トリニティはトリニティでも、違う作品ですよねコレ?   作:ペルフェクティ

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ふと浮かんだので衝動的に書き上げた産物です。
ストックは無いので遅投稿になってしまうかも。


第1任務#廃墟脱出#戦闘#ここ何処?
1-1「廃墟」


「…う、ん?なんだコレ、真っ暗で何も見えねぇ…」

 

妙な圧迫感に苛まれ、意識が浮上するが、暗闇の中なのか、眼を開けても真っ暗なまま。

そんな暗闇が不安になり、動こうとして気づく。

 

「これ何か覆って…いや、押しつぶされてね?」

 

妙な圧迫感の正体はコレか そう思いつつ、

明らかに自分以上に大きい何かに押しつぶされている現状、

せめてこれをどかせれば動けそうだなぁと思いながら、

自分では絶対にどかせそうにないソレを手で押した。

 

ズズズズ…ドォン!

 

「えぇ…(困惑)」

 

いや、可笑しいだろ、ほんのちょっと押しただけなのに、

ソレはいとも簡単に押し出され、音を立てて倒れた。

目が慣れてきて確認したソレは、鉄骨が入ったコンクリート壁の一部だとわかった訳なのだが…

 

「いやいやおかしいでしょ、普通の人間がこんなんちょっと押しただけで動かせるわけ…」

そこまで言って、暗闇に慣れた目が自分の手を捉える。

――――あれ、俺ってこんな腕細くてツルツル美肌だっけ…?

 

「てか、え?なんか服装も違…んええええ!?」

 

咄嗟に自分の姿を確認しようとして、

服を押し上げて存在感を主張する胸元の双丘に思わず変な声が出る。

 

「俺男ォ!てか今気が付いたけど声もなんか違うし!?」

 

可笑しい、可笑しい。余りの事態に頭が完全に混乱する。

 

「そもそも此処は何処で、なんでこんなところに居るんだ!?」

 

疑問、疑問、また疑問。尽きぬ疑問を打ち払ったのは――――突然鳴り響いたアラーム音。

 

『ビー!ビー!ビー!』

 

「うるさっ!?なになになに!?なんなの!?」

 

思わず、“頭上”の耳を抑え、辺りを確認し…目が見開かれる。

 

あからさまに下部に銃座が備わった小型のドローンのようなものが複数、

遠くの通路らしきところからこちらに向かって飛んできているのだ。

 

「は!?はーーーー!?」

 

驚きと困惑の連続、しかして、銃口がこちらを向けてるとわかった瞬間、

自然と、自身の思考とは別に、身体は背中に背負っていたある物を手に取った。

ズラァと手に握られたそれは、まるでゲーム作品に良く出てくる 所謂大剣と呼ばれる物。

それをしっかりと握りしめた途端、脳裏に火花が散る様な感覚が襲い――――

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――――――――――

――――――――

――――

 

 

「ハァ…ハァ…!あー、クソ…どうなってるんだよ、コレ」

 

時間にして数分だろうか、自分の着ていた服は所々ドローンの銃撃によって穴が開き、

その代償と言わんばかりに、目の前には無残にもバラバラに壊されたドローンの残骸が落ちている。

 

自分がこんな大剣を振るえる力を持ってるはずもないし、何より撃たれた筈なのに体に傷がついてない。

痛みは有れど、気絶するような痛みでも無し、一体自分はどうなってるんだ?

 

少なくともわかってることは、此処は何かしら警備されてる場所で、

自分は侵入者かなにかで…

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…いやだって、少なくとも服に穴が開くレベルの銃撃を受けて

傷一つすらない身体って人間じゃありえないでしょ。

 

「…とりあえず、どうにかここを出よう またドローンが来たら面倒くさいし」

 

服に付けられていたアタッチメントに引っ掛けるように、背中に大剣を背負い直す。

…なんでこんなことも知らない筈なのに分かるんだろうなと言葉を洩らし、

あてもなく通路を歩き始めた。

 

 

 

「…っぷは!や、やっと外に出られた…!」

 

ドローンの襲撃からどれくらいたっただろうか、今自分がいるところを地下だと考え、

とにかく上へ、上へと目指し、錆びついたハッチをこじ開けてようやく外に出た。

 

外は月光が差し込む夜となっており、冷えた空気が肺に満たされるような感覚になる。

周りを見渡せば、壊れた建物や何か機械だった物が目に入る。

 

「ここ…廃墟か…?いや、じゃあ何であんなドローンとか飛んでたんだ?」

 

ぽつりとまたも疑問を口に出す。

考える事が多いなぁと思いながら、ふと、月明かりを反射する何かが視界に入る。

 

近づいてみれば、それは壊れた立ち鏡だとわかった ひび割れて所々欠けているが

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「………」

 

絶句してしまうのも無理はないだろう、記憶の中の自分は間違いなく、

冴えない小太りの男性だった筈だ。

だが、鏡に映る自分の姿は――――

 

薄灰色の長い髪と狐耳を生やした、美少女の姿をしてるのだから。

 

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