ナンバーズ戦争に巻き込まれたのでOCGのガチデッキで対抗します!   作:黒霧春也

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14話・このロックをどう突破して自分のデュエルをしようか?

 相手のフィールドには墓地以外の特殊召喚されたモンスターの効果をエンドフェイズまで無効にする巨神竜の遺跡と伏せカードが2枚。

 今の状況ではかなり不利だが、手札には打開策が揃っているので俺は自分のターンに入る。

 

「俺のターン、ドロー」

 

「貴方のスタンバイフェイズ。前のターンに墓地に送られたアークブレイブドラゴンの効果発動。墓地からラビー・ドラゴンを特殊召喚します!」

 

「また大型ドラゴンが現れやがった!」

 

 隣にいる一条や野次馬がびっくりしているが、ここまでは予想通りなので俺は落ち着いて展開を進める。

 

「俺は手札から速攻魔法、ツイン・ツイスターを発動! 手札のテラ・フォーミングを捨てて巨神竜の遺跡と伏せカード1枚を破壊する!」

 

「バーストブレスが……! なるほど、流石に一筋縄ではいきませんか」

 

「そりゃそうだろ」

 

 一応こっちはOCGのガチデッキであるホルスセンチュリオンを使っているんだ。

 この程度は突破できないと向こうの世界では容赦なくワンキルされるぞ。

 

「ロックが解けたッスね」

 

「もしかして予想外か?」

 

「いや、面白くなってきたと思っただけッス!」

 

 蒼山さんが嬉しそうな表情をしているので、俺もニヤッとしながら次の展開を進めていく。

 

「俺は手札のホルスの栄光ーイセムティの効果を発動。自身と手札のホルスの祝福ードゥアムテフを墓地に送ってデッキから王の棺を手札に加え、さらにワンドロー」

 

「この展開、ボクとデュエルした時と似ている」

 

「ああ、あの時と動きはほぼ同じだぞ」

 

 似た展開なので面白くないかもしれないが、夕陽さんはホッとしたようにコチラを見ている。

 そんな中、俺の隣にいる一条は何が起きているのか、わかってないみたいでアタフタしていた。

 

「よし、俺は永続魔法・王の棺を発動。このカードの効果で手札の騎士魔防陣を墓地に送り、デッキからホルスの先導ーハーピを墓地に送る」

 

「なるほど、私と同じ墓地を利用をする感じですか?」

 

「まあな」

 

「見た感じ手札に死者蘇生らへんがありそうッスね!」

 

 次の展開を予測している相手側だが手札には死者蘇生がないので、俺は首を振る。

 

「いや、死者蘇生はないぞ」

 

「え? それってただ墓地にカードを送っただけなのかよ!」

 

「今のところはそうなるな」

 

 コチラの回答に口を大きくあけて固まっている周りの三人。

 だが前にデュエルした事がある夕陽は次の展開がわかるのか、ニヤッと頬を緩ませた。

 

「まあでも、ここからが純斗の本番だよ」

 

「夕陽様?」

 

「それってドユコト?」

 

『おそらくだが死者蘇生以外で墓地から特殊召喚するカードがあるのだろう』

 

 背後霊さん当たりです。

 俺はその言葉に頷き、フィールドに存在している王の棺を見ながら効果を発動する。

 

「俺は墓地に存在するホルスモンスターの効果発動! コイツらは俺のフィールドに王の棺が存在する場合、墓地から蘇生できる」

 

「え? つまり?」

 

「てなわけで出てこい、墓地にいるホルス達よ!」

 

「「「えええ!?!?」」」

 

 ホルスの栄光ーイムセティ、ATK3000

 ホルスの先導ーハーピ、ATK2400

 ホルスの祝福ードゥアムテフ、ATK0→3600(ドゥアムテフの打点上昇は自身も含むのだ……)

 

 コチラのフィールドに現れたのはレベル8のホルスモンスター3体。

 その姿に夕陽以外の周りの人達が大声を上げて驚いていた。

 

「上級モンスターが一気に3体も出てきたぞ!」

 

「こんな事あるの?」

 

「やべぇなアイツ!」

 

 いえ、まだ俺のターンは続きます。

 ただ今の状況でもインパクトがあるのか野次馬は叫んでおり、隣にいる一条もコチラに向きながら固まっていた。

 

「マジかよ……」

 

『私も今の状況に驚いた』

 

(そ、そうですか)

 

 まだエースも出てないのに驚かれても。

 俺はため息を吐きながらフィールドに揃ったホルス達の方に視線を戻す。

 

「とりあえずデュエルに戻って、俺はレベル8のハーピとドゥアムテフでオーバレイ! 2体のモンスターでオーバレイネットワークを構築! 闇に輝く銀河よ。復讐の鬼神に宿りて我がしもべとなれ! エクシーズ召喚! 降臨せよ、ランク8! 銀河眼の光波竜!!」

 

「!? ぎゃ、銀河眼(ギャラクシーアイズ)!」

 

「夕陽様が仕事で使っている銀河眼のカードッスか!」

 

「ま、まさか、こんな事があるなんて……」

 

 流石にコッチは驚くよな。

 おそらく夕陽のフォトンギャラクシーを知っている奴らからすれば、俺が銀河眼モンスターをエクシーズ召喚した事に驚くはず。

 そう思っていたが案の定、驚いてくれて良かった。

 

「す、すげえなお前!」

 

「ん? いっておくがまだ俺は通常召喚とコイツの効果を発動させてないよ」

 

「「「へ?」」」

 

「あー、確かにそうだね」

 

 本来は出す予定がなかったが相手のモンスター的にコイツを出すしかなかった。

 少し悲観的になってしまったが、俺は銀河眼の光波竜の効果を発動する。

 

「てな感じでX素材を一つ使い銀河眼の光波竜の効果を発動。相手フィールドに存在するフェルグラントを銀河眼の光波竜扱いとしてパクらせてもらう!!」

 

「ええ!?」

 

 こちらの効果でフェルグラントが銀河眼の光波竜に変化して俺のフィールドにコピーとして降り立った。

 

「こんな効果はインチキッスよ!」

 

「いやいや、お前らに言われたくないんだが?」

 

 なんかインチキ扱いされたが、あくまでフィールドの厄介なカードを減らしたかっただけ。

 なので俺は残った手札で次の展開を進めていく。

 

「改めて、俺はフィールド魔法、スタンドアップ・センチュリオン!を発動!」

 

「あれ? フィールド魔法なのに何も変わらないですね」

 

「そりゃコッチはまだ動いてないからな」

 

「いや、銀河眼が出てきた時点で満足ッスよ……」

 

 スタンドアップ・センチュリオン!はモンスターが揃う事で真価が発揮されるカード。

 そのため俺はこのフィールド魔法の効果を使っていく。

 

「てなわけで、スタンドアップ・センチュリオン!の効果発動! 手札の重騎兵エメトVIを墓地に送りデッキの重騎士プリメラを表側で魔法・罠ゾーンにセットする」

 

「おい、そんな効果を使って何になるんだよ」

 

『センチュリオン? このテーマは私も見た事がないな』

 

「まあ、見てろ」

 

 隣にいる一条や対戦相手の女子2人が不思議そうに首を傾けた。

 

(とりあえず残りの手札的にガン回しするしかないんだよな)

 

 手札は残り1枚。

 コレだけでは次のターンには動けないので難しいが、今の状況でも展開はできるので続けていく。

 

「俺は魔法・罠ゾーンに存在するプリメラの効果で自身をモンスターゾーンに移動させる」

 

「! なるほど、そのカードは魔法・罠ゾーンから特殊召喚出来るモンスターなんですね!」

 

「その通り。さらに特殊召喚されたプリメラの効果でデッキから従騎士トゥルーデアを手札に加え、そのまま通常召喚。コイツの効果で自身とデッキのエメトVIを魔法・罠ゾーンに表側に置かせてもらう」

 

「もうオレには訳がわからないんだが……」

 

 目まぐるしく動く展開に一条は目を回し始めたが、ここで止めると後がきついのでさらに進める。

 

「まあ、そんな感じで魔法・罠ゾーンにいるエメトVIを自身の効果で特殊召喚する」

 

「そ、そんな感じで次々とレベル8のモンスターを特殊召喚しないでくださいよ!」

 

「貴女が言えるセリフか?」

 

 羽川さんに突っ込まれたので、俺も思わずブーメランを返してしまった。

 

「これでまたレベル8のモンスターが2体揃ったッス!」

 

「またエクシーズ召喚?」

 

 重騎士プリメラ、ATK1600

 重騎兵エメトVI、DFF3000

 

 いつもの如くプリメラちゃんが自信満々にエメトVIの背中に乗って腕組みをしている。

 うん、いつのまに移動したのか突っ込みたいがそれはさておき。

 

「いや、プリメラはチューナーなので。俺はレベル8のエメトVIにレベル4のプリメラをチューニング!!」

 

「それを先に言うッス! てか、これってシンクロ召喚の光ッスか!」

 

「ああ! 集いし騎士の魂よ、頂点を取る王となりて我が元に表現せよ! シンクロ召喚レベル12! 現れろ、騎士皇レガーティア!!」

 

「ええ! れ、レベル12で攻撃力3500!?!?」

 

 騎士皇レガーティアATK3500

 

 やっとこさエースが出せた。

 俺はホッとしたように息を吐くと、周りにいた全員がコチラを見ながら唖然としていた。

 

(めっちゃ驚いてない?)

 

 すごい温度があるような気が……。てか夕陽さん、嬉しそうに鼻を鳴らさないで!?

 貴女を慕っている女子2人に睨まれているんだけど?

 

(マジでやめて欲しい)

 

 今ですらややこしいのにこれ以上追い込まないでくれ。

 俺は内心でビクビクしながら今のデュエルを進めていくのだった。

 

(作者からの補足)

・主人公(純斗)のターンの文字数が思ったよりも長くなってしまったので2話に分けました。

 

 ーー〈あとがき〉ーー

・ストーリーの展開的にオリジナルカードを出したいと思ったので下にオリカのサンプルを置いておきます。(出すタイミングはまだ考えてない)

・ライディングデュエルのspとアクションフィールドのAカードも少数ですがオリカを作ろうと思ってます。(こちらは確定でできる限りアニメや漫画で出てきたカードを使いますが)

〈作者のオリジナルカード(調整中)〉

〈効果モンスター〉

・充騎士(センチュリオン)・ルーミラ

・闇属性、戦士族、レベル2、チューナー

・ATK300、DFF1200

・効果、①、このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。手札を1枚捨てて、自分フィールドに「センチュリオントークン」(戦士族・闇・星6・攻・守0)1体を特殊召喚する。このターン、自分は「充騎士・ルーミラ」を特殊召喚できない。②、このカードが永続罠カード扱いの場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。このカードを特殊召喚する。

〈見た目〉

・紫髪ロングの中学生くらいの美少女で黒い騎士鎧を着ている。

〈作者からの一言〉

・このカードがOCGにあったら出張しそう。

 ーー

〈シンクロモンスター〉

・叛逆騎士(センチュリオン)・モードレット

・闇属性、戦士族、レベル8

・ATK2500、DFF2000

・召喚条件・チューナー1体➕チューナー以外のモンスター1体以上

・効果、このカード名の①、②、③の効果はそれぞれ1ターンに一度しか使用できない。①、このカードが特殊召喚した場合に発動できる。自分は1枚ドローする。その後、フィールドに存在する魔法・罠カードを1枚を墓地に送る。②、手札を1枚捨てて相手モンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力を半分にしてエンドフェイズまで効果を無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。③、このカードがフィールドを離れた場合、EXデッキの「叛逆騎士・モードレット」以外のセンチュリオンSモンスター1体をシンクロ召喚扱いで特殊召喚する。

〈見た目〉

・充騎士・ルーミラが成長した姿っぽい。

・紫髪ロングで長身(180センチほど)のクール系の美人。装備は漆黒の騎士鎧に黒い大剣という厨二装備。

〈作者の一言〉

・主人公(純斗)のエースっぽくしようとしたら効果が強いような……。(作者の中ではギリギリセーフ)

 

 




 オリカを考えたはいいが、読者様がどう思われるかをお聞きしたいと感じました。
(アンケートの修正、13話ではなく14話)
 ーー
・一部の効果が失念していたので修正しました。(1月8日、18時40分)

大体の投稿時間は何時頃がいいかを知りたいのでアンケートをやらせていただきます。(あくまで目安です)プラス、締め切りは1月26日の18時です。

  • 1番、12時頃
  • 2番、15時頃
  • 3番、16時頃
  • 4番、17時頃
  • 5番、18時頃
  • 6番、19時頃
  • 7番、20時頃
  • 8番、21時以降
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