WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
瑛人【リオナ・クリューソス─────愛する人を守るために、そして、一樹を必ず助かる!絶対に諦めない!!!】
金髪をした青年。
だが、そこにいるのはまぎれもない瑛人である。
その光景に一護も三玖も目に疑っていた。
そして、瑛人は一歩足を踏み出す。
ビュオォォォォォォ!!!
瑛人が一歩足を踏み出しただけで、瑛人からのとんでもないエネルギーを感じた一護。
これはまずい・・・そう感じていた。
瑛人「行くぞ!」
すると、迷いなく必殺技を出す瑛人。
彼からとてつもないエネルギーのオーラが出てくる。
彼の中では、何故かいける気がしたのだ。
瑛人「黄金の─────
金色の火炎に纏った剣で
メラン【ギャアァァァァァァ!!!】
倒された
そして、溶けたその真ん中で円が横たわっていた。
神楽「瑛人!」
皇「大丈夫か?!」
そこで神楽達がやってきて、すかさず一花と二乃が駆け寄り、円を助け起こす。
彼は力なく目を閉じたまま、微動だにしない。
しかし、胸は呼吸でたしかに上下を繰り返していた。
一花がおそるおそる口元に手を近づけると─────その手のひらに、わずかに空気が触れるのがわかった。
一花「息してるよ!」
二乃「一樹君・・・!」
一護「そんな・・・馬鹿な?!」
一護は山羊のように長く伸びた顔をぶるぶると左右に震わせ、甲高い震え声でまくし立てた。
一護「私の理論が狂った・・?! 不可逆であるはずの
予想だにしない事態に狼狽する一護には、大きな心の隙が生まれていた。
そのことに自ら気づき、我に返ったが─────瑛人はその隙を確実にとらえていた。
瑛人「余所見をするなッ!!!」
一護「?!(しまった・・・!)」
後悔するも間もなく─────
瑛人「黄金の─────
ザシュゥゥゥゥゥゥ!!!
一護「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
無様にも地に放り出された一護に、瑛人は軽蔑をこめた口調で言い放った。
瑛人「お前のくだらない理論なんて・・・誰も理解しない!お前のやってること、1ミリも同情なんてするか!!!」
あまりの衝撃に、満足に動かすこともままならない身体を引きずりながら、一護は苦悶のうめきを上げた。
一護「ぐううっ・・・こんなもので済むと思うな・・・朝山瑛人ぉぉぉ!!!」
激痛に悶えながら放たれた怒声に、瑛人達は身を強張らせる。
一護「私の作品をぶち壊しにしていい気になっているつもりだろうが・・・貴様は己の手に入れた力の意味を理解していないッ!!」
瑛人「─────何?」
一護「中野三玖・・・必ずその女を手に入れる!!そして、その女を連れ去られたら、そのバカ面も見られなくなり、絶望になるだろう!!その女を連れ去られたら最後─────世界は闇に包まれる!!」
普段の慇懃な態度からは想像もつかない、冷静さを失い、激情をあらわにした口調で、一護は口汚くまくし立てる。
瑛人達は一護に言っていることを、
一護「貴様ら一つ教えてやろう─────我々が何の計画をしているかを!!」
瑛人「!!!」
予想だにしない展開に、その場にいた一同は目をむく。
一護は痛々しく血の滲む胸を押さえながら、残った力をふりしぼるように叫んだ。
一護「よく聞くがいい・・・これは狂言やハッタリではないぞッ!!」
一護は次に言った─────
一護「我々の計画は─────セレーネ様が地球に接近しており、終焉の準備をしているのだッ!!!」
神楽「セレーネ・・・だと?!」
皇「?!」
瑛人「セレーネ・・・!」
五つ子とアーニャ探偵社を除く、
三玖「せ、セレーネ・・・?」
瑛人「セレーネって・・・あの《終焉の月》と呼ばれた破壊神・・・!」
一護は言った。
一護「《セレーネ・トワイライト》・・・我々はそのお方と共に、この世界を終焉に向かわせる!!」
瑛人達が言葉を失い、混乱するようすを見て、一護は形だけでも勝ち誇ったような表情を作り、
一護「混乱しているがいい・・・私が生きている限り、
瑛人「まずい・・・!」
三玖「逃げられた・・・!」
一護はその不吉な捨て台詞は暗闇に溶け、やがて霧のように消え去った───────
TO BE CONTINUE・・・・・・
次回ぐらいで第10章も終。
重々しかったこの章とついに終わります。
此処でネタバレになりますが、事前予告となります。
次章からは原作を知っている方いると思いますが、いよいよ五等分の花嫁の後半の話となる、三年生編という新章が始まります。
その同時に、何故このようにドクターが生まれたのか?セレーネが地球に接近するとは何なのか?セレーネとはどんな神なのか?そして、セレーネと中野三玖の関係とは何なのか?という話に関わってくる新展開があります。
どんな展開なのか、お楽しみください。
それでは、また次回。