ナンバーズ戦争に巻き込まれたのでOCGのガチデッキで対抗します!   作:黒霧春也

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 5ds(アニメ)を見ている時に、トリシューラが映った時によこせと思ったのは僕だけではないはず。(チーム太陽の過去編で趣味じゃない的に言っていた時)


28話・指導デュエル(相手は美里さん)。本来のデッキではないが回りは悪くないな。てか、今更だがレアカードの値段がやばすぎるだろ!

 一通りの意見交換が終わりデュエルが再開された。

 

「ではいくッス! ウチのターン、ドロー!」

 

(さあ、今の状況をどう返す?)

 

 コチラには高レベルのモンスターが2体と伏せカードが1枚。

 OCG環境なら速攻でぶっ潰されるが、アニメに近い世界観でどうひっくり返すか見ものだな。

 

「ここが勝負どころッス! ウチは魔法カード、逆境の宝札を発動して2枚ドロー!」

 

「ドロー加速カードを握っているのは運がいいですね」

 

「大体エグい回し方をする花梨に運がいいと言われたくないッスよ」

 

 確かにタッグデュエルの時にガン回し&レヴィオニアをデスティニードローされた時は驚いた記憶が……。

 

「それで目的のカードは引けたのか?」

 

「もちろんッス! まずは魔法カード、ワン・フォー・ワンを発動して手札のネクロ・ガードナーを墓地に送ってデッキからクリスタル・ガールを特殊召喚するッス!」

 

「ここでクリスタル・ガールを特殊召喚ってことは……」

 

「夕陽様の予想している通りッス」

 

 この後の展開は大体思い浮かぶが、俺はワクワクしながら美里さんの動きを待つ。

 すると彼女は嬉しそうに手札から一枚のカードを抜き出した。

 

「来るか?」

 

「ッス! ウチは魔法使い族のクリスタル・ガールをリリースしてブリザード・プリンセスをアドバンス召喚するッス!」

 

「美里のエースが来ましたね!」

 

 ブリザード・プリンセス

 ATK2800、レベル8

 

 美里さんのフィールドに現れたのは白銀の鎧に大きな杖を持つ美少女モンスターのブリザード・プリンセス。

 彼女がフィールドに現れたタイミングで吹雪が起きて、俺のフィールドにある伏せカードが凍りついた。

 

「これで純斗さんの伏せカードが発動が出来なくなったッスよ」

 

「なるほど……」

 

「なあ、少し疑問なんだがブリザード・プリンセスはレベル8なのにモンスターのリリースは1体でいいのか?」

 

「その辺は使い手のウチが説明するッス」

 

「頼んだ!」

 

 俺が説明してもいいがここは使い手の美里さんに任せる方がいいか。そう思いながら俺は周りの雰囲気に乗るように耳を傾ける。

 

「基本的にはレベル7以上のモンスターは2体のリリースがいるんスけど、ブリザード・プリンセスは自身の効果で魔法使い族モンスター1体のリリースでアドバンス召喚できるんスよ」

 

「それって強くね?」

 

「そりゃ強いッスけどブリザード・プリンセスの効果を活かすには魔法使い族モンスターを別で入れる必要があるッスよ」

 

「なるほどな……」

 

 美里さんの説明はシンプルで分かりやすい。

 そう思っていると、夕陽さんが何か思うところがあるのか追加で話し始めた。

 

「体感的には2体分のリリース素材やエクシーズ素材になるモンスターを使った感じに近いと思うよ」

 

「ああ! ナンバーズ持ちのやつが使ってたな!」

 

「ボクも遭遇した事があるよ」

 

 原作でもその手のカードを使うやつがいたな。

 ただあくまでアニメ寄りのカードなので、自分の体感としては掴みにくいところがあるか。

 

(って、今は美里さんとのデュエルだな)

 

 話が流れた感じがあるので戻しつつデュエルを再開していく。

 

「デュエルに戻って、ウチは装備魔法、ワンダー・ワンドをブリザード・プリンセスに装備ッス!」

 

「これで攻撃力が3300にアップしたな」

 

「ッス! これでバトルにはいりまス!」

 

 コチラのモンスターの攻撃を上回り、ブリザード・プリンセスは勢いよく攻撃を放って来た。

 

「ウチはブリザード・プリンセスで氷結界の龍グングニールを攻撃するッス!」

 

「伏せカードは使えないから破壊される」

 

 ブリザード・プリンセス、ATK3300

 VS

 氷結界の龍グングニール、ATK2500

(ダメージは800)

 月原(純斗)LP4000→3200

 

 ダメージはそこまでないがグングニールが破壊されるのは少しきついな。

 ただ判断としては合っているので、冷静な動きが出来ているのは加点対象かな。

 

(って、割とやばくね?)

 

 ふと思ったが、今の状況はどう巻き返せばいいんだ?

 今度はこっちがピンチになっているので、残った手札を見ながら考え始める。

 

「今のところは美里が押してますね」

 

「盤面的にはそうだけど純斗がこのまま黙ってやられるわけないよ」

 

「ここからどう巻き返すか楽しみだぜ」

 

 無駄に期待値が高いんだけど……。

 気持ち的には割とピンチなのだが、観戦者の3人の目の輝きがやばい。

 

「ウチはカードを1枚伏せてエンドフェイズにクリスタル・ガールの効果でデッキから2枚目のブリザード・プリンセスを手札に加えるッス!」

 

 美里さんもしっかりサーチしている。

 そうなるとアドバンテージがきついところはあるので、俺は祈りながらデッキトップに手を置く。

 

「俺のターン、ドロー! こうなったら仕方ない。俺は魔法カード、サルベージを発動して墓地に存在する深海のディーヴァと海皇子ネプトアビスを手札に戻す」

 

「純斗も負けずに手札回復をさせたね」

 

 サルベージを引けたおかげでなんとかなる。

 デスティニードローのありがたさに感動しつつ、マクる為に動いていく。

 

「さらに手札のアトランティスの戦士を手札から捨てて、デッキから伝説の都アトランティスを手札に加えて発動する!」

 

「いつもとは違うデッキでもフィールド魔法は使うんスね」

 

「まあな」

 

 使える物は使う。

 その気持ちは強いのでフィールド魔法である伝説の都アトランティスの効果を発動させる。

 

 海皇龍ポセイドラ

 レベル7→6(アトランティスの効果)

 

 残った手札はサルベージで回収した2枚➕αの3枚。

 これだけあればなんとかなるので無理やり回し進めるが、若干キツイ気がする。

 

「とりあえず俺は深海のディーヴァを通常召喚して効果でデッキから海皇の重装兵を特殊召喚する。そして海皇の重装兵の効果で手札のネプトアビスを追加で通常召喚する」

 

 深海のディーヴァ(チューナー)

 ATK200→400、レベル2→1

 海皇の重装兵

 DFF1600→1800、レベル2→1

 海皇子ネプトアビス

 ATK800→1000、レベル1

 

 なんとかモンスターが4体揃ったので反撃態勢が作れそうだ。

 俺はなんとか立て直しながら、次の展開に悩みつつ動いていく。

 

「ここで海皇子ネプトアビスの効果発動。デッキから海皇の重装兵を墓地に送り、海皇の龍騎隊を手札に加える。そして墓地に送られた重装兵の効果でブリザード・プリンセスを破壊する」

 

「こんな簡単に処理されるのは少しキツイッスね」

 

 いやコッチも割とギリギリなんだよな……。

 ホルスセンチュリオンみたいに圧倒できるわけでもないので、ここで巻き返さないと後がきつい。

 

「攻撃力3300のモンスターを簡単に倒しやがった」

 

「でも美里の墓地にはネクロ・ガードナーがあるしまだわからないね」

 

「普通ならそうかもしれませんが相手はあの純斗さんなのでわからないです」

 

「「確かに!」」

 

 なんかナンバーズを狩る側の夕陽さんと狩られる側の一条の息があっているような?

 彼女達のハモリを聴きつつ、エクストラデッキをチラッと見る。

 

「やっぱりコイツしかないよな」

 

「来るッスか!」

 

「ああ。俺はレベル1の海皇の重装兵と海皇子ネプトアビス、レベル6の海皇龍ポセイドラにレベル1の深海のディーヴァをチューニング! シンクロ召喚、レベル9! 現れろ、氷結界の龍トリシューラ!!」

 

「「「「と、トリシューラ!?!?」」」」

 

 氷結界の龍トリシューラ

 ATK2700→2900、レベル9→8

 

 コチラが出したのは一時期かなりの値段になっていた氷結界の龍トリシューラ。

 今回は卓上デュエルのビジョンなのでそこまで大きくないのだが、なぜか他の4人が口を開けて驚いていた。

 

「ま、まさかトリシューラを持っているなんて……」

 

「コイツの効果が強いから入れているんだけど?」

 

「「「「いやいや!!」」」」

 

「ん?」

 

 なんか食い違っている気がする。

 ただその食い違いがわからないので頭を傾けていると、夕陽さんが説明してくれた。

 

「そのトリシューラ1枚で1千万円超えの高級車が買えるんだよ」

 

「……マ?」

 

 マジかよ。

 トリシューラは高いカードなのは知っているつもりだったが、世界観のギャップがえぐいんだけど!?

 

「これは警備の強化が要りますね」

 

「そ、そうだな……。っと、デュエルを再開するな」

 

「思いっきり目を逸らしながらゴリ押ししやがった!!」

 

(仕方ないだろ!?)

 

 突っ込みどころが多すぎて処理が追いつかないなら、スルーするしかないだろうが!

 

「まあ、そんなわけでトリシューラの効果を発動。美里さんのフィールド・墓地・手札のカードをそれぞれ1枚まで除外させてもらうよ」

 

「ううっ!」

 

〈除外したカード〉

・フィールド、伏せカード(魔法の筒)

・墓地、ネクロ・ガードナー

・手札、アクア・マードル(ランダム)

 

 相手が驚いている隙にトリシューラさんは仕事をしてくれた。

 ただこのターンは通常召喚しているのでこれ以上の展開は難しいので。

 

「バトルに入り、トリシューラでダイレクトアタック!」

 

「くうぅ、受けるッス!」

 

 氷結界の龍トリシューラ

 ATK2900、(ダイレクトアタック)

 蒼山(美里)、LP4000→1100(➖2900)

 

 トリシューラの一撃が美里さんのライフを大きく削っていく。

 

(追撃できたらよかったんだけどな)

 

 このままゲームエンドに持っていきたかったが無理だった。

 なので俺はメイン2に入って、残ったカードを使っていく。

 

「仕方ない。俺は魔法カード、貪欲な壺を発動。墓地のモンスター5体をデッキに戻して2枚ドロー」

 

「ここで手札増強ッスか!」

 

「ああ!」

 

〈純斗が戻したカード)

・氷結界の龍グングニール

・海皇の重装兵✖️2

・海皇の狙撃兵

・海皇龍ポセイドラ

 

 墓地に多くのモンスターが揃っていたのがよかったと感じながらデッキに戻して2ドロー。

 

(これは悪くないな)

 

 この世界に来てからドロー運が上がった気がする。

 そう思いながら手札のカードをデュエル盤に置いていくのだった。

 

「俺はカードを2枚伏せてターンエンド」

 

「ドローしたカードを両方伏せた」

 

「伏せたカードがブラフかそうじゃないかで美里の運命が決まりそうですね」

 

 ターン4が終了。

 ここまでの流れはほぼトントンな気もするが、次の美里さんのターンで大きく変わりそうだな。

 

(さあ、どう巻き返す)

 

 この逆境を返せるか返せないかで今の実力がわかる。

 俺は美里さんの動きに注意しながら伏せカードの使い方を考えるのだった。

 

大体の投稿時間は何時頃がいいかを知りたいのでアンケートをやらせていただきます。(あくまで目安です)プラス、締め切りは1月26日の18時です。

  • 1番、12時頃
  • 2番、15時頃
  • 3番、16時頃
  • 4番、17時頃
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  • 6番、19時頃
  • 7番、20時頃
  • 8番、21時以降
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