WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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16話 白い藤の花言葉➁

 

 

 

 

瑛人「それぇ!」

 

 

 

俺は遊び方が分らないから、単純にそこら辺に投げていた。

 

 

 

ドクター「こらこら。手で投げるより、魔法で動かしてごらん?」

 

 

 

魔法?

俺はその時、初めて聞く単語だった。

すると、ドクターは説明をし始めていた。

 

 

 

ドクター「魔法とは、体内から発する力のことだよ。ほら、目と体からぐっ・・・と力を入れてごらん。そしたらボールを浮かばせることができるよ。」

 

 

 

ドクターは優しく、俺にそう教えていた。

そして俺は、やってみることにした。

できるかな?

 

 

 

瑛人「ぐぬぬぬぬぬ・・・」

 

 

 

俺は頑張って、体内から力を発揮する。

そしたら、徐々にボールが動き始めた。

 

 

 

瑛人「ぬぬぬぬぬぬ・・・」

 

 

 

─────そして、ボールが無事、浮かばせることができたのであった。

 

 

 

瑛人「こう・・・?」

 

 

 

俺はドクターに聞いた。

すると、ドクターは優しい笑顔で褒めていた。

 

 

 

ドクター「上手、上手だよ。幼いながらも上手くできて良かったよ。」

 

 

 

俺はふぅ・・・とボールを魔法でゆっくりと床へと置いた。

何か魔法を使うって疲れるなぁ・・・この時の俺はそう思っていた。

 

 

 

ドクター「流石だね。その体から魔法を発揮し、ボールに念を送っている─────君は最強のマギア・ヒューマノイドだよ。」

 

瑛人「まぎあひゅーまのいど?」

 

 

 

またもや初めて聞く言葉に俺はドクターに聞き返した。

 

 

 

ドクター「マギア・ヒューマノイドとは、簡単に言えば、人の姿をしたロボットだよ─────君は、僕に作られたロボット。だけど安心して。君は感情表現を持つように設定しているから、笑ったり、泣いたり、楽しんだり、怒ったりと感情があるから。普通の人とはほぼ、変わらない設定だよ。」

 

 

 

難しい言葉だけど、俺は大体、ドクターの言っていることに分かった。

 

 

 

ドクター「それと─────これから少しの間、君と僕は─────今使った魔法やその他の魔法の力の特訓をするんだ。」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

それから暫くして、10月に入った。

俺とドクターは廊下にあったベンチに座って、ゆっくりと過ごしていた。

 

 

 

瑛人「ねぇねぇ、ドクター。」

 

ドクター「ん?どうしたんだい?」

 

 

 

俺はドクターが今、《口に咥えている物》に気になっていた。

 

 

 

瑛人「それ、何咥えているの?」

 

 

 

ドクターは《口に咥えていた物》を取り出した。

 

 

 

ドクター「これかい?これは飴ちゃんだよ。」

 

瑛人「飴ちゃん?」

 

ドクター「そう、お菓子だね。」

 

 

 

ドクターは天井に見つめながら、俺に話した。

一体、何だろう?

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






思った以上に過去編が長くなりそう…
そしてこの過去編でようやく、ドクターの本名が明らかになります。
それでは、また次回。

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