アホみたいな面下げて帰ってきた作者デス。
若干の疲労感を残しながらも、何とか生きてます。
彼女との電話が楽しい。(遠距離恋愛)
てなわけで、どうぞ
「ハァ、今日も疲れたなぁ………帰ってとっとと寝るか」
俺の名前は烏丸 浩司。
まぁ、何処にでもいる平凡な高校生というやつだ。
進路が全然決まっていないのが悪いところだろうか………。
今は、学校が終わって家に帰っているところだ。
今日の晩飯はどうしようかな………。
そんなことを考えているうちに、自宅へと帰り着いた。
(よし、今日はもうカレーにしよう。切って焼いて煮込むだけだからな)
「ただいま〜って言っても、俺一人しかいないんですけどねぇ………」
現在、俺は一人暮らしをしている。
まぁ、本来は両親と住む予定だったのだが、両親が海外で勤務することが決まってしまい、
仕方なく一人暮らしをしているというのが理由だ。
余談だが、仕送りは結構な額が送られている。
「さて、とりあえず着替え〜っと………ん?」
服を着替える為に自室に入ると、
机の上に黄色い箱とマゼンタカラーの箱が一つずつ置かれていた。
黄色い箱には『!』マゼンタの箱には『?』のマークがついている。
「これって、箱だよな……。中身は何だ?」
不思議に思いながらも、黄色い箱を開けると、中には、黒い大きなベルトの様なものと、丸いコアの様なものが入っていた。
コアの方には、動物の顔がプリントされている。
「これは……ベルトか?しかもこのコアっぽいやつは………?」
俺は丸いコアに触れた。
その時だった
バチッ!
「え?」
『仮面、ライダー……?』
『デザイアグランプリ、理想の世界を叶えられる……か………』
『早く逃げろ!ここは危険だ!』
『これで……フィニッシュだぁッ!』
『流石に死にたくは、なかったかな………!』
『MISSION FAILED』
「なるほど……、そういう事だったのか………」
頭の中に流れ込んできたのは、俺の戦士としての記憶だった。
かつて、デザイアグランプリと呼ばれるゲームが存在していた。
最後まで生きて勝ち残れば、理想の世界を叶える権利が与えられるという、文字通り命をかけたゲーム。
しかし、最終戦において、最後まで生き残ったのは俺だけだった。
「でも、結局は相討ちで終わったんだっけか………」
そう、決死の覚悟で放った攻撃も、最後はラスボスと相討ちという形で終わった。
当然、俺はそのまま退場、命を落とす事となった。
「でも、あの時死んだはずの俺が、何で生きてるんだ………?」
そう、本来あの時死んだはずの自分が、何故こうして生きているのか、理解が追いつかなくなっていた。
「………考えていても仕方ない、もう一つも開けよう」
そう思い、俺はマゼンタの箱に手を伸ばし開けてみると、
中には、黒と銀をベースに、赤と青のグラデーションがかかったメーターが付いており、
オレンジの差し色が入ったバックルが入っていた。
「何だこのバックル?こんなバックル見た事無いぞ………?」
あの時のデザイアグランプリには無かった、全く知らないバックル。
一体どういう力が入っているのだろうか。
「流石に今日は疲れてるし、別の日に試すとするか………」
そして俺は、晩飯を食べて眠りにつくのだった………。
数日後………
「さて、ここなら人が来る事は無いか………」
今日は学校が休みの日、俺はドライバーとバックルの確認を行う為に、街から離れた廃工場に来ていた。
「流石に壊れてるなんて事は無いよな……?」
(もしこれで壊れてましたなんて事があったら笑うしかないんだけど……)
「……ともかく、確かめるしかないか」
そう言いながら俺はドライバーを取り出し腹に巻きつけた。
『DESIRE DRIVER』
「おぉ…!まぁ、流石に壊れては無かったか。さて、次はコアをセットしないとだな」
そして俺はIDコアをドライバーの中心にセットしたのだが………、
『ENTRY』
「……あれ、神殿に転送はされないのか?」
本来、IDコアをセットした場合、
デザイアグランプリの参加者達が集まる『デザイア神殿』と呼ばれる場所に転送されるのだが……、
今回はそのプロセスが行われなかった。
と言う事はつまり、
「この世界ではデザイアグランプリが存在していないのか………?」
「でもその場合、何でドライバーがここにあるのかって話なんだけど………。まぁ、考えていても仕方ないか」
「さて、次はこのバックルについて確かめるとしますか」
今まで見た大型のバックルの中では、かなりコンパクトな形をしているが、一体どんな力が秘められているのだろうか?
俺は早速ベルトにセットした。
『SET』
「えぇっと、このスイッチか」
『GREAT!』
『READY FIGHT』
「……アレ?、なんかエントリーと変わって無い?」
起動して変身したは良いものの、武装と言えるものやアーマーなどが装着されず、エントリーフォームのままだった。
「ちょっと待て、何か武器とか無いのか!?ってん?」
何か変化が無いのかと体をペタペタ触っていると、
自分の顔に何かが取り付けられている事に気づいた。
形はどこかバイザーのように感じる。
「これって……バイザーか?え、もしかしてこれだけなのかってうぉっ!?」
すると、長い物体が俺の前を通り過ぎていった。
そして再び俺の前を通り過ぎて行こうとした所で俺は長い物体を掴んだ。
「これって、剣なのか……?」
『RAISING SWORD』
「レイジングソード……。て言うかこれバックルついてんじゃん………って抜けない!?」
レイジングソードと呼ばれた武器は鍔と思われる部分に巨大なバックルが付属されていた。
しかし、どんなに力を入れても、外れる事はなかった。
「なかなかハジけてる武器だなぁ……ある程度振り回してみるか」
数時間後………
「ふぃ〜、久しぶりなのに初めての体験ってのも、不思議な感覚だな………」
(まぁ何にも変化が起きなかったのが、微妙に悲しいところだけど)
アレから数時間が経過し、俺は自宅に帰る為に足を進めていた。
そして帰る途中、ビルの巨大ディスプレイでニュースが流れていた。
内容は、アイドルのメンバーが活動休止を発表したというニュースだった。
「アイドルの活動休止ねぇ………?」
正直、アイドルに関してはさほど興味が無いからなぁ………。
まぁニュースになるくらいなんだから、結構人気なんだろうな。
そんな事を考えていたら、気づけば家に着いていた。
そして部屋に入り、今回で確認できた事をまとめる事にした。
「さて、今日確認できた事は………」
1、ドライバーの機能
これについては、問題は無い。
というか、もし壊れてるんだったらそもそも詰んでる。
何のために存在しているのか分からなくなる。
2、バックルの性能
基本的な性能はエントリーフォームから少し強化されてるだけだった。
専用武器としてレイジングソードというバックルがくっついた剣が付いているが、
外す事が出来ない上に、うんともすんとも言わない。
おそらく、何かしらエネルギーをチャージしないと真価を発揮しないと思われる。
「あと自動で飛んでくるから、使い方によっては擬似的なビットにもなるな」
3、デザイアグランプリの存在の有無
これに関しては本当に謎だ。
もしデザイアグランプリが存在している場合、何故あの人から送られて来なかったのかわからないし、
存在していない場合、何でドライバーがあるのだろうという事になる。
どっちにしろ謎のままだ。
「まぁ、これは一旦放置で良いだろう………」
ピンポーン♪
「ん?俺何も頼んで無い筈だけど………」
そんな感じでまとめていると、部屋のインターホンが鳴り響く。
不思議に思いながら玄関のドアを開けると、
そこにいたのは、一人の女性だった。
「あ!どうも、こんにちは〜引越しの挨拶に参りました〜!」
(引越し?あ、そういえば隣って空き部屋になってるんだったか)
「あ、そいつはどうも。自分は烏丸って言います。えっと、どちら様で?」
「私、今日から隣の部屋に引っ越す『
「烏丸です」
「あ………」
(またやっちゃったぁ!?)
「えっとぉ……、こ、これどうぞ!それじゃあ失礼します!」
「え?あぁ、どうもこれはご丁寧に……って行っちゃったよ………」
星野と名乗った女性は、俺の名前間違えて読んだ後、
気まずく感じたのか、お菓子を渡して足早に去ってしまった。
名前を間違えられるとは思わず、少し面食らってしまったが。
「まぁ、これから少しずつ覚えてもらうしか無いか」
そして俺は、玄関のドアを閉めるのだった………。
「あ、このお菓子うめぇな」
なお、渡されたお菓子は、テレビでよく取り上げられているお菓子だったので、普通に美味かった。
ハイ、というわけで第一話でございました。
基本的な構成は変わってません。
ですが、変更点として、
『バックルはコマンドバックルのみ』
になりました。
では、第二話で。
年末連勤キツいよおおおおおもおおおおおおお!!!!!!