WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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3話 四葉の決意

 

 

 

 

四葉「─────やれます。」

 

マルオ「?」

 

五月「?!」

 

 

 

そこで、二人の間に四葉が割り込んできた。

 

 

 

四葉「私達と上杉さんなら─────やれます。」

 

 

 

どこから現れたのか、いつから聞いていたのか、五月と《マルオ》のそばには、姉妹の中でも特に《感情》の化身にような存在である四葉が立っていた。

 

 

 

五月「四葉・・・」

 

四葉「七人で成し遂げたいんです。だから信じてください─────もう同じ失敗は繰り返しません。」

 

 

 

四葉は覚悟をしていた。

彼女の瞳には決意の瞳だった。

 

 

 

マルオ「──────では失敗したら?」

 

 

 

まさかの横槍にも動じず、《マルオ》は冷静に四葉に返す。

 

 

 

マルオ「東京に僕の知人が理事を務める高校がある。」

 

四葉・五月「?」

 

 

 

マルオは静かに言う。

 

 

 

マルオ「あまり大きな声で言えないが、無条件で三年からの転入ができるように話をつけているんだ。」

 

四葉「え・・・」

 

 

 

マルオの発言に四葉は同様する。

 

 

 

マルオ「もし次の試験で落ちたらその学校に転校する。プロの家庭教師と2人体制なら、そのリスクは限りなく小さくなると保証しよう。それでもやりたいようにやるのなら、後は自己責任だ。わかってくれるね?」

 

四葉「・・・・・・」

 

 

 

マルオの出した条件に、四葉は黙り込んでしまう。

一度、彼女は過去に自分のせいで《とあること》をしでかしたことがあったからである。

そのせいで姉妹達に迷惑をかけてしまった。

今回も自分のせいで、また姉妹に迷惑をかけてしまうんじゃないかと・・・

と、ここで、

 

 

 

五月「─────わかりました。」

 

四葉「!」

 

 

 

五月が口を開いた。

どうやら、こたえをきめたようだ。

 

 

 

マルオ「─────では、こちらで話を進めておこう。五月君なら分かると思っていたよ。」

 

五月「いいえ。」

 

 

 

マルオは五月が三人体制に同意したのだと思ったのか、それで話を進めようとしたが、五月が止めた。

 

 

 

五月「もしだめなら、転校という条件で構いません。素直で、物分かりが良くて、賢い子じゃなく

て─────すみません。」

 

マルオ「─────そうかい。」

 

 

 

自虐なのか、呆れなのか、それ以外なのか・・・笑顔を浮かべながら謝る五月を見て、マルオは立ち上がる。

 

 

 

マルオ「どうやら子供のわがままを聞くのが親の仕事らしい。そして子供のわがままを叱るのも親の仕事─────次はないよ。」

 

 

 

最後の通告をして、マルオはその場から立ち去ろうとする。

 

 

 

四葉「────《前の時》とは────違うから

 

 

 

彼の背中を見ながら四葉は、強めにそう言った。

マルオはそれを、

 

 

 

マルオ「─────期待しているよ。」

 

 

 

マルオは振り向きもせず、その店を後にした。

そのタイミングで風太郎や瑛人達が二人の元に来る。

 

 

 

風太郎「行ったか。」

 

四葉「うわっ!」

 

五月「見てたのですか・・・」

 

瑛人「想像通り手強そうだな。」

 

 

 

その後四人は、転校のことを話していた。

 

 

 

瑛人「かなりの重大責任だな・・・」

 

五月「我が家の事情で、振り回してしまって申し訳ありません。」

 

 

 

五月は風太郎に謝るが、彼はそのまま返さずに言い続ける。

 

 

 

風太郎「─────だが、どうでもいい。」

 

五月「?」

 

風太郎「お前らの事情も、家の事情も、前の学校も、転校の条件も、どうでもいいね─────俺はやりたいようにやる!お前たちを進級させる!この手で、全員揃って笑顔で卒業!─────それだけしか眼中にねぇ!

 

 

 

決意を新たにする風太郎に、三人は笑顔を見せた。二乃も、風太郎がおかしくなったのか、一時ではあるが、少し口角を上げて久しぶりに笑顔を見せる。

 

 

 

五月「ふふふ、頼もしいですね。」

 

瑛人「やれやれ。」

 

風太郎「期末試験まで、絶対にやり切るぞ!」

 

 

 

風太郎は期末試験までに、そう意気込んでいた。

期末試験までもうすぐ─────

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 

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