WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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8話 迷路(クロスロード)

 

 

 

 

正面玄関をくぐると、当然ながら中は礼拝堂だった。

レッドカーペットの敷かれたヴァージンロードの左右に、規則正しく配列された長椅子─────その奥にそびえる祭壇。

だが、十字架のようすが異常だった。

 

 

 

神楽「逆さ十字・・・悪魔の象徴、か。」

 

瑛人「何処かに隠し通路があるはず、探そう。」

 

 

 

─────その時だった。

 

 

 

バッ!

 

瑛人「─────え?」

 

三玖「え?」

 

円「?!」

 

 

 

一瞬の出来事だった。

パッ!と目の前の景色が一変した。

数コンマの瞬間に、十字架が、祭壇が、長椅子

が─────何もかもが消えた。

室内の光景が、まるでテレビのチャンネルが切り替わるように、一瞬にして変わったのだ。

 

 

 

三玖「此処は・・・何処・・・?!」

 

 

 

周囲の音が消えた。

入口も消えた。

立ち尽くす瑛人達の前に伸びているのは─────暗闇に向かって延々と続く、迷宮のように長い廊下だった。

 

 

 

瑛人「何だこれ・・・さっきまで礼拝堂にいたのに!どこかに転送されたのか?!」

 

三玖「それよりも大変だよエイト!─────皆がいない!」

 

瑛人「何だって?!」

 

 

 

背後に振り返る。

神楽達がいるはずの背後には─────誰もいない。

前方と同じように、長い廊下が何処までも伸びているだけだった。

その場にいるのは、瑛人と三玖、そして円の三人だけだ。

 

 

 

円「早速、敵の術中にハメられたみたい・・・分断された!」

 

三玖「ど、どうすれば!」

 

円「心を乱しては駄目だ!」

 

瑛人「一樹の言う通りだ・・・此処は冷静に行こう。恐らく奴等は、俺達がパニクっているのを狙っているんだ!」

 

三玖「わ、分かった・・・」

 

 

 

円と瑛人に言われた通り、三玖はできるだけ冷静にした。

そして三人は、そのまま奥の方へと歩いて行った。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

セルディク「何だ此処?」

 

皇「罠か?」

 

 

 

セルディクと皇、一花、更にアーニャ探偵社三人と同じところにいた。

彼等のところには、ギャラリーが沢山ある廊下だった。

 

 

 

一花「ど、何処なの・・・?」

 

冬馬「どうやら罠にハマってしまったようだ。」

 

彰人「だね。」

 

七瀬「奥に行こう。」

 

一花「れ、冷静だね・・・」

 

 

 

六人はそう緊張感を持ちながら、冷静に長い廊下を歩いていく。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

デールと神楽、二乃や紫音に源一郎ではダンスホールのような場所にいた。

 

 

 

神楽「どうやら飛ばされたようだな・・・」

 

二乃「ど、どうすればいいのよ?!」

 

源一郎「ひとまず、この場所から抜け出せないといけない。」

 

紫音「そうですね。」

 

デール「警戒をお願いいたします。」

 

神楽「勿論だ。行くぞ。」

 

 

 

五人は警戒をしながら、そのダンスホールの抜け道を探す。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

一護「迷ってますね。」

 

 

 

一護は不気味な笑みをしながら、静謐な闇に包まれた応接室にいた。

 

 

 

一護「そして─────三玖という女を捕獲しなければ。」

 

 

 

その言葉は誰に向けられたものでもなく。

室内の空間を包み込む、静かな暗闇に溶けていく。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 

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