ナンバーズ戦争に巻き込まれたのでOCGのガチデッキで対抗します! 作:黒霧春也
イジメみたいな盤面を形成したがナンバーズハンターの目は死んでないみたいだ。
その証拠に祈るように右手をデッキトップに置いていた。
「ボクのターン、ドロー!! きた! ボクは魔法カード・逆境の宝札を発動。このカードは自分フィールドにモンスターが存在せず、相手フィールドに特殊召喚されたモンスターがいる場合、2枚「手札の灰流うららを墓地に送り逆境の宝札を無効。さらに追加で魔法・罠ゾーンにいるプリメラとトゥルーデアの効果を使い自身をモンスターゾーンへ!」……」
「そしてセンチュリオンモンスターが特殊召喚されたのでプリメラとスタンドアップ・センチュリオン!の効果発動」
「……」
逆転のドローソースがうららで無効になり死んだ魚の目になっているナンバーズハンター。
ただこっちもここまできたら止まる気はしないが、流石にやばいシンクロモンスターを出すのはやめておくか。
「スタンドアップ・センチュリオン!の効果で相手ターン中にシンクロ召喚ができる! 俺はレベル8となったトゥルーデアにレベル4のプリメラをチューニング! 集いし騎士の魂よ、頂点を取る王となりて我が元に表現せよ! シンクロ召喚レベル12! 現れろ、騎士皇レガーティア!!」
「ハハッ……」
「特殊召喚されたレガーティアの効果でワンドロー。さらにプリメラの効果で騎士魔防陣を手札に加える」
赤き竜&カラミティを出してトドメを刺すのもよかったが手の内は明かしたくない。
そう思っているとナンバーズハンターは死んだ魚のような目で一言。
「エンド」
「よし、とりあえずレガーティアの効果で墓地のプリメラを永続罠扱いでおいて、さらにエメトVIをモンスターゾーンへ」
「……」
とりあえずデュエルディスクの機能を使って相手に動けるカードがない事を確認。
よし、これで無事に自分のターンに入れるな。
「俺のターン、ドロー。とりあえずバトルに入って全軍攻撃!」
「きゃあぁ!?!?」
〈ダイレクトアタック〉
・No.107銀河眼の時空竜・ATK3000
・騎士皇レガーティア・ATK3500
・騎士皇レガーティア・ATK3500
・ホルスの栄光ーイムセティ・ATK3000
・重騎兵エメトVI・ATK2000
・合計ダメージ、15000。(OCGの8000ライフすら軽く吹っ飛ぶ)
ーー
・ナンバーズハンターLP3500→0(➖11500)
コチラのモンスターの全力攻撃を受けたナンバーズハンターはボロ雑巾のように地面を転がり動かなくなった。
(さ、流石にやりすぎたか?)
フィールドに存在するモンスターが全て消えていく中、ナンバーズハンターから飛んでくる光るカード達。
「ん? これってNo.か?」
〈手に入れたナンバーズ〉
・No.10白輝士イルミネーター
・No.29マネキンキャット
・No.50ブラックコーン号
・No.87雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ
4枚のナンバーズが手に入ったが特に問題はない。
アニメでは欲望に駆られて暴走したりしていたが、俺がナンバーズを手にしても問題がないのか?
『クオォン(我がいるので主にはナンバーズの影響がない)』
「ほうほう、タキオンさんのおかげ……。って、なんでSDっぽく精霊化しているんだ!?」
『クオォン(我以外にも精霊化が出来る者達はいるぞ)』
「そ、そうか……」
デュエルモンスターズの精霊が存在している。
正直に言えばアニメ補正だろと思って舐めていたが、本当に精霊化するなんて思ってもなかった……。
俺はその事を考えていると、ナンバーズハンターは頭から血を流しながら立ち上がった。
「ぼ、ボクが負けるなんて」
「まあ、うん。とりあえず応急処置をしないか?」
「……え?」
理由があるとはいえ怪我をさせた原因は俺なのでリュックの中に入っているタオルを取り出し、彼女の頭に巻いていく。
「な、なんでボクを助けるんだい? ボクはお前の魂とナンバーズを奪おうとしたんだよ!」
「確かに魂を奪うとかは問題だが、それとは別に今の状況を放置するわけにはいかないだろ!」
「ッツ!」
百歩譲ってボコったのは仕方ないとして、大怪我を負った相手を放置するのは違う。(自分のやったことは棚に上げている)
(血が止まるまで待たないとな)
出血はそこまで酷くないが浅くもないので、彼女の頭をタオルで押さえていると少しずつ止まってきた。
「あ、ありがとう……。でも次に会った時はお前のナンバーズはボクが奪うよ!」
「あ、このナンバーズだが君に返す」
「へ? ボクに情けをかけるのか!?」
「いや、返す代わりに君がナンバーズを集めている理由を知りたいだけだよ」
あまり恨みは買いたくないのでナンバーズを返す方がいい。
そう思いながら手に持っている4枚のナンバーズを彼女に押し付けると、向こうは困った顔で頷いた。
「変なやつ」
「変なやつで結構だ。それよりも君がナンバーズを集める理由は?」
ベンチに座るナンバーズハンターの横に座りつつ、困ったような表情を浮かべる彼女に質問。
すると向こうはポツポツと理由を話し始めた。
「ボクがこのカードを集めるのはナンバーズ戦争の勝者になって願いを叶えるためだよ」
「ナンバーズ戦争?」
「そう! ナンバーズ100枚を集めると好きな願いが叶えられるんだ!」
(なんかフェイ◯の聖◯戦争みたいだな)
ナンバーズを100枚集めると好きな願いが叶えられるか。
ブラック企業通いだった俺は休日が欲しかったが、今の状況でもかなっているし、衣食住やお金も充分あるので特に願いがないな。
「ふむふむ。それで君が叶えたい願いはなんだ?」
「その前にボクには光坂夕陽っていう名前があるんだけど?」
「へえ、光坂さんね」
「……お前には夕陽って呼んでほしい」
元25歳童貞の俺には高校生くらいの貴女の名前を呼び捨てにするのは難しいです。
ただバカ真面目にいえないので黙っていると、彼女から無言の圧力が飛んできた。
「光坂さん「夕陽」……光坂さ「夕陽」……光「夕陽」……夕陽さん「今はそれでいいか」」
(めんどくさい!)
なんで光坂さんと呼ぶたびにハイライトが消えた目で見てくるんだよ!
流石にコッチが折れないと何かやばい状況になると思い、妥協で名前➕さん呼びにさせてもらった。(ついでにコチラの名前も名乗った)
「話を戻して、夕陽さんがナンバーズを集める理由はなに?」
「それは……今のところは内緒で」
「おい」
ここまで焦らして置いて何もなしかよ。
俺は思わず突っ込むと、彼女は嬉しそうに笑いながら真っ白になっている金髪の少年の方に手を向けた。
「フフッ、彼の魂を返しておくね」
「それは助かる。って話をずらすなよ」
「ごめんごめん! あ、そうだ! 純斗の連絡先を教えてくれない?」
「……へ?」
なんでラブコメ展開が始まっているんだよ!?
こんなことは現実では全くなかったぞ!
俺はラブコメみたいな展開に驚きつつジャケットの胸ポケットからスマホを取り出し、夕陽さんと連絡先を交換。
なんか冷たい視線が飛んできたような気がするが、彼女は嬉しそうに自分のスマホを手にしながら立ち上がった。
「さてと、他のナンバーズを集めないといけないしボクはいくね」
「そ、そうか……。なら止まっている時間を戻してくれよ」
「もちろん。あ、でも純斗もここを出た方がいいよ」
「うん?」
よくわからないがここは彼女の言う事に従った方が良さそうだ。
そう思いながら俺は夕陽さんと共に噴水公園から出ていくのだった。
〈余談〉
・夕陽さんと別れた後、タオルを貸したままなのに気づいた。
ーー〈アニメオリカ〉ーー
・逆境の宝札(通常魔法)
・効果、相手フィールド上に特殊召喚されたモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。自分はデッキからカードを2枚ドローする。
いろいろ悩んだ結果、手札誘発で止めた後に相手ターンに展開するになりました!(カラミティは出さずに勝てたので今回は見送りました)
大体の投稿時間は何時頃がいいかを知りたいのでアンケートをやらせていただきます。(あくまで目安です)プラス、締め切りは1月26日の18時です。
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1番、12時頃
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2番、15時頃
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3番、16時頃
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4番、17時頃
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5番、18時頃
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6番、19時頃
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7番、20時頃
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8番、21時以降