タロちゃんに「ターロタロタロ」って言わせたい   作:エアプタロちゃん概念好き

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ピーチドンはなんとしてでも出したかった(遺言)


ピーチドンってなんだ

「タロロロロロ!このピーチドンの力を持ってすればテラリウムドーム内…いや、イッシュ全土のポケモンを意のままにすることも…」

 

 

 ひこうタイプのポケモンの上に立つ見慣れた学友の姿。その手には毒々しい色をした鎖のようなものが握られていた。

 

 

「タロ、やめるんだ!どうしてこんなことをする!」

「『どうして』?君も面白いことを聞くタロね。そんなの─────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「かわいくないこの世界を一度壊してかわいく作り直すためタロ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…夢か」

 

 

 ポーラスクエアに設けられた宿泊用のスペースで目を覚ました。……いや、夢にしては妙にリアリティがあった。こうしてはいられない、タロに直接聞かなくては。

 

 善は急げ。ポーラエリアに隣接するコーストエリア内のスクエアの管理者用エリアに足を運んだが目的の人物は見当たらない。

 仕方ないかと思いスマホロトムを取りだしてメッセージを送ればすぐに返信が来た。

 

 

 メッセージに書いてあった場所…リーグ部の部室に入り、机に置いてある書類と向き合っているタロに声をかける。

 

 

「タロ」

「あれ、思ってたより早い。…それで聞きたいことってなんですか?」

「それなら早速聞かせてもらうけど…ピーチドンってなに?」

「なんですかそれ」

 

 

 返されたのは過去一で困惑した声だった。

 そこで今朝見た夢の内容を説明してやれば、困惑が段々と呆れへと変貌していくのが手に取るようにわかった。

 

 

「──────っていう夢を見たんだ」

「色々と言いたいことはありますが……とりあえずわたしのことなんだと思ってるんですか?」

「ピーチドンのトレーナー」

「わたしは今!『現実』の話をしています!」

 

 

 胸の前で両手を交差させてバツ印を作ったタロが大きな声でそう言った。

 

 

「じゃあ四天王の一人」

「じゃあってなんですか」

「だってこの前勝ったし…よかったな、俺がリーグ部入ってなくて。俺が部員だったら今頃都落ちしてたぞ」

「……まあ、総合的に見たら戦績はわたしの方が上ですけどね」

 

 

 …………は?シングルバトルは俺の方が勝ち越してるが?

 

 

「…上等だ、いつもの時間にコーストスクエアに来い。お前の口から『ピーチドン』っていう言葉を引きずり出してやるよ」

「いいですよ。その代わりわたしが勝ったら明日のリーグ部の仕事手伝ってもらいますから」

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば最近、学園に幽霊が出るって話題になってるらしいぞ」

「幽霊…ですか?」

「ああ。なんでも夜遅くに『ターロタロタロ!』って大きな声で笑いながらこの辺りを徘徊してるらしい」

「ちょっ……そ、そういうの*1本当によくないと思います!」

 

*1
バトル前の精神攻撃




カメリアくんのダブルバトルは2vs2というより1vs1×2という感じです。
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