WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
瑛人「それぇ!」
俺は遊び方が分らないから、単純にそこら辺に投げていた。
ドクター「こらこら。手で投げるより、魔法で動かしてごらん?」
魔法?
俺はその時、初めて聞く単語だった。
すると、ドクターは説明をし始めていた。
ドクター「魔法とは、体内から発する力のことだよ。ほら、目と体からぐっ・・・と力を入れてごらん。そしたらボールを浮かばせることができるよ。」
ドクターは優しく、俺にそう教えていた。
そして俺は、やってみることにした。
できるかな?
瑛人「ぐぬぬぬぬぬ・・・」
俺は頑張って、体内から力を発揮する。
そしたら、徐々にボールが動き始めた。
瑛人「ぬぬぬぬぬぬ・・・」
─────そして、ボールが無事、浮かばせることができたのであった。
瑛人「こう・・・?」
俺はドクターに聞いた。
すると、ドクターは優しい笑顔で褒めていた。
ドクター「上手、上手だよ。幼いながらも上手くできて良かったよ。」
俺はふぅ・・・とボールを魔法でゆっくりと床へと置いた。
何か魔法を使うって疲れるなぁ・・・この時の俺はそう思っていた。
ドクター「流石だね。その体から魔法を発揮し、ボールに念を送っている─────君は最強のマギア・ヒューマノイドだよ。」
瑛人「まぎあひゅーまのいど?」
またもや初めて聞く言葉に俺はドクターに聞き返した。
ドクター「マギア・ヒューマノイドとは、簡単に言えば、人の姿をしたロボットだよ─────君は、僕に作られたロボット。だけど安心して。君は感情表現を持つように設定しているから、笑ったり、泣いたり、楽しんだり、怒ったりと感情があるから。普通の人とはほぼ、変わらない設定だよ。」
難しい言葉だけど、俺は大体、ドクターの言っていることに分かった。
ドクター「それと─────これから少しの間、君と僕は─────今使った魔法やその他の魔法の力の特訓をするんだ。」
それから暫くして、10月に入った。
俺とドクターは廊下にあったベンチに座って、ゆっくりと過ごしていた。
瑛人「ねぇねぇ、ドクター。」
ドクター「ん?どうしたんだい?」
俺はドクターが今、《口に咥えている物》に気になっていた。
瑛人「それ、何咥えているの?」
ドクターは《口に咥えていた物》を取り出した。
ドクター「これかい?これは飴ちゃんだよ。」
瑛人「飴ちゃん?」
ドクター「そう、お菓子だね。」
ドクターは天井に見つめながら、俺に話した。
一体、何だろう?
TO BE CONTINUE・・・・・・
思った以上に過去編が長くなりそう…
そしてこの過去編でようやく、ドクターの本名が明らかになります。
それでは、また次回。