ナンバーズ戦争に巻き込まれたのでOCGのガチデッキで対抗します!   作:黒霧春也

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 コメント失礼します。
 ーー
 なんとか1話分は完成したので投稿します。
(急ぎ目に使ったので誤字脱字が多いかも➕デュエルシーンがないので短めになってます)


20話・新聞部への抗議したいが無意味なような……。てか、昨日の主人公っぽい少年(プラス、背後霊)に声をかけられたんだが?

〈入学式があった次の日〉

 

 雲ひとつない蒼天の空。

 こんな日はいい事が起きそうな気がする。

 

(と、思っていたんだけどな……)

 

 夜桜学園に着いた途端、同じ制服を着た生徒達からの視線を浴びているんだけど?

 

「どうしてこうなった?」

 

 理由は大体察せられるが目を逸らしながら玄関ホールに入ると、掲示板の新聞にデカデカと昨日行われた事が写真付きで飾られていた。

 

『号外! 超大型シンクロモンスター使いの新入生、某お嬢様学校のイケメン系美少女と熱愛か!?』

 

(ええ……)

 

 この新聞は悪意がないか?

 てかモザイクなしで俺達の顔がモロに写っているんだけど!?

 

「これどうすればいいんだ?」

 

 記事の差し止めに動いたところで噂はもう広まっている。

 その時点で詰みなので無駄に騒ぐとさらに傷口が開きそうだな……。

 

(新聞部に苦情を言いに行きたいが、なんか無駄に終わりそうな気がする!)

 

 なんで入学そうそう新聞部との対決をしないといけないんだよ!

 俺は内心で突っ込みながら自分の所属しているクラス、1年3組に向かって歩いていくのだった。

 

 ーー

 

 時間は飛んで放課後。

 授業中もクラスメイトからの視線が痛かったが、幸い声をかけられる事はなかった。

 なのでまだマシと思いながらカバン片手に帰ろうとした時、ある少年に声をかけられる。

 

「なあ昨日のお前。この後、時間いいか?」

 

「確か君は、イチゴ頭君だったけ?」

 

「イチゴ頭じゃなくて一条遊次だ!」

 

「ああ、なんかすまない」

 

 髪型がどうしてもイチゴに見えるので素で答えたら突っ込まれた。

 

(まあ、それはそれとして背後霊がいないな)

 

 彼と一緒にいた青白い背後霊が近くにいないので気になっていると、一条君はテンション高めで話し始めた。

 

「それよりもお前が召喚したモンスターはすごかったな!」

 

「あー、その話は教室内でしないほうがいいぞ」

 

「へ?」

 

 コチラのモンスターに興味を持つのはいいが、その話をするのは教室内ではやめて欲しい。

 

(クラスメイトからの視線がさらに強くなったんだが?)

 

 一条君は主人公特有の空気が読めないタイプか?

 俺はそう思いながら内心で呆れていると、今の状況に気付いたのか一条君が少し申し訳なさそうに頭を下げてきた。

 

「ご、ごめん……」

 

「いや、俺も空気を読むのが苦手だからそこまで気にしなくてもいい」

 

「お、おう、助かる!」

 

「ああ。それよりも話したいならここから離れよう」

 

 もう目立っているので後の祭りだが、今ここから離れられたら最悪は避けれるはず。

 その事を一条君に伝えると、彼も頷いたので俺達は教室から離れていくのだった。

 

 ーー

 

 夜桜学園から出て向かった先は噴水がある公園。(3話で出てきた場所)

 そこで自販機で飲み物を購入した後、近くのベンチに座ると一条が難しそうな表情で口を開いた。

 

「な、なあ、お前も光坂と同じナンバーズハンターなのか?」

 

「ん? その話か……」

 

 一条の隣には背後霊が興味深そうにコチラを見ている。

 俺はこの緊張感がある空気に固まりそうになりつつ、気持ちを落ち着かせながら一条に言葉を返す。

 

「夕陽さんとは個人での繋がりがあるだけでナンバーズハンターではないぞ」

 

「そ、そうなのか! なら……」

 

「ただ俺もナンバーズは持っているぞ」

 

「!?」『!?』

 

 ナンバーズを持っている。

 この一言で向こうの警戒度が一気に上がったのか、一条が勢いよく立ち上がりバックステップを踏んだ。

 

「それって……」

 

「そのナンバーズは君の後ろにいる背後霊が関係している事だよな」

 

『やはり彼は私が見えていたのか』

 

(やっぱり薄々は勘づかれていたな)

 

 露骨に見ていたわけではないがチラ見をしていたから気づかれても仕方ないか。

 まあでも、こうなる事は予想通りなので俺は余裕を作りながら立ち上がる。

 

「昨日の会話で気になっていたけど、君のデュエルレベルで夕陽さんと関わりがあるのがおかしく感じたんだよ」

 

「な、なんだと!」

 

(挑発しすぎた感じはあるが、彼にはこれくらいが良さそうだな)

 

 このやり方はあまり好きではないが、相手が相手なので容赦なく詰めていく。

 

「これは推察だけど、大会で対戦してもモブくらいのレベルでは話にならない。なら夕陽さんが君の顔を覚えるタイミングは()()()()()()()()している時だろ」

 

「!? そ、それは……」

 

『ま、まさか! 彼は我々の動きを的確に予想しているのか?」

 

(いえ、ゼアルのアニメでの出来事をスライドして予想しているだけです)

 

 ナンバーズ関係ならゼアルのアニメや漫画が使える。

 そう思いながら一条と背後霊に向かって自分が思う持論を展開する。

 

「ただ、ナンバーズがあっても君のレベルでは夕陽さんには勝てない。そこが引っかかる所だが、後ろの背後霊が助言しているなら話が別だよな」

 

「こ、ここまで言い当てられるのかよ……」

 

「まあ、あくまで俺の予想だけど」

 

(大体は当たってそうだな)

 

 半分はズルしているが予想が当たっていてよかった。

 俺は手に持ったお茶に口をつけて喉をうるおした後、狼狽えている2人に追撃を仕掛ける。

 

『では我々は泳がされていたのか』

 

「いや、単に俺がナンバーズを集めるのに興味がないだけだ」

 

「!?」『!?』

 

「なんでそこで驚くんだよ!」

 

 元はブラック企業勤めの社畜だぞ。

 クソ会社から解放されただけじゃなくて人生2周目をしている時点で幸せだろ。

 ただこの事を一条に伝えると変な目で見られそうなので飲み込んでおく。

 

「それならナンバーズをオレにくれないか?」

 

「それは無理」

 

「ええ!? 興味がないならいいだろ!」

 

「貴重なカードをタダであげるかよ」

 

 ナンバーズを集めるのに興味はないがタキオンさんは渡したくない。

 そこは違うのでキッパリと断ると、一条がいきなりコチラに指差しをしてきた。

 

「仕方ない! ナンバーズをかけてオレとデュエルしろ!」

 

『おい遊次、流石に相手が悪い!』

 

「そんなのやってみないとわからないだろ!」

 

(いや、そこは背後霊の言う通りでは?)

 

 自分で言うのはナルシストっぽくなるが、こっちは魔境のOCG出身だぞ?

 アニメ後期レベルの主人公なら補正が入って勝ち目が薄くなるのはわかるが、今は1期の真ん中ら辺の実力っぽいので負ける理由がほとんどない。(都合のいい主人公補正は除く)

 

「ま、まあ、結果はわからないとしてさ、俺がナンバーズをかけるならそれ相応の物がないと釣り合わないよな」

 

「! そ、それは……」

 

(ここで詰まるんかい!)

 

 元々コチラはナンバーズを集める気はあまりない。

 なら向こうは交渉の材料の切り札がなくなるのは自分でも分かってはいたが、ここまでノープランだとは。

 

「それならお前は何か欲しいんだ?」

 

「何が欲しいか……」

 

 必要な物は揃っているしゆっくり休める時間はある。

 そう考えると特に欲しい物はないので、色々考えているとある事を思い出した。

 

(あ、才能がありそうなやつを指導してテッペンを取らせるのは良さそうだな)

  

 当初の目的(暇つぶし)の内容があったのを忘れていた。

 

「なら、俺が勝ったら希望に応えてもらうのはどうだ?」

 

「希望? オレがやれる範囲ならいいぞ!」

 

『ゆ、遊次!?』

 

 何を言われるか心配しているのか背後霊が大声を上げる。

 ただ一条本人はやる気満々なのか、鞄からデュエルディスクを取り出して左腕に装着するのだった。

 

〈追伸〉

 負けた場合に渡すのは今朝拾った別のナンバーズでタキオンさんは渡す気ないです。

 

大体の投稿時間は何時頃がいいかを知りたいのでアンケートをやらせていただきます。(あくまで目安です)プラス、締め切りは1月26日の18時です。

  • 1番、12時頃
  • 2番、15時頃
  • 3番、16時頃
  • 4番、17時頃
  • 5番、18時頃
  • 6番、19時頃
  • 7番、20時頃
  • 8番、21時以降
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