パル〇アに転生した一般人   作:フライングトースター

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投稿遅れましたが実は、今まで空き時間コツコツ藍の円盤進めてました!
皆さんはオーガポンをちゃんと使ってあげましたか?いい表情だァ・・・
前編で泣いたスグリ君の数だけオーガポンはこの世に存在するのだ


前回のお話

ディアルガ「ぱるであのむらさきのあくま、こわい」
アーマーガア「ワカル」



凶悪なポケモン

 

一匹のポケモンが薄暗い洞窟と思しき場所を進んでいく。

体長4メートルを越す大きさに、うっすらと紫の色味を感じさせる白い体色。そして所々走る紫色のライン。背中には翼のような意匠、肩には真珠のような意匠が見える。

気品のある顔立ち・・・をしているにも関わらず、どこかおっかなびっくり歩を進めているように見える。

それもその筈、今この躰を扱っているのは本来の持ち主ではない。“ポケットモンスターが虚構の作品として存在している世界”から意識のみ憑依した、ただの一般人である。

更に言うと、彼は未だ自身の状態や場所すらも把握しきれていなかった。そんなことだから、この躰に存在する“もう一つの意識”からクレームが飛んでくるのは仕方のない話であった。

 

 

『・・・おい、ニンゲン。そんなに怯えるようにして歩を進めるでないぞ。その身は仮にも、創造神の分身たる伝説の存在なのだから』

 

(いや、だって。結局ここがどこなのか、何をすればいいのか分からないんだよ?

結局洞窟は奥まで行っても何もなかったし、取り敢えず外に出たいけれど外にだって何がいるかも分からないし。)

 

『今その躰を使っているのがお前である以上、《空間》を感じ取る力はワタシには使えん。で、あるならば。当然その権能(チカラ)を行使するべきはニンゲン、お前なわけであるが』

 

(無理でした・・・)

 

『それでは仕方ない。偶には泥臭く地道にいかねばな。とはいえ、そこまで臆病になるものでもなかろう。伝説の存在たる我の躰がそこいらのポケモンに後れを取るはずがない』

 

(そうだと有り難いね。とはいえ、さっきから見たこともないポケモンばかり*1で・・・)

 

 

と脳内会話―――話そうとすると『ぱるぱるぅ!』しか出てこないのだ―――をしているうちに、洞窟の外が見えた。

洞窟の暗闇になれていたせいか、外はやたらと眩しい。

この洞窟、外から隠されるようにして存在していたようで、入口がやたらと狭い。苦労してやっと抜け出ると、そこは開けた原っぱのようだった。

 

 

(外、だね・・・何だか不思議な感じがするところだ)

『どうやら普通の場所ではないな。そこらに立っている木々が半ば結晶の様なものに覆われている。ここは一体・・・』

 

(その、ディアルガだっけ?お仲間が見た光景じゃないの?)

『いや、どうやらここは我が同胞の居た場所とはだいぶずれた場所に存在するらしい。憶測だが、座標を送る際に「ここから遠く離れたい」と思うような何かがあったんだろう*2

 

(よく分からないけど、ともかく妙な場所だね・・・あ!あのポケモン知ってる!ライチュウだ。そしてあのずんぐりむっくりした後ろ姿はプリン!)

『ライチュウにプリン・・・いや、プリンか?何かおかしいような』

 

木陰に居て最初は気が付かなかったのだが、あの後ろ姿はプリン・・・だと、思う。そうは言っても、リアルで見るの初めてだからゲーム内で見た姿で判別するには少し確証がない。そう思って近づこうとすると、その気配に気づかれたのか、そのポケモンはこちらに向き直り―――

 

 

「ぷ」

 

 

 

「ぷりぃぃぁあ!!」

*1
主人公は初代以降の作品のポケモンは皆初見です

*2
何か嫌なことがあったんでしょうねぇ。知らんけど




口元から覗く八重歯
くりっとしたお目目で睨む姿

・・・これは可愛―――いや、凶悪ですね間違いない




今回は短めで。また近いうちに続きを書きます
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