ナンバーズ戦争に巻き込まれたのでOCGのガチデッキで対抗します!   作:黒霧春也

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 なんとか1話は完成したのでアンケート結果と共に投稿しました!


1話・転生という名前の誘拐

 拝啓、月原純斗様。

 厳正な審査の結果、貴方様にはデュエルモンスターズの世界に転生していただくことになりました。つきましては若返りと貴方が大好きな相棒が入ったデッキと生活に必要な物はお渡ししますので、第二の人生であるデュエルモンスターズの世界を高校生活と共にお楽しみください。

 by転生の女神。

 

 ……はい?

 新築っぽい汚れのない六畳くらいの部屋で、俺・月原純斗は目を覚ました。

 

「意味がわからないんだが?」

 

 昨日はたっぷりと残業をやった後に終電でボロアパートに帰って寝たはず。

 なのに目を覚ますと高校生くらいの姿になって見知らぬ部屋の中にいた。コレって転生ではなく誘拐では?

 

「てかデュエルモンスターズの世界って……」

 

 どこの世界観かわからないが遊戯王デュエルモンスターズの世界は名探偵コナンに次ぐレベルの危険地帯。

 初代では不良が我が物顔で犯罪行為をしたり、5dsに関してはスタートが貧困町のサテライトでかなり危険な場所。(GXは舞台が学園なのでまだマシっぽい)

 そんな危険地帯に転生したってなったら、確実に酷い目に遭う未来しか見えない。

 

(とりあえず身を守る武器が欲しいな)

 

 デュエルモンスターズの基本はデュエルと呼ばれるカードを使った決闘である程度はなんとかなる。(たまにいるリアリストは除外)

 ただその分、カードの値段がバカほど高いのは知っているので、テーブルに置かれたデュエルセット一式を確認していく。

 

「デュエルディスクはアークファイブ型っぽくて、デッキケースの中身は……」

 

 真っ白なデッキケース。

 その中に入っていたのは前世で組んだ事がある環境デッキのテーマであるホルスセンチュリオン。

 

(よし! 最悪は回避できた!!)

 

 デッキを一から作らなくてよかった。

 てか、ホルスセンチュリオンならこの世界でもなんとか生きていけるはずなので、ホッとした気持ちになりながらベッドの方に倒れ込んだ。

 

「あ、そだ。せっかくデュエルモンスターズの世界に転生したから何か目的でも立てるか?」

 

 この世界のデュエルレベルを知らないところはあるが、目的を立てておくと後から便利そうだ。

 

(うーん、何かよさそうかな)

 

 安直にテッペンを目指すのはいいかもしれない。

 ただ表向きに目立つと面倒な事になるし、悪意を持った人間に酷い目に遭わされるかもしれない。

 そうなると……あ。

 

「才能のありそうな奴を見つけてソイツにテッペンを取らせよう!」

 

 そうと決まれば外に向かう方が良さそうだ。

 俺は部屋にあるリュックの中にデュエルセット一式を放り込んだ後、外に出かけるための準備を進めていくのだった。

 

 ーー

 

 大都市・グリードシティ。

 人口は一千万人くらいで、東京の七割くらいの人口が住んでいる大都市みたいだ。

 

「って、マジでどうしよう」

 

 自宅のマンションから出て来たのはよかったが街はハイテクな未来都市。

 正直ルールがあまりわからないので、周りにいる人達に合わせて動いていく。

 

(こりゃ迷わないように気をつけないとな)

 

 手元にあるスマホのマップを使いつつ、到着した場所はデュエルの大会が開かれる会場。

 

「ギリ受付には間に合いそうだ」

 

 そう思いながら会場に入ると、そこは野球ドームみたいに広い場所だった。てか、飛び入り参加可能の会場なのにめっちゃ力が入っているな。

 

(これが普通なのか?)

 

 前世との規模の差を感じて驚くが、受付はしないといけないので俺は施設内を歩いていくのだった。

 

〈デュエル大会のルール〉

・受付締め切りは4月3日、9時半。

・開始は10時。

・参加費は2000円。

・最大参加数、256人。

・賞品。優勝は最新パック3箱➕オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン。準優勝は最新パック2箱。3位はパック1箱。4位は15パック。

・参加賞は最新パック一つ。

・ルールはマスターデュエル(現実のマスタールール3)

 

 ルールはこんな感じてこの世界にはペンデュラムとリンクは存在せず、エクストラから召喚する融合・シンクロ・エクシーズを使うデュエリストも少ないみたいだ。

 

(大体なんとかなりそうだな)

 

 今持っているホルスセンチュリオンはリンク召喚はあまり使わないデッキなので動き方的には問題はない。

 その事を知れたのは大きいと思いつつ、ドーム内の観客席に座っていると大会が開始されるみたいでアナウンスが入った。

 

『参加されるデュエリストの皆さん、モニターに映った場所に移動してください』

 

 俺が割り当てられた番号は250番で第三フィールドに移動すれば良いみたいだ。

 

「さてと、暴れて来ますか!」

 

 俺は気合いを入れるように立ち上がり、割り当てられた場所に向かっていくのだった。

 

〈決勝まで割愛〉

 

(……)

 

 最初は軽い気持ちだったんだ!

 ただ相手がエメラルドドラゴンを立てるだけで自信満々にターンエンドして来たので、レガーティアで叩き潰してしまった。

 ここまでならまだマシかもしれないが、レベル12の超大型シンクロであるレガーティアを呼んだ事で色んな意味で盛り上がった結果……。

 

「決勝まで来てしまった」

 

 当初の目的である裏方で頑張りながら腕利きデュエリストを育てる。この計画が崩れていくような気がするんだが?

 

「黒髪のシンクロ使い、視線を逸らしているがオレでは役不足と言いたいのか?」

 

「いや、そんなわけじゃない」

 

 デュエル大会の決勝の相手は、大学生くらいの茶髪の青年で鋭い視線をコチラに向けてくる。

 まあ、対戦相手なので問題はないが目線がいささか強い気が……。

 

『それでは決勝戦を始めます! 赤コーナーは超大型シンクロモンスターを操る匿名の少年。対する青コーナーは大会でも結果を残している腕利きのデュエリスト・加藤玄』

 

 実況の言葉にと盛り上がる観客達。

 ここまでの盛り上がりはかなりな物では思いつつ、俺は無言でデッキをディスクにはめていく。

 すると向こうも俺と同じ行動をとった後、デュエルディスクを構えた。

 

「お前がどんな強いモンスターを出そうがオレには負けられない理由があるんだよ!」

 

「そうか……」

 

 見た目によらず熱血系なんだな。

 精神年齢的に5歳くらい離れている相手なので完全に大人気ないが、決勝まで来ている時点で言い訳にはならなさそうだ。

 俺はそう思っていると、実況の人から開始の合図が聞こえたので互いに叫ぶ。

 

「「デュエル!!」」

 

 この一言で周りにはデュエルフィールドが形成され、俺と加藤君のデュエルが始まるのだった。

 

 

 




 投票の結果、現実でもガチガチのデッキから33票を集め一位になりました!(投票してくださった皆様、ありがとうございます!)

 一応長編を考えていますが、毎日投稿できるかはその時次第なので設定を練りつつ考えていきたいと思いました。

 ー今のところの計画ー
 
 世界観は遊戯王ゼアルの世界にシンクロとペンデュラム(後ほど)を入れた感じで作りたいと思ってます。(デュエリストレベルはアークファイブ序盤のスタンダード次元くらいの強さ)
 プラス、ガチデッキはホルスのセンチュリオンを使いたいと思ってます。(カラミティあり)
 
〈修正〉
・オッドアイズ・ドラゴン→オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン
 

締切は1月10日、お昼の12時。13話にオリカを出すと書きましたが、読者様はどう思われるかアンケートしたいと思いました。(出すのはほぼ確定であくまで意見やお聞きしたいです)

  • ①、すごくいいと思う(満点)
  • ②、まあまあ(100点中70点くらい)
  • ③、普通くらい(50〜60くらい)
  • ④、悪くはないけど微妙(赤点ギリ)
  • ⑤、あまり好ましくない(赤点)
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