宿儺の器から宿儺としての力が消えていき、身体の痣も無くなった
「驚いた。ほんまに宿儺を抑え込めるのか」
途端、器が吐いた。・・・宿儺に移っていた時の記憶が流れ込んだのか?まぁその程度で吐くならたかが知れてるが・・・
「宿儺が何人殺したって変わらんのになぁ、一々背負い込む必要ってあるんかね?」
「・・・行かなきゃ、このまま何も出来なかったら俺はただの人殺しだ」
・・・面白いこと言ってんな、こいつ
「面白そうだしついて行くが・・・そもそも人が死んだ所でそれを一々重く受け止めていたら心は壊れる。軽く笑って受け流さないと呪術は使えんぞ?負の感情で強くなっても所詮狂人には勝てないんやからな」
「・・・それでも!俺は何も出来なかったら俺のせいで死んだ人達に顔向が出来ないんだよ!」
なるほど、阿呆か。まぁそれを糧に強くなれるならまだ有りなのかもな
我と器は駅の中を歩いていた。するとそこにはツギハギと金髪の眼鏡がいるじゃあ無いか。眼鏡は我の方・・・と言うよりも器の方を向いて
「後は頼みます」
と言ってツギハギの術式によって爆ぜた。まぁこんな大規模な戦争なんだからそりゃあ死ぬが・・・かなりの数祓ったところを襲われたのか、それともそれが作戦だったのか・・・多分後者やな。そう言う狡猾さは持っとるやろ。このツギハギは
「あっれぇ、悠二と・・・またテメェか!風魔ぁ!」
「今日は祓う。逃す理由も何も無いのでね」
刀を鞘ごと構える。
器が前に出る。それやられると我攻めれないんだけどなぁ・・・まぁ暫くは回避に専念するか
たまに来る攻撃を回避しながらカウンターを入れつつ持久戦に持ち込もうとした時、ツギハギが黒閃を決めやがった。こりゃめんどくさい事になるなぁ?
「どうや?黒閃を決めた気分は?」
「最っ高だね!今ならなんでもできる気すらするよ!」
攻撃の速度と質が良くなったな・・・カウンターじゃあ限界がある
攻めるか。器に任せたかったが・・・ここまで、と言う事で
「ここからは我の時間じゃて」
雷斬・・・雷よりも速く動く縮地と最速の二連撃で有名な燕返しよりも速い居合斬りを放ちつつツギハギの背後に回って首を狙って体を捻りつつ斜め上に斬りあげる。
「虹霓」
すると向こうは体を変形させ回避したからこっちはそれに合わせて風を纏い上に縦に一回転して巻き上げた
「翔虚」
すると勢いが良かったのか地上に出ることができた。
と言うか肉体が肉体として機能していない奴の相手ってトドメの刺し方が確定してないが・・・存在ごと消し去ればそれで解決か?
刀を納め再度居合の形にする。シン陰のように簡易的に自分だけの空間を作り上げ、祝詞を唱える
「神仏在らば御照覧有れ、今此処に在るのは真の龍を斬り滅ぼす一族也。今この一撃は人類を陥れんとする災厄の存在である。悪鬼羅刹を打ち滅ぼさんとする我等の手によって成仏する事を願うのならば我の力になり給え」
ツギハギがあらゆる攻撃をしてくるがそれら全ては我の元には届かない
「煉變の獄門よ。今ここに我の声が聞こえているならば答え給え。我が使いし獄の門は今ここに完成する。悪鬼羅刹を打ち滅ぼす我等が悪鬼羅刹になる事は今此の時、魂を賭け滅殺する事への誓いである」
さぁ、ツギハギ。これまでの罪の精算の時間だ
「獄門饗・・・幻滅の僧罪」
その一撃は首を断ち、返しの一撃は脳天を割った。
その瞬間、我の肉体に異質な呪力が流れ出した。
「倒しきれなかった・・・だと!?」
すると違う方向からツギハギが現れた。
「実はお前達と遭遇する前に分裂して置いたんだよね!いやぁ、こんな形で使えるとは思わなかったなぁ!」
我のこの一撃の制約は単純に言えば対象の呪霊を祓えなかった場合自分が呪霊になるというものである。この時我がなる呪霊の元は【真なる龍】の呪霊である。案外実はこっちの方が強いのだが・・・その分被害の範囲は広い上にあまり操作出来ないから被害を抑える事も出来ない。平安の時を基準にしたとしても特級であるから・・・今の世でも特級呪霊として認識されるのか・・・
我の姿は実を言うと不定なのだ。まぁ肉体によって能力が分かれるとかいう訳のわからない状態であるからな。一つ一つ確認して・・・そんな時間も無いか・・・それなら一旦【魂の龍】になって上空に逃げるとするか・・・
その後、呪霊となった竜胆風魔は特級呪霊と認定されることとなる。
また、この時の渋谷において両面宿儺が8分16秒の完全権限を確認。虎杖悠仁の執行猶予は取り消され、即座に死刑が執行されることになる。この時の執行人として特級術師乙骨憂太が採用され、死滅回遊は始まって行く。
はい。なんかこうなりました。経緯なんですけど
幻滅は使うか
↓
そういやなんか忘れてないか
↓←ここで単行本確認、作者の理解力が低いのでアニメも確認
分裂体が残ってるじゃ無いか!?
ってなったので呪霊・・・と言うよりかは精霊に近いのかな?になったのです