【if】もし御三家の裏にもう一個一族が居たら   作:柳瀬塔矢

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作者は宿儺についてうろ覚えです。肉体の術式を使える事は分かるのですが他の術式がなぜ使える(伏魔は本人のだとして)のかとかそれなら炎is何?とかなんか疑問多いので自己解釈で行きます。


六話

 

宿儺との出会いは平安、我の親父が封印に失敗したから派遣されたのが出会いである。勿論羂索とかも知っている。それ故に現代で蘇っていることの方が驚きなのだ。まぁ羂索ならやりかねないからな・・・

 

「貴様、やはり風魔か」

 

「御託は要らんじゃろうて。はよ始めようか」

 

刀を鞘ごと身体の前に持っていく。右手を逆手にし柄の部分を持つ。

 

「ふむ・・・少し肉体が衰えているな?」

 

「阿呆、平和すぎて鈍っているだけだわ。すぐに戻す」

 

この会話の最中に宿儺は六回我を斬り、我は八回宿儺を斬った。これが全盛期なら二桁は斬れたというのに・・・

 

「せっかく術式を解放したんだ。使うか」

 

「ほう?貴様の術式は今でも分からないからな。適応してやるよ」

 

「・・・遅い」

 

今の我はまさに光。いや、それよりも速いだろう。一瞬にも満たない時間の内に我は宿儺の背後に周り宿儺の身体を両腕、両脚、正中線、首も両断した・・・しかし手応えが無い・・・

 

後ろを振り向くと無傷の宿儺がそこにいた。我は即座に防御に呪力を回し吹き飛ばされたはずの威力を背中から抜けさせた。

 

「それがその肉体の術式か・・・入れ替えるって感じかな?」

 

「ほう、無効化だとは考えなかったのか?」

 

「だとしたら斬った感触が残るのがおかしいからなぁ?」

 

「それもそうだな」

 

我と宿儺は一頻り笑った。それはまるで再び逢えた喜びのように。呪い合える相手という唯一無二の存在に会えた事に感謝するように。

 

「はぁ・・・第二ラウンドだ」

 

「術式の解放か!」

 

「■」

 

「真理術・空」

 

宿儺の手には地獄の炎が、我の手には重力場が、それぞれ纏われてある。

 

「「安心しろ、術式の開示などと言う狡い真似はせん」」

 

次の瞬間、周辺のビルの残骸が宿儺を中心に集まり、そして融解した。

 

そしてその隙に我は宿儺を蹴り飛ばし、その下に重力場を発生させ、強制的に地面に叩きつけた。しかしそれでも無傷・・・条件は周辺に人がいることか?

 

「なんてめんどい術式やな」

 

「そうだろう?俺の術式の扱いにこの肉体の小僧は気がついていないがな」

 

「そりゃ宝の持ち腐れやなぁ」

 

瞬間、強大な呪力を感知した

 

「あかんこれって十種の最後のやつか!?」

 

「ふむ・・・伏黒恵以外に呼ぶやつは見当がつかないが・・・」

 

「お前が名前を覚えてるっちゅー事はそいつも宿儺の器かいな!?こりゃめんどい時代だなぁ?」

 

その肉体は羂索が作ったやつだろうが伏黒恵とやらの肉体は自然生成されたもの、つまりその肉体よりも適応率が高い・・・いや、十種狙いか!?

 

「なら助けなくちゃあなぁ?それにアレとは戦った事が無いからなぁ?」

 

過去の資料だと確か全ての事象への適応だったか・・・なら我の勝ちだな。真理術の反転術式は呪術界隈で最もチートな能力をしているからな

 

宿儺が伏黒恵とやらを助けていた。なら我がやるべきは・・・

 

「反転術式・真理術・虚」

 

さて、お前の適応が早いか我の奥義が速いか比べようか

 

「領域展開・伏魔御廚子」

 

ほう、我も殺す気か。

 

「だがそれは悪手だぜ、宿儺ぁ!」

 

刀に呪力を廻す。そして横凪に構える。皮膚がどんどん斬られているが片っ端から反転で治していけば時間はかかるが問題はない。

 

「羅刹・運命・煉獄からの郷愁」

 

我は祝詞を唱える。それはまるで地獄のように、堕ちる事こそ祝福であるかのように

 

「現れぬ・現れぬ・故に骸はここに有り」

 

人を待っても来ないだろう?それは誰でも同じ事。時を渡っても変わらない事だからね。さて、時は満ちた。怨嗟に塗れた空間を作ろうでは無いか

 

「奥義・鬼哭啾々」

 

我の後ろに地獄の門が現れ、その力を全てのせた飛ぶ斬撃をあの化け物・・・異界神将とやらにぶつける。その肉体は二つに断ち切れ・・・影の中に溶けていった。

 

「隙が出来てるぞ!凡夫がぁ!」

 

その隙もフェイクだよ、宿儺。それに釣られるほど君は弱くなってしまったんだね・・・

 

「蓮聖」

 

周囲は蓮の花で埋まった。地獄と言えば石楠花とか彼岸花とかだろうけど(石楠花は完全に個人の感覚だけどね)日本に於いては蓮の花が一番馴染んでる

 

「あぁ・・・気分が良い。鬼哭啾々を放つのはこれまで、平安を含めても初めてだからね・・・」

 

「ならそのまま死ね・・・■」

 

「効かないよ」

 

掌印を作り、奥の手の内の一つを切る。

 

「・・・領域展開」

 

 

 

「虚空閉暗呑」

 

 

 

ここは宇宙、ここは我の空間。平安の頃には終ぞわからなかったが現代の今ならば分かる。ここは我の宇宙だ。

 

「領域の押し合いか!」

 

「いいや、押し合いはないよ。全てを包み込むからね。君の空間ごと我の領域のなかだよ」

 

「この領域は必中、必殺を縛ったんだ。その代わりに包み込む事による押し合いの無効化、そして術式の効率化をメインにしたんだ」

 

この状態になると我は同時に三つまでなら術式が使える。

 

「真理術・空」「真理術・魂」「真理術・虚無」

 

「三つ合わせて真理術混合三種【メビウスの輪】としようか」

 

「・・・そういうことか!」

 

さぁ、ここからは一方的な蹂躙だよ、宿儺

 

まずこの空間内の全ての真理術以外の全てを無効化する、その後真理術・魂によって全ての攻撃を代替、受け流し、無効の無効化をする。あとは空によって全ての攻撃を擬似敵に必中にするだけさ。領域によっての必中は無いが必中であるんだから術式で穴多いよね。

 

そうしてお互いに徒手空拳で争っていると何発かは黒い火花・・・黒閃が放たれる。そうなると更に高速になっていく。それが続いて続いて・・・どれくらいの時が経ったのだろう。この領域は外の時間よりもゆっくり流れるのが特徴だからなぁ・・・

 

そして我の一発と宿儺の一発で相打ちになった。領域は解け、お互い術式の無い・・・となるのが普通だが奴の気配が遠のいて行く

 

「なるほど、そろそろ時間というわけか・・・決着はお預けだな、風魔よ」

 

「何度このやりとりをしなくちゃならねぇんだろうなぁ?」

 

そしてその直後、宿儺の気配は無くなった

 

 

 




宿儺戦、完!(一話で終わった)真理術については考えてみてください。多分その数段チートです
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