ナンバーズ戦争に巻き込まれたのでOCGのガチデッキで対抗します!   作:黒霧春也

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 最初は3ターン目でレガーティアで4ターン目に赤き龍からのカラミティにしようと思いましたが、それでは相手の見せ場がなくなるので相手のデッキをそこそこ強くしたら話数が増えてしまいました……。


13話・相手(羽川さん)のデッキがストラクの巨神竜デッキ(Rの方)みたいで、メタられそうです……。

〈ターン2〉

 

 1ターン目の一条のプレイ。

 その動きが面白くなかったのかターン2のプレイヤーである羽川さんが不機嫌そうに鼻を鳴らす。

 

「たかが1ターン目でエクシーズ召喚を決めて、私達に800ポイントのダメージを与えただけでいい気にならないでください!」

 

「お、おう? なんかいきなり雰囲気が変わったような」

 

『彼女はどういった存在なんだ?』

 

(さあ? 俺だって知らないので背後霊の質問は答えられないんだが)

 

 というか羽川さんの目つきが怖い。

 最初はクール系だと思っていたのに、まさかの短気系だと誰が予測できるんだよ!

 内心で突っ込みつつ唖然としていると、彼女の隣にいる蒼山さんが自分の頭に手を置いた。

 

「ちょっ!? 淑女がしてはいけない態度になっているッスよ!」

 

「はっ! 止めてくれてありがとう」

 

(こええ……)

 

 明らか面倒なタイプだよな。

 そう思いながらもデュエルは再開され、羽川さんのターンになった。

 

「私のターン、ドロー! 私は魔法カード、トレード・インを発動して手札の巨神竜フェルグラントを捨てて2枚ドローします」

 

「手札交換カードか!」

 

「それもありますが、私は魔法カード・竜の霊廟を発動。デッキからラビー・ドラゴンを墓地へ! さらに通常モンスターを送った事でデッキからアークブレイブドラゴンを送ります」

 

(相手の墓地にはドラゴンモンスターが三体か)

 

 羽山さんのデッキはドラゴン族モンスターで固められてそうだ。

 なら次の展開は自ずとわかってくるな……。

 

「続いて、巨竜の聖騎士を通常召喚して効果発動! デッキから青氷の白夜龍をこのカードに装備します!」

 

「なっ、デッキのモンスターを装備したのか!」

 

『まずいぞ遊次!』

 

 巨竜の聖騎士、ATK1700

 

 今の状況で何か察したのか背後霊が騒いでいるが、本人は頭を傾けているので理解できてないみたいだ。

 

「何がまずいんだよ? ステータス的にはガガガ・ガンマンが勝っているじゃん」

 

『このままならな。ただ相手の手札はまだ4枚あるってことはおそらく墓地のドラゴンを蘇生するカードがあるはずだ』

 

「!? それってまさか!」

 

 今の話し合いで理解できたのか遊次は目を見開いた。

 そんな中、コチラの状況を知らない羽山さんは容赦なく次の展開を進めていく。

 

「ここで永続魔法・巨神竜の遺跡を発動。私は魔法・罠ゾーンに存在する青氷の白夜龍を墓地に送ってフィールドに巨竜トークンを特殊召喚します」

 

「と、トークン?」

 

「はい。そして、フィールドに存在する巨竜の聖騎士の効果を発動。自身と巨竜トークンをリリースして、墓地の巨神竜フェルグラントを特殊召喚します!」

 

(やっぱりきた!)

 

 巨神竜フェルグラント、ATK2800

 

 相手のフィールドに現れたのは細身だがしっかりとした体つきの翼竜で、全身の鱗は金色でゴージャスな見た目をしたドラゴン。

 コイツの効果は意外と厄介で、ここまできたら巨神竜の遺跡の効果も含めてかなり辛い……。

 

「こ、攻撃力2800のモンスターがこんな簡単に出てくるのかよ!」

 

「あら、貴方達にはこのフェルグラントの恐ろしい効果を味わわせます」

 

「クーリングオフはできますか?」

 

「無理です」

 

(そんな無慈悲な)

 

 面倒ごとはダストシュートしたいし、さっきから夕陽さんが真顔のままでコチラを見てくるのが怖い。

 そのため若干引いていると、羽川さんが無慈悲にもフェルグラントの効果を発動した。

 

「私は墓地から特殊召喚されたフェルグラントの効果を使い、貴方のガガガ・ガンマンを除外します」

 

「ああ、オレのガガガ・ガンマンが!」

 

「さらに魔法カード、スタンピング・クラッシュを発動。あちらにある伏せカードを破壊して500ポイントのダメージを貴方達に与えます!」

 

「ぐっ!」

 

 月原&一条LP8000→7500

 

 破壊されたカードは防御札のハーフアン・ブレイク。

 せめてガガガ・ガンマンが生き残っている時に使えれば戦闘破壊はされなかったが、今のガラ空きの状況ではどうにもならない。

 

『この力、彼女もナンバーズハンターレベルなのか?』

 

「! それってまさか」

 

 一条と背後霊が驚いているような。

 まあでも、驚いているよりも今のフィールドをなんとかして欲しいんだが?

 

「お二人とも、これで私の終わりと思ってますか?」

 

「そうだと思うが、まだあるのか!」

 

「もちろん! 私は魔法カード・復活の福音を発動して墓地の青氷の白夜龍を特殊召喚します!」

 

「こ、攻撃力3000のモンスターまで……」

 

 一条(コイツ)はリアクション係か?

 そう思えるくらいいちいち反応がオーバーな気もするが、野次馬達も驚いているのか顔を見合わせている。

 そんな中、ドラゴンの展開が終わったのか羽川さんは一息ついた。

 

「いくわ! バトル、私は巨神竜フェルグラントと青氷の白夜龍でダイレクトアタック!」

 

「ぐっあ!?!?」「俺まで食らうのかよ!」

 

 月原&一条LP7500→4300(➖3200)→1300(➖3000)

 

 一条だけ吹っ飛んで欲しかったが俺まで巻き込まれたんだが?

 これ、理不尽ではと感じながらもなんとか立ち上がると、羽川さんが呆れたように息を吐く。

 

「夕陽様が認めたデュエリストなのにこの程度なの?」

 

「なんか期待外れッスね」

 

(好き勝手いってるなー)

 

 彼女達は俺達が期待外れとなのに不機嫌そうにしている。

 まあ、俺のターンが回ってきてないので本当の動きを見せられてないところもあるのかな?

 

「まあいいわ。私はカードを2枚伏せてターンエンド」

 

 不機嫌そうなまま羽川さんは残った手札を全て伏せた。

 

(デッキの相性的に蘇生札はありそうだな)

 

 それにこのターンにアークブレイブ・ドラゴンが墓地に送られているって事は……。

 俺は面倒と思いながらも自分のターンが来たのでデッキトップに手を置くのだった。

 

〈2ターン目、終了時点。羽川&蒼山のフィールド〉

・羽川、手札0枚。蒼山、手札5枚。LP7200

〈フィールド〉

・巨神竜フェルグラント

・青氷の白夜龍

〈魔法・罠〉

・巨神竜の遺跡〈永続魔法〉

・伏せカード、2枚

大体の投稿時間は何時頃がいいかを知りたいのでアンケートをやらせていただきます。(あくまで目安です)プラス、締め切りは1月26日の18時です。

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  • 7番、20時頃
  • 8番、21時以降
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