クリアするまで出られないホラゲーに、なぜかVチューバーがいる件について   作:プロトタイプ・ゼロ

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最近寒いですね。皆さんも風邪を引かないように注意して過ごしましょう。
それでは第3ゲームが始まります。


第3のゲーム「嘘つき鬼ごっこ」
カセット10「始まり」


 

 

 

 

「ん? なんで吾輩、こんな誰もいなさそうな島に……あぁ、そうか。そういうことか」

 

 ザザーン、ザザザーンと流れる波の音で目を覚ました悪魔――ラプラス・ダークネスは体や髪についた砂を落としながら起き上がる。

 

「まさか吾輩もホラーゲームの世界に招待されてしまうとはな……ということはやはり吾輩の考えは正解だったということか」

 

 周りを見渡し人の姿がないことを確認し終えたラプラスは、まだ太陽があることに気づく。

 

「もしこの世界が吾輩の考え通りであるならば、太陽が出ている間は噂に聞く怪物たちは姿を見せないはず……なら、まずは吾輩と同じくこの世界にいるはずのみんなを探しに行くとしよう」

 

 ラプラスは自身と同じくゲームをプレイしている残りの『3人』を探すため、一人砂浜を歩き行動を開始する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは……あれれ? 私何してたっけ?」

 

 無人島のある場所で適当に建てられた家のベッドで目を覚ましたAZKiは、自分の服装が部屋着ではなく普段着であることに気づく。

 

「えぇ!? どうなってるの!?」

 

 思わず大声を出してしまったため慌てて口を塞ぐ。ここがどこだがわからない以上、慎重に動かなければいけないからだ。

 

 そう思い静かにベッドから降りようとしたとき、

 

コンコンッ!!

 

「わあぁ!? あ、痛っ!?」

 

 突然ノックの音が響きベッドから転げ落ちた。それも頭から。

 

「あ、アズちゃん! もう起き……なんで頭から落ちてるの?」

 

「あはは……ビックリしちゃって」

 

 扉を開け入ってたのは、握力が500を軽く超えるゴリ「おい! 握りつぶしちゃうぞ☆」――ゲフンゲフン、可愛らしい天使こと天音かなただった。

 

 

 

 

 

〜〜数分後〜〜

 

「ということはみんなもこの島にいるのかな?」

 

「そうだと思うよ。まぁ、僕もさっき目を覚ましたばっかだけど」

 

 一階に降りリビングでお互い椅子に座った二人は、今起こっているこの状況を軽くではあるが確認し合う。

 

 かなたとAZKiは四人で集まってホラーゲームをしていた。最初こそ、ホラーゲームに耐性のない3人は「絶対に嫌だ」と拒否していたが、ラプラスが真剣な目で「吾輩の考えが正しいのか証明したいから深夜0時にホラーゲームをしたい」と伝えたことで渋々ではあったが、3人とも了承した。

 

「そう言えばすいちゃんは?」

 

「今は食材を集めに行ってるよ。その間に僕がこの家を建てたの。まだ仮拠点だけど」

 

「いや立派すぎない? 仮拠点……なんだよね?」

 

 ホラーゲームに耐性のない最後の一人であるすいちゃんこと星街すいせいは現在別行動しており、かなたとすいせいはほぼ同時に目を覚ました。

 

 すいせいが斧を持って食材探しという名の狩りを行っている間、かなたは拳で近くの森にある大木を殴り、仮拠点を作るための材料とした。ちゃんとした道具がなかったため、かなた本人としては仮拠点の出来は悪いらしいがAZKiからすれば十分立派な家である。

 

「たっだいま~! お、目が覚めたんだ」

 

「おかえりすいちゃん……食材は?」

 

「ごめ〜ん、かなた! 全然動物いなかった!」

 

 綺麗な顔や髪に血が大量についている。どんだけ狩ったんだこいつは……とドン引きした。

 

「近くに川もあるし、取り敢えず夜になる前に洗ってきたら?」

 

「うん、そうするわ」

 

 そう言って動物などが入った大きな袋を置いたすいせいはまた出ていった。

 

「夜になったらなにがあるの?」

 

「あ、そっか。さっき目覚めたばかりだから知らないよね。この島は夜になると大量の怪物が現れるんだよ」

 

「か、怪物……!?」

 

「うん。マイクラみたいに突然」

 

 そのための防衛拠点を作っていることを教えられる。かなたの拳やすいせいの身体能力と斧があるとはいえ、無数に存在する怪物の相手をするのは骨が折れる。そのため、休める拠点が必要と思い、作られたのが現在いる仮拠点である。

 

「まだ簡易的なベッドと台所しかないからね」

 

「いやいや、十分だと思うけど!?」

 

「そうかなぁ……」

 

 目が覚めたら突然無人島にいて、夜になれば怪物がたくさん現れる。一体どうなっているのかさっぱり理解できずAZKiの頭がパンクしそうになる。

 

「ん……ということはラプちゃんは?」

 

「あ〜まだ会ってないよ」

 

「そうなんだ」

 

 暫く時間が経ちすいせいも帰ってきた。食材探しのついでで地図埋めをしてきたすいせいは、近くの森の奥に遺跡があることを二人に話した。

 

「じゃあ、みんなでそこ行く?」

 

「でもさ〜武器がこれだけだと不安じゃない?」

 

「あ~そうかも」

 

 すいせいが唯一持っている斧に肘を乗っける。

 

「まずは武器を造ることを第1目的として、遺跡までの距離もそれなりにあるから、ある程度の日数は歩く前提で長持ちする食べ物も必要だね」

 

 AZKiが二人の意見をまとめ、紙に書いていく。

 

「やらなきゃいけないことがたくさんあるなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 太陽が沈み、月が夜空の空で輝く。

 

 寂れた遺跡の上で、青色に光る蝶々と戯れる少女がいた。青色のゴスロリ服に肩あたりで切り揃えられた緑の髪、そして真っ赤な瞳を持った少女。

 

「ふふ、そっか、みんなもう目が覚めたんだね。じゃあ……そろそろるしあも動かないと」

 

 美しいほほ笑みを浮かべた少女は、近くで膝をついた鬼に視線を向ける。すると、鬼は少女にビクビクしながら立ち上がると自分の身長ほどの大剣を持ち上げ、森の中に消えていく。

 

「じゃあ。頑張ってね。みんな……」

 

 薄く笑う少女は月明かりに照らされ、まるで幻想的な美しさが醸し出ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか?
良ければ感想などくれると嬉しいです!

次のゲームに出してほしいコンビキャラは?(チームでも可)

  • みこめっと
  • フワモコ
  • ノエフレ
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