魔法少女リリカルなのはVivid〜深緑の輝きは癒しと未来を創る光〜   作:グリューン

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第2話 超兵と兄弟の再会

 

 

ライルside

 

俺がアインハルトに襲われて気絶して、目が覚めたら何故か病室にいた。

 

「あっ、気が付きましたか?」

 

女の声がした方向を向くと、青い長髪で何所か組織らしき制服を着た18~20歳ぐらいの女が丸イスに座っていた。

 

「ああ、あんたが俺をここまで運んでくれたのか?」

 

「いいえ。発見したのは民間人の方です。私はあなたに質問があって来ました。それと、申し遅れてしまいましたが、私の名前はギンガ・ナカジマといいます。」

 

「なら、名乗らねえとな。俺の名前はロックオン・ストラトスだ。よろしくな、美人さん。」

 

「や、やだ、美人なんて…ってそうじゃなくて!」

 

結構生真面目だな。

 

「いや、何ていうか、ついからかいたくなっちまって。」

 

「はあ…そういうところは二ールさんと似ているんですね…。」

 

…おい、今この女はなんて言った?

 

自分でも分かるくらい目つきが厳しくなっていく。

 

「…今、二ールって言わなかったか?その名前を何処で聞いた?」

 

「き、聞いたも何も、会ったことがあります。むしろ一緒に仕事をしたこともありますよ。」

 

それを聞いた俺はギンガの両肩をがっしりと掴む。

 

「頼む、その人は俺の兄さんかもしれないんだ!!」

 

俺は、必死だった。この世界に、ただ一人の家族が生きているかもしれないのだから。

 

 

.

 

 

アレルヤside

 

それは、僕がこのミッドチルダでエリオとキャロに拾われる前のことだった。

 

ソレスタルビーイングのラストミッションとしてずっとハレルヤ、マリー、ソーマと一緒にハルートで戦場を駆け抜けていた僕。

 

たくさんのELSを撃墜しながら飲み込まれそうになった人を助けながら、戦い続けた。

 

ハレルヤは人助けは偽善だと言ったけど、それでも僕は善だとはっきり言い放つ。

 

甘いと思われようとも、矛盾を抱えようとも、僕は戦いの中で人を助けることは止めなかった。

 

それでも、どんなに高い機動力を誇っていても遂に右腕しか無くなってハルート本体がELSに捕まり、侵食されてしまう。

 

先に出なければならないので、迷わず僕は脱出しマリーが出てくるのを待つ。

 

「マリー!」

 

彼女の手を掴んで離れた瞬間に流れ弾がハルートに直撃し、大破してしまう。

 

その時に長く僕たちと共に有り続けた太陽炉も機体と共に爆発してしまった。

 

当然、爆風からマリーを守るため、自らを盾にした。

 

けれど、突然ELSたちが集まり、いつかトレミーや中東で見た黄色の花と同じ形となった。

 

刹那が対話を成功させた事はすぐに分かった。

 

「アレルヤ、綺麗だね。」

 

「そうだね。」

 

<…レルヤ、マリーさん、応答して!>

 

「フェルト、トレミーの皆は無事!?」

 

<うん、トレミー自体はもう駄目だけど皆生きてるよ。そっちは、ハルートが大破しちゃったんだね。>

 

機体を壊してしまったから何だか申し訳ない気持ちになる。

 

「ごめん。……刹那は?」

 

<刹那は、ティエリアが旅に出たって言ってたよ。まだELSとの対話が終わってないから母星へ行ったって……。刹那が戻って来るのは50年後かもしれないって……ちょっと、寂しいけど仕方ないよね。>

 

フェルトの声色が少し涙声になっていることから凄く寂しいというのが伝わってくる。

 

<ったく、罪作りな野郎だぜ。>

 

ハレルヤが脳内でぼやく。正直、僕もそう思っているところもあるから否定しない。

 

でも、この異種との対話はイオリア・シュヘンベルグし計画して備えたこと、そして……今後の人類にとって必要なこと。

 

そして、今その対話を任せられるのは刹那しかいない。

 

<あ、それとさっきロックオンに……!?そんな、サバーニャの反応が……消えた?>

 

「ロックオンは!?」

 

「どうしたのアレルヤ?」

 

さっきまで黙って僕とフェルトの会話を聞いていたマリーがただでさえ近い距離を更に詰めて密着してきた。

 

<ロックオンの生体反応も、ありません。>

 

「そんな……。」

 

「ロックオンがいないの?」

 

事態が飲み込めたマリーから悲哀の声が聞こえる。

 

<うん、さっきまで確かにいたのに…。>

 

「僕も探しに行きたいけど、機体もない状態だし……。」

 

「ア、アレルヤ!」

 

マリーが僕の後ろを凝視していたので見てみたら、大きなブラックホールのようなものが僕たちを飲み込もうとしていた。

 

「マリー、君だけでも……!」

 

「駄目、間に合わない!」

 

<うそ、アレルヤ、マリーさん!アレルヤ、マリー……プツン……。>

 

成す術なく、僕とマリーはブラックホールに飲み込まれていった。

 

 

.

 

 

ブラックホールに飲み込まれた僕とマリー。

 

飲み込まれる中でマリーも僕も気絶し、気が付いたらどこかのコテージに備え付けられたベッドの上で眠っていた。

 

「ここは……一体……そうだ、マリーは!?」

 

辺りを見渡したが、隣のベッドにもどこにもマリーの姿はなかった。

 

外にいるかもしれないと思いベッドを出ようとしたら、コテージの入り口にあたる茶色のドアが開き、14歳ぐらいの赤い髪の少年が入ってくる。

 

「あ、ダメですよ!まだ傷が治ってないんですから。」

 

起き上がろうとしたところを制止されるが、その前に全身の痛みでまた寝てしまう。

 

「ぐっ、うっ……き、君は一体。」

 

「僕の名前はエリオ・モンディアルです。貴方がアレルヤ・ハプティズムさんですよね?」

 

僕は名乗った覚えが無いのでハレルヤに聞いてみた。ところが……

 

<俺は名乗ってねえ。俺もさっきまで寝てたからな。>

 

ハレルヤも言ってないのにどうやって知ったのだろう?

 

「ならエリオ、何で君は僕の名前を知っているんだい?」

 

「ああ、それはですね……俺がいるからだ。」

 

エリオの雰囲気が突然変わり、獰猛な笑みを浮かべるようになった。

 

いや、違いはそれだけでなく、右目に金色の瞳、そして脳量子波が感じられる。

 

しかもこの感じはまさか!

 

「馬鹿な、確かにハレルヤは僕の中に……くっ……てめえ、何もんだ!」

 

僕はいきなりハレルヤに無理矢理変わり、エリオを睨む。

 

でもハレルヤ自身も動揺しているようだ。

 

「決まってんだろ、俺もハレルヤだ!」

 

嘘だと言いたいところだけど、この脳量子波は紛れも無いハレルヤのものだ。

 

「言っておくが、偽もんじゃねえぜ。俺はイノベイターの戦いでリボンズの野郎にやられてこのエリオの中に入ったんだからな。」

 

「へっ!じゃあ言わせてもらうが、俺はそこから先の未来にいた。要はてめえより強いって訳だ!!」

 

確かに過去の自分より強くなった自負はある。

 

「はっ、解ってねえなあ。確かにあっちの世界ならてめえが強えが、ここは魔法が主流の世界だ。それだったら、ここなら俺の方が強いに決まってんだろうが!!」

 

ブチッ

 

まずい、ハレルヤが怒った。

 

<駄目だハレルヤ!>

 

「ああ、喧嘩売ってんのかてめえ!」

 

完全にキレてる、せめてマリーがいてくれれば……。

 

「上等だ、ぶっ殺して……」

 

ん、ドアが少し開いた?

 

そして何かがふよふよと浮きながら僕たちの前に移動してきた。

 

そして、

 

「止めなさい!!」

 

大声で喧嘩を仲裁してきた。

 

ってこの声は、マリー!?

 

慌ててハレルヤに退いてもらい、僕の意識が完全に表に出る。

 

「マ、マリー、なのか?」

 

慌ててマリーの姿を見た僕は唖然としてしまった。

 

何と、マリーがまるで御伽噺に出てくるような妖精ぐらいの大きさ、そしてパイロットスーツではなく見慣れない服、それもタイトスカートの制服のようなものを着ている。

 

「そうよ。でも、あの、その……この服、やっぱり恥ずかしい。」

 

腕で体を隠して恥らうマリーを見て、僕はちょっと襲いたくなる衝動を抑えて状況把握を優先した。

 

ハレルヤが「押し倒せ」と五月蝿いので「ちょっと黙ってて」と言っておいた。

 

でもマリー、そんなこと言われると我慢出来なくなる。

 

「で、でもマリーは何で小さくなったんだい?」

 

どうにか欲を抑えながら、恥ずかしそうにしているマリーに聞いてみる。

 

「それは私にも分からないの。気が付いたら、こうなっていて……。」

 

「そうなんだ。でも、どんな姿になっても僕のマリーへの思いは変わらない。」

 

そこにエリオが左ポケットから何かを取り出す。

 

「あの、ちょっといいですか?」

 

「それは?」

 

取り出したものは、オレンジのブレスレット。それもアリオスを思わせる装飾が施されている。

 

「これはアリオスガンダムです。」

 

アリオスと言われても僕にはよく分からず首を傾げる。

 

[こんにちは、マイスターアレルヤ。]

 

「ま、まさか、今喋ったのって、そのブレスレット!?」

 

[ブレスレットではなくアリオスです。]

 

これがあのアリオス!?

 

「でもエリオ、あなたが私に初めて魔法とデバイスのことを説明した時にアリオスのことなんて言わなかったわよね?」

 

マリーがエリオに質問するが聞き慣れない単語が出てきた。魔法?デバイス??

 

「はい。でもその前にアレルヤさんに魔法のことを説明していいですか?」

 

「そうね。でも説明は私がするわ。」

 

そう言ってマリーが突然光って、元の大きさに戻った。

 

「ふう、じゃあよく聞いてね。………」

 

そうして数分間この世界のことを含めた魔法についてマリーの説明を聞く。

 

 

.

 

 

一通り説明を聞いた僕は、目を瞑って情報を整理する。

 

<俺も聞いていたがよお、時空管理局ってのは人革さんと変わんねえよなあ。>

 

クローン、戦闘機人、そしてロストロギア。

 

他にもあるが、その管理局が抱える問題、歪みは僕たちがいた世界にもあったものだ。

 

特にクローン、戦闘機人、それにJS事件は僕にとっても他人事ではない話だ。

 

でもこれだけの技術と文化と国際、いやこういう場合は世界を繋ぐパイプと言うべきか、それらがあるにも関わらずインフラ整備が組織内に未だ行き渡ってないのはどういうことだろう。

 

<へっ、それはそれで胸糞悪い話だがよ、それ以上に魔法っつうのは面白そうだぜ!なあアレルヤ!!>

 

<それは使えた方がいいけど、僕にも適性はあるのかな?>

 

いくら時空管理局が腐っているとはいえ、魔法は今まで知らなかった上に、まだ帰れる手段が無いとは言い切れない。

 

[マイスターにリンカーコアが無ければ私は造られていません。それより、マイスターに聞いて欲しいことがあります。この世界には既に一人ガンダムマイスターが来ています。]

 

「それは誰だい?」

 

「くっくっくっ、聞いたら驚くぜ。」

 

エリオの中にいるハレルヤが意味深に笑った為に余計に気になってしまう。

 

[それはロックオン・ストラトス、それも初代の、デュナメスのマイスターです。]

 

それを聞いた僕はつい唖然としてしまった。

 

生きていた、ロックオン、それも二ール・ディランディが?

 

「ロックオン、だって?」

 

そんな僕の表情を愉快そうにエリオ(ハレルヤ)が笑う。

 

「ははははははははははは!!そうだ、しかも野郎は既に結婚してて娘もいるんだぜ!?」

 

「け、結婚!?」

 

もう開いた口が塞がらない。

 

「確か、ライルさんの兄で6年前に亡くなったのよね?」

 

僕はロックオンのことをマリーにそう教えている。アリー・アル・サーシェスと戦って死んだこともその男と僕とマリーがぶつかる可能性もその時あったから話した。

 

「う、うん、そうだね。でも、生きていたんだ……よかった。……エリオ、ロックオンと連絡取れないかな?」

 

そうして僕はこうしてロックオンと今6年越しの再会を果たした。

 

 

.

 

 

二ールside

 

いきなりアレルヤが出てきたのは驚いたが、すぐに嬉しさで顔が綻んだ。

 

が、すぐにアレルヤが真剣に話を始めたので俺も聞くに徹する。

 

「そうだったのか。」

 

一通り聞いた、アレルヤがこの世界に来るまでのいきさつ。

 

イオリアの爺さんが立てた計画の目的、来るべき対話、外宇宙への進出、その為にアレルヤもまた未来を切り開く為に戦った。

 

だが、何故か誰と、いや何と対話をしたのか、誰も聞かず、そして声に出して聞くことが出来なかった。

 

……もしかして、何かこれから起こることに関係があるのだろうか?

 

それに未来の話を聞いたのに次元震を感知してない。

 

考えすぎかもしれねえな。

 

「でも、本当に良かった……。ロックオンが生きていてくれて。」

 

今は仲間との再会を喜びあうとするか!

 

「俺もまさかアレルヤに会えるとは思ってもみなかったぞ。にしても、お前の横で飛んでいるのはお前のパートナーか?」

 

「うん、紹介するね。彼女はマリー、僕と同じ超兵で……僕の彼女なんだ。」

 

おお、大胆にも言い切ったなアレルヤ!

 

「初めまして、マリー・パーファシーです。以前は、あの、人革連にいました。」

 

つまりはジンクスに乗っていた、ということか。

 

「よろしくな、マリーさん。俺はロックオン・ストラトス……だったが、ここでは本名で名乗っているから二ールでいいぜ。アレルヤもそうしてくれ。」

 

ライルがガンダムマイスターになっているならこう言っておけば呼び方を気にしなくて済むだろう。

 

それにライルがロックオン・ストラトスの名前を受け継いでいるならその方がいいし、何よりアイツがこの世界に来ている確信がある。

 

所謂双子の勘って奴だ。

 

「分かった。僕はここに来る以前の怪我が完治してないから、しばらくマリーやエリオたちとここにいるよ。」

 

「ああ、慌てる必要もねえからしっかり怪我を治せよ!!」

 

「うん、またね。もういいよ、エリオ。」

 

その後はフェイトとエリオとでしばらく親子の会話が30分ぐらい続いた。

 

 

.

 

 

翌日

 

今日は仕事が休みということもあってなのはとのんびりしようとしていた。

 

だが、その矢先に地上108部隊のギンガから連絡が入った。

 

内容は『俺の双子の弟、ライル・ディランディが路上で倒れていたのを偶然通りかかった民間人が発見、負傷しているため現在聖王病院で治療中。』というものだった。

 

既に持っていたID、それもソレスタルビーイングのもので確認済み。むしろ意識を取り戻し、俺を呼んだらしい。

 

そうしていてもたってもいられなくなった俺は、なのはをフェイトとヴィヴィオに任せて、急いで車を走らせてライルが保護されている聖王病院へ向かい、今病室に到着した。

 

そして部屋の奥に、俺の弟で生き残った唯一のディランディ家の家族がいた。

 

「……ライル。」

 

「来たか、兄さん。」

 

ライルは、読んでいた雑誌を横に置き、こっちを向く。

 

その表情は、一見穏やかだ。

 

「こうして話すのは、あのテロ以来だな。」

 

そうKPSAのテロ、あそこからだ。

 

あそこで、家族がバラバラになった。

 

「ああ、父さんと母さん、エイミィの葬式で別れてからだから14年か。」

 

そんなに経っていたのか、本当に……長え。

 

「兄さんの経歴をハロを通してみせてもらった。あの後にソレスタルビーイングに入るまで、ずっとスナイパーをやっていたんだな。」

 

ライルの表情も声も途端に悲しみを帯びる。

 

こうして聞くと、思い知る。

 

どんな理由であろうと、自分の勝手でライルに悲しい思いをさせてしまった。

 

「兄さんのことだから汚れ役は一人でいいと思ったんだろ?」

 

俺はその問いに無言で頷く。

 

罪悪感で言葉に出来なかった。

 

「勝手に決めて、守ったつもりで!」

 

ライルはベッドから出て右手で俺の胸倉を掴む。

 

「死んだと刹那から知らされた時は、もう帰る家もない、本当に孤独なのは俺の方じゃないのかと思った!」

 

ライルの瞳には怒りと悲しみが映っていた。

 

「すまない、ライ…ぐっ!」

 

つい謝罪を口にしてしまい、包帯に包まれた左拳で顔を殴られた。

 

痛え、今まで受けた誰のパンチよりも痛い。口の中を切ったのか、血の味がする。

 

「何故俺を呼ばなかったんだ、どうして……生きているうちに会わなかったんだ!」

 

今にも泣き出しそうな目で罵倒しながら俺を見る。

 

秘匿義務は理由にならない。ただ、ライルを巻き込みたくなかった。

 

「本当に、すまなかった……!」

 

その後はライルが落ち着くまで、ただ謝っていた。

 

 

 

しばらく経ち、ライルが落ち着いたところで今の俺の状況を説明した。

 

当然、ライルは驚いていた。

 

「まさか、兄さんが結婚して、しかも子供もいるなんて思わなかったな。兄さんのことだから、そういうことより世界の変革を取ると思っていたぜ。」

 

それは自分でも思ったことだ。だが、状況があまりにも違いすぎてあっちと同じやり方は出来なかったし、まさかサーシェスがこの世界に来ているとも思わなかったから、ラーナは遅すぎたけどなのはと向き合うことが出来た。

 

「結局、世界と向き合う前に自分自身を変革するのが先だからな。」

 

「ははっ、兄さんらしいや。それとその言葉は刹那も同じ……ことを……?」

 

突然顎に手を当てるライル。

 

「どうした、ライル?」

 

「兄さん、もしかして革新者(イノベイター)なのか?」

 

「ああ、自分でもまだよく分かってないがケルディムがそんなことを言っている。」

 

[こんにちは、マイスターライル。そして、そこオリジナルの太陽炉を搭載したデバイス。]

 

よく見れば掌サイズの盾みたいなデバイスがライルの横に置かれている。

 

[私と同じ太陽炉……一体どうなって……。]

 

「サバーニャ?」

 

「落ち着けケルディム!そういう話は追々すればいい。それより、ライルの今後だが、怪我は大したことねえみたいだし、今から退院手続きをしてうちへ行こう。粗方ギンガから事情聴取がてら色々聞いただろ?」

 

「ああ。それに、兄さんのハートを射止めた相手も見たいな。」

 

「……やらねえからな!」

 

「ぷっ、あははははははははははは!!!大丈夫だって、取りゃしねえから。」

 

[マイスターライルは恋愛経験豊富です。]

 

「おいおい、そこでそんなこと言うなよサバーニャ!」

 

……暫く見張ってるか。

 

 

「だああ、兄さんもそんな目で見るな!」

 

 

.

 

 

ヴィヴィオside

 

今日、突然ギンガさんから連絡があってからニールパパが慌てて出掛けていった。

 

何でもパパの弟のライルさんという人が聖王病院にいるということらしい。

 

パパが慌ててということは、余程大事な人なんだと思う。

 

でもそうなったら、そのライルさんは叔父さんということになるのかな?

 

「ヴィヴィオ、さっき連絡があって、ライルさんをしばらくこの家にいてもらうことになったんだって。今こっちに向かってるから、ご飯用意するの手伝って。あとなのはは大人しくしてること!」

 

「は~い……。」

 

なのはママはフェイトママに動こうとしたのを注意されて、リビングのソファーで大人しく座っている。

 

私はフェイトママにそう言われて居間から台所へ駆けて行く。

 

どんな人なんだろう、楽しみだなあ!!

 

そうしていつもより遅い朝食の準備が始まったのでした。

 

 

 

 

 

To be continue...

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