公安所属憎珀天のヒーローアカデミア   作:入魂ロフス

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6話

 初回でビルがボッコボコになったので場所を移して2回戦……。

 

「轟〜…作戦会議しねえならこっちが勝手に合わせるけど良いのか?」

「別にそれでいい、それに…」

『スタート!!!』

 

 轟の言葉を遮って訓練開始の合図が鳴り響き、轟がビルの壁に手を添えた。

 

「俺一人で十分だ」

 バキバキバキバキ!!!!

 

 轟の掌から冷気が溢れ出し、ビルが丸々凍りつく。

 

「ひえ〜……」

 

 さすが轟焦凍……唯の個性ブッパでここまでやれるのか…っと。

 

「行ってくる」

「待て轟、油断はするな」

「…なんでだ」

 

 おそらくこの氷結で行動不能になってはいるだろうが…俺が何もしないってのもダメだしな、適当な理由をつけて俺も個性使おう。

 

「確かに強力な技だが破られている可能性もある、念には念を入れて俺の樹木に核を回収させよう」

「………そうか、わかった」

「ありがとう轟、じゃあやるから少し離れてろ」

「わかった」

 

 腰の『種子』を入れる袋から種子を10個程掴み取り、地面に落とした。

 

「おい、落としたぞ…」

「"子龍樹"行け」

ズズズズズ………!!

「!」

『『『シャァァ……!!』』』

パリンッ!ドカン!「イヤァァァ!?

 

 地面に落とした『種子』が一瞬で成長してアスファルトを貫いて根付き、龍の形に変化した複数の樹木が入り口や窓からビルに侵入していく。

 

「…………」

「…見つけた」

「……そうか」

 

 しばらくしてハリボテの核を体内に収納した"子龍樹"が最上階の窓を突き破って出てきた。

 地面に降りてきた"子龍樹"に穴が空いて中から核が出てきた所で轟に話しかける。

 

「一緒に触るか?」

「…いや、良い」

「……そうか」

 

 聞かなきゃ良かったかもと思いながら核に触れる。

 

『ヒーローチーム!!WIーーーーーーN!!!』

「………氷溶かしに行ってくる」

「…おう」

 

 ちょっと気まずかったかもしれない。

 

 

 

「今回のMVPは〜〜〜……轟少年!!」

「…ありがとうございます」

 

 やっぱり轟がMVPか、今回は別に俺が居なくても勝てたもんな。

 

「なんでかわかる人!……はい!八百万少女!」

「今回の訓練ではヒーローチームの二人両方が設定通り行動し、轟さんの個性でヴィランチームを拘束、そして樹木さんの個性で核を回収しました。

 どちらもほぼ最高得点ですがより勝利に貢献したのは轟さんの最初の凍結であり、核の仕様によっては樹木さんの個性で動かした時に暴発していた可能性も無きにしも非ずなので少し減点、故に轟さんがMVPに選ばれた…ということでよろしいでしょうか!」

「ウン…ソレデイイヨ」

 

 言われてみれば核弾頭を無闇に動かすのは悪手だな、八百万さんすげーな。

 そしてオールマイトがまたしょんぼりしてる……。

 

 

 残りの組み合わせの訓練が終わり……。

 

「ハイ、お疲れさん!!緑谷少年以外は大きな怪我もなし!しかし真摯に取り組んだ!!初めての訓練にしちゃ皆上出来だったぜ!」

「相澤先生の後でこんな真っ当な授業…何か拍子抜けというか…」

「真っ当な授業もまた私たちの自由さ!それじゃあ私は緑谷少年に講評を聞かせねば!着替えて教室にお戻り!!」

 

 過酷な試練の無い真っ当な授業に拍子抜けした麗日さんの言葉にサムズアップしながら答え、一瞬でその場を去ったオールマイト。

 

「?急いでるなオールマイト…かっけえ」

 

 急いでるのは恐らく制限時間の都合だろう。この制限時間の短さでAFO倒せるのヤバすぎるだろ…。

 

 

 

 コスチュームから制服に着替えて教室に戻ると、先に教室に戻っていた切島が声をかけてきた。

 

「樹木だったっけ?これから皆で訓練の反省会しねえか?」

 

 確かこの後爆豪が緑谷に色々宣言するのがあったハズだが…これは干渉する必要ナシだな。

 

「良いぞ、皆の名前と個性も知りたいしな」

「良いなそれ!自己紹介も兼ねるか!」

「切島〜なんの話?」

「芦戸!実はな……」

 

 実際に話してみるとやはり皆良い奴らだった……明後日の襲撃事件、未熟な皆を俺が守らねばな…。

 

 

 

 

〜翌日〜

 

「キミ!オールマイトが教師になった感想は!…無視!?」

「次行くよ次!」「了解です!」

 

 登校中にマスコミが校門の前に集っていたが無視して通った。今日はあんなの相手する気分じゃない。

 

 

 

 朝のホームルーム。相澤先生が教室に入ってきた途端除籍の恐怖を思い出した皆が静まり返った。

 

「昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績見させてもらった。爆豪、おまえもうガキみてえなマネするな。能力あるんだから」

「………わかってる」

 

 相澤先生の言葉を噛み締めるように頷く爆豪、はじめての挫折で少し素直になってるな、ほんとに少しだけど。

 

「で、緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か。"個性の制御"…いつまでも「出来ないから仕方ない」じゃ通させねえぞ。

 俺は同じ事言うのが嫌いだ、それさえクリアすればやれることは多い、焦れよ緑谷」

「っはい!」

 

 体育祭までに緑谷にOFAのアドバイスはするべきだな。腕の爆弾が減るだけでだいぶ楽になる。

 

「さてHRの本題だ…急で悪いが今日は君らに…学級委員長を決めてもらう」

「「「学校っぽいの来たーー!!!」」」

 

 「学校っぽい」という謎の点で喜ぶクラスメイト、皆テンション高いな…。

 

「委員長!!やりたいですソレ俺!!」「ウチもやりたいス」「オイラのマニフェストは女子全員膝上30cm!!」「ボクの為にあるヤツ☆」「リーダー!!やるやるー!!」「やらせろ!!」

 

 皆が好き勝手に立候補して騒々しくなってきた。

 "記憶"の中のマンガでも委員長が将来ヒーローに役立つ事が説明されていたが…俺は良いや、適任な奴もいるしな。

 

「静粛にしたまえ!!」

「「「……ん?」」」

 

 ざわめきが収まらず、相澤先生の髪が逆立ってきてちょっとやばいな…と思った所で飯田がよく通る声で叫んだ。

 

「"多"を牽引する責任重大な仕事だぞ…!「やりたい者」がやれるモノではないだろう!!

 周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…!民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというのなら…これは投票で決めるべき議案!!!」

 

 飯田良い感じの事言うのはいいけど…アレだな。

 

「そびえ立ってんじゃねーか!!何故発案した!!!」

「日も浅いのに信頼もクソもないわ飯田ちゃん」

「そんなん皆自分に入れらぁ!」

 

 ちゃっかり自分も立候補していた飯田にブーイングが飛び交う。

 

「だからこそここで複数票を獲った者こそが真にふさわしい人間という事にならないか!?どうでしょうか先生!!!」

「時間内に決めりゃ何でも良いよ」

 

 この後は結局"記憶"通り緑谷が委員長、八百万が副委員長になった。

 

 

 

 

「米が美味い」

「だな」

「丼物も悪くないな」

 

 昼ご飯、食堂で峰田と上鳴と丼物を食いながら考える。

 今日の昼、恐らく校舎内に死柄木と黒霧が侵入する。

 周りを巻き込んだりする可能性を考えると…やはりUSJまで碌に行動に起こせないな。

 

『ウウウ〜〜〜〜〜〜!!!』

「んだコレ!?」

「警報!?」

『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難して下さい』

「セキュリティ3ってなんだよ!?」

「みんな逃げてくぞ!?俺らも行くか!?」

 

 学生が次々に立ち上がって逃げていくのを見て峰田が逃げようとするが峰田は特にシャレにならんから止めよう。

 

「峰田、人混みが凄いことになっている。今はあちらには行かずに周りを警戒するに留めよう」

「たっ確かに!」

「あ、飯田が浮いた……」

 

 上鳴の言葉に人が詰まっている方を見ると……。

 

「大丈ー夫!!ただのマスコミです!なにもパニックになることはありません!

大丈ー夫!!ここは雄英!!最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう!!」

「マスコミ?」

「なーんだ!マスコミかよ!」

 

 非常口飯田の発言をすんなり受け入れる二人。

 マスコミが雄英に侵入できた異常性が分かってないな、やはり俺が守護らねば……。

 

 あの後、"記憶"通り緑谷が飯田に委員長を譲ることとなった。

 

「いよいよか……」

「どうしたの樹木ちゃん」

「…なんでもない」

 

 明日はUSJ襲撃事件……絶対に犠牲を出すわけにはいかないな。

ヒロインどうする?(選択肢を少し変更しました…まさかこんなにハーレム好きが多いとは…)

  • ミルコ
  • リューキュウ
  • Mt.レディ
  • ピクシーボブ
  • レディナガン
  • 13号
  • 全員!!ハーレム万歳!!
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