ナンバーズ戦争に巻き込まれたのでOCGのガチデッキで対抗します! 作:黒霧春也
〈ターン3、エンドフェイズ。プレイヤー、月原(純斗)〉
・プレイヤー、月原(純斗)
・LP3500、手札0枚
《フィールド》
〈モンスター〉
・ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン、ATK5250
・ヴェルズ・タナトス、ATK2350
〈魔法・罠〉
・伏せカード、1枚
ーー
・プレイヤー、一条〈イチゴ頭〉
・LP500、手札2枚
《フィールド》
〈モンスター〉
・なし
〈魔法・罠〉
・なし
ーー
フィールド的にはこちらの方が有利だけど相手は主人公格。
ここで油断すると一気に持ってかれるので警戒していると、イチゴ頭の隣で浮いている
『少しいいか純斗』
「ん、どうかした?」
『一つ提案なんだがわたしも参加させて欲しい』
「ちょっ!? このデュエルはオレがメインなんだぞ!」
うーん、どうするか。
いちおうの目的はデュエル初心者レベルのイチゴ頭への指導なんだが、ミストラルは表情を変えないまま頭を下げてきた。
「
「ほうほう、それって何か新しい物を掴むためか?」
「……やはり君は面白い」
「なんというか、違和感しかないわね」
「まあ、ウチらにはカードの幽霊は見えないッスから」
あー、なんか申し訳ない。
素でミストラルが見えるのは俺とイチゴ頭だけで、女子チームには見えないっぽい。
なので彼女達に軽く説明した後、夕陽が何か面白い事を考えたのかニヤッと頬を吊り上げた。
「ボク的には悪くないと思うよ」
「えっと、オレの立場は?」
「そんなのあると思うのかい」
「ひでぇなオイ!?」
これで話はまとまったな。
半泣きになりながら夕陽に突っ込むイチゴ頭と、嬉しそうに頭を上げるミストラル。
これで相手は二人三脚になったので、これからの展開に思わずワクワクしてしまう。
「とりあえずミストラルも参加してもいいよ」
『恩にきる!』
「ははっ、マジかよ」
死んだ魚の目を浮かべるイチゴ頭。
コイツは不憫な気もするが気にしても仕方ないので、気にせずデュエルに戻っていく。
「さてとお前らのターンだぞ」
「ん、ああ! オレ『わたし』のターン!」
やべぇ、めっちゃ感動する。
息のあったドローに顔を合わせる主人公&背後霊の姿はエモい。
『ははっ、いいカードがきたな!』
「……なんかおかしくねーか?」
『それは知らない。っと、まずはドローしたカードを使え』
「お、おう! オレは手札を1枚墓地に送って魔法カード・オノマト連携を発動。デッキからゴゴゴジャイアントとズバババンチョーGCを手札に加える」
引いたカードがオノマト連携とか強すぎるだろ。
しかもイチゴ頭の墓地にはゴゴゴゴーレムがいるから、ゴゴゴジャイアントの蘇生効果も発動できるな。
いきなり回り始めた相手方に驚きつつ、次の展開をじっくり見ていく。
『ゴゴゴジャイアントを召喚してくれ』
「わかってる! オレはゴゴゴジャイアントを召喚して効果を発動。墓地のゴゴゴゴーレムを守備表示で蘇生させる」
「これでレベル4のモンスターが2体揃ったわね」
ゴゴゴジャイアント
レベル4、DFF0
ゴゴゴゴーレム
レベル4、DFF1500
イチゴ頭のフィールドに揃うごついゴーレム2体。
レベル4のモンスターが2体いる事でイチゴ頭はニヤッと笑いながらさらに盤面を作り始めた。
「いくぜ! オレはレベル4のゴゴゴジャイアントとゴゴゴゴーレムでオーバレイ! エクシーズ召喚! 現れろ、ランク4! ガガガガンマン!!」
「そいつか!?」
ガガガガンマン〈X素材2〉
ランク4、ATK1500
守備じゃなくて攻撃表示なんだな。
ガガガガンマンは現代OCGでもガンマンラインと呼ばれる言葉が作られたカードで、ライフが800以下だと効果でトドメを刺してくるモンスター。
「ガガガガンマンってウチらのデュエルの時にも出てきたモンスターッスよね」
「ええ、確か効果は800ポイントのバーンダメージが飛んできたはず」
「あ、それはコイツが守備の時の効果だぜ」
「「え?」」
美里と羽川さんはバーンのイメージが強いみたいだな。
ただガガガガンマンは攻撃表示と守備表示で効果が変わるエクシーズモンスターだから、ある意味厄介なんだよな。
目が点になる女子二人をよそに、夕陽さんはキラキラとした目でこちらを見てくる。
「それでどんな効果なんだい?」
「見た方が早いだろ。オレはガガガガンマンのX素材を一つ使って効果を発動。ヴェルズ・タナトスの攻撃力を500ポイント下げて自身の攻撃力を1000ポイントアップさせる!」
「あ、悪いがこのタイミングでヴェルズ・タナトスのX素材を一つ取り除いて効果を発動。自身以外のカード効果を受けない!」
『だがガガガガンマンの攻撃力はアップできる!』
ガガガガンマン
ATK1500→2500
ダウン効果は防いだけどアップ効果は防げなかったか。
これでガガガガンマンはヴェルズ・タナトスの攻撃力を超えたので、少しだけ冷や汗を流す。
「よしこれでバトルに入ったらいける!」
『いや待て! 手札のズバババンチョーGCの効果を使え!』
「ん、ああ! オレは手札のズバババンチョーGCを自身の効果で特殊召喚して効果を発動! 墓地のゴゴゴジャイアントを蘇生させる!」
「またレベル4のモンスターが2体揃ったわね」
ズバババンチョーGC
レベル4、ATK1800
ゴゴゴジャイアント
レベル4、ATK2000
ミストラルのアドバイスが上手くいってるな。
あのままバトルに入ってくれた方が楽だったが、ミストラルが参加した事で何倍も厄介になってないか?
一人よりも二人で戦う主人公に戸惑っていると、イチゴ頭がいい笑みを浮かべながら言葉を発した。
「まだまだいくぜ! オレはレベル4のズバババンチョーGCとゴゴゴジャイアントでオーバレイ! エクシーズ召喚、ランク4! 現れろ、ガガガザムライ! そしてコイツの効果を発動!」
「そいつは通さない! リバースカードオープン、幻影霧剣で拘束させてもらう!」
「なっ!?」
ガガガザムライ〈X素材2〉
ランク4、ATK1900
ここで連続攻撃をされるとだいぶやばい。
幻影霧剣の効果でガガガザムライの効果を無効にしてから行動不能にしたので、まだマシになったはず。
そう思いながらホッとしていると、ミストラルが自慢げに笑う。
『予想通りだ。遊次、手札のセブン・ストアを発動してくれ!」
「わかってる! オレはガガガ、ザムライをリリースしてセブン・ストアを発動。効果でデッキから2枚ドローする」
「ちいぃ、またドローソースかよ!」
ドローソースを持っていたのか……。
このタイミングで2ドローはだいぶ痛いので、ドキドキしながらイチゴ頭へ視線を戻す。
「きたぜ! さらに魔法カード、エクシーズトレジャーを発動して4枚ドローする!」
「……え?」
エクシーズトレジャー?
遊戯王ゼアルに出てきたインチキトレジャーと呼ばれたカードだったはずだが、この世界では流通しているのかよ!?
イチゴ頭の手札が5枚に戻ったので目が点になっていると、向かうは容赦なく追加カードを使ってきた。
「まだまた! オレはエクシーズの宝札を発動してさらに4ドローする!」
「待って待って!? 流石にやばすぎないか!」
「い、命削りの宝札よりもドローが多くないかしら?」
「なんかカードゲームの主人公みたいッスね!」
「それな!」
ちょっ、美里さん。コイツは主人公ッスよ。
手札が8枚になったイチゴ頭を尻目に内心で突っ込んでしまうが、こんな理不尽はOCGでもあんま経験したことがない。
「あれだけ手札があれば色々動けそうだね」
『もちろん! さらに展開するぞ遊次!』
「ああ! オレは魔法カード・二重召喚を発動して追加の召喚権でドドドウィッチを召喚してコイツの効果でドドドドワーフーGGを特殊召喚。さらにドドドドワーフGGの効果でガガガマジシャンを特殊召喚するぜ!」
「ええ……。デュエルの展開が変わりすぎじゃ無い?」
「それだけミストラルの力が強いんだよ」
ドドドウィッチ
レベル4、ATK1200
ドドドドワーフーGG
レベル4、ATK0
ガガガマジシャン
レベル4、ATK1500
確かにミストラルのアドバイスはあるけど。
イチゴ頭自体も多少は考えて動いているフシがあるから、出会った時よりは成長してそうだ。
相手の場には西部劇っぽい服装を着たガガガガンマンに東洋の着物をきたガガガサムライ。他にはゴツい鎧を着たドドド系のモンスターにチャラい改造制服をきたガガガマジシャン。これだけでもお腹いっぱいなのに、さらに展開されそうなんだよな……。
『遊次、コイツを使ってくれ!』
「ん? おう、オレはレベル4のドドドウィッチとドドドドワーフーGGでオーバレイ! エクシーズ召喚、レベル4! 現れろ、No.55ゴゴゴゴライアス!!」
「また新しいナンバーズ!!」
「ちょっ、今の夕陽さんは非番ですよね!?」
「あ、ごめん」
No.55ゴゴゴゴライアス〈X素材2〉
ランク4、ATK2400
ここでナンバーズハントはやめてください。
意気揚々と椅子から立ちあがろうとした夕陽を止めながら、フィールドに現れた新しいナンバーズカードを観察する。
「デュエルを続けて大丈夫か?」
「もちろん!」
「お、おう! って、コイツをエクシーズ召喚してどうするんだ?」
『とりあえずゴゴゴゴライアスの効果を発動しろ』
確かゴゴゴゴライアスの効果は……。
また厄介なモンスターが出てきたと固まっていると、イチゴ頭は自信満々に言葉を放つ。
「No.55ゴゴゴゴライアスの効果を発動。コイツがいる限りオレのモンスターの守備力は800アップするぜ!」
「えっと? 今の遊次のフィールドには攻撃表示モンスターしかいないわよね」
「……いみなくね?」
『そっちじゃなくてX素材を使う効果を発動して』
「ああ、なるほど!」
微妙に噛み合ってないな!?
胃が痛いのかお腹を抑えているミストラルと納得したのかゴゴゴゴライアスのX素材を取り除くイチゴ頭。
ギャグみたいな展開に笑っていると、向こうは改めてゴゴゴゴライアスの効果を発動した。
「No.55ゴゴゴゴライアスのX素材を一つ使って効果を発動して墓地にあるゴゴゴジャイアントを手札に戻すぜ!」
「また手札が増えてない?」
「だよな……」
最強のドローソース連打でイチゴ頭の手札がいっぱいある。
現実という名前の理不尽に頭が痛くなるが、デュエルはデュエルなので頬を引き攣らせるだけで留めておく。
「後は魔法カード・ガガガウィンドを発動して手札のガガガガールをレベル4にして特殊召喚する!」
『これで条件は整った!』
「ま、まだエクシーズ召喚をするんだね!?」
「当たり前だろ!」
ガガガガール
レベル3→4、ATK1000
さっきまで散々こちらを突っ込んでいたのに、お前の方が理不尽すぎないか?
内心でそう突っ込むが向こうは気づいてないのか、さらにエクシーズ召喚をしてきた。
「オレはレベル4のガガガマジシャンとガガガガールでオーバレイ! エクシーズ召喚、レベル4! 現れろ、ガガガガマジシャン!!」
「ん、待てよ……。そいつの効果とガガガガールのダブルとかやばすぎるだろ!?」
「えっ? そんなにやばいんスか?」
ガガガガマジシャン
ランク4、ATK2000
やばい展開をするのは理解していたが想像以上なんだけど?
イチゴ頭のフィールドには4体のエクシーズモンスターが揃っており、これ以上展開されると追いつかない気がガガガ……。
「っと、オレはガガガガールの効果を発動してダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの攻撃力を0にする!」
「……ま?」
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン
ATK5250→0
ガガガガールの効果、ゼロゼロコール。
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの攻撃力がゼロになり、こちらのモンスターでは対抗するすべがなくなった。
「あの状況から巻き返すなんて……」
「あ、ついでにガガガガマジシャンのX素材を一つ使って墓地のホープを効果を無効にして特殊召喚するぜ!」
「「「ええええ!?!?」」」
「ですよねー!?」
めっちゃ頭が痛い。
ぶっちゃけセンチュリオン以上のソリティアを見て目が点になりながら、イチゴ頭のフィールドに揃った5体のエクシーズモンスターの方へ視線を向けるのだった。
〈アニメ・漫画オリカ〉
エクシーズトレジャー〈制限〉
このカード名の効果は1ターンに一度しか発動できない。〈ターン1はオリジナル文章〉
フィールドに存在するエクシーズモンスター1体につき一枚ドローできる。
ーー
エクシーズの宝札〈制限〉
このカード名の効果は1ターンに一度しか発動できない。〈ターン1はオリジナル文章〉
自分フィールドに存在するランク4以下のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。そのランクの数だけデッキからカードをドローする。
ーー
セブン・ストア〈アニメオリカ〉
効果、自分フィールドのエクシーズモンスターを1体リリースし、デッキから1枚ドローできる。さらに、このカードの発動時にリリースしたモンスターのX素材の数だけデッキからドローする。
〈作者からの一言〉
アニメ・漫画オリカのドローソースはやっぱりぶっ壊れてない?〈いちおうターン1と制限をつけて弱体化させました〉
・2月18日修正
エクシーズギフトからセブンストアへ変更。〈コレで霧剣も墓地へ行く〉
大体の投稿時間は何時頃がいいかを知りたいのでアンケートをやらせていただきます。(あくまで目安です)プラス、締め切りは1月26日の18時です。
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1番、12時頃
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2番、15時頃
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3番、16時頃
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4番、17時頃
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5番、18時頃
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6番、19時頃
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7番、20時頃
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8番、21時以降