アビドス対策委員会に拾われた少女   作:雪狐@ただのキツネ好き

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セリカちゃんのバイトしてる柴関ラーメン…私も行ってみたいです…w
それはともかく、書けたので投稿です。
ちなみにいつもより少しだけ長く6000文字です
今のところアンケートはシロコ派と誰とも関係を決めない、がいい戦いですね?
適当なタイミングでアンケートは終わると思います。


9話

「…げっ…」

 

「"あ、セリカ。"」

 

「うっ…な、何?」

 

アビドスの住宅街を歩いていると、知ってる顔に出会った。

こんなに広いアビドスの住宅街で、こんなこともあるんだね。

すごい偶然。

 

「"おはよう、セリカ"」

 

「な、何がおはようよ!馴れ馴れしくしないでくれる?

私、まだ先生のこと認めてないし、認める気もないから!」

 

やはり昨日の1件で嫌われてしまったらしい。

少し悲しいけど、これからの行動で信用してもらうしかないね。

 

「まったく、朝っぱらからのんびりうろついちゃって。

いいご身分だこと。」

 

少しちゃん付けして呼んでみてみようかな。

いい反応をしてくれるような気がする。

 

「"セリカちゃんは、これから学校?"」

 

「な、なによ!?

急にちゃん付けなんてして!

気持ち悪いんだけど!

私が何をしようと、別に先生とは関係ないでしょ?

朝っぱらからこんなところをうろちょろしてたら、ダメな大人の見本みたいに思われるわよ?」

 

やはりいい反応を返してくれる。

そしてセリカはなんだかんだ私を心配してくれてそうだ。

 

「じゃあね!

せいぜいのんびりしてれば?

私は忙しいの。」

 

「"学校に行くなら、私も行くとこだったし、一緒に行かない?"」

 

「あのね、なんで私があんたと仲良く出かけきゃいけないわけ?

それに、悪いけど今日は自由登校日よ。

学校に行かなくてもいいの。」

 

「"それなら、セリカはどこに行くの?"」

 

「そんなの教えるわけないじゃない、ばっかじゃないの?

それじゃあね、バイバイ。」

 

そう言うと、セリカは砂埃を立てながら走り去っていった。

…教えてくれないならついて行ってみよう。

早いけど、なんとか追いかけることは出来るからね。

 

「ひゃあっ!?

何!?なんでついてくるの!?」

 

「"ついていけば、どこに行くのか分かるから、かな?"」

 

「な、何言ってんの!?

あっち行ってよ!ストーカーじゃないのッ!!

こんなんじゃテンリちゃんに警戒されて当然ね!!」

 

…やっぱり、テンリには警戒されていたようだ。

初対面があれだから、仕方ないけどね。

セリカ以外にもテンリの信用も得なければ…

 

「わかった、わかったってば!行先教えればいいんでしょ!?

……バイトよ!

あんたみたいにのんびりしてられないのよ、こっちは。

少しでも稼がなきゃ!

これでもういいでしょ?ついてこないで!」

 

バイトなのは分かったけど、バイト先を知りたいな。

正直、追いかけることが楽しく思ってると言うのは否定できないけどね。

 

「うぅ…しつこいわね…」

 

「"ごめんね、バイト先が気になるからさ。

変なところに騙されてないかとか、心配でね。"」

 

「あぁもう!

意味わかんない!あっち行ってよ!

ダメ大人!あっち行けってば!

騙されるほど私ちょろくないわよ!ぶっとばすわよ!?」

 

速度を上げてセリカは走り去ってしまった。

早すぎて私じゃ追いかけられなかったよ。

 

他の対策委員ならセリカのバイト先を知ってるかな?

とりあえず、学校に行こう。

…ここ、どこだろう。

 

「あれ?

先生なの。」

 

「"ん?

あぁ、テンリ、おはよう。"」

 

「おはようございます、なの!」

 

この場所がよく分からなくて、どうしようか困っていると、テンリと会った。

これまたセリカの時みたいに偶然だね。

 

テンリはいつもシロコといたのに、今日は一人のようだ。

まぁたまにはそんな日もあるか。

 

「今日はお姉ちゃんに先に行ってもらってるの!

わたしは今から学校だけど、先生は何してるの?」

 

「"私は今セリカと話してたんだよ。

さっき偶然会ってね。"」

 

「なるほどなの?

じゃあ今から帰るの?」

 

「"そうだね、いまから学校に行くよ。

でも、ここが何処か分からなくてね…"」

 

「まぁ、確かになかなか迷いやすいとは思うの。

でも、道が分からないのならきちんと誰かしら呼ぶべきだと思うの。

多分対策委員会ならセリカちゃん以外の全員先生の道案内をしてくれると思うの。」

 

確かにテンリの言う通り。

道がわかんないのに一人で歩き続けても悪化するだけだね。

 

それこそ、初めてシロコとテンリに会った時みたいにね。

あそこまでになるのは勘弁願いたい。

 

「じゃあ、今回はわたしと一緒に行くの。

仕方ないから学校までは連れて行ってやるの。」

 

少しだけため息をついて、テンリは仕方なさそうにそう言った。

…本当に申し訳ないよ。

 

「"あ、ありがとう。

それじゃあ、よろしくね。"」

 

「はいなの!

歩くからついてくるの!」

 

 

 

 

――――――

 

「これで到着なの!

先生、明日からはきちんと迷わないように誰かに頼むの。

わたしとお姉ちゃんでも、まぁ別にいいの。」

 

わたしは、先生を連れて歩き、学校に到着したの。

まぁ、あまり遠くなかったのは幸いだったの。

 

「ただいまなの!」

 

「ん、テンリ、遅かった。

大丈夫だった?」

 

「シロコちゃん、心配性だね〜?」

 

「テンリちゃん、おかえりなさいー☆」

 

「テンリちゃん、先生と一緒に来たんですか?」

 

セリカ以外の全員が揃ってるの。

自由登校の日なのに、凄いの。

 

「お姉ちゃん、わたしは大丈夫なの!

途中で迷いかけてる先生を見つけて連れてきたから遅くなっただねなの!」

 

「あぁ、なるほど。

それで先生と一緒に来たって訳なんだね。」

 

話が早くて助かるの。

納得したようなお姉ちゃんを見て、わたしは少し笑うの。

だって、心配してくれるのが嬉しくてなの。

 

「最近セリカちゃん自由登校日に来ないね〜?」

 

「確かに、今までは絶対に来てたのに、セリカちゃん、どうしたんでしょうか?」

 

「ここ一週間くらい休みが多くなってる。」

 

「体調不良なら心配ですね…☆。」

 

「あぁ、それなら多分大丈夫なの。

先生がわたしと会う前にセリカと会ったって言ってたの。」

 

わたしは先生との話を思い出して、心配してるみんなを安心させるの。

まぁ、何を話したとかは知らないから、後は先生に話してもらうの。

 

「"皆、おはよう。

そうだね、私がセリカに聞いたところだと、今日はバイトみたい。

どこでやってるかな、聞けなかったな。"」

 

「バイト、なの?」

 

「なるほど〜、バイトなら来ないのも仕方ないね〜。

うへ、大変そうだ〜。おじさんには無理かな〜。」

 

どこでしてるか、確かにわたしも気になるの。

多分、きいたら教えてくれるとは思うけど、気になったら即知りたくなるの…

それに、皆なら多分わかるの。

 

「"教えて貰えなかったんだけど、みんなならどこか分かる?"」

 

「ん、多分あそこ。」

 

「そうですね。

セリカちゃんならあそこしかないと思います☆」

 

「うん〜、おじさんもそう思うよ〜?

それじゃあみんなで行こっか〜。」

 

「あそこって、どこなの…?」

 

「"どこだろう?"」

 

皆だけで通じ合ってて、わたしと先生じゃ分からないの。

だから、先生と一緒に首を傾げて、皆についていくの。

「いらっしゃいませ!

柴関ラーメンで……。

わわっ!?」

 

「あの〜☆6人何ですけど〜!」

 

「あ、あはは…セリカちゃん、お疲れ…」

 

「おつかれ。」

 

「み、みんな…どうしてここを…!?」

 

「うへ〜、やっぱここだと思った。」

 

「セリカ、お疲れなの!」

 

「"ど、どうも。"」

 

「せ、先生まで…やっぱりストーカー…?」

 

「うへ、先生は悪くないよー。

セリカちゃんのバイト先とはいえば、やっぱここしかないじゃん?

だから来てみたの。」

 

「ホシノ先輩かっ…!!うぅ…!」

 

「アビドスの生徒さんか。

セリカちゃん、おしゃべりはそれくらいにして、注文受けてくれな。」

「な、なんか、凄い渋い声の柴犬が居るの…!?」

 

「テンリ、失礼。

あれは柴大将。」

 

「うぅ…はい、大将。

それでは、広い席にご案内します…こちらへどうぞ…」

 

凄く渋い柴犬だったの…可愛いのにかっこよかったの、なんか、凄いの。

まぁ、ロボットが自我を持つのだから、犬が喋っても不思議はないの。

 

セリカの案内を受けて、広い席に案内してもらったの。

 

「はい、先生はこちらへ!私の隣、空いてますよ☆」

 

「"じゃあ、失礼しようかな。"」

 

席は、左側の奥にホシノ、右の奥にアヤネ、ホシノの隣にお姉ちゃん、その隣にわたしで、アヤネの隣にノノミ、その更に隣に先生っていう席順なの。

 

「ふむ、狭いですね☆」

 

「狭すぎ!ノノミ先輩、そんなにくっついたら先生が迷惑でしょ!

もっとこっち寄って!」

 

「私は平気ですよ。

ね、先生☆」

 

「なんでそこで遠慮するわけ!?

空いてる席たくさんあるじゃん!

ちゃんと座ってくれない!?」

 

「わ、わかりましたー。」

 

「セリカちゃん、バイトのユニフォーム、とってもカワイイです☆」

 

「いやぁ〜。セリカちゃんってそっち系か〜。

ユニフォームでバイト決めちゃうタイプ?」

 

「ち、ち、違うってば!

こ、ここは行きつけのお店だったし…」

 

「ユニフォーム姿のセリカちゃん、写真撮っとけば一儲けできそうだね〜。

どう?一枚買わない、先生?」

 

「"それじゃ、一枚もらおうかな?"」

 

「変な副業はやめてください、先輩…

それに、先生もやめてください…」

 

アヤネ、大変そうだけど、頑張って欲しいの。

 

「バイトはいつから始めたの?」

 

「い、一週間前くらいから…」

 

「そうたったんですね☆

時々姿を消していたのは、バイトだったということですか!」

 

「そろそろ注文取らないとセリカが怒られちゃうかもなの。」

 

「そ、そうよ!

ご注文はっ!?」

 

「ご注文は、お決まりですか、でしょ〜?

セリカちゃーん、お客様には笑顔で親切に接客しなくちゃね〜?」

 

「あぅぅ…ご、ご注文は、お決まりですか…。」

 

「私は、チャーシュー麺をお願いします!」

 

「私は塩。」

 

「わ、わたしもお姉ちゃんと一緒のなの!」

 

「ん、テンリ、お姉ちゃんと一緒に食べる。」

 

「えっと、私は味噌で…。」

 

「私はね〜、特製味噌ラーメン!

炙りチャーシュートッピングで!

先生も遠慮しないで、じゃんじゃん頼んでね〜。

この店、めちゃくちゃ美味しいんだよ〜!

アビドス名物、柴関ラーメン!」

 

「"それじゃあ私はアヤネと一緒にしようかな。"」

 

「…ところで、みんなお金は大丈夫なの?

もしかして、またノノミ先輩に払ってもらうつもり?」

 

「はい。

私はそれでも大丈夫ですよ☆

このカードなら限度額までまだ余裕ありますし。」

 

「いやいや、きっと先生が奢ってくれるはず。

だよね〜、先生〜?」

 

「"ちょっと待って?

初耳だよ?"」

 

「あはは、今聞いたからいいでしょ〜?

先生としては、カワイイ生徒たちの空腹を満たしてやれる絶好のチャンスじゃーん?」

 

「"まぁ、いいよ。

皆のためだしね。"」

 

「せ、先生、ごめんなさいなの…」

 

「"いや、テンリも気にしなくていいよ。

好きに食べてね。"」

 

「…。

先生、こっそりこれで支払ってください。」

 

「"いや、ノノミ、大丈夫だよ。

ホシノの言う通り、可愛い生徒たちの空腹を満たせるなら安いもんだしね。"」

 

「で、でも…」

 

「"いいからさ、気にしないで?"」

 

「…はい、分かりました☆」

 

先生がわたしたちの分も会計を済ませてくれたの。

そして食べ終わって、皆で帰ろうか、と話してるの。

 

「いやぁー!

ごちそうさまだよ〜、先生!」

 

「ご馳走様でした☆」

 

「うん、お陰でお腹いっぱい。」

 

「先生、ありがとなの〜!」

 

「早く出てって!

二度と来ないで!仕事の邪魔だから!」

 

「あ、あはは…セリカちゃん、また明日ね…。」

 

「ホント嫌い!!

みんな死んじゃえー!!」

 

「あはは、元気そうでなによりだ〜。」

 

「"それじゃ、帰ろうか。"」

 

「「「「「はい(うん)」」」」」

 

セリカのバイトユニフォーム、凄く可愛かったの。

バイトお疲れ様ってすぐ言いたいから、終わるくらいの時間に迎えに行くの!

 

「いや〜、先生、ごめんね〜?」

 

「"ん?

いや、気にしなくてもいいよ。

ホシノの言う通り、可愛い生徒達の為だからね。

でも、先に言って欲しかったかな…"」

 

「うへ、確かにそれはその通りだ〜。」

 

「ん、でも、先生のお陰でお腹いっぱい。」

 

「わたしもお腹いっぱいなの!

先生、ご馳走様なの!」

 

「美味しかったですねー☆

やっぱり、柴関ラーメンは凄いです!」

 

「別の自治区からも人が来るほどですもんね。

何故アビドスにあるのか不思議なくらいです…」

 

皆で談笑しながら楽しんでいると、なんだかんだ時間が過ぎるのは早いの。

そろそろ迎えに行くの!

 

「わたしはセリカを迎えに行ってくるのー!」

 

「私も行こうかな。」

 

「いや、お姉ちゃんは皆と楽しんでお話するの!

わたしが行きたいだけだから、気にしなくてもいいの。」

 

「ん、分かった。

いってらっしゃい。」

 

「いってきますなの!」

 

それからわたしは、また柴関ラーメンに行き、少し離れた場所でセリカを待っておくの。

モモトークは入れてるから、多分きてくれるはずなの。

 

「はあ、やっと終わった…目まぐるしい一日だったわ。

みんなでくるなんて…騒がしいったらありゃしない。

人が働いているってのに、先生先生って、チヤホヤしちゃって。

ほんと迷惑、なんなのあれ。

ホシノ先輩、昨日のことがあるからって、絶対わざとだわ!

…ふざけないで、私がそう簡単に折れると思ったら大間違いなんだから。

ん?モモトークに通知が…

テンリちゃん!?」

 

「あ、セリカ、ここなの〜。」

 

わたしはセリカの声を聞いて、セリカの方に歩いて行ったの。

そして、見える範囲にくると、手を振って場所を教えたの。

 

「今日はごめんなさいなの。」

 

「あー…別にいいわよ。

どうせホシノ先輩が誘ったんでしょ?

テンリちゃんは悪くないわよ。

それじゃあ、帰りましょうか。」

 

「はいなの!」

 

二人で談笑しながら帰っているの。

セリカが歩きなので、わたしも歩いて帰るの!

 

「そういえば、この辺りも人が居なくなったわね。

昔はここまででもなかったんだけどね。」

 

「そうなの?

わたしは最近きたから、知ってるのは今のアビドスだけなの。」

 

「それに、治安も凄く悪くなったわよ。

前はヘルメット団なんて居なかったし。

このままじゃダメ。

私が、私たちが頑張らないと…そして学校を立て直さないと…」

 

「頑張るのはいいの。

でも、張り切りすぎるのはダメなの。

また疲れたら言うの。

わたしでよければまた甘えさせてあげるの!」

 

「うん、ありがとなの。

…ッ!?」

 

「な、なんなの!?」

 

二人で歩いていると、突然ヘルメット団に囲まれたの。

…まずいの。

武器はあるけど、近距離じゃ割と厳しいの。

 

「なによ、あんた達。」

 

「黒見セリカ、だな?」

 

「…カタカタヘルメット団?

あんたたち、まだこの辺をうろついてんの?

ちょうどよかった、虫の居所が悪かったの。

二度と後の辺りに足を踏み入れられないようにしてやるわっ!」

 

「…援護するの。

好きに暴れるの!」

 

「…くぅ、ぅ!

多すぎる…!」

 

「後ろにも敵…なの!!

…こっちは頑張るから、そっちも頑張るの…きゃっ!?」

 

「テンリちゃんっ!?」

 

「捕らえろ。」

 

そうヘルメット団の一人が言うと、変なガスのようなものが辺りに満ちるの。

…っ、これ、は、睡眠ガス…なの…

 

「対空砲!?

違う、この爆発音は、Flak41改…?

火力支援?どこから…いや、違う、これは、まさか…!?

テンリちゃん!!

…っ、わたしも…まず…い…」

 

「続けますか?」

 

「いやいい、生かさなければ意味が無い。

この程度でいいだろう。

車に乗せろ、ランデヴーポイントへ向かう。」

 

「黒見セリカと一緒に居たこの女はどうしますか?」

 

「連れて行け。

こいつも対策委員会の一員のはずだ。」

 

…お姉ちゃん、ごめんなさい、なの…

 




今回も読んでくださりありがとうございます!
たぶん続くのですが、感想や評価があればモチベに繋がるので、もしよければ…
それと、アンケートもお答えしてくれると嬉しく思います!

ガールズラブにしようか悩んでます。どうした方がいいですか?

  • いらん
  • 百合にしよう!!!!
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