パル〇アに転生した一般人   作:フライングトースター

5 / 6
難産でした。このために藍の円盤をプレイしたり、過去の記録を漁ったりしました。
捏造設定のオンパレードの様なものですが、まぁ生暖かく見てやってください。


とある博士の記録・前編

 

エリアゼロ内深部ゼロラボにてエネルギー結晶体の研究を開始。

この結晶体はゼロラボより更に深部・・・最深部に眠る未知のポケモンによるものだと推測される。

エネルギーを仮称『テラス』と名付けるならば、古代から眠っていたとされるこのポケモンはさしずめ“テラパゴス”といった所だろうか。

 

 

エネルギー結晶体の研究を進めた結果、仮称“テラパゴス”の存在あるいは能力が影響して高純度かつ強力なエネルギーが結晶化していると判明。この結晶化の名称は・・・テラパゴスと結晶を掛け合わせたテラスタルがよいだろう。

ヘザー氏の著書。やはり前編であるスカーレットブックにも書かれていた、古代人によってパルデアの財宝と指すものは“テラパゴス”に違いあるまい。これこそが、ゼロの秘宝・・・!

 

 

後編であるバイオレットブックに書かれていた“テラパゴス”との差異が気になる。やはりこの結晶を象った様な六角形の姿は本来のものではないのだろう。今は外敵から身を守るように、休眠状態にある・・・といったところか。

しかし、“テラパゴス”がテラスエネルギーの源であることは、地上では見たことのないテラスタル現象が“テラパゴス”の周りでだけ起きていることから最早明白だ。“テラパゴス”は『テラ計画』の要となる可能性が高い。少なくとも当面の間は嘱託研究員の彼らは勿論の事、出来るだけ秘匿するべきだな。

 

 

例のテラスタル現象だが、全てのタイプを宿した特異なテラスタルと判明した。このテラスタルタイプは「()べて」と「テラ(・・)スタル」から『ステラ』と呼ぶのはどうだろう。

 

追記:中々のネーミングだと自分では思っていたのだが、研究助手である妻から呆れられた。流石に安直過ぎたか・・・

 

 

いくつかの企業にテラスタル研究について融資を募った結果、融資のみならず出資してくれる企業を見つけることが出来た。何といっても最大の僥倖は、かのシルフカンパニー・コーポレーションと繋がりを作れたことだ。

私の構想するアイテムの製作の為にも、かの大企業との繋がりは可能な限り優先的に保っておきたい。

 

 

結晶体の力の強大さにいくつかの企業からその不安定さを指摘される。

確かにこの不安定さは私も懸念の一つではあるのだが、いささか怖がりすぎではないだろうか。

ここまでの純度で出力を誇るエネルギーは、まさに革命的なものだ。

これを利用すれば今までは不可能だった研究にも着手できるというのに。

それこそ私が長年夢見た「楽園」さえ、夢ではないというのに。

仕方ない。ここは何か目に見える成果が必要だ。制御システムを何か、産み出せれば・・・

 

 

先日、テラスタル現象を人為的に促す機械、テラスタルオーブのプロトタイプを作成した。

シルフカンパニーの協力によってモンスターボールシステムとの連動も組み込まれる予定だ。

いずれは他の地方で確認されているメガシンカやZ現象、ダイマックス現象と並ぶパルデアの新しい風となる事だろう。

・・・しかし、あくまでこれはあの研究の副産物。あの研究―――「楽園計画」こそ、私の真の目的なのだから。

 

 

テラスタルオーブの完成により更なる研究資金の調達に成功した。

しかし、最近私もそうだが、研究員たちの調子が思わしくない。思えば少し根を詰め過ぎたのかもしれない。

今回の融資分をいくらか回して、コサジタウンまわりに研究室を作るか。あの辺りは気候も穏やかでいい療養が出来るだろう。

まだ売れていなければ、灯台あたりに使える土地があった気がする。

 

 

コサジ灯台の研究所が完成。ゼロラボでの研究を一時中断して、こちらに拠点を移す。既にこちらで過ごして数日がたつが、妻はここでの生活がお気に入りのようだ。

大穴と比べて確かに気が落ち着くが―――私はいずれ大穴に戻り、かの地での研究を再開するつもりだ。

 

 

せっかくこちらに居るのだから、この機会に「あの装置」を造りあげるために色々と手を回しておこう。

しかし、資材はともかくこの突飛な理論を相談できる人間など見つかるのだろうか。

場合によってはパルデアから他の地方に目を向ける必要もあるかもしれない。

 

 

シンオウ地方のミズキから紹介してもらうのに数か月かかったが、マサキというポケモン預かりシステム管理人とのコンタクトに成功した。地方から地方を飛び回る彼の時間を貰えたことは非常に喜ばしいことだ。

彼がかつて実用化したタイムカプセルの理論。ポケモンマニアとしても名高い彼ならば、大穴で遭遇した奇妙な(パラドックス)ポケモンに興味を示してくれると予想していた。

彼の持つ知識は「あの装置」完成の助けになってくれるのに違いない。

 

 

アクロマという科学者との接触に成功した。彼との付き合いは、些か疲れるものであったが十分な収穫を得た。

なんでも他の世界との繋がりを観測し、データを取っているらしい。私の構想は彼も感銘を受けてくれたようで、そのデータを応用した『アクロママシン』なる機械を譲り受けた。

素晴らしい。このマシンとタイム理論、そして結晶体のエネルギーがあれば、あの「あの装置」を実用化できるかもしれない!

 

 

準備は整った。いよいよ、ゼロの大空洞へ・・・ゼロラボへと戻るとしよう。

 





後編に続く
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。