WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
出撃決行の日。
とうとう四月に入り、春になっていた。
空気は三月の後半から段々と暖かくなってきていた。
瑛人「─────全員、いるな?」
瑛人は全員いるかどうか、確かめていた。
メンバーは源一郎や紫音、一花と二乃に三玖、そしてアーニャ探偵社の三人。
メンバーを確認した瑛人は全員で、乗り込むことにした。
瑛人「源一郎さん。場所は分かりますね?」
源一郎「ああ─────この細道の先にあるようだ。」
源一郎は指を指した。
その先には、細い通路があった。
瑛人「よし、行─────」
???「俺達もついていこう」
瑛人達「?!!」
そこで、声がした方向に視線を移す。
するとそこには、神楽と皇、更にセルディクやデールに円がいた。
瑛人「総長!何故此処に・・・?!」
皇「閣下は最近、
瑛人「そ、そうなのか・・・」
瑛人は安心感があった。
何故なら、この人達と一緒ならいける気がしたからだった。
神楽「さぁ、行くとしよう。」
瑛人達「はい!」
源一郎「ああ。」
三玖達「うん!」
瑛人達はその細い通路へと歩いて行った。
住宅街の細い路地に入っていくと、突然、開けた広場のような場所に出る。
その正面に、例の教会がぽつんと鎮座していた。
建物は、すぐにそれと特定できた。
陰鬱なエネルギーを放っていたからだ。
そのエネルギーが人を無意識に遠ざけるのか、教会の周囲に人影はなく、昼間だというのに、その空間だけは無音に等しかった。
瑛人「此処が・・・一護の根城・・・!」
ギイイイイイイイ・・・と不快なきしみを上げて、正面玄関の大きな蝶番の木戸が開いた。
誰もいないのに、ひとりでに開いたのだ。
まるで、こちらが乗り込んで来るのを待ち構えていたかのように。
三玖「これは・・・入っていいってことだよね?」
源一郎「どのみち、この道しかない。」
神楽「行くとしようか。」
瑛人「はい。行くぞ─────必ず、この戦いを制するんだ!」
一護「─────どうやら乗り込んで来たようですね。」
窓辺に立ち、外を見下ろす一護の眼鏡のレンズがギラリと輝いた。
天井から吊り下がるシャンデリアに明かりはなく、照明としての役目を果たしていない。
窓の外の光だけが照らし出す、薄暗い室内にーーーーひざまずく一つの影があった。
一護「行きましょうか─────ジャック。」
ジャック「そうですね、一護さん。《彼奴等》も来たみたいだし─────楽しくなりそうだ。」
TO BE CONTINUE・・・・・・