ポケモンの無い世界に迷い込んだポケモン界の女性 作:メリルメリルメリル
新年早々ノロウイルスで大変な事になっていました。
皆さんも気を付けてください。
あの時からどれだけ経っただろうか
私……俺……?
あの時、あの忌々しい瞬間、確かに多くの自分がバラバラになり、今も減り続けている
終わりの見えない揺蕩い続ける中
その中で、偶然巡り会ったこの世界
あぁ、なんて素晴らしい世界なのだろうか
表面上は忌々しいほどに平和ではあるものの、心地良いまでの悪意に満ちている
だからこそ、もっともっと良い世界にしよう
・
(彼等の気配がしない?)
海底の奥底で、異変が起きていることに気が付いたその存在は悩む。
(だが、優れた操り人が一人……今は様子を見るとことにしよう………)
・
また負けた……
だが、何故あれほど強い存在達があんなにも弱い存在に従うのかは少し理解できた。
あれ程の強者達が放つ殺気と間違えるほど強烈な闘争のオーラの中、その中で場違いな弱い筈のその存在が放つオーラは、あの中で何よりも鋭く無視できぬモノだった。
認めよう。あの場においてあの弱い存在こそが何よりも美しく強大な存在であったと。
俺にはあのような気配を出す事はできない。
「ルドォーッ!!!」
違う、こうじゃない……
ヤツの動きを思い出せ。
俺が殴りかかる寸前、確かに足下が揺れ気が付いたら殴り抜けられていた。
もっとこう……………
「………アーマアァ?」
「おっと、見てたのバレていたか。やっぱスゲーなお前!」
見たことのない小さく、弱い生き物が…………
いや、今ならばわかる。
コイツ、自分の強さを隠してやがるな?
あの群れの中心である、アイツと同じように。
「あのスッゲー闘志の中に突撃していくお前を見てどうしてもお前が良いって思ったんだ!
はは、カッコワリーけど、俺はアレでびびっちまってよ。
なあ、だからお前俺のライバルになってくれないか!?
それで一緒に世界を見てよ、強くなろう!俺らは絶対に強くなれる!」
なんだコイツ?何を言ってやがる?頭イカレてんのか?
「ア―マ――ッ!!!」
「うん、そうだね。ライバルになるならまずは力を示さなくちゃ!
俺はケルディオ!聖剣士に至りやがて世界を守るヒーローになる存在だ!」
・
それは日本中にテレビ放送された。
『初めまして、未来のポケモントレーナ達。
ウチはカミラ、ポケモン神話を専攻にする考古学者だよ。
ポケモンとは何か?それを突き詰め続ければ残念ながら学会でもわからないことばかりだ。
走り回るもの、空を飛ぶもの、山や森、水辺に住、何か1つ理解し解き明かせば新たな難問を何十をも突きつけ数多の学者達を悩ませる不思議な不思議な生き物達。
ウチの世界にはいつだって、どこにだって彼等が側に居て、彼等と共にその歴史を歩み続け生きてきた。
彼等は皆共通して目の見えない大きさにまで体を小さくする能力を持っている。
小さくなるからポケットモンスター。縮めて、ポケモンと呼ぶようになりました。
ウチの持つこのボール。通称モンスターボールは大雑把に言えば彼等が持ち得る能力の1つである、この小さくなるという力で彼等にとって居心地の良い場所、このボールという名の部屋で暮らしてもらい、家族や仕事仲間という関係を築き共に生活をする。
そうしていって、ウチの世界は技術の発展を代表とし、多くの事柄においてポケモン達と進化し続けてきました………』
ポケモンの説明は続く。
映像を変え最も人口の多い人気競技であるポケモンバトルからはじまり、コンテスト、ゆめパークやポケウッド、ポケモン野球の説明ではエレブーズだけ贔屓が入っていたりしたが、どれほどポケモン達が人間社会に溶け込んでいるのか理解できる内容であった。
最初に出す内容はこれで十分。
タイプ相性だとかは確かに基礎ではあるが、ポケモン達への基本的な認識すらわかっていないこの世界の人々に基礎なんて教えても混乱を招くだけだ。
教えるべきは彼等ポケモンは人間の言葉を理解し、例外はあれど有効的に接する事で彼等もそれで返してくれる。
ポケモンは自然のエネルギーをそのまま生き物にしたかのような不思議な生き物である。
仲良くなる為にきのみやお菓子を与えるのも良い。
以前カミラがモンスターボールを拾ったように、オレンの実やオボン、カゴ、モモンといった『きのみ』や『きずぐすり』等の発見報告もされているのできっかけがあれば心を通じ合わせる人も出てくるかもしれない。
そして例外中の例外で見た目が良くて気軽に人々に近付いてくるくせにサラッと危害を加えるポケモンだけは報道し、これらを始めに流しておく内容として終えた。
・
もう15回目を超え慣れた手付きで準備をし3本目のビール缶をカシュッと開く。
「おはこんハロチャオ~……やっぱり馴れないな~この挨拶。
おっと、初めましての人は初めまして。
今日もベテランポケモントレーナーカミラによるほぼ毎日生配信を始めていくよ。
みんな今日のニュースは見てくれたかい?
この配信をよく見に来てくれている人達はもうぜ~んぶ知っている内容だっただろうけれど、映像の演出なんかは流石はプロのお仕事と言ったところだったよね。
ウチにはロトムって強い味方がいるから色々できてるけれど、ロトムと人間では演出に差が出るのも仕方ないとしみじみ感じたよ。
そりゃ~ロトムの方がスペックは上なのだけれども、何事もスペックだけで勝敗の全てが左右するわけではないってね~グレイシア?」
「グレシ!」
「あいたっ」
格下のコウタロウちゃん(デルビル♀)に本気で良いように振り回されて最後の最後で大人気なく逃げ場を塞いでタックルかましてきた事を未だねネタにしていじろうと指を伸ばすも「しつこい!」と前足で叩かれた。
……ん?もしかして練習すれば『はたきおとす』を覚えられるようになるのでは?
嫌だなぁ~、ガチなチャンピオンリーグクラスなんかを引退してから新しい発見ばかりしている気がするぞ?
カジュアルリーグなんかではファンサービスや困った時の臨時報酬目当て、あと知り合いが参加するからって理由でよく参加していたけどさ。
自分で言うのも何だけど、ウチはかな~り人気高かったんだよ?
バトルスタイルがド派手で。
もう少し細かく言うと素人っぽい指示の出し方だけど、その実対戦相手にとって都合の良さそうな場面を作って技を使わせる等の誘導を気付かれないよう行い、一気に自分の世界の色へとひっくり返すところとかが客を味方に付けやすかった。
そんな戦法が成立するのかだって?
成長途上とはいえあのグリーン(チャンピオン回数3回)という真の実力者相手に成立させたウチの立派なバトルスタイルだけど?
まあこんなふざけた戦法が確立できていたから当時はカミラ唯一のバトルスタイルなんて言われていたというのに、
グリーンが吸収してバランス重視に改良されちゃったもんで、だからグリーンは凄くって、この世界でウチ程グリーンの凄さを知っている人なんて二重の意味でいないわよ。
そう、何を隠そうウチこそが世界一のグリーン君の大ファンなのだ。
「むぅ~……叩くことないじゃん………
あ、ロトムと言えばいつもの注意喚起しないとね。
この放送は常にウチのロトムが目を光らせています。
なので誹謗中傷や迷惑行為等を見逃すのは数回まで、悪質と判断すれば即刻その端末によるコメント等の行いは一切できなくしますのでご注意を」
こういった事はロトムよりもポリゴンとかの方が得意だろうけど、現状ポケモンによる電脳侵略行為(当然犯罪)を防げる国なんて存在しないからねぇ~。
あくまでもオーバースペックな便利なアプリ程度の認識でゴリ押ししている。
「んく、んくっ、かぁぁ~!やっぱり(たぶん)成功した後のお酒は本当に美味しいねえ!
ポケモンがいない世界って想像できないけど、もしいなかったらこの為だけにしか生きられなくなっていた自信があるよウチにはさぁ~。
今回はさ、たまには勉強は抜きに質問の返事だけ返していきますね。
だから軽~くお酒片手に答えていくよ~。
今回はねえ、質問だけだし少しいつもと方針を変えてランダムで答えていくよ。
いつもはある程度アプリで厳選された中から優先度高そうなのだけど、今回は完全ランダム。
そんじゃえっと……ロトムが作ってくれたアプリ起動してっと。
じゃあ早速1件目、
『ポケモンを家族と言ってますが戦わせて可哀想じゃないんですか?』
う~ん、これ以前似たようなの答えたなぁ。
前にも言ったけれどこれは人間基準の目線過ぎてポケモン目線で物事を見れてない人って切り捨てるところなのだけど、この世界の人達は知らんから地道に答えるしかないよなぁ~。
えっとなあ、簡単に説明するとどのポケモンにも力を使いたい・試したいって欲が少なからず存在しているのと、貯めすぎると爆発してしまうエネルギーを消耗させる手っ取り早い方法が明確なルールに則って行われるポケモンバトルという名のポケモン版格闘技だったわけだね。
はむ、ん。このチョコケーキ美味しい。
ビールに合うって言われて半信半疑だったけど良いね。
……んでね、強いて言うなら最悪なくらいの手合違いが起きた時は可哀想って思うね。
ヤラれる側もヤルれる側も面白くないだろうし、仮にヤッてて面白いと思うポケモンがいたなら、それはそのトレーナーの本心の写し鏡だと考えたほうが良いよ。
ポケモンは強いぶんとにかく純粋な子が多いから、パートナーの影響をモロに受けるもんだからさ。
だからこそ、心に弱いトレーナーのポケモンは決して頂へは上がることはできない。
もぐもぐ……ポケモンバトルが可哀想うんぬんの詳しくは切り抜き動画を見てね~。
まあ未だに答えて良いものかって悩んでいる理由もあるのだけど、それは頂点を目指す導き手、もしくは優れた操り人や英雄達といった存在以外にはあまり関係の無いことだしいいでしょ。
次行くよ2件目…………あ~、うん。
そういえば排除対象に含んでなかったね。セクハラだよ?
けどよく送ってこれたモノだよ。
その気になれば未知の手段で逆探知されるとかは考えなかったのかい?
エスパータイプは過去を見たり未来予知ができるって事も教えたから普通にこの可能性に到れると思うのだけれど大した度胸だね。うん。逆に好感が持てるよ。
それをウチに対して向けてくる事には驚きだけど、思春期?
そういうのをウチキド博士にするのなら同性のウチにだって気持ちはわかるんだけどさあ、あの人未だにスタイル抜群だし、それに対してウチなんてキャラじゃないでしょうによ~っと………
ちょおっとまってね~今どんなのだっけ……うん、セット売りの安いやつ、色はグレーだよ。
ふっふっふ~、今回はその勇気に免じて答えてあげたけど次からこういうのは外すからね。
じゃあ気を取り直して3件目………んくっんくっ、ふぅ……
ランクルス~そこの唐揚げまだあったよね~?
……ん、ありがとうお兄ちゃん。
じゃ、気を取り直して次4件目
『このポケモンは何て言いますか?危険ですか?』
えっと画像画像……よし、この子はハネッコと言いましてポポッコへ、そしてワタッコへと進化する『くさ』『ひこう』の複合タイプのポケモンで危険性は皆無ぅ~…………
でしたけど、この世界の人間の生活圏が広すぎるせいで電線に引っ掛かって停電が起こるかもしれませんね………………
しまった、あまりにも無害なポケモンなんで危険性があるなんて今まで考えもしてなかった。
コホン、このハネッコというポケモンですが、こんな顔してポケモン学会の中でも特大の謎ポケモンでして、こんなにも警戒心が無いのにいったいどうやってこれまで生存競争に生き残ってきたんだと学者の頭を悩ませる不思議ポケモンの一角なんだよ。
ギャラドス等の本当に危険なポケモンを除いてどんな生き物にも好奇心のまま不用心に近付いては強風に吹かれてブワッと遥か彼方に飛んでいきます。
捕まえ方のコツは、飛んでいるハネッコを見かけたら手を叩きながらこっちだよ~と呼んであげてください。
すると何だろうと思ったハネッコがゆっくり降りてくるので届きそうになったらジャンプしてキャッチしてこうやって、ぎゅ~……ってしてあげて。
その個体によるけどまず逃げないし暴れないで『ハネハネ~』って、くあぅわぁいく鳴いてくれる可愛いを凝縮したような生き物だから。
まあ、あんまり酷いことすると『ねむりごな』とか『しびれごな』の反撃をされると思うけど、ハネッコに反撃されるのって、本っ当によっぽどだよ?
ペットとして飼うなら素人は家から出しちゃ駄目だよ?
不意の強風でどっか飛んでっちゃうから。
直感で風が吹くと読める人しか出しちゃ駄目。
探すのが本当に大変だからね。
とりあえず飛べれて光合成さえできればそんなストレスを感じないポケモンだから陽当りの良い窓と扇風機さえあればわりとどこでも不自由なく暮らせるから、外に出さないを徹底し、コミュニケーションさえ取れれば満足してくれてペット向きのポケモンとしても有名だね。
そんなハネッコだけど実は伝承や昔話に多く登場していたりしましてね、地域によってはハネッコ達が御先祖様の魂を連れてきて、決まった日に送り届けてくれるとか……
収穫の時期に『オオシシサマジャー』『オオシシサマへ運ぶのじゃー』とオオシシ様ってその地で信仰される豊穣の神様へ大地に癒やしを与えてほしいという願いをハネッコ達に運ばせるために追いかけて飛ばして回るって風習があったりと本当に広い地域にハネッコは生息していてね、その時代その土地で様々な形で昔からその存在を認識されていて身近にいるポケモンの中でも屈指の奥深さを誇るポケモンと言えるんだよね。
それじゃ~次のご質問、5件目だね。
『カミラさん何で日本語話せて読めるの?それにカミラさんはウチとか言うしカンザイ?弁』………で、読み方あってる?それともニシ?あ、関西ね。『関西弁で話してる時がありますがなまりが関西じゃないですよね?エセ関西弁ですか?』
との事ですが、まずウチのは関西弁じゃあらへん、コガネ弁やで~。
ちゃうねん、エセコガネ弁のちゃんぽん弁やで~。
ウチの家族は転勤族でな、3年もすりゃ別んとこ飛んでくんやで。
それもあってウチのはコガネ弁色の濃いちゃんぽん弁で定着している訳やな。
コガネ弁が強く残った理由にも実は心当たりしかなくてな。
コテッコテなコガネ弁同級生女子2人に挟まれサンドパンにされとった時期があるんや。
2人に狙われたんはなこの髪、ちと薄いが金髪、つまり黄色やろ?
そしてそん時に着ていた服が偶然にも黒のワンピースときたらそれはもう運命や。
なんせ正しくコガネエレブーズのイメージカラーである黄色と黒そのものやろ?
コガネエレブーズ大ファン女子2人にロックオンされ完っ全に毒されてしもうたわ。
んでな、ウチのお父さんとのチャンネル戦争が無くなったんは良いんやけど、お父さんはスターミーズのファンなんや。
そうなればどうなるか、うん、お察しの通り中々の地獄が生成される時もあったな~懐かしい。
日本語が通じるのは~……知らない。
この世で一番ウチがその理由を知りたいと思っているんじゃないかと思ってる。
次、6件目……なんかウチに対しての質問多くない?
まあ散々ポケモンの質問答えてきてたからその分増えてったって感じかな?
えっとね~……………」
・
空になったビール缶が6つ程並んでいる。
「ん~………ふぅあぁあぁぁ~
おっと、失礼。うん、だいぶ眠くなってきたし最後の質問答えていくよ~………
29~……じゃない、26件目~……
『カミラさん黒幕説って話しがありますけどぶっちゃけどう思います?』
だってさ~。
う~ん、原因に心当たりがあって秘密にしてる以上黒幕呼ばわりされてても仕方ないんじゃないかな~………」
唐突に無言になる。
無言になったカミラは空になったビール缶を順番持ち上げ振り始める。
そのうちの一本が残っていた事に気が付き、今までコップに入れていたのに缶のまま飲み干し、無言で虚空を見つめる。
そして3分ほど経った頃、じわりと涙を浮かべ、ゆっくりと口を開く。
「シンオウ神話に登場する神々たられる二柱。
時間を司る神のポケモンたるディアルガ様。
空間を司る神のポケモンたるパルキア様。
あの日ウチは、いや、世界に存在する全ての生き物が確かに見たんだよ。
世界を一度消し去り新たな世界を創造する事は阻止できたけれど、確実に世界が終わりを迎えようとするその光景、時間と空間の均衡が崩れ、歪みきった空を、星々を、宇宙を……
なのに、なのにさ、なのに、なのに、ウチはその伝説の、そう、伝説、伝説なんだよ?
何度も何度も、目で追った文献の中の、憧れの存在……
ずっとずっと、ずっと昔に、ワクワクに溢れた、ウチが愛して止まない大好きなポケモン達に満ちた世界を創ってくれた神様の御姿をみ、みとどぉけ、ら、りゃれなくて………」
叫びはしなかったものの、言葉にならない悲鳴を上げ、唇を強く噛み締めながら大粒の涙をこぼしカミラは恥じらいもなく散々泣いた。
泣き疲れ、そのまま深い眠りついたカミラをランクルスが優しく抱えてベッドへ運んでいくところで配信は終わった。
もっと順序立てて説明する予定だった。
当然今回の事もいずれは説明するつもりではあったが、予定の数十倍早く神と呼ばれるポケモンが実在するのだという事実が広まってしまった事にカミラは、
「まあ……どうにかなるでしょ」
海へブラストバーンやら色々やらかし終えたカミラは完全に吹っ切れており、この程度の事は悩みの種にはなりえなかった。
そんな事に脳のキャパシティを裂いてる余裕あるならフィールドワーク中心の考古学者何てなっていない。
もっと多くの謎を解き明かすって精神を持ち得なきゃ危険地帯に助走をつけて突撃するポケモン神話専攻の考古学者なんて初めから存在しないからね。
強いて言えば公務員なんかの人達仕事メチャクチャ増やしたかもしれないけれど許してニャン!とかもう完全に開き直ってらしくないと思いながらバカな事を考えていた。
というか、学者の道に入ってからウチ以上にぶっ飛んだ人を散々見てきたのだからウチなんて可愛いもんだよ間違いないって!
第一さ、危険地帯に嬉々として向かう学者なんてどこの世界でもヤベー奴なんだからとっとと国が協力してウチから情報抜いて整理しとけば初めからこんな事になってないんだってば!
……よし、ディアルガ様とパルキア様、そして神話の闇に消えたであろう未知のポケモンでおそらく2柱と同格であるギラティナと呼ばれるようになった存在に関する資料を纏めとこうかな。