【if】もし御三家の裏にもう一個一族が居たら   作:柳瀬塔矢

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始まり始まりぃ・・・


一話

 

ーーー時は平安、呪術・・・呪法の全盛期。場所は京都

 

「はっ、痴れ者が。俺の前に幾度現れる」

 

「・・・はぁ、我ぁ木端と混ぜんなや。宿儺」

 

男は呆れ、居合の構えを取る。白髪の髪を結い上げ(現代で言うポニーテールである)、気怠げに宿儺と呼ばれた怪物の前に現れた

 

「ほぉ、その構え・・・竜胆とやらか」

 

「我ぁ竜胆【皇】風魔・・・覚えとき、一千年の封印を施す者だ」

 

その争いは一瞬で終わった。そしてその争いは誰の功績か分からぬまま過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は流れ現代、平成。場所は変わらず京都

 

「疲れたぁ!なんでこんなんやらなあかんのよ、親父ぃ!」

 

道場の中心で駄々を捏ねる小学生が1人。髪は白く、その瞳は青い。

 

「1300年も経った今、いつ宿儺が蘇るか分からないからこそ、俺はお前を鍛えているのだ!その呪術の才能があるのにも関わらず肉体が動かないと言うのは宝の持ち腐れだからな!お前には奥義まで全て引き継いでもらうぞ!」

 

それを叱るは髪は黒く、瞳もまた黒い男。顔つきは少年に似ている。

 

「今の世の中は平和だって何回言ったら分かるんだよ!それに呪術ってファンタジーじゃないんだしさぁ!」

 

しかし子供は直ぐには納得できないものである。

 

「ふむ・・・それなら一度山にでも籠ってこい!そうすればこの世の真実が分かるだろう!学問は捨てろ!どうせどうでも良いんだからな!」

 

しかしこの親、このご時世に学問を捨てろとは大胆である。まぁ間違っても居ないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、山に捨てられた少年だが、サバイバルは得意であった。

 

「何が山籠りだ。そんなことしたって何にも分からんじゃろて・・・」

 

しかしそこで見るのは怪物である。皮膚は赤く、四肢は人とは思えぬほど長く、頭は大きい。これを人とは、既存の生物とは言えぬだろう。

 

「なんやこのバケモンは!?これが真竜だっつーんならあのクソ親父死んだら祟るぞ!」

 

「<3%=(^5↓+…€(…」

 

「何言ってんだこいつ!?言語なら少なくとも分かる音で話せや!」

 

ちなみに言うと呪霊の中には喋れるやつ(特級が主である)と特殊な言語を用いるやつ(花御が例である)の他には単一の言語を話すやつが居るがこれはその花御のタイプである。読者よ。解読してみせよ!ちなみにおま環なので環境によっては答えられないのでよろ。

 

閑話休題

 

「あーもうめんどくせぇ!斬っちゃるわ!」

 

少年は居合の構えをとる。見る人が見ればそれはシン陰に見えるだろうがこれには領域は無い。

 

「雷斬ィ!」

 

その一撃は雷を纏い化物の首を刎ねた。そのまま首は転がり、最後には塵になっていった・・・

 

「こんなんが世界には大勢いるって伝えたかったんか?・・・だとしたら拍子抜けだわな」

 

そこに近づくのはまた化物。富士山の頭をしている一つ目の存在である

 

「・・・なんや今度はぁ!?富士山の一つ目たぁこれまた化物やなぁ!?」

 

「見ていたぞ、答えろ小僧。貴様は何者だ?」

 

「我ぁただの子供だがバケモンが見えるなんて知らんかったなぁ!答えな、アンタらはナニモンだ?」

 

「我らは呪霊、1000年後の世界で人になる真なる人間よ!」

 

バケモノは手から炎を纏い構えて来た

 

「やる気かいな!?血の気の多いやっちゃなぁ!」

 

少年は刀をしまいもう一度居合の形を取った。お互い動かない時間が過ぎていく・・・

 

何が合図だったのか・・・バケモノが先に動き出した。それに呼応するように少年は居合を奔らせた。

 

「それは先ほども見とるわ小童が!」

 

バケモノは手から出している炎で上に回避し、そのまま後ろを取ろうとしていた・・・それが間違いだった。

 

「虹霓!」

 

少年はそのまま身体を回し、刀をバケモノの降りる位置に合わせて斬り捨てた。

 

「チィ!小癪なぁ!」

 

バケモノは咄嗟の判断で刀のきた方向に避けたが・・・それが功を奏したのか、この工房は引き分けで終わった。

 

「小童に使うのは癪だがここで逃がして後に祓われるのは避けなくてはならん!領域展開」

 

化物は掌印を結ぶ。周りに広がるのは火山そのものであった。

 

「蓋棺鉄囲山」

 

「なんやこりゃあ!?幻術かいな!」

 

周辺からマグマと思われるそれが襲いかかってくる。が、それを間一髪で避けていく。正確には髪を燃やして避けている。これは実を言うと正しい避け方なのだ。領域の必中は場所を問わない。それ即ち掠らせる事が出来れば必中は起こっている事なのだ。まぁそれを知って動いているわけではないが。

 

「ほぉ、焼き切れぬとはすこしはやる様だな、小童よ」

 

「・・・少し気ぃ抜いたら死ぬな・・・しかしここまで死に際になる事も無かったから分からんかった世界の真実も分かった。感謝するぞ、呪霊よ」

 

少年の雰囲気が変わる。先程よりも更に低い位置からの居合、周囲には蓮の花が咲き乱れ、本人の髪は青白い物に変わっていった

 

 

 

「蓮聖」

 

 

 

放たれた一撃は空間をも切り裂き、領域は砕け、元の森が現れた。

 

「小童・・・名を聞こう」

 

「我ぁ二代目竜胆【皇】風魔じゃ、覚えておけ・・・呪霊」

 

「儂の名は漏瑚・・・火山の畏れから産まれた呪霊。覚えておけ、いずれ貴様を殺す名だ」

 

バケモノ・・・漏瑚はその場から消えた。祓った訳ではない。漏瑚がこの場から去ったというだけである。残ったのは少年1人、髪は白に戻っている

 

「なんやあの感触・・・魂に触れたと言うべき感触は・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから三年、ついに全てが始まる。

 

 

 

 




はい、転生かと思ったそこの貴方、賀茂家を思い出してください。過去の名前使ってるでしょ?それと同じです。喋り方については偶然で片付けてください。漏瑚が焼き殺せなかったのはそこまでガチで動いてなかったからと隙が見当たらなかったからです。
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