮ってた写真が残っている。
それを見せたら・・・
警察官「ん?どうしたの?」
風太郎「あ、いや・・・えっと・・・」
風太郎は人生終わったと思っていた・・・
その時─────
???「その人は無罪だよ。」
四人「?!」
風太郎達は声をした方向に視線を移す。
そこには、ピンク色の髪をしたロングヘアーで、白いワンピースを着た少女がいた。
少女「私、見てたもん!」
これが、風太郎と彼女の出会い。
そして、風太郎にとって人生を変えた出会いでもあった・・・
風太郎「今でも・・・あの子は元気をしているかな・・・」
瑛人「本当に驚いた。あの時の修学旅行の後、急に勉強をしたいと言い出して・・・」
風太郎「まぁな。」
風太郎と瑛人は五つ子が住むアパートの前で、昔のことを話していた。
風太郎「また、会いたいな・・・」
瑛人「まぁ、会えると思うぞ。今のお前は昔とは大分違ってこれでもかと思うほど勉強熱心だからな・・・だから、会えるんじゃねぇのか?」
風太郎「まぁ、そうだな・・・」
二人はそんな感じで話していった。
風太郎は思った。
あのピンク色のロングヘアーの少女に、もう一度会いたいと・・・
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Chapter6 END
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Next Chapter
アナザー・ワールド編
Coming Soon・・・
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風太郎のメイン回でした!
他の原作キャラもできれば、こんな感じで際立ちするように頑張ります!
さて、次回からは再びオリジナル編である章、アナザー・ワールド編がスタートします!
この章でついに、酒澤紫音が活躍する章となっております!
次回からが中盤戦へと差し掛かり、色々と怒涛の展開になっていきます!
それでは、また次回。