WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
1話 正月
正月。
それは新年始まりの日である。
そして学生の冬休みの後半となっていく。
瑛人と一樹、そして風太郎とらいはの四人で初詣をしに、神社へとやって来る。
???「あ、上杉さん!らいはちゃん!それに森谷さんと朝山さん!」
そんな四人に声をかけたのは見慣れた五人であった。
風太郎「四葉!」
二乃「何でアンタ達が此処に・・・か、一樹君・・・」
三玖「エイト、あけましておめでとうございます。」
瑛人「三玖、あけましておめでとうございます。」
二人はそう新年の挨拶をし、瑛人は三玖の浴衣を見る。
三玖「ど、どうかな・・・?」
彼女は瑛人に自身の浴衣姿を見せる。
左側頭部には桜の花の髪飾りをつけて、着物は彼女のイメージカラーである青色と白の三角模様、所々には赤や桃色の花が咲いている。
瑛人(か、可愛い・・・結婚したい・・・)
瑛人は三玖の手を取りながら、衝撃的な発言を言う。
瑛人「──────結婚しよう。」
三玖「・・・・・・え?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ??!!」
一樹(流石に早いよ瑛人・・・)
瑛人の衝撃的な発言を聞いた三玖は可愛らしい声を叫ぶ。
二乃「ちょっと待ちなさい!」
そこで二乃は二人の間に割り込んで来る。
瑛人「何だ?二〇宮和也。」
二乃「誰がジャ〇ーズよ?!」
瑛人「え?だってあの人、あだ名は《ニノさん》って呼ばれてるからお前のことかと思ってた。」
二乃「《ニノ》違いよ!そしてその人男性だし、関係無いでしょうが?!それにアンタ、ニノさんやニノさんファンに怒られるわよ!!」
瑛人と二乃は相変わらずだった。
この二人は本当に犬猿の仲である。
瑛人「それに三玖──────とても似合ってるよ。」
三玖「あ、ありがとう・・・」
瑛人の褒め言葉に三玖は顔を紅くする。
しかし顔を紅くしながら笑顔である為、瑛人は本気で結婚しようかな・・・と吹っ飛んだプロポーズを言ってしまいそうだった。
一樹(あの頃より丸くなったね────瑛人。)
昔の瑛人だったら有り得ない光景であるが、一樹は彼が恋人と過ごしている時間に微笑ましく思った。
しかし一樹はこうなることも知っており、瑛人は三玖に出会うことを一樹によってのシナリオだとは気づかない。
三玖「エイトは何だったの?」
瑛人「大吉だった。三玖は?」
三玖「私も大吉。」
瑛人「俺達、大吉になって良かった。」
三玖「うん!」
二人はお互い同じいい引きになっていたようで、微笑み合う。
──────しかし、その中に一人が暗い空気になっていた。
風太郎(俺は大凶・・・俺、今年大変なことになるかもな。らいは、もしかしたらお兄ちゃん死ぬかもしれない。)
風太郎はそんな縁起でもないことを心の中で言う。
???「瑛人と一樹ではないか。」
そこで彼等の前になり現れたのは、神楽と皇であった。
瑛人・一樹「総長!」
瑛人と一樹は彼を見て驚く。
神楽「瑛人、一樹。新年あけましておめでとう。」
皇「あけましておめでとう。」
瑛人「総長、新年あけましておめでとうございます。皇、あけましておめでとう。」
一樹「総長、新年あけましておめでとうございます。皇、あけましておめでとう。」
二人は神楽と皇に丁寧に挨拶をする。
二乃(ちょっと・・・誰よこのイケメン!)
二乃は神楽を見てどストライクというべきのイケメンであった。
彼は総長にしては20代前半辺りぐらいのかなり若々しい容姿をしている。
瑛人「総長も初詣に?」
神楽「そうだ。そして、見張りでもある。」
その言葉を聞いて瑛人と一樹は顔を強張る。
神楽「─────最近、
皇「その為、私も閣下と共に来たということだ。」
一樹「成程。」
瑛人「確かに、よく周りの人物達の声がします。『見知らぬ生物がいる』と。」
見知らぬ生物─────明らかに
神楽「引き続き、お前達は彼女を守ることを頼む。」
瑛人・一樹「はっ。」
神楽は二人にそう命じる。
神楽「では、俺達はそろそろ帰るとしよう。」
皇「はっ。」
神楽と皇は神社を後にした。
一樹「僕もこの後用事あるから、後は七人で楽しんでて。」
瑛人「分かった、またな。」
一樹「うん。」
一樹もそう返事をした後に神社を後にする。
四葉「そうだ!朝山さん!上杉さん!らいはちゃん!私達の家に行きませんか?!」
瑛人「え?いいのか?」
三玖「うん、エイトなら大歓迎だよ。」
二乃「アタシは嫌だけどね。」
風太郎(もしかして、勉強するのか?!だとしたら、俺は嬉しいぞ!)
そして七人も神社を後にした。
一樹は学校にやって来た。
そして、玄関近くの階段のところへとやって来る。
???「来たのか。瑛人。」
そこでやって来たのは、瑛人の担任教師である勝也だった。
一樹「ええ、先生。」
そう言って、一樹は壁に手をかざす。
すると、謎の扉が現れる。
一樹「早速、中に入りましょう。」
中に入るとそこは、学校には似つかわしくない近未来風の研究室であった。
勝也「おい、森谷。これでいいのか?本当に。」
一樹「何がですか?」
勝也は忠告するように彼に言う。
勝也「お前のやってることは親友である瑛人への裏切りみたいなものだ。それでもいいのか?」
一樹「──────」
勝也は淋しげな感じで彼にそう言った。
一樹「そうですね。それでもいいです。瑛人やドクターの為なら。」
一樹は悲しそうにそう言う。
一樹「それと先生。今は二人だけですから本名を言ってくれても大丈夫ですよ。」
勝也「ああ、すまなかった──────
TOBECONTINUE・・・・・・
ついに、一樹の本名が明らかになりました。
一柳円の正体とは…?
今回からは第8章、フォージェリ・ファミリー編が始動します!
前回も言いましたが、此処からが前半戦の終わりへと足掛かりとなっていきます!
そして、一柳円の真意とは…?
それでは、また次回。