前章のまとめ
捷二号作戦の結果。
・フィリピン防衛により、影の艦隊の本土侵攻を困難にすることに成功。また、海上輸送路の確保に成功し、資源を安定して確保できるようになった。
・スリガオ海峡影姫を撃沈するなど、影の艦隊に大打撃を与えることに成功。
・影の艦隊大規模機動部隊の壊滅に成功。影の艦隊の航空戦力の低下を引き起こすことに成功した。
・三大鎮守府も打撃を受け、轟沈、行方不明艦娘多数。以下
轟沈確認
武蔵、愛宕、鳥海、摩耶
行方不明
扶桑、山城、鈴谷、熊野、満潮、朝雲、山雲
・轟沈はまぬがれたものの重症を負い、除隊または鎮守府勤務となった艦娘も多くいた。
除隊
千歳、千代田、妙高、羽黒、最上
鎮守府勤務
金剛、能代、不知火、秋月、初月
三大鎮守府
・呉鎮守府では、提督補佐官の栗林が臨時提督となり呉鎮守府を動かしていた。
・作戦中、呉鎮守府は影の艦隊沖ノ鳥島基地の富嶽爆撃隊の爆撃を受けていたが、駐屯飛行隊と長谷川連隊長率いる陸軍連隊の対空射撃により迎撃。被害を最小限にとどめることに成功していた。
・佐世保鎮守府では海軍省派遣の提督が鎮守府運営を行っていた。
・作戦中、影の艦隊魚雷艇郡の攻撃を受けたが、警戒中の艦娘たちにより撃沈された。
・舞鶴鎮守府では、人手不足のため、駐屯海軍陸戦隊の隊長が一時運営を行っていた。その後、海軍省から提督が派遣されたため問題は解決。
海軍省
・海軍大臣、国防長官の指揮により作戦が行われた。途中、富嶽爆撃隊による空襲を受けたが、空軍の迎撃により損害はなかった。
・影の艦隊の攻撃により、呉鎮守府に降伏した深海棲艦を保護しており、情報交換を行っていた。
・軍令部総長は珍しく真面目に勤務しており、出撃していった秘書艦の霞のことを心配していた。
ここからは特別編。
ある日の夜、南西諸島のとある島。大量の影の艦隊の駆逐十六型後期型が島の周りを巡回している。
その島の建物に明かりの灯っている部屋があった。
「単刀直入に言う。なぜこうなった?」
第一種軍装に身を包み、黒外套を羽織った男が口を開く。男の前に立っている黒髪の女性が口を開く。
「申し訳ありません。我々が三大鎮守府の艦娘たちを侮っていたばかりの結果です。」
「駆逐十六型後期型、魚雷艇郡は激減の他に大規模機動部隊は壊滅、スリガオ海峡影姫は撃沈…。しかし俺たちが与えた損害も小さくはない。奴らは現在戦力が低下しているはずだ。仕掛けるなら今がいい。」
男…、”影浦流星”は帽子を外して言葉を紡ぐ。
「仕掛ける、とは?」
女性、”司令影姫”は影浦へと質問を返す。
「当然、日本に対する攻撃に決まっている。沖ノ鳥島も取った。富嶽爆撃隊はいつでも発進可能。俺たちにも余裕がないのは分かってるだろ?」
「…はい。承知の上です。」
影浦は立ち上がり、司令影姫に後ろを向いたまま命令する。
「…三日後に第三艦隊に沖縄海域への侵攻を命令しろ。」
「了解しました。」
外ではいつの間にか雨が降り注いでいた。暗黒の海で駆逐十六型後期型たちがおぞましい咆哮を上げていた…。
年明けに投稿します。それでは皆さん、良いお年を!!