【if】もし御三家の裏にもう一個一族が居たら   作:柳瀬塔矢

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五話

 

来るはハロウィン。まぁ最初から渋谷の中に居たら問題無いよなぁ?と考え(普通に渋谷のハロウィンを体験してみたかったのもある)制服ではなく和服で来たわけだが・・・

 

人が多い!いざという時に守らなければならぬ数が多いとめんどくさいから本当は見捨てたい・・・見捨てるか。それができなければ生きていけないからな。

 

帷が降りた・・・始まったか。まぁ暫くは動かないでおくとしよう。羂索は我の対策もしているだろうしなぁ?まぁ我の対策と言えば考えられるのは獄門饗か。あれは確かに効くだろうなぁ、まぁ内側から無かった事にできるからそんなに意味はないが羂索は滅象を領域の無効化あたりだと睨んでおるだろうな。実際は概念の無効化なのに・・・

 

「お兄さん刀とか和服とか似合ってるねぇ!どこから来たのかな?キャンユースピークジャパニーズ?」

 

こうやって話しかけてくる有象無象が邪魔でしか無い。まぁ我ぁ白髪に青い瞳と日本人には見えないだろうからこうやって無視してるがな。本当は切り捨てたいとすら思っておる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・アレが五条悟か。確かに髪や瞳の色が同じだな。アレが六眼か。

 

このまま彼奴が向かうのは地下じゃろうな。そうなるとまんまと羂索の策に嵌る訳だが・・・現代最強の異能とやらの底力、見せてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・こりゃまためんどくさい奴が目覚めたな。ギフテッドか・・・我を追ってくるということは強者に惹かれて居るな?羂索にでもぶつけるか?いや、駅のホームだと一般人が多いからな・・・

 

「こりゃめんどい」

 

お?丁度良いところに領域があるじゃあねぇか!

 

「っらぁ!」

 

どうだ、入れ!入れ!入ったぁ!

 

「っし!」

 

とその場に来るのは随分と懐かしい気配。

 

「この気配・・・漏瑚だったか?」

 

「ほう、儂の名を覚えて居るとは小童にしては記憶力が良い方では無いか」

 

「我ぁから逃げるたぁ狡い真似はせんよなぁ?」

 

「今ここで100年後の荒野の為に貴様を焼き殺してくれる!」

 

向こうは特級、宿儺の指7〜8位は有るだろうな。

 

「夏油から貴様の術式については聞いているぞ。なぜ使わん?」

 

「はっ、使う必要もない、ましてや使わないと勝てないほど貴様が強いか?使って欲しいなら使わせてみろよ!」

 

我の術式は2つ。その両方が現代では使ってはいけない威力が出せる。だから縛る事で副次的に起きた身体の不調を込みで我と同等の存在なのにそんな奴が我に術式を使わせるたぁ甘く見られて居るなぁ?羂索も老耄にでもなったか?

 

漏瑚が攻める。周りをマグマで溶かして、その勢いで骨すらも残さないという火力で。実に強い。確かに現代では特級だろう。だが、領域を含めてこの程度で特級と呼ばれて居るのはあり得ない。持って居るはずだ。奥の手を。

 

奴が空中に留まった・・・来るか

 

刀を納め、居合の形に持っていく。これはある程度本気で対処しないと我が死ぬだろうな。

 

「極の番、隕」

 

「ふぅぅぅ・・・」

 

放つのは真の龍をも斬り、因果をも絶つ奥義。

 

「空喰」

 

鞘から抜けた刀は真空を作り、波動として隕石に飛んでいく。それは龍の顎となり空間を喰らい尽くしていく。隕石に衝突し、その部分を消し去っていく。

 

「・・・やはり身体が鈍っているな。この程度も消せんとは・・・それほど平和で有るという証だろうがそれでも足りん・・・」

 

「貴様・・・本当に人間か?」

 

「おいおい、戯言言うなよ。我が人間じゃなかったら我ぁはなんだ?呪霊か?妖精か?」

 

「こんな事が出来るのは宿儺ほどの実力が必要なはず・・・」

 

「しかし我に奥義を一つ使わせたのは現代では貴様が最初だ・・・誇れ、貴様は強い」

 

これが手向けの言葉になる。漏瑚、地獄から見ていろ。貴様を祓った男の生きて居る時代を。世界を。

 

「・・・何か落としたな」

 

少し遠いから確証はないがあれは・・・宿儺の指か?集めて居るという事は自分では使わず宿儺の器に使うつもりだったのか。

 

 

 

瞬間、身体が凍った

 

 

 

「・・・貴様、裏梅だったか」

 

「何故名前を知って居る」

 

「貴様と同じに決まってるだろ。忘れたか?」

 

しかし氷は砕ける。それは無慈悲なまでに我そのものを表している。

 

「我ぁ竜胆ぞ。貴様如きと同じ扱いなのは癪だが同じなのだからしょうがないなぁ?」

 

転生はしてない。ただ、羂索と似た方法で現代まで引き継がれていただけの話だ。彼奴は脳を移植しているが我ぁのは先祖返りの肉体だったからこそ行えた事。やはり付喪神というのは使える。魂の移植がやりやすいからな。

 

「・・・今は見逃したる。我も宿儺とは一度戦っておきたいからな」

 

「・・・そうか」

 

・・・しかし今の状態だと宿儺と戦っても手札がたりないな

 

縛りを解くか・・・?いや、十種がいるこの状況で式を使って適応されたくない・・・いや、そんな事言っている場合ではないな

 

「安全機構、解除。第一術式、解放。裏、解放」

 

・・・身体が軽いな。少し動いておくか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隕石の上、身体を慣らして我は待っていた

 

隕石の上で凡夫は俺を待っていた

 

「やぁ、宿儺」「凡夫が」

 

 

 

「「今度こそ殺してやるよ」」

 

 

 




第二術式はまだ先です。まぁ十種無い宿儺だから良くて引き分けじゃね?とか作者も考えています
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