登校中に猥談3人組呼ばわりされた悲しみを峰田と上鳴と分かち合い、いざヒーロー科の授業!と意気込んだはいいものの……。
「んじゃ次の英文のうち間違っているのは?…おらエヴァバディヘンズアップ盛り上がれーー!!!」
普通だ。そういやヒーロー関係の授業以外は普通の高校生と変わらないんだっけ…それでも"記憶"の中での高校一年の最初の授業にしてはかなりレベルが高い、偏差値79は伊達じゃないってか。
雄英の食堂ではかのランチラッシュの料理を安価で戴けると聞く…腹が減って来た。
「白米に落ち着くよね最終的に!!」
「かき揚げうどん2杯と肉うどん2杯ください」
「たくさん食うね!」
席を探していると俺を見つけた上鳴が呼びかけて来た。
「樹木!こっち空いてるぞ!」
「ム、サンキュー上鳴」
ドンッ!
うどんを4杯持ってきた俺に二人が目をかっ開いて沈黙した後恐る恐る聞いてきた。
「樹木お前…体に見合わず大食いだな…」
「それな、俺そんなに食えねえわ」
「俺の個性は初動に体力を使うんでな、あと単純に食うのが好きなだけだ」
「それにしても全部うどんは飽きねえか?」
「うどんって飽きるのか?」
「上鳴ダメだ、これ以上はやめよう」
「そうだな」
うどんに飽きるとかあるのか、一つ賢くなったな。
そして午後の授業……今度こそヒーロー関連の授業!その名も「ヒーロー基礎学」!
「わーたーしーがー!!普通にドアから来た!!!」
オールマイト…確かこの時点で全盛期よりかなり力が落ちているにも関わらず世界No.1の実力のはず、明後日のUSJ襲撃では彼が来るまで耐えられれば勝ちだ。
「オールマイトだ…!!すげえや本当に先生やってるんだな…!!!」
「シルバーエイジのコスチュームだ………!画風違いすぎて鳥肌が……!」
オールマイトの登場に皆が騒がしくなるのを遮るようにオールマイトが喋り出す。
「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地をつくる為様々な訓練を行う科目だ!!単位数も最も多いぞ!早速だが今日はコレ!!戦闘訓練!!!」
正直最初から戦闘訓練ってのは明日のUSJ襲撃が無ければ悪手だと思うぞオールマイト。
「そしてそいつに伴って…こちら!!!」
「「「!?」」」
オールマイトが手元のボタンを押すと、教室の壁からトランクケースが並ぶ棚が出てきた。
「入学前に送ってもらった「個性届」と「要望」に沿ってあつらえた…コスチューム!!!」
「「「おおお!!」」」
コスチューム…俺のは"記憶"の中にあった俺にぴったりのデザインで要望したから見た目に関しては安心だな。
「着替えたら順次グラウンド-βに集まるんだ!!」
「「「はーい!!!」」」
「格好から入るってのも大切なことだぜ少年少女!!自覚するのだ!!!!今日から自分は…ヒーローなんだと!!」
オールマイトの決めゼリフと共に皆が立ち上がって各々授業の準備を始めた。
ここは男子更衣室、皆初めてのコスチュームに苦戦している中、トランクケースを開けると期待通りのあのコスチュームが入っていた事に安心して着替え終わり、サッサと更衣室から出てグラウンド-βにたどり着く。
「ムムッ!樹木少年早いね!」
「オールマイト、皆が来ないうちに話したいことがあります」
俺の言葉にある程度の予想は付いていたのかオールマイトはしゃがんで目線を合わせてきた。
「どんな話だい、樹木少年」
「俺はヒーロー公安委員会から来ました」
「……ああ、根津校長から聞いているよ」
やはり根津校長が俺のことを調べていたのか、まあこれはマジで問題ない。
本題はここからだ。
「オールマイトが教職に就いたこと、これは世界的な大きな変化です」
「そこまで断言されると少し照れるね…」
「この機会にヴィランが大きな動き…例えば、雄英の生徒が危険に晒される事態が起こった場合の話をします」
俺の言葉に真剣な空気になるオールマイト。良かった、話は聞いてもらえそうだ。
「オールマイト、これは栄養を与え、芽吹く直前の状態を維持してあるどんぐりです。俺たち生徒に何かあった場合、これの制御を手放します。その時は…助けに来てください。」
「…そこまでするのには何か訳があるのだろう。わかった、その時はすぐに助けに行くよ」
「……ありがとうございます、オールマイト」
これでUSJ襲撃事件はある程度安心できるな…。
「…………ん?んだコラ鬼ヤロー俺より先に来てんじゃねえよクソが!」訳:俺が一番乗りのはずだったのにずるい!
「爆発頭か、俺の名前は樹木龍樹だ。よろしく頼む。」
「んだコラテメェ俺は爆発頭じゃなくて爆豪勝己だ殺すぞ!」訳:俺の名前は爆豪勝己、よろしくな!
「爆豪、よろしく」「死ね!」訳:よろしく!
爆豪の罵詈雑言も意訳したら意外と普通だな。まともに聞くのはよそう。
それからしばらくして皆が出揃いわちゃわちゃした後…。
「先生!ここは入試の演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか!?」
「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!!」
「敵退治は主に屋外で見られるが統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ。監禁・軟禁・裏商売…このヒーロー飽和社会…ゲフン、真に賢しい敵は屋内にひそむ!!
君らにはこれから「敵組」と「ヒーロー組」に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!!」
「「「!!?」」」
"記憶"ではここで爆豪が第一の挫折を経験するはずだが……特に意識する必要は無いな。
「基礎訓練もなしに?」
「その基礎を知る為の実践さ!ただし今度はブッ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ。」
オールマイトの言葉に皆が少し考えた後、一斉に喋り出した。
「勝敗のシステムはどうなります?」「ブッ飛ばしてもいいんスか」「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか………?」「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか!」「このマントヤバくない?」
「んんん〜〜!聖徳太子ィィ!!!」
オールマイトが謎の悲鳴を上げる。
「いいかい!?状況設定は「敵」がアジトに「核兵器」を隠していて「ヒーロー」はそれを処理しようとしている!」
なんてアメリカンな設定…いや、オールマイトなら実際にこういう事件扱っててもおかしく無いな。
「「ヒーロー」は制限時間内に「敵」を捕まえるか「核兵器」を回収する事。
「敵」は制限時間まで「核兵器」を守るか「ヒーロー」を捕まえる事。コンビ及び対戦相手は…くじだ!」
「適当なのですか!?」
「プロは他事務所のヒーローと急造チームアップすることが多いしそういう事じゃないかな…。」
「そうか…!先を見据えた計らい…失礼致しました!」
飯田、今回は正しいかもしれんがお前は納得できる範囲が広すぎやしないか…?
「いいよ!!早くやろ!!」
オールマイトの催促で皆が動き出した。
「よろしく轟」
「………おう」
くじの結果、俺は轟とペア。対戦相手は葉隠と障子になった。
これ以外は"記憶"と変わらない結果になった事に"記憶"で言う修正力を感じ、少し不安になっているうちに……。
「ヒーロー…ヒーローチーム…W IーーーN!!」
いつのまにか一回戦が終わっていた。
「負けた方がほぼ無傷で勝った方が倒れてら…」
「勝負に負けて試合に勝ったというところか」
「訓練だけど」
次は俺達……の前に講評か。
「まあつっても…今回のベストは飯田少年だけどな!!!」
「なな!!?」
まあその通りだな、状況設定的に一番ミスしなかったのは飯田だ。
「勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの?」
「何故だろうな〜〜?わかる人!!?」
オールマイトの呼びかけに瞬時に手を挙げる八百万さん。
「ハイ、オールマイト先生。それは飯田さんが一番状況設定に順応していたから。爆豪さんの行動は先頭を見た限り私怨丸出しの独断。そして先ほど先生もおっしゃっていた通り屋内での大規模攻撃は愚策。緑谷さんも同様の理由ですね。
麗日さんは中盤の気の緩みそして最後の攻撃が乱暴すぎたこと。ハリボテを「核」として扱っていたらあんな危険な行為出来ませんわ。
相手への対策をこなし且つ"「核」の争奪"をきちんと想定していたからこそ、飯田さんは最後対応に遅れた。
ヒーローチームの勝ちは「訓練」だという甘えから生じた反則のようなものですわ。」
「……!!」
八百万さんの賞賛に感極まって上を向く飯田。
「ま…まあ飯田少年もまだ固すぎる節はあったりするわけだが…まあ…正解だよ、くう…!」
オールマイト…なんかドンマイ。
さて…次は俺たちか。
「頑張るぞ轟!まずは情報共有だ!」
「……馴れ合うつもりはねえ」
……ダメだコレ!緑谷が体育祭で頑張るまで連携無理そう!
ヒロインどうする?(選択肢を少し変更しました…まさかこんなにハーレム好きが多いとは…)
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ミルコ
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リューキュウ
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Mt.レディ
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ピクシーボブ
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レディナガン
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13号
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全員!!ハーレム万歳!!