そうして……鈴仙は声の波長を変えつつコントロールセンターに居る
そして、各自にその場を動かない様に厳命するとオールマイトの拘束をレーザーで焼き切ろうとするが不可能であった。
顎に手を当てて鈴仙はしばし考えると物間寧人の手を引いて会場を出る。
そして物間寧人に語る。
「さてと……
サーモグラフィーや透視、波長操作で既に
故に屋上にあるヘリの無力化に向かう。
タワーの外に出ると物間寧人の手を取り告げる。
「という事で……応用編Part1です、音による高速移動と『壁』による制御……波長を私と同じ様にコントロールして下さい」
そう告げると鈴仙は脚に音を纏わせてその振動と音の噴出を利用した移動法を実践して見せる。
足場には壁を形成してそれを繰り返していく。
「鈴仙さん? 落ちたら死ぬよね? この高さ」
下を見ながら物間寧人は若干震えた声音で語る。
既に190階相当の高さであり地面は遥か下……もはや見えない。
物間寧人の声を聞いて鈴仙は語る。
「大丈夫です、落ちなきゃ死にません……下を見ない事をオススメ致します」
あっけらかんとそう告げる鈴仙。
それに対して物間寧人は思い出したかの様に叫ぶ。
「君の教え方がスパルタ方式だって事をすっかり忘れてたねぇ‼︎ 君のウサミミも『怖いよ』って動きをしてるが⁉︎」
「そりゃあ怖いもんは怖いです……落ちたら死んじゃいますもの……教え方は実戦方式の方が人は必死で学ぶモノです」
空中をピョンピョンと飛びつつ適宜『壁』を足場として形成、物間寧人のタイムリミットが経過する前に個性をコピーさせる。
そうして、屋上に辿り着くとヘリが見えたので物間寧人に告げる。
「応用編Part2です……光と音の波長操作を行い存在を消しましょう……波長操作を私と同じ様に制御して下さい」
そうして……音と光を操作して透明人間となるとヘリに乗り込みパイロットを締め落とす。
その直後、屋上の扉が乱雑に開け放たれて気絶と拘束から逃れてきたのかリーダー格が部下を2人とパーティー会場にいたデヴィッドさんを人質として連れてきた。
その手にはナニカを入れたアタッシュケースがありデヴィッドさんを乱雑にヘリの後部座席へと投げると叫んできた。
「おい‼︎ 離陸だ‼︎ 目的のブツは入手した‼︎ セキュリティシステムが正常に戻った‼︎ もうここに用はない‼︎ ずらかるぞ‼︎」
そう叫ぶが一向に離陸しないヘリに対して苛立った様に叫ぶリーダー格の男。
操縦席を確認するとパイロットが気絶しているのを確認……それを見て苛立った叫びを上げる。
「アァ⁉︎ テメェ何気絶してんだよ‼︎ チッ……他にこの機体飛ばせる奴いるか⁉︎」
その叫びに対して後部座席のデヴィッドさんを抱えた鈴仙が答える。
「まだ貴方を追ってきてる人が来てないでしょう? 逃げの一手はもっと早く打つべきでしたね」
人質となっていたデヴィッドさんを物間寧人に預けるとリーダー格の男が持っていたアタッシュケースも認識を狂わせて持っていると誤認させた状態に陥らせて奪還し波長操作で認識を狂わせて一瞬だけ夢の世界へと叩き込むと物間寧人に告げる。
「さて……そろそろパーティー会場のプロヒーロー達が制圧を完了させた頃合いです……」
そして……セキュリティシステムが正常に戻ったという事は……No. 1ヒーローが動けるという事……
轟焦凍や飯田天哉、緑谷出久、八百万百も上鳴電気、峰田実、耳郎響香も屋上へと到着したが
そして……金属の鎧を纏い巨人と化した
「……なるほど、アレが
状況を冷静に分析して鈴仙は個性を行使する。
波長操作を行いレーザーを撃ち込んで襲いかかってきた金属の柱を次々と破壊していく。
緑谷出久が殴り飛ばして気絶させるが……違法薬物の影響で意識を取り戻してる。
「ガァァァァァァ‼︎」
違法薬物の影響下で獣のような叫びを上げる
個性増幅装置は影響してないが違法薬物の影響で波長操作による神経伝達阻害が上手く効いてない。
迫り来る金属柱をレーザーで破壊していくが個性増幅装置の効力か触れずとも周囲の金属を操作出来るようになっている。
波長操作で撃ち出すレーザーで破壊するも圧倒的に手数が足りない。
「君1人なら足りないけれど……君が2人居ればどうだい? 鈴仙さん」
個性をコピーしておらず素の身体能力のみで鈴仙の隣に接近した物間寧人が語る。
コピーをして鈴仙の個性をコピーする物間寧人。
背中合わせになり視線と波長のみで会話を行い迫り来る金属柱全てを破壊して圧倒していく。
しかし、金属操作の影響下でほぼ無限とも言える金属柱に対して少しずつ、少しずつ疲弊が見え始める……。
手数が足りない故に圧倒されていたが手数が足りるようになれば問題ないがそれも永遠に維持できる訳ではない。
緑谷出久がその個性で
轟焦凍や飯田天哉は迫り来る金属柱に対処しておりそちらに気を回せる程の余裕はない。
かくいう鈴仙も物間寧人もそうだ。
しかし、ようやくオールマイトが到着した。
そうして……緑谷出久とオールマイトの2人の圧倒的なまでの力により吹き飛ばされた
ようやく制圧が完了し労いの言葉をかけてきたオールマイト、この
それに対して……皆が鈴仙を見て無言で告げる、貴女が代表して告げてください、と。
それを見た鈴仙は語る。
「ではオールマイト……私は最高級のバーベキューを所望します、疲れました」
それを聞いたオールマイトは苦笑いしながらサムズアップして約束してくれた。
そうして……iアイランドでの戦いは終わりを告げた。