絶対UFZに入りたくないバルタンVS絶対加入させたいゼロ 作:スターク(元:はぎほぎ)
んでもって天竜人は聖地マリージョアからあんまり降りてきませんが、ブラキオン人は頻繁にストラドで
『俺の事と
「ああ。あまり面白くはないかもしれないが、俺のいた世界……地球では、」
《すまんゼロ、緊急事態発生だ!刹那を拠点に通し次第、すぐ指定座標へ向かってくれッ》
『ここでかよぉ~!!』
「……」
その日、銀河連邦は揺れた。
「号外!号外!」
ある者は「ついに」と目を尖らせ。
「ストラドが声明発表!」
またある者は「とうとうか」とため息を吐き。
「ブラキオンに対し、宣戦布告を発令したぞ!!」
その時が来たのを、各々で受け入れた。
「ストラドが?今このタイミングで?」
再建されたUSA本部にて、報を聞いた司令もまたその一人だ。とは言っても、“まさか”という同様の色を瞳の奥に揺らめかせこそしたが。
「はい。同時に開戦時刻・場所まで指定しています。現在は国内に在留していた異邦人を拘留・それぞれの母星へ強制出国しているようです」
「時刻と場所を……まるで決闘だな」
宇宙図にて指定された宙域を検索。ホログラムとして投影されたそこは、ストラド軍にもブラキオン軍にも利する要素の無い完全に平等な条件が整っていた。待ち伏せできる潜伏箇所も無く、純粋な戦力差勝負になると考えればむしろブラキオン軍の有利ですらある。
しかし同時に、ストラド軍がブラキオン本星へ向かうなら絶対に通るであろう最短ルートの通過点。つまりここさえ落とせばストラド側の勝利条件が一気に達成される。
……これは逆でも同じ事が言えた。1000年前、ストラドはこの宙域を奪われた事で、ブラキオン軍に本星まで押し通されたのだから。
「自棄になった……という訳ではないだろう。やはり下馬表を覆す程の新兵器を持っているのか、ストラドめ」
「如何します?」
「ブラキオン政府へ秘密裏に打診を。いざという時に備え、民間人亡命の手筈を整える」
司令にとってもストラドの憎悪は分からなくはなかった。だが今を生きるブラキオン人は、当時罪を犯したブラキオン人とは違うのだ。まして命を賭す事を前提とした軍人ならともかく、銃後の民間人まで虐殺するなど到底許容できる事ではない。
「ストラドとの交渉班は引き続き呼び掛けを続けると共に、遺憾の意の表明と援助打ち切りを醸せ。と言っても彼らはまず止まらんだろうから……1番近くのUSA部隊が指定座標へ到達するのにどれ程かかる?」
「1番近い艦隊でも、指定開戦時刻には間に合いません。途上の小惑星帯が艦の進行を阻んでしまいます」
「ならばその小惑星帯を逆利用し、艦隊を潜伏させつつ徐々に接近するのだ。不測の事態があった時にすぐ対応できるようにな」
「不測とは、どの範疇までを指します?」
「決着後における過剰追撃の阻止まで。戦闘自体の趨勢を左右する行動はくれぐれも禁ずる、また宙域への怪獣乱入阻止もだ」
「了解しました。すぐ将軍へ通達します」
「私はこの後エスメラルダへのホットラインを繋ぐ。エメリグの奴をどうするか擦り合わさねば……」
矢継ぎ早に指示を出し、部下達越しにUSAを動かす。戦乱回避のために積み重ねてきた交渉は無駄になってしまった形だが、それでも出来る事を為すまでだ。
そんな司令の下へかかる一通の電話。それは彼にとって最も頼れる“英雄”からの物で。
「バレットか!お前も知っているだろうが、エメリグの滞在しているストラドが……なに?」
そしてその内容は、凶報。
「このタイミングで……ヤプールが活動再開、だと?!」
「ステラルッ!!」
また、その時が来た事を
エスメラルダの上皇は、護衛兼監視を振り切って王座の間へと突撃した。
「鎮まれ!!……エメリグ。話は聞いているようだな」
「堂々と館内放送されりゃあ嫌でも耳に入るわッ!この儂がいる状況で、なんつー愚挙を犯しよったんじゃ!?」
「逆に考えたのさ。“お前がいるからこそ”だと」
会議中の乱入に色めき立つ臣下を制し、ステラル王はそう宣う。
「確かに、お前という自主的人質がいる状況で戦端を開けば、我々ストラドは銀河社会全般から非難を貰うだろう。例えブラキオンを落としたとしてもそれでは予後が悪い、確かに通常なら充分踏みとどまる理由になる」
「なら何故!」
「通常なら戦争が起こらないとブラキオンが考えるという事は、それ即ち“隙”という事だ。敢えて場所を指定し時間制限を与える事で、奴らの虚を突いたまま考える時間を与えない。それによって後々出る不利益については……
「貴様それでも一国の王かァ!!」
「王だとも。民の願いを受け取り報う、お前と若かりし頃に語り合った王の形だとも!」
激昂するエメリグと、毅然と対峙するステラル王。その間にも兵による方位は着々と進み、要人の確保と保護の準備を整えつつあった。
「……時は来てしまったのだ。お前の身柄を確保し、エスメラルダに対する牽制とさせてもらう──その償いは戦後、我々施政者の首で贖える分を贖うとしよう」
「あぁ。あーぁ、そうかいッ」
決別の瞬間、エメリグは体内のエメラルエネルギーを点火。体にかかる負担を度外視し、凄まじい跳躍力で以て包囲を飛び越え、窓を突き破って王宮より脱出する。
地上100m以上の高さからの自由落下。その最中、眼下の街に彼は絶望を見た。
「征け……征ってこいッ」
「どうかおばあちゃんの仇を……!」
「一人でも多く殺してこい!頼む!お願いだ!!」
「お兄ちゃん、頑張ってェ!!!」
廃れ切った街を征く兵隊の列。それを、痩せ果てた人々が皴枯れた声で応援していた。決して少数ではない、どころか群衆の規模からして街総出……いや、他の地域からも出張っている。
窪んだ瞳で、足を引きずって、それでも自分達が富を捧げた
(とっくに、手遅れだったとでも……!)
積み重ねられてきた歴史の前では、自分のしてきた事は何もかも無駄だったのか。民々から噴き上がる怨嗟に巻かれながら落ちるエメリグは、しかしそれでも受け入れはしなかった。
一方、ブラキオンもまた動く。
先の軍事演習で厳戒態勢を敷いていたが故に、避難は素早くスムーズに。星外への脱出艇を兼ねたシェルターに、続々と民間人が入れられていゆく。
そのように人々を誘導していく一人の狼種の軍人に、近縁種の女性が子供と共に近付いて行った。
「あなた!」
「な……ミツネ、ゴクロ?!お前達の避難区域は隣の筈だろ!」
「こうなる気がして登録地をずらしてたのよ!貴方の顔が見たくてっ」
「ぱぱ、どうなるの?せんそーなの??」
息子の問いかけに顔を歪ませる狼人。数拍の逡巡を経て、彼は笑顔を取り繕う事に成功する。
「どうなるかは分からない。けど大丈夫だ、パパがお前達を守ってやる」
「でも……でもこんなのおかしいわよ!なんで何もしてない私達が、お爺ちゃんやお婆ちゃんの罪を償わないといけないの?!そんな事言いだしたら私達だって沢山賠償してきて……!」
「ミツネ!お前がそんなのでどうする、俺がいない間にゴクロを守るのはお前なんだぞ」
「っ!、でも貴方が死んだら!!」
「何をしているジンガ!列整理滞ってるぞ!?」
「すぐ行きます!!!」
そうして最後、力いっぱいに抱きしめる家族。これが最後としても後悔の無いように、そして最後にさせない為に命を懸けるのだと自分に言い聞かせて。
「……行ってくる。無事でいてくれ」
「あなたっ!!」
「ぱぱー!」
覚悟を決めて、彼は戦争の恐怖と戦う道へと戻った。軍人である彼の職務は、それから愛する人々を守る事なのだから。
「──ブラキオンはそう動きますか。なるほど」
そんな半パニック状態の街を、もぬけの殻となったビルから見下ろす影。
恐怖、焦燥、困惑。そんなマイナス思念を自らの主へ捧げるべく集めに来た彼からすれば、この状況は格好と言って差し支えない……のだが。
「しかしヤプール……奴らが企むとすれば、やはり……」
事態の裏に潜むキナ臭さ、それが鼻についてどうしようもないとばかりに彼は顔を
そう考え、魔導のスライはこの状況を楽しむ事に決めたのだった。その仕込み当人へと臨時連絡を飛ばしながら。
「おい、再度確認するがブラキオン軍で前線に出る馬系獣人はいないんだな?ガチだな??いないんだな?神に誓えるか?嘘ついたら“ベリアル陛下ばんずぅゎぁぁぁぁいッ!!”って全方向通信で叫び散らかしながらアジト近くでゴールドフォトンブラッド撒き散らすからな??分かったな???」
《碌でもない犯行予告するんじゃありませんよ!?程度ってモノがあるでしょうがやるにしてもッ!》
「っせぇな信教の都合でこちとら知覚範囲内の馬系動物の不慮の死を許容できねぇの!!言われた仕事はちゃんとやるからお前も筋通せっつってんだよバレットとやらの下位互換が!!」
《言ってくれますねェこの殺戮宇宙人・地球星人め!》
「おうめっちゃ誉め言葉だ、ありがとうな!!」
同居人が来る前とは比べ物にならないくらい建付けの良くなったドアから、薄っすら怒号が聞こえてくる。それは他ならない彼の物。
……なんかベリアルとか聞こえてきちゃったけど黙っといてあげよっと。ボクと彼の仲だしね。
「ただいま~」
「おかえり。今日は大丈夫だったのか?」
「うん、全然。皆、戦争だって大興奮してボクどころじゃなかったから」
そう言ってはいれば、ガイカはさっきまでの様相なんか嘘だったみたいに朗らかに出迎えてくれた。うん、やっぱり“おかえり”って言ってくれる人がいると人生は違うね。
「ガイカだってちゃんと皆のお世話やってくれた?昨日は
「俺の専門って馬だからなぁ。でも今日はちゃんとできたぞ、5ポンド賭けても良い」
「へぇ?じゃあ明日の晩御飯は豪華に出来そうだ」
「皮算用しやがってからに」
ボクの帰宅を感じ取って俄かに騒めき立つ厩舎を見遣りながら、ガイカと交わす楽しい軽口。彼が来てから暫く経つけど、そうやって過ごす日々はそれまでとは比べ物にならないぐらい輝いてた。
彼が仕事を手伝ってくれるお陰で、厩舎の皆と遊ぶ時間が出来た。
彼が持って来てくれる食べ物のお陰で、ひもじい思いをしなくて済むようになった。
彼と食卓を共にする事で、胃の腑から温かさを得られるようになった。
あとコレは無関係かも知れないけど、町の住民だって、ガイカが来てから何故か大人しいんだ。ボクに対する嫌がらせだってグンと減ってて、これも彼のお陰だろうか。
それも含めて、この後皆に色々話してあげよう。厩舎で撫でながら一頭ずつ語り掛けて、一度解放してあげて、放牧地で皆で駆けっこして。疲れ果てるまで一緒に遊んで、明日に備えて戻して、
そして、明日。
明、日……。
「軍から何か言われたか?」
「うん。この牧場にいる全家畜を食肉処分するってさ」
「……そうか。いつだ」
「明日出荷だって。夕方にはトラックが来るよ」
「お前は?」
「
だからそれまでに色々済ませなきゃ。先祖代々、政府から押し付けられたとはいえ受け継いできた仕事だ。それを納めるんだからちゃんとしないと。
「戦争だもん。兵隊さんが飢えるのは一番ダメだから」
「…………」
「皆とお別れしなきゃ」
「……なぁ、ティオ」
「ガイカもいっぱい遊んであげて。あの子達が未練なく、」
「全員で逃げれるっつったら、どうする?」
……ふふっ。
「そんなの無理だよ」
「仮定の話だ。逃げたいだろ」
「そりゃそうだけど、これは仕事だもん。出荷だって今回が初めてじゃないし」
ただ、皆一気にいなくなるってだけ。やる事は変わらないのに、ボク1人が勝手に虚しくなってるだけの事なんだよ。
それに……遺伝子欠落で記憶もあんまり継げてないけど、ボクだってストラド人だから。
「故郷を捨てろだなんて、酷いヤツだねキミ」
「ハッ。そんな奴の言葉にちょっと救われてるようじゃ、罵りの効果も半減以下だぜ」
「うん。でもここには、父さんや母さんとの思い出だってあるし」
「じゃあせめて素直に喚きたい事喚いとけよ。喚いて何かが変わる訳じゃないが、それを責める奴だって此処にゃいないさ」
「分かった。喚くね」
と言っても叫んだりはしない。両親が死んで暫く経った時、孤独に耐えられなくなって絶叫したら、聞きつけた近所の人に石を投げ込まれた事だったあったし。
だから飽くまで静かに溢そう。この不満を、この愚痴を。
「なんで……皆、幸せになろうとしないんだろ」
冷静に。
心を鎮めて。
「日常を大切にしようとしないんだろ」
落ち着いて。
「なんでっ、自分を不幸にしてでも、他人を引き摺り落とそうと……」
息を、
「ボクは……ボクは、この日常が続いてくれればそれで良かったのに……!」
ああ──ダメだね。
「どうすれば良いのさ!?皆と離れなきゃいけない!この土地だって手放さなきゃいけない!!ボクは、ボクに、どうしろって!?」
「……ティオ……」
「ワッケ分かんないよ!!何が戦争だ、何が報復だ!やるなら勝手にやっててよ、ボク達を巻き込まないでよぉッ!!!」
一度溢れたら止まらない。口は止まらなくて、喉は震えっぱなしで、涙だって溢れ出す。ずっと堰き止めていた想いが洪水みたいに荒れ狂う。
そんなボクを、ガイカは黙って見ていた。
ずっと黙して、聞いてくれていた。誰にも受け取ってもらえなかったボクの叫びを、ただただ静かに。
けど、内心はきっと違う。
彼は怒ってたんだ。僕を取り巻く環境に、現実に、信じられないくらい怒り狂っていた。
ボクがそれを知るのは遥か未来。何もかもが終わってからの事になる。
「ようこそ、刹那・F・セイエイ」
「お前がバレットか」
「そうだ。俺こそがUFZ、ゼロをリーダーとする対侵略専門・宇宙警備部隊の暫定参謀、バルタン星人バレットだ」
招き入れられたラボに、一人の男が待っていた。黒髪に隠れた瞳が、俺は正確に測り取らんと光る。
その隣には薄緑の輝きを纏った少女の姿も。
「そこの少女は?」
「……驚いたな。やはり思念波に秀でるだけあって、
《ハイ!お父様の娘にして情報統合デバイスにして妻のナナと申します、以後お見知りおきを》
「最後は余計」
《アダッ》
(何故タライが落下してきたんだ……?)
もしかして笑う所だったんだろうか、と困惑していると、バレットの目尻が尖る。それは俺の挙動に何かを見出した事を表していて。
「なるほど。地球出身は嘘じゃなさそうだ」
「確信を得て貰えたようで何よりだが、お前も地球を知っているのか」
「まぁな。西暦1900年代後半以降については詳しい、そっちは何年代生まれだ?」
「2291年」
《300年強の隔絶がありますね。お父様の知る世界からどれだけの進歩を経ているのか、興味深い所です》
驚いた事に、彼は俺の知る宇宙、地球についても詳しいらしかった。どこまで知っている?彼もまた同じ世界で生まれたのか?もしかするとあの“ヤプール”という敵の情報も、仲間たちの居場所も、帰る方法も知って?──
と疑問と期待を膨らませる俺を、彼は手で制して告げた。
「まず言っておく。俺の知る地球と、お前の知る世界は、恐らく異なるだろう」
「……何故そう思う?」
「俺はお前を
……?
《お父様、流石に要領を得ません》
「ああ。だが言葉でどう説明すべきか」
申し訳ないが、確かに意味が分からない。俺の祖先に俺と似た人物がいて、その人と会った事があるという事だろうか?だがそれなら、寧ろ同じ世界線にあることを示す確かん証拠となる筈。なら彼は何を根拠に別世界だと断定したのか。
「……仕方が無い。刹那・F・セイエイ」
「刹那、で良い」
「了解した。刹那、俺の思考を読んでみてくれ。それで恐らく全て伝わる」
……イノベイターとしての能力には完全に気付かれているか。惜しみなく使ってきたから当たり前ではあるが、許可されたのなら遠慮なくそうさせて貰う。
彼らが“思念波”と呼ぶそれは“脳量子波”と限りなく近似している。バレットが発するそれを受け取り、暗号を読み解くように脳内に広げた。
見えた。
それは確かに、300年ほど前の地球の景色だった。俺の知る東京特区、そこからほんの少し区画を煩雑にし、空に浮かぶ人工物を取り払ったような……それでいて、人々の営みは変わりなく。
その中を、視点を司る
その視界にある物が映った。映画のポスターだった。
……
(あり得ない)
俺だけじゃない。ティエリア、ロックオン、アレルヤ、フェルト、沙慈、マリィ・パーファシー、グラハム・エーカー。彼らがクアンタとELSの分隊中枢を背景に描かれている。
題名も“ガンダム
《“ガンダム”は、名の通った一大コンテンツだった》
視点の男性が呟く。
《俺も詳しくは知らない。精々初代だとか、ファンの友人が語っていた“ニュータイプ”という用語の一部だとか、精々その程度……しかし大人となって社会生活を営んでいれば、CMなりなんなりで嫌でも情報は入って来る》
≪俺は……その一つの登場人物、だったと≫
《堂々たる主人公だろう?センターを飾っておいて何を今更》
そう語る声音は硬い。正体は俺に対する……疑念?
《……さっきも言ったように、俺はガンダムをよくは知らない》
バレットが俺に抱く、その真意は。
《だが敵キャラの造形だとかを見ていれば凡そは掴めるんだ。敵が絶対悪とは限らない、簡潔明快なヒーローの物語ではない事ぐらいは》
そうか。
理解してみれば簡単な事だ。
俺はゼロを“ガンダム”だと感じた。だがバレットは、そうだとは思っていない。
《なぁ。刹那・F・セイエイ》
沙慈がソレスタルビーイングを非難したように。
彼はそもそもガンダムを、俺達を──
「お前は、
希望とは、認めていないのか。
その時だった。外部からの干渉で、300年前の東京世界が崩壊したのは。
《お父様!始まりました!!》
「そうか……っ」
「待ってくれ、何がだ?」
「質問は中断だ。銀河情勢が大きく動くぞ」
ナナの操作によって開かれる巨大スクリーン。そこに映るのは、宇宙空間で対峙し合う二群の艦隊。
その中の一隻。後方に控え、やけに護衛を施された輸送艦が目に付いて……いや、待て。
まさか。
「よせ!」
その中身を悟ったのと時を同じくして、戦端は開かれる。
片方の砲火。もう片方の反撃。
それが引き起こす悲劇を予見して、俺は思わず叫んでいた。
書いてたら長くなり過ぎたので分割。後半は出来る限りすぐに
こういう形にしないとまた次回予告が嘘になってしまう(手遅れ)