WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
1話 親
始業式が終わり、三学期が始まり、一月も半ば差し掛かろうとしていた明くる日のこと。
瑛人は三玖を連れて町をぶらりとデートしていた。
適当に歩き回った後の夜・・・
三玖「いい匂い・・・」
三玖は何処からかのお店の匂いを匂う。
瑛人「ちょっと買っていく?」
三玖「うん、一つ買って二人で分かれば大丈夫。」
瑛人「オッケー。」
そう言って二人は屋台の店主に、六個入りのたこ焼きを一つ注文した。
三玖「はい、エイト。」
三玖は値段の半分の金額を瑛人に渡そうとするが、
瑛人「いいよこれぐらい。俺が買うから。」
三玖「で、でも・・・」
瑛人「あのアパートに引っ越してから、お金は少しでも貯めた方がいいって。あの時に俺もその一端を担ってしまったんだから、こういうところは俺に出させてよ。」
三玖「・・・・・・わかった。ごめんね、いつも出してもらって。」
瑛人「気にしなくていいよ。その分三玖とこうして過ごせるだけで、充分お返しになってるから。」
三玖は申し訳無さと瑛人の優しさに嬉しい気持ちがあった。
その光景を見た店主は、瑛人の優しさに感動をし、ご褒美としてたこ焼きを追加をしたのであった。
瑛人と三玖はその店を後にし、帰路へつこうとする。
瑛人「・・・ん?」
瑛人はそこで何かに気づき、足を止める。
三玖「ん?どうしたの?」
瑛人「ねぇ、三玖。」
瑛人はとある店に指を指しながら言う。
瑛人「彼処にいるの、五月じゃない?」
三玖「え?」
瑛人が指を指した先に三玖は見る。
その店の中には五月と見慣れない男性の姿があった。
その男性に三玖は気づく。
三玖「あれって─────お父さん?」
瑛人「え?ということは、あの人がマルオさん?」
三玖「うん。」
見た感じ、少し不穏な感じがしたのでこっそりとその店の中に入る。
中に入ると見慣れた青年が一人と少女が二人がいた。
四葉「あ、朝山さん。」
二乃「朝山・・・」
風太郎「お前等・・・何で此処に?」
瑛人「お前等こそ、こんな所で何をしているんだ?」
何故か五月とマルオとは視線逆方向に向いて飲んでいる三人に、二人は疑問に思った。
マルオ「すみません。サンドウィッチを全種ください。」
店員「はい。かしこまりました。」
マルオは店員に注文をした。
五月「あ、ああ!お気遣いなく!」
マルオの注文に五月は慌てるが、
マルオ「いらないのかい?」
五月「・・・・・・」
問いだされた為、結局いただきます・・・と受けることになった。
マルオ「いい子だ。五月君は物わかりがいい。賢さというのはそういうとこを察すのだ。」
五月「・・・・・・」
マルオは五月の行動に称賛をした。
しかし、五月は複雑な表情をしていた。
一体、二人は何の話しをするのだろうか・・・?
TO BE CONTINUE・・・・・・