呪われた魔導師   作:カゲセンヨ

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第二話

Side なのは

 

気になる子がいるの。

 

子っていうと失礼になるのかな?

 

ちょっと前まで私は普通の女の子で,普通の小学3年生だったの。

 

でもある日,どこからか助けを呼ぶ声が聞こえて…

 

私は普通じゃない世界に一歩踏み出したんだ。

 

魔導士、ユーノくん、レイジングハート、ジュエルシード…

 

大変だけど,私にもできることがあるならって協力することにしたの。

 

それで,ジュエルシードを巡って,違う魔導士のフェイトちゃんと敵対することになっちゃって

 

お互いがお互いに事情があって,話し合おうとしても難しかったの。

 

私とフェイトちゃんがジュエルシードを取り合ってた時に,ジェルシードが暴走してしまったの。

 

次元振動が起きて私もフェイトちゃんたちも絶体絶命の時に一人の男の子が助けてくれたの。

 

すごく大きな光る壁を造って私たちを守ってくれた。

 

その守ってくれる姿がとても頼りになって格好良くて…。

 

 

「だ、大丈夫だったかな?僕はルルって言うんだ…」

 

 

助けてくれたのに,何故か自信がなさそうで,でもいい人ってことはすぐ分かって

 

 

「私は大丈夫なの。えっとありがとうございます。」

 

っていって握手したの。

 

 

「ルルくんは魔導師なの?」

 

 

「あの……私も…ありがとうございます。」

 

 

我に返ったフェイトちゃんが御礼を言っていた。

 

 

「まだ僕のこと話すわけにはいかないんだ。ごめんね。」

 

 

そういって空を見るルル君。

 

 

「フェイトー」「なのはー」

 

 

私たちのところへ降りてくるアルフさんとユーノ君。

 

 

「それじゃあ、またね」

 

 

「えっ?う、うん。あ,あの私なのは!高町なのはっていうの!!覚えててー!」

 

 

すれ違うようにルル君は飛んで行った。

 

 

「うわ~はや~い!!」

 

 

私は”またね”といわれてまた会えると思っていたが,それはずいぶん先のことだった。

 

 

Side End

 

 

 

 

Side はやて

 

 

気になる子がおる。

 

気になるゆーても恋愛とかそんなんじゃないんやで。

 

まぁ顔は…かっこいいほうの部類に入ると思うねんけど…。

 

あれはクリスマスの1週間くらい前やな。

 

闇の書の影響で麻痺が足から全身に広がりつつあった私の元に来て

 

 

「突然すいません。僕はルルといいます。あなたの痛みを和らげれると思うのですが,

 少しだけ僕に時間をくれませんか?」

 

 

人のこと助けるっちゅーてるのに、なんや自信なさそうに。今思い出しても笑けてくるわ。

 

でもまぁ急に来たもんやから,シグナム達は不信がってたなぁ。

 

 

「お前、何者だ」

 

 

「てめぇ、なにいってやがんだ」

 

 

シグナムもヴィータもけんか腰で参ったわ。

 

 

「信じてください。僕は彼女を助けたい。」

 

 

彼は皆の目をまっすぐ見て言った。

 

 

「ええよ。 てゆーか,ええのかな?治療費とかかからへんの?」

 

 

「主はやて!!」

 

 

「おい!はやて!あぶないかもしれねーぞ!」

 

 

「ええよ,変なことしたら皆が止めてくれたらええやん?

 ウチはこの子信用できると思うんやけど…。」

 

 

「しかしっ!」

 

 

「で、でもよー」

 

 

「ええからええから、ものは試しや。

 まあ元々そんなに苦しくはないんやけど」

 

 

「(主はやて…我々の前でもやはりウソを…)」

 

 

「お前!変なことしたら承知しねーからな!」

 

 

「はい」

 

 

この後は私には何やったかは分からへん。

 

なんか私の足のほうに手をかざして、気ぃ付いたらなんか体が楽になっとった。

 

私よりみんなの方が驚いとったなぁ。

 

 

「よう分からんけど、すっごい楽になったわ」

 ルル君、ありがとう」

 

 

「…ルルとやら…感謝する」

 

 

「おめぇやるじゃねーか!その……ありがとよ」

 

 

「いいえ,完全には治りませんが少しでも良くなってよかったです。それではまた。」

 

 

「あ!ルル君!……いってもーたか,ちゃんとお礼したかったんやけど

 でも”また”ゆーとったし、また会えるんかな?」

 

 

Side Out

 

 

 

 

 

 

 

 

10年後

 

 

 

 

「…また余計なお世話だったみたいだね」

 

『そうですね御主人様,でも御主人様がいいと思ったことをやってくしかないですし,

 今日もやり遂げていたと思いますよ。よく頑張りましたね御主人様』

 

「ありがとう。ユダ」

 ……ん?これは魔力反応?」

 

『そうみたいですね。これはおそらく,管理局によるガジェットの討伐でしょう』

 

「一応,見に行ったほうがいいだろうな」

 

『そうですね。行ってみましょう』

 

…………………………………………………

……………………………………………

………………………………………

…………………………………

……………………………

 

「ティア!まずいよ!押されてる!」

 

「分かってるわよ!」

 

 

【いま隊長さん達が向かってます~もう少しだけ時間を稼いでくださいです】

 

 

「(私の指揮か射撃で一体でも敵の数を減らさないと…皆にどんどん差をつけられちゃう!)」

 

 

「スバル!あれやるわよ!」

 

 

「えぇ!でも,あれはまだ練習中で…」

 

 

「いいから!このままじゃ押されっぱなしよ!」

 

 

「わ、分かった!」

 

 

「エリオは一旦下がって!キャロは支援に集中!」

 

 

「は、はい!」

 

 

「分かりました!」

 

 

そうして,エリオが下がった途端,側面からも敵が現れる。

 

 

「えっ!?」

 

 

「うわぁ!!」

 

 

「くっ!エリオはそっちからの敵を近づけさせないようにして!」

 

 

「は、はい!」

 

 

「スバルは私たちに合わせて後退!」

 

 

「わ、分かった!」

 

 

横から現れてきたガジェットはかなりの数だ。

今まで見たこともないタイプも複数いて,自分らだけでどころか,隊長がいても苦戦しそうな相手である。

 

 

「(ど、どうしよう…私のせいだ…私が周りを見てなかったから…)」

 

 

4人は敵に囲まれつつあった。

 

 

 

 

 

 

Side ルル

 

 

 

「あの4人を助けるよ!」

 

 

『分かりました。御主人様』

 

 

僕のバリアはAMFの影響が小さい。

デバイスを直接持っていなくても発動できるし,自分の魔力以上の魔力放出を防いだこともある。

その時は魔力以外のものが使われてる感じなんだけど,同じことできる人を聞いたこともない。

だからレアスキルに近いもので,それが影響してるんでないかと思っている。

でないと,僕の魔力じゃAMFの影響で魔法は使えなくなるはずのなのだ。

 

高速移動で4人の前に立つルル。

 

 

 

「君たちは下がるんだ!!」

 

 

 

「えっ!?」

 

「だ、誰!?」

 

 

 

「いいから下がってくれ。なんとかするから!」

 

 

 

「そ、そんなわけにはいかない!

 管理局員としてこの場を守らないと!」

 

 

 

「…分かった!でもその場から動かないで」

 

 

 

バリアで4人それぞれを囲む。

僕の魔法がAMFの影響を受けにくいといっても影響を受けないわけじゃない。

4人へのバリアもAMFの影響を受けてしまうため,かなりの魔力を使用している。

この状態でガジェットを討伐するには,残りの魔力のほとんどを攻撃に使わないと難しいだろう。

 

 

 

「それでも…なんとかする!!」

 

 

 

『はい。がんばりましょう。御主人様』

 

…………………………………………………

……………………………………………

………………………………………

…………………………………

……………………………

 

「な、なんなのあの人…」

 

 

「すごい…」

 

 

バリアに囲まれているため,中からは援護すらできない4人は,ルルの戦いを眺めていた。

 

決して手の届かない動きではない。純粋な速さだけなら…そして感じる魔力の大きさだけなら隊長どころか自分たちでも対抗できそうな動きなのに,真似できる気がしない。

 

 

「はぁ……はぁ…あと…すこし!」

 

 

元々が仕事の帰り…万全の状態でなく,

 

ほとんどの魔力を攻撃に使っているため,相手を壊した爆風でもどんどん傷を負ってしまう。

しかも,4人分のバリアを常時展開,AMFの影響もあり疲労はかなりのものであった。

 

 

「ラ…スト一体…」

 

 

ラスト一体の敵を切り裂き,4人に向け笑顔を見せたルルはそのまま気を失ってしまった。

 




StrikerS時代がメインなので過去話は駆け足気味で。
次回は隊長さん達との再会予定。
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