ナンバーズ戦争に巻き込まれたのでOCGのガチデッキで対抗します!   作:黒霧春也

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 今回は月原(純斗)&一条VS羽川&蒼山のタッグデュエルになります。(純斗が先行1ターン目を取れるか、書いている僕も決めずらいですw)


12話・2対1なら先行のホルスセンチュリオンの力を……。イチゴ頭君と無理矢理組む事になったんだが?

 許可証をもらった後、何故か夕陽が連れてきた女子2人にデュエルを挑まれた。

 

「貴方が夕陽様に相応しいか私達が判断しますわ」

 

「ッス!」

 

「え、あ、うん?」

 

 夜桜学園にある中庭。

 そこで黒髪セミロングの背の高めの女子・羽川さんと青髪ボブカットの背の低めの女子・蒼山さんが品定めをするような視線を向けてきた。

 

(なんでこうなるんだよ)

 

 周りには背後霊付きのイチゴ頭の少年を含むギャラリーが集まってきた。

 しかも新聞部っぽい奴らもいるのか、手に持った高そうなカメラでコチラを映している。

 

「これは明日の一面になりそうですね!」

 

「ああ、今のうちに撮っておくぞ!」

 

(おいこら、プライバシー。せめて顔にモザイクをつけろよ)

 

 内心で突っ込んでいると羽川さんと蒼山さんの二人組が何かで言い合いを始めた。

 

「美里、申し訳ないですが彼と先にデュエルするのは私です!」

 

「花梨は前に課題でウチに助けを求めてきたッスよね! ならここはコチラに譲るッス!」

 

「それはそれ、これはこれですよね!」

 

「ほう……。なら先にウチら同士でデュエルするッスか?」

 

「望むところです!」

 

 なんか仲が悪くね?

 2人が顔を見合わせて言い合っているので、近くにいた夕陽がため息を吐いた。

 

「この際タッグルールでやれば?」

 

「その手がありましたか!」「その手があったッスね!」

 

(おいい……)

 

 バトルロイヤルよりはマシだがコッチが不利なのでは?

 まあでもやらなければいけない雰囲気になっているような……。

 俺は無言のまま左腕にデュエルディスクを装着すると、彼女達は嬉しそうな表情になった。

 

「それなら順番を決める必要はないですね」

 

「ッス!」

 

(2対1でいいのかよ!)

 

 卑怯な感じがするが、アニメではラスボス相手に乱入しまくって11対1やオベリス◯フォースのスリーマンセルで1人をリンチしたりしていた。

 

(そう考えるとマシなのか?)

 

 リソースの差はあるかまだ挽回できる範囲。

 そう思っていると背後霊憑きの少年が焦りながらコチラに近づいてきた。

 

「まった! その勝負、オレも参加させてくれ!」

 

「ちょっ!? 悪いがここは俺1人でやりたいんだけど?」

 

「お前、1人でナンバーズハンターの仲間相手に戦う気か?」

 

(それを言われると……って、このイチゴ頭は夕陽さんの正体を知っているのか)

 

 ホルスセンチュリオンはフィールドゾーンを多く使うデッキ。

 それなら1人の方がいいのだが、背後霊憑きのイチゴ頭の少年はやる気満々で腕にデュエルディスクを装着していた。

 

「なるほど、これでちょうど良くなりましたね」

 

「確か彼も夕陽様の顔見知りみたいなのでちょうどいいッスね」

 

(待て待て待て!?)

 

 余計なお世話なんだが……。

 そう思いながら固まっていると、イチゴ頭の少年が嬉しそうに頷いた。

 

「オレは一条遊次、よろしくな」

 

「……1年3組所属、月原純斗だ」

 

「おお、同じクラスだったのか!」

 

 この少年、もしかして物語の主人公では?

 そんな雰囲気があるので戸惑ってしまうが、夕陽が少し頬を膨らませながら口を開く。

 

「本当はボクが純斗と組みたいけど仕方ないか……」

 

(夕陽さん、今の貴女の発言は火に油を注ぐのでやめてください)

 

 彼女からの好感度が高い理由がサッパリわからない。

 なので頭を傾げていると、他の三人も準備ができたのでデュエルが始まった。

 

「「「「デュエル!!」」」」

 

 月原(純斗)&一条LP8000VS羽川&蒼山LP8000

 ルール、タッグルール(元ネタのルールはタッグフォース)

 ターンの順番、①一条→②羽川→③月原→④蒼山

 

〈ターン1〉

 

『先攻は我々みたいだ!』

 

「おう! オレのターン! オレはガンバラナイトを召喚!」

 

「え? 攻撃力0のモンスターを攻撃表示で通常召喚?」

 

「もしかして初心者ッスか?」

 

 攻撃力0のガンバラナイトは攻撃を受ける時に守備表示になるモンスター。

 序盤は守備を固めるのかと思っていると、一条はニヤッと笑い自信満々に動き始めた。

 

「いいや違う! レベル4モンスターの召喚に成功した時、手札のカゲトカゲは特殊召喚できる!」

 

『これで我々の場にはレベル4のモンスターが2体揃った!』

 

「なるほど、そう来ますか」

 

 向こうは一条がガンバラナイトを召喚した理由が分かったみたいだ。

 

(アレをやるのか)

 

 周りにいる野次馬は興味深そうにコチラを見ており、一部は目を輝かせていた。

 

「おい、またアレが見られるぞ!」

 

「今日はツイているわね」

 

「こりゃ明日はいい記事が書けそうだ」

 

 新聞部っぽい奴らがカメラのシャッターを押している。

 そんないい記事が欲しいのかと悩むところだが、デュエルに戻って一条がフィールドに揃ったモンスターを見ながら叫んだ。

 

「オレはレベル4のガンバラナイトとカゲトカゲでオーバレイ! 2体のモンスターでオーバレイネットワークを構築、エクシーズ召喚! 現れろランク4、ガガガ・ガンマン!」

 

(そっちかよ!)

 

 ガガガ・ガンマン、DFF2400

 

 個人的にはホープが来て欲しかったんだけどな。

 ただ今はナンバーズ合戦をしているわけではないから通常のエクシーズモンスターなのは仕方ないのか?

 俺はウンウンと悩んでいると、背後霊が一条に向かって何か言っていた。

 

「ここでガガガ・ガンマンの効果を発動しろ!」

 

「これはオレのデュエルなの! まあ、オレも同じ事を考えてたけど……」

 

「あの方、1人で何を言っているんでしょうか?」

 

「さ、さあ? わからないッス」

 

 外から見れば意味不明どころか不気味な光景。俺も背後霊が見えてなかったら同じ気持ちになりそうだ。

 

「とりあえずデュエルを進めてくれ」

 

「お、おう! オレはガガガ・ガンマンの効果発動! X素材を一つ取り除いて相手に800ポイントのダメージを与えるぜ!」

 

「ちまちまと削ってきましたね!」

 

「いやしいッス!」

 

 羽川&蒼山LP8000→7200

 

 しゃがんだガガガ・ガンマンの射撃を受けた女子2人が苦痛な表情を浮かべる。

 

(先制は出来たがこれからだよな)

 

 相手のデッキ内容がわからないがお嬢様学校を通っているって事は金がかかったデッキの可能性が高い。

 

「よし! オレはカードを一枚伏せてターンエンド!」

 

 色々と考える内に一条のターンが終了。

 立ち上がり的には悪くないのでこの流れで進みたいが、向こうのターンになった時に羽川さんが頬を吊り上げたのでそうはいかなさそうだ。

 

(痛いのは嫌なんだけどな)

 

 とりあえず一条には盾になってもらう事を決め、俺は手札にあるカードを見ながら展開を考えていくのだった。

 

 ー〈タッグルールの簡易説明〉ー

 ライフは共通で8000。フィールドと墓地も共通。

 デュエルの順番は、①→②→③→④→①の順番に進み、カードが発動できるのはターンプレイヤーと一個前にターンプレイヤーだったデュエリスト。

 基本的に相談はできず、ターンプレイヤーの判断でフィールドや墓地(手札誘発)は発動できる。

 

 

大体の投稿時間は何時頃がいいかを知りたいのでアンケートをやらせていただきます。(あくまで目安です)プラス、締め切りは1月26日の18時です。

  • 1番、12時頃
  • 2番、15時頃
  • 3番、16時頃
  • 4番、17時頃
  • 5番、18時頃
  • 6番、19時頃
  • 7番、20時頃
  • 8番、21時以降
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