翌日…とうとう運命の日がやってきた。
「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイト、そしてもう一人の3人体制で見ることになった」
「ハーイ!なにするんですか!?」
「災害水難なんでもござれ。人命救助訓練だ!!」
机から出した『LESCUE』のカードを見せつけてくる相澤先生。
あのカードオールマイト専用のやつじゃなかったんだな。
「レスキュー…今回も大変そうだな」「ねー!」「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!!腕が!!」「水難なら私の独壇場ケロケロ」「おい。まだ途中」ギロッ
相澤先生の眼光に騒めきが一瞬で収まる。
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。
訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上、準備開始」
……不味いな、緊張してきた。
「バスの席順でスムーズにいくよう番号順に二列で並ぼう!」
「飯田くんフルスロットル………!」
飯田が皆を誘導してバスに入るが、バスの席配置は路線バスの形式だった。
「こういうタイプだったくそう!!!」
「イミなかったなー」
…飯田の空回りに少し気が楽になった。
「派手で強えっつったらやっぱ樹木と轟と爆豪だな!」
「ケッ!」
「…派手なのか」
……俺の個性は派手か、少し意外だな。
「爆豪ちゃんはキレてばっかりだから人気でなさそ」
「んだとコラ出すわ!!」
「ホラ」
蛙吹さんに手玉に取られる爆豪に緑谷が慄いてるな。ウケる。
「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげぇよ」
「てめぇのボキャブラリーは何だコラ殺すぞ!!」
今回の会話は頑張ったけど翻訳できなかったな…やはり俺に爆豪を理解するのは早すぎたか…。
「低俗な会話ですこと!」「でもこういうの好きだ私!」「俺に爆豪語は早かったか…」「んだコラ鬼ヤロー今何つった殺すぞ!」「爆豪くん君本当口悪いな」
「もう着くぞいい加減にしとけよ…」
「「「ハイ!!」」」
バスから降りて巨大な施設の中に入り、宇宙服のようなコスチュームを着たヒーローが見えてきた辺りで上鳴が思わず叫ぶ。
「すっげーーーー!!USJかよ!!?」
上鳴の言葉に皆が心の中で同意しながら広大な施設内を眺める中、13号が話しだす。
「水難事故、土砂災害、火事……etc.
あらゆる事故や災害を想定し僕がつくった演習場です、その名も……ウソの災害や事故ルーム!!」
本当にUSJだったことに驚く皆の中でいち早く反応したのは緑谷と麗日。
「スペースヒーロー「13号」だ!災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」
「わーー!私好きなの13号!」
緑谷は新登場のヒーローの解説役か何かなのだろうか。
「えー始める前にお小言を一つ二つ…三つ…四つ…」
増える小言に皆のテンションが下がり始める。
「皆さんご存知だとは思いますが僕の"個性"は"ブラックホール"。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます。」
「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね!」
ヘッドバンキングみたいに頷く麗日に緑谷はどうも思わないのだろうか。……そういやオールマイトに同じ反応してたな。
「ええ、しかし簡単に人を殺せる力です、皆の中にもそういう"個性"がいるでしょう。超人社会は………」
13号自身が危険な個性を持っているから説得力が違うな。
「以上!ご静聴ありがとうございました」
「ステキー!」「ブラボー!!ブラーボー!!」「うおーーー!!」
13号の演説に皆が盛り上がっている中…俺と相澤先生が同時に異変に気付いた。
「…っ!!」
「そんじゃあまずは………っ!一かたまりになって動くな!!!」
USJの中央の広場に黒いモヤが現れ、
「え?」
「13号!!生徒を守れ!!」
「何だアリャ!?また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン?」
「動くな!!あれは敵だ!!!!」
皆が現状を理解できず棒立ちになっている中、黒いモヤの敵…たしか黒霧が呟く。
「13号に…イレイザーヘッドですか…先日頂いた教師側のカリキュラムではオールマイトがここにいるはずなのですが…」
「やはり先日のはクソ共の仕業だったか」
相澤先生が悪態を吐く。
「どこだよ…せっかくこんなに大衆引きつれてきたのにさ…オールマイト…平和の象徴…いないなんて………子どもを殺せば来るのかな?」
……将来巨悪になるとはいえ今は唯の小悪党、脅威は感じないな。
だがここで捕まえても恐らくAFOに逃がされる…止めておこう。
「敵ンン!?バカだろ!?ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!」
「先生!侵入者用センサーは!」
「もちろんありますが…!」
やはり13号先生は対
「!」
轟が気付いてくれたみたいだな。足元に氷を溶かして水を撒いてくれた。助かる。
「現れたのはここだけか学校全体か…何にせよセンサーが反応しねえなら向こうにそういうこと出来る"個性"がいるってことだな。
校舎と離れた隔離空間、そこに少人数が入る時間割…バカだがアホじゃねえ。これは何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲だ」
轟が皆にわかりやすいように説明してくれた。本当に助かる。
「13号避難開始!学校に連絡試せ!センサーの対策も頭にある敵だ!電波系の"個性"が妨害している可能性もある!上鳴お前も"個性"で連絡試せ!」
「っス!」
モヤから出てきた多数の敵に一人で向かう相澤先生に緑谷が抗議する。
「先生は!?一人で戦うんですか!?あの数じゃいくら"個性"を消すっていっても!!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性をkむぐっ樹木くん!?」
「敵の前で戦闘スタイルを話すな、さっさと逃げるぞ」「っ!ごめん!」
「…一芸だけじゃヒーローは務まらん。13号!任せたぞ!」
中央の広場に飛び降りた相澤先生が敵をバッタバッタと薙ぎ倒して行く姿に緑谷が感動して分析しだす。
「すごい…!多対一こそ先生の得意分野だったんだ!」
「分析している場合じゃない!早く避難を…」
「させませんよ」
「「「!!」」」
13号先生の言葉を遮るように黒霧がこちらまで飛んできた。
「初めまして、我々は敵連合。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴オールマイトに息絶えて頂いたいと思ってのことでして…。
本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ…ですが何か変更あったのでしょうか?まあ…それとは関係なく…私の役目はこれ」
「死ね!!」BoooM!!
「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか!!」
切島と爆豪が黒霧に攻撃するが効果があまり無さそうだ。
恐らく樹木で包み込んでも逃げられる…コイツも厄介だな。
「危ない危ない…そう…生徒といえど優秀な金の卵」
「ダメだどきなさい二人とも!」
「散らしてなぶり殺す」
黒霧が体を広げて皆を包もうとする直前。
「皆!受け取れ!」
クラスメイト全員に準備していた『強化種子』を投げつけた。
「イテッ!」「へ?」「え?」
視界が黒いモヤで埋め尽くされる。
次の瞬間、熱気が充満する市街地に放り出された。
「お!来た来た!」「コイツを殺せば良いんだよな?」「一人か?俺の出番無さそうだな」「こんなチビ瞬殺だろ!」
「………火災エリアか」
この日の為に色々準備してきた、炎も得意では無いが…別に苦手じゃない!
「『耐熱強化種子』…"竜王樹"!」
『アギャーース!!』
「やれ!『オロチ』」
密度と質量に特化した"竜王樹"!
コイツら瞬殺してサッサと皆を助ける!
「植物を操る個性か!?」「てかドラゴン!?」「怯むな!こっちは炎熱系個性を揃えてる!」「撃てー!!」
四方八方から炎熱系の個性が降り注ぐが…とても遅い!
「"如意樹"!」
手元の『種子』が一瞬で建物の縁に伸び俺を引っ張る。
「どこ行った!」「上だ!」「あいつ殺す前にこのドラゴンなんとかしようぜ!?」
「射撃隊撃て!」「死に晒せ!」「クソトカゲが!」ドガァァァン!!
"竜王樹"が爆炎に包まれて…無傷のまま飛び出して一人の敵を叩き潰した。
『アギャーース!!』「ぐえっ!?」
「は?」「なんで無傷なんだよ!」「クソチートが!」「くさにほのおが効かないとかふざけんな!」「話が違えぞ!」
敵が混乱してるが奇襲はしない、そもそもあんなチンピラ共『オロチ』一人で十分だ。
「『強化種子』…"竜王樹"」
身軽さと騎乗性能に特化した"竜王樹"に乗って建物の上を駆け抜ける。
「『オロチ』!水難エリアへ!」
『アギャーース!!』
〜火災エリアのその後〜
『アギャーース!!』
「ギャーー!!」「クソッ!またやられた!」「コイツの尻尾伸びるぞ!」「どんなバケモンだよ!」「やってられるか!俺は逃げるぞ!」
『アギャーース!!』
「ぐえっ!?」「またやられた!強すぎねーか!?」「オラァ!よっしゃ腕ちょん切ったぞ!」「良くやった!」
『アギャーース!!』
「がっ!?」「腕が生えた!?」「どーなってんだコイツ!」
ヒロインどうする?(選択肢を少し変更しました…まさかこんなにハーレム好きが多いとは…)
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ミルコ
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リューキュウ
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Mt.レディ
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ピクシーボブ
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レディナガン
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13号
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全員!!ハーレム万歳!!