WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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11話 温泉旅行の始まり

 

 

 

 

瑛人はマルオから「僕と僕の娘たちと一緒に家族旅行行かないかい?」と聞かれ、マルオの提案を受け入れた。

そして瑛人は今、三玖達と一緒に温泉旅行であるスポットへとやって来た。

 

 

 

瑛人「まさか三玖達と一緒に温泉旅行に行くなんてな・・・」

 

三玖「驚きだよね。」

 

 

 

瑛人はそう言って谷である為、向こうにある山に向かって叫ぶ。

 

 

 

瑛人・???「やっほー!!!─────え?」

 

ヤッホー・・・ヤッホー・・・

 

ヤッホー・・・ヤッホー・・・

 

 

 

瑛人は隣にいる人物の方へと見る。

そこには、見慣れた青年がいた。

 

 

 

風太郎「え、瑛人?!」

 

瑛人「ふ、風太郎?!」

 

風太郎・瑛人「何で?!」

 

一花「あ、フータロー君!」

 

二乃「こんなところにまでなんでいんのよ・・・」

 

三玖「フータローも当たったんだ・・・」

 

 

 

二人は困惑をしており、五つ子も驚いていた。

更に─────

 

 

 

???「お、瑛人じゃないか。」

 

 

 

そこにはいたのは、瑛人の見慣れた男性だった。

 

 

 

瑛人「あ、顔面デストロイヤー先生。」

 

勝也「赤石だ!!!」

 

 

 

瑛人は相変わらず会って早々、勝也を弄っていた。

 

 

 

勇也「お!マルオ!久しぶりじゃねぇか!」

 

マルオ「名前で呼ぶな、上杉。それに、十二月で会っただろう。」

 

勇也「そうだな!ガッハッハ!」

 

 

 

風太郎とらいはの父・勇也と五つ子の父・マルオがそう会話をしていた。

 

 

 

風太郎(親父とどういう関係なんだ・・・?)

 

二乃(あ、彼奴のパパってワイルドでイケメンじゃない・・・確かに似てるわ・・・)

 

 

 

瑛人と三玖は二人の関係を知っているが、それ以外の風太郎達は分かっていなかった。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

そんなこんなで瑛人達は、近くにある鐘のところへとやって来た。

 

 

 

五月「この島随一の観光スポット、《誓いの鐘》です。この鐘を二人で鳴らすと、その男女は永遠に結ばれるという伝説が残されているのです。」

 

 

 

五月がその話を瑛人達に話した。

しかし、その話は何処かで聞いたことのあるような話であった。

 

 

 

瑛人「林間学校の時と同じじゃねぇか・・・それに鐘一つで結ばれるなんて、そんなオカルトじみた話なんてな・・・」

 

三玖「うん、そうだね。現実はそんなに甘くない。」

 

 

 

展望台にあった鐘にまつわる伝説を説明する五月に、弱い口調で返す風太郎と、真っ向から愚痴る瑛人に、それに同意する三玖だが、二人はそのまま鐘の下へと歩き出して、ロープを掴んで・・・

 

 

 

ゴーン・・・ゴーン・・・

 

 

 

何故か鐘を鳴らした。

 

 

 

勝也・二乃「ちょっと待てぇ!!」

 

瑛人・三玖「え?」

 

 

 

勝也と二乃のツッコミに瑛人と三玖が惚けたように、此方に振り向いた。

 

 

 

勝也「瑛人!お前あれ程言っといてやったのか?!」

 

二乃「三玖!アンタもよ!同意しといて鳴らしたの?!」

 

瑛人「いや〜そこに鐘があるもんで〜。」

 

勝也「理由にならんわ!」

 

三玖「そこに鐘があったから。」

 

二乃「《そこに山があったから》みたいに言うな!」

 

 

 

あっさりと二人が鐘を鳴らしたことに、勝也と二乃はツッコミを続ける。

 

 

 

マルオ「さて─────昼食にしようか。全員準備を始めてくれ。ただし、足元には気をつけよう。この辺りは滑りやすいからね。」

 

風太郎「・・・・・・」

 

 

 

風太郎はマルオに自分の方へと一切向いてくれていないことに分かった。

彼の対応に風太郎は困惑をしていた。

 

 

 

風太郎(くっ・・・休み明けに家庭教師を再開するまで、一旦距離を置けると思ったのに・・・何故こいつらが全員揃ってこの島にいるんだ・・・しかも瑛人まで来るなんて・・・つーかいつの間に父親と和解したんだ?進級を果たしたから受け入れたのか?いや、それならそれでいいんだが・・・)

 

 

 

不安が風太郎の脳内を支配する。

と、その視界に一花が入ってきたので、彼は思わず助けを求めた。

 

 

 

風太郎「一花、説明して欲しいんだが・・・」

 

一花「!・・・あはは・・・ごめん、忙しいから後でね・・・」

 

風太郎「・・・・・・」

 

 

 

断られてしまう。

マルオのことを警戒して、あえて風太郎と距離をとっているのだろうか・・・

 

 

 

風太郎「・・・よつ─────」

 

四葉「う〜緊張してきた・・・うまくできるかな・・・」

 

 

 

と、次は四葉の方を見たが、こちらのことなんか蚊帳の外みたいだ。

次は・・・

 

 

 

二乃「どうしたのよ?」

 

風太郎「!」

 

 

二乃に呼ばれたことで、変な反応を見せる風太郎。

そんな風太郎はお構い無しに、二乃は風太郎に身を寄せて話を続ける。

 

 

 

二乃「言いたいことがあるならハッキリ言いなさい。フータロー。」

 

三玖「二乃、呼び方変えたんだ。」

 

瑛人「なんかやだだなぁ・・・」

 

 

 

二乃の呼び方に瑛人は若干、引いていた。

 

 

 

二乃「あんたの好みは聞いてないわよ!とにかく、もう私たちも出会って半年が過ぎたんだから、そろそろ距離を詰めてみるのよ。」

 

瑛人「へー・・・」

 

二乃「あ、そうだわ!あだ名とかどうかしら?あんたらなんか考えなさい。」

 

三玖「フータローのあだ名・・・」

 

瑛人「安定とって《ドンキーコング》か《クッパ》いいだろ。」

 

風太郎「どこが安定なのか教えていただきたい!」

 

瑛人「じゃあ《デデデ大王》は?」

 

風太郎「何で俺はあのデカペンギンなんだよ?!」

 

瑛人「じゃあ《エッグマン》は?」

 

風太郎「お前ふざけてるよな?完全にふざけてるよな?お前が言ってるの全員大きいキャラクターばっかりじゃねぇか!」

 

 

 

それから瑛人が、あーでもないこーでもないと考えた末に導きだしたあだ名は・・・

 

 

 

瑛人「フー君。」

 

二乃「へー。いいじゃない♪」

 

風太郎「思ってたよりまともだった。」

 

こうして風太郎のあだ名は《フー君》に決定した。

三玖は・・・瑛人の横が定位置なので、残ったのは・・・

ジーー・・・と、ちょうど目が合う。

 

 

 

風太郎「・・・いつ─────」

 

マルオ「五月君。」

 

 

 

が、その前にマルオが五月に声をかけた。

 

 

 

マルオ「何をしてるんだい?江端から弁当を受け取ってくれ。」

 

風太郎「・・・あ、あの・・・先日は・・・」

 

マルオ「さあ、準備を始めよう。久々に全員が揃ったからね─────家族水入らずの時間だ。」

 

 

 

最後の方をマルオは、風太郎の方に振り向きながら言った。つまりこう言いたいのだろう。

─────《娘に近づくな》と・・・

すると五月が紙に書き、それを遠くから風太郎に見せる。

 

 

 

『上杉くん。後でお話があります』

 

 

 

五月の紙にはそう書かれており、何だ?と思った風太郎。

一体、何なんだろうか・・・

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






ここ最近シリアスな展開が多かったので、ひたすらギャグをしまくります!
それでは、また次回。

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