デート・ア・ライブ  ~転生者の物語~   作:息吹

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 1日二話登校ですねっ。よく持った、自分!

 先程、評価を付けられたのに今更ながら気づきました。評価をつけてくれた方、有り難う御座います。
 いや~、1点とかだったらショックだったんですが、まあまあ良いと言える(自分の中では)点数だったので、ほんとに嬉しいです。

 それでは、どうぞ!


第26話

 どこか不気味さを彷彿させる曇天だった。

 そんな光の少ない空を、三つの影が飛んでいた。

 一つは、黒の光という矛盾した光を放つ、ロングコートのような衣装と、翼のある少年。

 残りの二つは、それぞれ多少の差異はあるものの、左右対称となった拘束着のようなものに身を包む、瓜二つの少女。

 彼女たちは、片方が紫紺の髪を持つスタイル抜群の少女を、もう片方がゴシック調の服を纏う、左目に時計の模様を持つ少女を抱えていた。

 順に、七海、耶倶矢と夕弦、美九、狂三だ。

 彼らは、少年を先頭に、高速で飛翔する。

 

「……そろそろ降りるぞ!」

 俺は後ろに向かって声を張り上げる。

 数瞬飛び、一気に急降下していく。

 そして遠かった地面にぶつかる寸前、体勢を変え、静かに足から着地する。

 後方を見れば、丁度耶倶矢と夕弦も同じように着地していた。

 その後、それぞれが抱きかかえていたりしていた、狂三と美九を降ろす。

「すまない、お前らに頼んでしまって」

「かか、気にすることはないぞ七海よ」

「首肯。風の精霊である夕弦たちの方が、飛行の際は安全でしょうし」

「まあ、そうだな」

 次いで、美九と狂三にも声をかける。

「大丈夫だったか?といっても、俺が運んだわけじゃないけど……」

「ひひっ、心遣い、感謝しますわ」

「大丈夫ですよー。耶倶矢さんの胸の感触は気持ち良かったですしー」

「ちょ、ちょっと!?」

 そうか。変態だな。

 思いつつ、俺は、ちょっと前の会話を思い出す。

 なんせ、流石に全員付いてくるのは予想外だったんでな。

『疑問。急用ですか?』

『ああ。降りかかる炎を打ち消す仕事だ』

『……もしかして、さっきの電話?』

『まあな。なに、別に気にすることはない。さくっと終わらせてくる』

『あらあら、何を勝手に行こうとしてますの?』

『え?』

『くく……御主が行くと言うのならば、我ら颶風の御子、八舞耶倶矢と』

『同調。八舞夕弦がお手伝いします』

『わたくしも、同行させていただきますわ』

『え?……え?』

 とまあ、こんな感じ。

 耶倶矢と夕弦が一緒に来ようとするのは予測できたが、まさか狂三まで付いてこようとするとは。

 そして、美九も。

『ま、待ってくださいよー。もしかして、私、置いていかれちゃいますかぁ?』

『あ……。ど、どうする?家まで送ろうか?』

『いえいえー。耶倶矢さんや夕弦さん、あと、そこの黒髪さんも行くなら、私も行きますよぉ。どうせ、それほど大きな問題ではないんでしょう?』

『いいのか?もしかすると、来なかった方が良かったと思うかもしんないぞ?』

 あの時、何度訊いても、美九は頑として意見を変えなかったんだよな。

 で、流れで一緒に行くことに。

 ほんと、狂三や美九は何で来たんだ?まったく分からん。美九は、多分本心じゃないだろうし。直感だけど。

 そんなこんなで、今に至るわけだが。

 俺は制服から霊装、『神威霊装・統合(セフィロト)』になり、他の四人もそれぞれ霊装になっていた。

 そういやこの霊装になった時、八舞姉妹は結構驚いてたな。

 霊力を感知したのか、飛んでいる最中に空間震警報が鳴り、今降り立ったこの場所にも人影は無い。

 ま、都合のいいことではあるな。

 だが、ASTがやって来ないのは不思議だ。

 そう思う俺の右耳から、声が聞こえた。

『そろそろ見える筈よ。空を見てちょうだい』

 言われた通り、いつの間にか曇った空を見上げる。

 見渡せば、俺のやや左に、何かが飛んできているのが見て取れた。

 距離があるから分からないが、大分大きい。

 っていうか、

「あれ、〈アルバテル〉、だったか……?」

 確か、DEM社の空艦。

 しかし、何でだ?嫌な予感がするし。

『何、あの空中艦を知ってるの?』

「まあ、な。とりあえず時間が無いから一言だけ言うが、あれは敵だ」

『……そう、わかったわ。それじゃ、頑張んなさい』

「あいよ」

 流石に首が痛くなったので、一度視線を正面に戻し、再度見上げる。

 さっきよりも大きく見えるその空中艦、多分、〈アルバテル〉。

 それから推測されることは何だ?

 ……ちょっと、やばいな。

「一体なんなんですかー、あれは?」

「敵、だろうな」

 まだ向こうは近づいているだけで、これといったことは何もしていないので、俺らは黙って見ているしかない。

 そうして、何分経っただろうか。

 空中艦の全貌を見て取れる距離まで近づいてきたので、よく観察してみると、やはり〈アルバテル〉だった。

 と言っても、前の世界で見たアニメを思い出すに、だが。

 こちらが見上げて待つ中、突如として。

「…………!」

「にょわあ!?何か降ってきたし!」

「確認。あれは……」

「機械、ですかしらねェ」

「……まさか、ホントに危険だったんですかぁ?」

 丁度こちらが〈アルバテル〉の艦首の下あたりに入った瞬間のことだ。

 下部ハッチが開いて、無数の人型が降ってきたのだ。

 それを見た俺は、叫ぶ。

「〈バンダースナッチ〉……!?」

 無人で動く戦闘機、みたいな解釈で合ってるよな?

 無数に降ってきた人型は、〈バンダースナッチ〉だった。

「どういうことだ?何でDEMがここで出しゃばってくる?」

「「七海!」」

 考える俺に、耶倶矢と夕弦から声がかかる。

「あの人型共は一体何奴ぞ?」

「質問。夕弦たちは、どうしたらいいですか?」

 ……そうだな。考える前に行動しないと。

「悪い、こんな事態に巻き込んでしまって」

 先に謝って、言葉を続ける。

「俺に、力を貸してくれ」

 その問いに、三つは肯定の返事がきた。

 あとは……。

「美九」

「なんですかぁ?」

「すまないが、お前の力も貸してくれ」

「……しょうがないですねー」

 !美九!

「あくまでも私は、耶倶矢さんたちに力を貸します。あなたには助力する気はないので、そこら辺覚えといてくださいねー」

「それでも十分だ。ありがとう」

 あとそれと、

「俺の名前は七海。いい加減覚えてくれ」

 そんじゃ、

「行くか!」

 そして、早くも地上へと降り立ってきた敵影へと、俺らは突っ込んだ。

 

「【無限(アイン・ソフ)】!」

 翳した手から、無数の光線を放つ。

 それは幾体もの〈バンダースナッチ〉を貫通し、一気に二桁ほど再起不能となる。

 だがそれでも、数は減ったように見えない。総数が多い所為だ。

「まったく、数が減りませんわね、っ!」

「そうだな!」

 戦闘中だからか、どうしても強くなる語気で、狂三の声に返事をする。

 先程から聞こえている音楽のおかげで、大分楽に倒せるんだけどな。

 一瞬、ちらりと音源に目を向ければ、美九が〈破軍歌姫〉を顕現させ、【行進曲】を演奏していた。

 それが、先程から流れている音楽の正体だ。

 どうやら、狂三たちに力を貸すという名目で、俺にも貸してくれているらしい。

「『鎌鼬(かまいたち)』!』

 咄嗟のネーミングで、次々と攻撃を加えていく。

 今生み出したのは、多分想像できるだろうが、不可視の刃だ。

 薙いだ腕に沿うように刃が飛び、敵をズタボロに切り裂く。

 そうして応戦する中、右耳から声が聞こえる。

『そっちは大丈夫!?』

「なんとかな!」

『ごめんなさい、こっちにも敵が来ていて、そちらへの援護が……』

「分かってる!お前はお前の仕事をしていろ!」

『え、ええ!よろしく頼むわよ』

 頼まれた!

「おらああぁぁぁぁぁ――――――ッ!!」

 次いで雷を纏った腕と脚で、舞うように攻撃を加えていく。

 そんな時だった。

「―――やはり、無人では足止めにもなりませんか」

 な!?

「―――――がはっ!?」

 聞こえてきた声に反応する間もなく、俺は投げ飛ばされていた。

 正確には、吹き飛ばされた、か。

 直感で胸を防いだ腕に、強い衝撃をくらったのだ。

 なんとか体勢を空中で立て直す。

 さてと、今のも覚えがあるぞ。

 確か、あの声は、

「エレン・(ミラ)・メイザース……!」

「おや、私の名を知っているのですか」

 ああ、知っているとも。

 DEM社の最強の魔術師。実質、人類最強。

 ノルディックブロンドの長髪が目を惹く女性。その体には、見たことの無いCR‐ユニットを纏わせていた。

 ふむ、見たこと無いということは、少なくとも〈ペンドラゴン〉では無いのか。

「……今回のこれは、お前の差し金か?」

「ええ。こうすれば、貴方が本気を出しやすいかと思いまして」

「余計なお世話だっつーの……!」

 本気を出させる為、だと?

 成程な。つまりお前は、本気の俺と勝負をしたくて、今のこの状況を作ったと。

 ははっ、

「……ふざけるなよ、人類最強……!」

「ふざけてなどいませんよ。ですが、そんな台詞が言えるとは、私が望む事も分かったんですね?〈ディザスター〉」

 根っからの戦闘狂だなあ、おい。

 冷静になれ、俺。

 そして、その上で言葉を発するんだ。

「……人類最強」

「なんでしょう」

 はっ、今ので返事が出来るとは、大した自身だな。

「今から、お前を」

 絶対に、

「―――――潰す」

「出来るものなら」




 書くことが無いです!どうしましょう!?

 はい、てな分けでなにかとハイな自分です。
 やっと書きたかった話まできました。いやですね、VSエレンは一度書きたかったんですよね。ちなみに、これからどうなるかも既に考えてあります。
 しかし、流石に疲れたので、今日は終わりです!

 評価を付けてくださった方、本当に有り難う御座います。な、名前は出しても良いんでしょうか?

 それでは、次回も読んでいただけることを願いつつ、ここらで終わりとさせていただきます。

 VS人類最強の今回の話、2話で終わる筈……!
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