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記録媒体を献上し、護身術を習い(才能ないから素直に逃げろと言われた)、体を鍛えてあとは只管何事も起こらない事を祈る日々。
とうとう、バイト先で化け物同士の戦いに巻き込まれた。
「死ぬ! 死んじゃう!! 神様仏様五条様!!! でも五条様が来たところでこれは死なない!?」
だって同じ召喚獣……じゃ失礼か。召喚対象だもの。同格の可能性はかなり高い。
やっぱり漫画の知識で命懸けで戦ってくださいって無理だよう!
「どうにか、どうにか……!!」
本に魔力(魔力って知らない)を込めればなんとかなんないかな!?
そんな私に、氷の女王の攻撃が迫る。
「わーっ!!」
気がつけば、私は人混みに投げ出されていた。
驚かれたが、私はカサカサと地面を這って人目につかないところに逃げた。
どうやら、五条様の空間系の力を借りる事ができたようだ。
ありがとう五条様。最高だ五条様。ここはどこですか五条様。
「傑ー! どうしたの?」
「いや、あっちでちょっと騒ぎがあったから何があったのかなって」
「んー? 別に大したことでもないだろ。行こうぜ」
はい終わった!
どうやら、咄嗟に発動させたのは夏油傑の近くへの空間移動のようだ。
設定してないと夏油傑付近に飛ぶってどんだけ好きやねん。とってもいいと思います、ぐへへ。
……さて。
「現代社会系異世界で無一文とか死ねる!!!」
「叫ぶな、目立つ」
私は両手に手を当てて、叫びを全力で抑えた。
「五条様っ 助けてどうにかなんない?」
「なんねーよ。しかも傑めちゃくちゃ怒ってるから、バレたら殺されるぞお前」
「たたたた、助けてくださいぃっ」
私は土下座して請うた。
五条悟様は頭を掻く。
「まあ……召喚主には逆らえねーし……仕方ねーな。俺、監視ついてるから、せいぜい初期資金渡すぐらいしかできねーぞ。後は自分でなんとかしろ。呪霊は見えるか?」
「多分、五条様の力を一部借りれますね」
「俺以外は六眼でもないんだし、なんとか誤魔化せる、か……? じゃあ、学校来る?」
「えっ」
「俺、呪術師としての生き方しか知らねーから、それしかわかんねーし、護身術も覚えられるし」
「でも私、呪霊となんか戦えないですよ」
「お前、俺クラスの化け物と戦わないとじゃん」「うっ」
「まあ、普通の人間として暮らしてもいいし。好きにしろよ」
そうして、五条さんは私に初期資金と行き方を書いた紙だけくれた。
ええ……。どうしろって言うのよ。
ニア 呪術師になる。
一般人としてどうにか生きていく。
戸籍のない人間が一般人として生きていく方が無理ゲーなんだよね。
私は、戸惑った挙句に呪術師の学校に向かう事にした。
私は知らない。
夏油傑による、カウンター計画が頓挫した事を。
後2回、約束通りのタイミングで五条を呼んでいれば私は世界ごと消えていたという事を。
とりあえず、私は資金がなくなるギリギリまで呪霊退治の訓練を何度か積んだ後、呪術高専に向かったのだった。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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主人公は
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死ぬ
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死なない