アビドス対策委員会に拾われた少女 作:雪狐@ただのキツネ好き
いや、特に何かしていて遅れたとかはなく、単に書いてなかったたけです!
申し訳ありません…!
読み専になってて、色々二次創作を読んでました☆
失踪したと思いました?
私も思いましたw
「ふーん、ヒフミちゃん、意外とここに詳しいんだねー。」
「あ、確かにヒフミ、色々詳しいの」
ヒフミからブラックマーケットには、ここ専用の警察や銀行などがある事を聞いて、わたしとホシノが言った言葉がこれなの。
銀行に関してはお姉ちゃんと調べたから知ってるけど、警察がある事は知らなかったの。
銀行だけなら詳しく知ってはいるの。
「えっ?
そうですか?
危険な場所なので、事前調査をしっかりしたせいでしょうか…」
「よし、決めたー。」
「…?」
「助けてあげたお礼に、私たちの捜し物が手に入るまで一緒に行動してもらうねー♪
今の時間に居るってことは学校も休んでるんだろうし。」
「え?
ええっ?
あ、えと、学校は…その…そうですね…」
「わあ☆
いいアイデアですね!」
「なるほど、名案だね。
テンリも懐いてるし、一緒に行動してもらおう。」
「はいっ!?」
「誘拐じゃなくて、案内をお願いしたいだけでしょ?
もちろん、ヒフミさんが良ければ、だけど。」
「皆、嫌がる子を無理やり連れていくのはどうかと思うの…!
ヒフミ、嫌なら素直に言うの。
わたしが皆を止めるの!」
「あ、あうう…
私なんかでお役に立てるか分かりませんが…
アビドスのみなさん…というよりもテンリちゃんにはお世話になりましたし、喜んで引き受けます…!」
「よーし、それじゃあ、ちょっとご同行願おうかー!」
「ホシノ、それだと警察みたいなの!?」
「わ、私何も悪いことしてませんー!?」
「ヒフミも!
無理に乗らなくてもいいの!」
ホシノが悪ノリして、それに乗ったのか、天然なのかよく分からないけどヒフミも乗り、わたしが突っ込んだの。
お姉ちゃん達は笑いながらこっちを見てたの。
わたしに全部任せられたの…うらむの…!
「テンリ、あまり怒らない方がいいよ。」
「…!!
お姉ちゃん達も手伝うのー!」
「ん?
何を手伝うの?」
「ホシノを止めるのー!」
こうして話してる間にもホシノがヒフミをからかって、それを真に受けたヒフミが慌てたりしてるの。
「…テンリ、あっちはほっといても大丈夫。
私と話すのがいい。」
「そうね。
あっちは私と先生とノノミ先輩に任せて!」
セリカがそう言ってくれて、三人に任せようと思ったの。
お姉ちゃんとお話するの!
「ん、テンリ、デートは楽しかった?」
「た、楽しかったの。」
「ふーん…そっか。」
な、なんなの…?
なんか、とてつもない圧を感じるの。
お姉ちゃん、何かおこってるの…?
「…テンリ、今度は私と二人っきりでデート。
わかった?」
「わ、わかったの!
お姉ちゃんとデート、凄く楽しみなの!」
「…今日のデートより?」
「それはもちろんなの!」
「そっか…
うん、私も、楽しみ。」
そう言うと圧は治まったの。
な、なんだったの…?
「ど、どれだけ歩けばいいの〜…?」
「かれこれ数時間は歩いてますよね〜…」
「うへー、おじさん、もう腰も膝もばきばきだよ〜」
「え?ほ、ホシノさんはおいくつなのですか…?」
「ん〜?何歳だろうねー?おじさんはもう歳だよ〜」
「ホシノは同年代なの!」
ホシノが年寄りみたいなことを言うからヒフミが勘違いしたの!
「あ!あそこにたい焼き屋さんが!」
「お?ほんとだー。
こんなところに屋台があるなんてねぇ」
ブラックマーケットでも屋台なんてあるものなの…
なんか、少し意外だったの。
まぁでも、ある所にはあるものなの!
「あそこでちょっと一休みとしましょうか☆
たい焼き、私がご馳走します!」
「えっ!?
ノノミ先輩、またカード使うの!?」
「先生の大人のカードもあるよ〜」
「ホシノは当たり前のように先生にたからないの!」
「いえいえ、私が食べたいからいいんですよ☆
皆で食べましょう?」
「でも、ノノミにだけ払わせるのはどうかと思うの…」
「んー、なら、私一人で食べるよりも、みんなで食べた方がきっと美味しく感じますよ?
なので、ここは是非、奢らせてください☆」
む、むぅ、確かにひとりで食べろって言うのもどうかと思うの…
わたしもバイトでもして買えるようにするの!
「んと、ありがとうなの!」
「じゃあ行きましょう☆」
皆でたい焼き屋さんの屋台まで歩いていき、近くのベンチに座って食べ始める。
「ん!美味しい!」
「いやぁ、ちょうど甘いモノが欲しかったところなんだー。」
「あ、あはは…いただきます。」
「ん、美味しい。
ほら、テンリも。」
「いただきますなの!」
「先生もどうぞ☆」
「"うん、ありがとう。
いただきます"」
うん、たい焼き、初めて食べたけど美味しいの…!
わたし、これ好きかもしれないの!
「これ、すっごく美味しいの!!」
「…ふふ、しっぽをそんなにするくらい気に入ったんだ。」
「あら、それならまた買わないとですね☆」
「あっ、み、見ないでなの…!」
無意識にしっぽが荒ぶっていたので、無理やりしっぽの動きを止めると、なんか生暖かい目で皆から見られていたの。
そんな目で見ないでなの、恥ずかしいの…
「み、みんなも早く食べるの!」
「うん、食べてる。」
「アヤネちゃんには帰ったらきちんとご馳走しますね。
私たちだけでごめんなさい。」
『あはは。
大丈夫ですよ、ノノミ先輩。
私はここでお菓子とかつまんでますし…』
「しばしブレイクタイムだね〜。」
そのままある程度の時間皆で歓談していて、休憩が終わると戦車の情報を皆で探し始めたの。
「…おかしいですね。
皆さんのお探しの戦車の情報…
絶対どこかにあるはずなのに、探しても探しても出てきませんね…」
そう、ずっと探し続けてたけど、情報が全く出てこなかったの。
ヒフミ曰く、
「販売ルート、保管記録…
何者かが意図的に隠しているような、そんな気がします。
いくらここを牛耳っている企業でも、ここまで徹底してブラックマーケットを統制することは不可能のはず…」
「そんなに異常なこと?」
「異常と言うよりは、ここまでしますか?という感じですね…
ここに集まっている企業は、ある意味開き直って悪さをしてますから、逆に隠さないんです。
例えば、あのビル。なにか分かりますか?」
「えっと、闇銀行なの!」
「ん、テンリと二人で調べてたから分かる。」
確か、ブラックマーケットの中で最も大きな銀行のひとつなの!
んーと、噂だとキヴォトスでの犯罪の15%の盗品がこの銀行に流されるとか何とか…
まぁ噂だから実際はどうか知らないの。
とりあえずすごく大きな銀行ってことなの。
「横領、強盗、誘拐などなど、様々な犯罪によって獲得した財貨が、違法な武器や兵器に変えられてまた別の犯罪に使われる…
そんな悪循環が続いているのです。」
「…そんなの、銀行が犯罪を煽っているようなものじゃないですか。」
「その通りです、まさに銀行も犯罪組織なのです…」
「…。」
「ひどい!連邦生徒会は一体なにやってんの?」
「まーまー、落ち着きなよセリカちゃん。
理由は色々あるんだようけど、どこもそれなりの事情ってものがあるんだろうからさ。」
「現実は、思った以上に汚れてるんだね。
私たちはアビドスばかりに気を取られすぎて、外のことをあまりにも知らな過ぎたかも…
これじゃテンリの教育にも良くないかも…」
「お姉ちゃん、わたしはもうそこまで小さくないの!!
トリニティが権謀術数渦巻く場所なのも知ってるの!」
「え?
アビドスにトリニティについて知れる媒体あったかな…」
「んー、無かった気がするよ〜?
どこで知ったのかな〜?」
「…どこ、確かに、トリニティの内情について少し知ってるの。
でもどこで知ったかは分からないの…
なんて言えばいいか分からないけど、少し記憶にある…みたいな…そんな感じなの…?」
自分で言っていてよく分からなくなってきたの。
何でわたしはトリニティ?という場所について知っているの?
わたしが倒れる前と、何か関係があるの…?
他に、何か記憶にあること…
ゲーム?なにか、俗に言うクソゲーの記憶があるの…
これは思い出したいとは思わないから気にしないの。
えっと、他には…分からないの。
頑張って思い出さないと…
「…リ、テンリ!」
「あっ!?
お!お姉ちゃんどうしたの?」
「どうしたのって…いきなり黙り込んでたから少し心配で。」
「あ、ごめんなの。
でも、もう大丈夫なの!」
「それならいいけど…何かあれば、直ぐに言って。」
「わかったの!」
よくよく見てみると、皆から心配してるような目を向けられているの。
あまり心配かけるのは私の本意じゃないの。
『お取り込み中失礼します!
そちらに武装した集団が接近中!』
「…!!」
『気付かれた様子はありませんが…
まずは一度、身を潜めた方が良いと思います…』
「う、うわぁっ!?
あれは、マーケットガードです!」
「マーケットガード?」
「先ほどお話した、ここの治安維持機関の中でも最上位の組織です!
急ぎましょう!」
わたし達は急いで隠れたの。
皆が負けるとは思わないけど、わざわざ先頭をする必要も無いから隠れておくの。
「マーケットガード?は何をしているの?」
「…あれは、パトロール?
いや、護衛中のようですが…」
「トラックを護送してる…
現金輸送車だね。」
…何か見たことある人が運転してた気がするの。
…スナイパーだから目には少し自信あるの、でも…多分気の所為なの。
わたしも見間違えくらいあるの!
「あれ、あっちは…」
「闇銀行に入りましたね?」
「今月の集金です。」
「ご苦労さま、早かったな。
では、この書類にサインを。」
「はい。」
「いいでしょう。」
「では、失礼します。」
そこでやっぱり見たことがある人は帰っていったの。
「さあ、開けてくれ、これが今月の集金だ。」
「見てください、あの人…」
「あれ……?
な、なんで…!?
あいつは毎月うちに来て利息を受け取っているあの銀行員…?」
「あれ、ホントだ」
「え、えぇっ!?」
「……どういうこと?」
…やっぱり気のせいじゃなかったの。
ということは…車もカイザーのなの。
『ほ、本当ですね!
車もカイザーローンのものです!
今日の午前中に、利息を支払った時のあの車と同じようですが…
なぜそれかブラックマーケットに…!?』
「か、カイザーローンですか!?」
「ヒフミちゃん、知ってるの?」
「カイザーローンといえば、かの有名なカイザーコーポレーションが運営する高利金融業者です…」
有名、なの?
それは、どういう意味で有名かによって色々と変わるの…
「有名…?
何かまずいところ?」
「あ、いえ…カイザーグループ自体は犯罪を起こしてはいません…。
ですが、合法と違法の間のグレーゾーンで上手く振舞っている多角化企業で…」
「なるほど!そうなの!」
「カイザーは私たちトリニティの区域にもかなり進出しているのですが、生徒たちへの悪影響を考慮し、"ティーパーティー"でも目を光らせています。」
ティーパーティー、確かほかの学校で言う所の生徒会だったはずなの。
…ん?何で分かったんだろう…
「ティーパーティー…あのトリニティの生徒会が、ね。」
「ところで、みなさんの借金とはもしかして…アビドスはカイザーローンから融資を…?」
「借りたのは私たちじゃないんですけどね…」
「話すと長くなるんだよねー。
アヤネちゃん、さっき入ってった現金輸送車の走行ルート、調べられる?」
『…!
少々お待ちください!』
「ヒフミ、あまり他の学校の深い事情には関わらないのが吉なの!
厄介事に巻き込まれたりするだけなの!
先生みたいに!」
「"わ、私!?
私は別に厄介事だなんて思ってないけど…
それに、私は対策委員会の顧問だからね!"」
「おやおや〜?
テンリちゃんは厄介事だと思ってるのかな〜?」
「そ、そんなことはないの!
ご、ごめんなの!!」
ホシノに言われるとわたしは慌てて謝ったの恐る恐るホシノのかおを見てみると、にやにやしていてからかうだけのつもりだったと分かったの。
「も、もう!
からかわないでなのー!!」
「うへへ、ごめんね〜?」
「ん、慌ててるテンリ、可愛かった。」
「テンリちゃん、可愛いですね!」
「ヒフミまで…うるさいのー!」
顔を赤くしながら怒ったけど、はずかしさが勝っているため特に怖くはなかったと思うの。
まあ、そんな事をしながら調べてるアヤネを待ったの。