ガイム&パンツァー  戦車道・ライダー道極めます!   作:フルーツ大将軍

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第10話です

文字数が多くなりすぎたので一旦ここまでで切ります

では、どうぞ!


第10話「苦戦する大洗! 鎧武怒涛のアームズチェンジです!!(前編)」

 これまでのガイム&パンツァーは

 

 聖グロリアーナ女学院戦車隊と男子学園ローズライダー部隊のチームとの試合当日となり試合会場である大洗町に寄港する大洗女子学園戦車隊とライダー部隊

 

 試合会場に集結した両者、遂に試合が開始された

 

 大洗側は囮作戦を敢行し聖グロリアーナ側も挟撃を仕掛けようとするが大洗のライダー部隊の待ち伏せされ両ライダー部隊は変身し今まさに戦いが始まっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   『大洗 試合会場』

 

 一真率いる大洗のライダー部隊とアーク率いるローズライダー部隊がぶつかり壮絶な戦闘になっていた

 

「各隊員は1対1の戦いに持ち込みなさい!、こちらの方が性能が上です協力されなければ優位に立てるはずです!」

 

「「「「了解!」」」」

 

 仮面ライダーローゼリアに変身しているアークが仮面ライダー鎧武に変身している一真と戦いながら自分の部隊員に指示した

 

「どうする一真?」

 

 仮面ライダーバロンに変身している天子が鎧武に尋ねた、鎧武はバロンを見て頷いた

 

「了解~!」

 

 バロンはその意味が分かり徐々に鎧武たちから離れていった

 

(なに!?、自らこちらに作戦にのるなんて・・・)

 

 アークはバロンの予想外の行動に驚愕していた、一真たちが使用している戦極ドライバーはアークたちのゲネシスドライバーより数段劣っており普通まともに戦っても勝ち目はないからだ

 

 バロン以外のの他の大洗のライダーもワザと分断しアークが望んだ1対1の戦いに持ち込まれた

 

 

 

 

 

 

 バロンはローズライダー部隊の副隊長アルビオンと戦っていた

 

「余程自信があるようですね、自ら我々の作戦にのるとは思いませんでしたよ」

 

 アルビオンは皮肉交じりでバロンに言った

 

「さあねぇ~、でももしかしたらあんたたちより数段強いかもしれないよ?」

 

 バロンは冗談っぽく言った

 

「ふんっ、ご冗談を!」

 

 アルビオンは鼻で笑うとローズウィップを力強く振るいバロンに攻撃を仕掛けた、だがバロンはバナスピアーで弾いた

 

「っ!!」

 

 アルビオンは驚いていたが直ぐ様次の攻撃を仕掛けバロンに浴びせようとしたがまたもバロンに弾かれアルビオンはやけくそ気味に次々に攻撃を畳み掛けたが全てバロンに弾かれた

 

「そんなっ!!」

 

「これで終わり?」

 

 動揺を隠せないアルビオンに対しバロンは退屈そうに言った

 

「じゃあ次はこっちから行くよ!」

 

 バロンはそう言うとアルビオンに駆け寄りバナスピアーで鋭い突きを放った

 

 アルビオンは動揺を拭い切れないない中バロンの攻撃を防いだが、次々繰り出されるバロンの連撃に対処出来ず何度もバロンの攻撃を受けてしまい鎧から火花を散らしながら後ろに転げ倒れた

 

「そんな・・・ありえない!!」

 

 アルビオンは今現在自分が置かれている状況に理解出来ずに混乱していた

 

「ゲネシスを使っているからどれぐらいの物かと思っていたけど・・・大した事ないね」

 

 バロンはそんなアルビオンの姿を見て肩透かしを食らったかのように言った

 

「あまり舐めないでください!!」

 

【ローズエナジースカッシュ!】

 

 アルビオンは強い口調で言い放つとゲネシスドライバーのグリップを1回押し込みローズウィップに赤色のエネルギーが溜まりバロンに必殺の連撃を浴びせバロンの周囲には爆煙が舞い上がっていた

 

「これであのライダーも・・・」

 

 アルビオンは自分の勝利を確信していた・・・だが

 

 爆煙が晴れていくとそこには余裕の構えを取る無傷のバロンが立っていた

 

「・・・・・」

 

 アルビオンはその光景は軽い放心状態になっていた、性能では明らかに優り最近始めたばかりの相手に自分の力がここまで通用していないとは思っていなかったからだ

 

「時間もないから決めさせてもらう!」

 

【カモ~ン! バッナーナスカッシュ!】

 

 バロンはそう言った後カッティングブレードを一度倒しバナスピアーにエネルギーが溜まりアルビオンにスピアビクトリーを放った

 

「なにっ!!」

 

 アルビオンは正気を取り戻したがバロンのスピアビクトリーを避けることが出来ずまともに食らってしまいバナナ型のエネルギーが突き刺さった

 

 バロンはアルビオンに突き刺した後アルビオンの身体ごと持ち上げてそのまま真上に投げた、その直後バロンは空高くジャンプしバナナ状のエネルギーを右足に纏いライダーキック「ギャバリーエンド」を浴びせた!

 

「ハァァァァァ・・・セエイィィィィィ!!」

 

 アルビオンは突然の事で防御が出来ずまともに食らい大きな爆発とともにバナナのエフェクトが現れた

 

「グハッ!・・・・・」

 

 アルビオンは地面に激突した直後に強制変身解除されそのまま気を失い戦闘不能状態になった、変身が解除されたと同時にバロンの手にアルビオンのローズエナジーロックシードが飛んでいった

 

「ふーん、これが戦利品なのね」

 

 ライダー道では敗者のロックシードが勝者に強制的に譲渡される仕組みになっている

 

 バロンはアルビオンを1度見て溜め息をつくとアルビオンに向かってローズエナジーロックシードを投げ返した

 

「あたしはゲネシスドライバーを持っていないからいらないね」

 

 バロンはそう言うとその場を後にした

 

 

 

 

 

 

 一方仮面ライダー龍玄に変身している衣玖はレヴァイアと戦っていた

 

「そこだっ!」

 

 レヴァイアが一方的に攻撃をし龍玄は避けることしか出来ずにいた

 

「ちょこまかと逃げやがって!」

 

 だがレヴァイアの攻撃は全く当たらず苛立ちを見せていた、すると龍玄は近くの大きな岩に隠れた

 

「そんな所に隠れても無駄だ!」

 

 レヴァイアはそう言うと岩ごと龍玄に荒々しく攻撃をし龍玄が隠れた岩が砕け辺りに飛び散った

 

 その直後龍玄は大きくジャンプしレヴァイアに向かって数発撃ち込んだ、意表を突かれたレヴァイアは全弾まともに食らってしまった

 

「そんな物ですか?」

 

「お前なんか銃が使えない格闘戦に持ち込めばこっちのものだ!」

 

 龍玄はレヴァイアを挑発しそれに乗らないレヴァイアではなくローズウィップを投げ捨て龍玄に駆け寄り鋭いストレートをした

 

 だが龍玄に簡単に避けられレヴァイアは次々にパンチやキックをしたがすべて避けられた

 

「くそっ!、ふざけやがって!!」

 

 遂にレヴァイアの堪忍袋の緒が切れ怒りに任せて顔めがけてストレートをしたが龍玄に受け止められブドウ龍砲の銃口を胴体にくっつけられ

 

「誰が格闘戦では銃が使えないって言っていました?」

 

 そう言った直後龍玄はレヴァイアに何発も撃ち込みレヴァイアは鎧から火花を散らしながら大きく後退しそのまま後ろに転げ倒れた

 

「バカな!、何故俺が・・・・・」

 

 レヴァイアはそう言いながらも痛みに耐えながら立ち上がったが龍玄が駆け寄り先のお返しと言わんばかりにパンチやキックの猛烈なラッシュを食らわし最後に回し蹴りを与えた後レヴァイアはまたも地に伏した

 

「それに私は格闘戦も得意なんですよ、って言っている状況じゃないですね一気に決めさせてもらいます!」

 

【ハイ~! ブドウスカッシュ!】

 

 龍玄はカッティングブレードを1度倒しさっきよりも高くジャンプすると右足にブドウ状のエネルギーを纏いライダーキック「龍玄脚」を浴びせた!

 

「せやぁぁぁぁぁ!!」

 

 よろよろと立ち上げるのがやっとのレヴァイアには避けることは出来ずまともに食らってしまい大きな爆発が起きた

 

 レヴァイアは強制変身解除されるとドライバーにセットしていたロックシードがバロンの時と同じように龍玄の手に飛んでいった

 

「これがこの世界のエナジーロックシードですか・・・」

 

 龍玄は手元のローズエナジーロックシードをまじまじと見るとレヴァイアに向かって投げ返した

 

「なんの・・・つもりだ・・・?」

 

 レヴァイアは息も絶え絶えになりながら尋ねた

 

「私が持っていても何の意味もありません邪魔になるだけですから」

 

 龍玄はそう答えると踵を返しその場を後にした、その直後レヴァイアは気絶しその場で倒れた

 

 

 

 

 

 

 

 一方仮面ライダー斬月に変身している幽香はローズライダー部隊の隊員と戦っていた

 

「どうしたの掛かって来ないのかしら?」

 

 斬月はゆっくりと歩きながら隊員を挑発していた

 

「なんて威圧感だ・・・始めたばかりの素人ではない・・・」

 

 隊員は幽香の潰されそうなオーラに耐えていたが足はガクガクと震えていた

 

「足が震えているわね・・・結構カワイイ反応するじゃない~♪」

 

 どSの斬月にしてみれば願ったりの事であり本人は物凄く楽しそうだった

 

「くっくそ!、舐めるなぁぁぁ!!」

 

 隊員は恐怖のあまりローズウィップをぶんぶんと振り回し斬月に攻撃したがメロンディフェンダーで的確に防いだ

 

「そ・・・そんな・・・」

 

「こんな物なの?、戦闘面ではがっかりね」

 

 幽香は軽い口調で隊員を貶したが隊員はそれどころではなくあまりの事に少しずつ後ろに歩いていた

 

「逃げようとするなんて・・・ならこっちから仕掛けるよ」

 

 そう言うと斬月は左手にメロンディフェンダーを持ち替え右手で無双セイバーを抜こうとした、隊員はそれを見て咄嗟に防御の姿勢を取ろうとしたが

 

 斬月は急に走り出すと緑色の閃光になったように一瞬で隊員の懐に潜りこみ間髪入れずに無双セイバーを抜刀し凄まじい勢いで何回も切りつけた

 

 隊員は鎧から火花を散らしながら数メートル吹き飛ばされた

 

「う・・・うぐっ!・・・」

 

 隊員はあまりの攻撃に意識が持って行かれそうだったがなんとか耐えていた

 

「もう持たなそうだから決めさせてもらうわよ」

 

【ソイヤ! メロンスカッシュ!】

 

 斬月はそう言うとカッティングブレードを一度倒し隊員の元に急接近するとまたも無双セイバーで切り付け

 

 最後にメロン状のエネルギーが纏った右足でカウンターキックの要領でライダーキック「無刃キック」を浴びせた!

 

「ハッ!」

 

 隊員に無刃キックが直撃した後斬月は蹴り上げた右足が地面に着いたと同時に無双セイバーを帯刀しその後ろでは爆発が起きた

 

 その後隊員は強制変身解除され気を失い戦闘不能状態になると斬月の手元に隊員がドライバーにセットしていたロックシードが飛んでいった

 

「薔薇ねぇ~、別に嫌いじゃないけど・・・」

 

 斬月はロックシードを見ながら言った後気絶した隊員の元にロックシードを投げ返した

 

「やっぱり私には一番ヒマワリが似合っているわ」

 

 斬月はそう言い残しその場を後にした

 

 

 

 

 

 

 その頃仮面ライダー武神鎧武に変身している夜罪は同じくローズライダー部隊の隊員と戦っていた

 

「なんて奴だ・・・」

 

 隊員は驚愕していた全くこちらの攻撃が通らず全く勝てる気などしなかったからだ

 

「この程度か・・・つまらない奴だ」

 

 武神鎧武はそう言い放ち少し苛立っていた

 

「くっ!・・・・」

 

 武神鎧武の言葉に反論しようとしたがまじまじと実力差を見せつけられぐうのねも出なかった

 

「言葉で負かそうともしないのか・・・本当につまらない・・・さっさと潰してやる!」

 

 そう言うと武神鎧武はブラット大橙丸を左手に持ち替え右手で無双セイバーを抜刀した後隊員に切りかかろうと走った

 

「っ!!」

 

 隊員は驚きながらもローズウィップを振るい何とか武神鎧武の足を止めようと攻撃したが武神鎧武は切り払いをしながら突き進みそのまま両手の刀を振るい切りつけた

 

 隊員は武神鎧武の攻撃を食らってしまいその場で膝を着けてしまったそれを見た武神鎧武は鼻で笑うと踵を返し隊員に背中を見せた

 

(今だっ!)

 

 隊員はチャンスと思いローズウィップを力の限り振るい攻撃をしようしたが

 

「ふんっ!」

 

 隊員の行動を見越していたように隊員に向かって回し蹴りをし受けた隊員は数メートル吹き飛ばされた

 

「さっきのがフェイントとも分からないとは・・・なんで俺たちはこんな奴らを警戒したんだ、する価値もない」

 

 夜罪は隊員に向かって吐き捨てたが今の隊員には言い返す気力も体力も削ぎ取られていた

 

「もう限界か?、ならさっさと終わらしてやる!」

 

【~♪ ブラットオレンジスカッシュ!】

 

 そう言うと武神鎧武はカッティングブレードを一度倒し空高くジャンプすると赤いオレンジのサークルが隊員との間に数個出現し武神鎧武は両足蹴りの体制でサークルを潜っていき潜る度に両足にエネルギーが溜まっていき隊員にライダーキック【武神キック】を浴びせた!

 

 武神キックは隊員に直撃し大きな爆発が起きた後赤いオレンジのエフェクトが現れた

 

 隊員はそのまま強制変身解除されたと同時にその場で気絶し戦闘不能状態となった、武神鎧武の手元に隊員のドライバーのロックシードが飛んでいった

 

「色合いは好きだが・・・・・」

 

 武神鎧武は少し考えた後隊員に向かってロックシードを返した

 

「私には花は似合わないよな・・・・・・・・・一真」

 

 小さい声で言うと武神鎧武はその場を後にした

 

 

 

 

 

 

一方鎧武はローズライダー部隊の隊長アークと戦っていた

 

 お互いに競り合っていて互角の勝負をしている様だったが

 

(互角ように見えて相手は完全に私の動きに合わせている・・・・・はっきり言って勝てる見込みがない)

 

 アークは先ほどから多彩な攻撃で鎧武も追い詰めているつもりだったが全く通用せず全て武器で弾かれるか避けられるかだった鎧武から仕掛ける事はなかったが攻撃パターンを全て見切られたアークにとっては普通に攻めて押されるよりも余程絶望的な状況だった

 

(だが何故こんなにも強いライダーが無名の学校にいるんだ?)

 

 アークが疑問に思うのも仕方なかった、アークも含め大方の強豪と呼ばれるライダーは同じように戦車隊も強い所を組むのが定石でありましてやそんなアークが歯が立たない鎧武だったら他の学校からスカウトされてもおかしくなかったからだ

 

(だが今は態勢を建て直すのが先だ!)

 

 そう思ったアークは他のローズライダー部隊の隊員に通信した

 

「こちらアーク、全員聞こえているか?、1度態勢を建て直し戦車隊と合流する、例のポイントに集合せよ!」

 

 アークはそう言ったが隊員たちから返事が返って来なかった

 

「どうした?、アルビオン!、レヴァイア!」

 

 アークは強い口調で言ったが全く反応がなかった

 

「まさか・・・全員・・・こんな短時間で・・・」

 

 鎧武たち大洗の部隊と戦い始めてまだ5分も経ってない状況で既に自分以外のライダーがやられている事にアークは今気づき戦慄を覚えていた

 

「・・・・・」

 

 鎧武はそんなアークを構えを解いて見ていた

 

「だが私だけでも逃げるわけにはいかない!」

 

 アークはそう言い放つと鎧武に向かってローズウィップを振るい攻撃を仕掛けた

 

「・・・・・」

 

 少しは動じるかと思ったが鎧武は全く動じずに攻撃を弾きアークに駆け寄ると大橙丸で数回切りつけた

 

 アークは鎧武の攻撃を受け後ろに転げ倒れると鎧武は追撃しようとした

 

「・・・・・・!」

 

 アークに大橙丸が切りつけられる直前鎧武の腕が停まった

 

「っ!!」

 

 アークはその隙を見逃さずローズウィップを持っていない左腕でアッパーを繰り出しただが鎧武は大橙丸を持っていない右手でアークの左手を静止させ大橙丸で切りつけ右手を離した後アークは衝撃で吹き飛んだ

 

 

「あっ・・・・ぐっ・・・・」

 

 アークは痛みに耐えながらよろよろと立ち上がった

 

(さっきのはフェイントではない・・・なぜ彼は?)

 

 アークは一瞬鎧武の動きが止まった時仮面の奥のその瞳に何か迷いがあるように見えた

 

「だらだらと戦いを続けるつもりはありません一気に決めます!」

 

 アークがそう言うと鎧武も無言で頷きアークに駆け寄った

 

【ローズエナジースパーキング!!】

 

 アークは2回ドライバーのグリップを押し込むと自分の周りでローズウィップを振るい両手でローズウィップを引き伸ばすように持つとアークの周りに赤いバラのような形をしたエネルギーが形成された、アークはそのまま鎧武向かって振り下ろしそれと同時に赤いバラに形をしたエネルギーがまるで散り去るかのように分裂しながら鎧武に向かって飛び大きな爆発が起きたこれは仮面ライダーローゼリアの必殺技「ローゼストリーム」だ!!

 

「やりましたか?」

 

 アークはあまり直撃した実感がなかったがこちらに迫ってこない様子を見て自分の技が直撃し勝ったと思った

 

【ソイヤ! オレンジスカッシュ!】

 

「っ!!」

 

 自分のではない電子音声が聞こえ後ろを振り向くとそこには空高くジャンプし自分の手前まで出来たオレンジのサークルを潜ろうとする鎧武がいた

 

 鎧武は飛び蹴りの体勢でサークルを潜りその度に左足にエネルギーを纏っていきアークにライダーキック「無頼キック」を浴びせた!

 

「ハァァァァァ・・・セイハァァァァァ!!」

 

 アークはあまりの事に防御体勢も取らずまともに食らい大きな爆発が起きた直後オレンジのエフェクトが現れた 

 食らったアークは強制変身解除されドライバーにセットしていたロックシードは鎧武の手元に飛んでいった

 

 鎧武は一瞬ロックシードを見てすぐにアークにロックシードを投げ返した

 

「どうしてです?」

 

 よろよろと鎧武に向かって歩きながら尋ねた

 

「これは俺が持っていても何の意味もありません、これはあなたが持っているからこそ意味があると自分は思います」

 

 鎧武は憐れみじゃない決意の篭った言葉を言った

 

「・・・・・君は凄いな・・・私は君のような男だったらあの人を振り・・・・・」

 

 アークは言葉の途中で力を使い果たしたかのようにその場で気絶した

 

「あなたも充分に凄い人です・・・それに俺は・・・・・」

 

 鎧武は何か言おうとしたが途中で止めその場を後にした

 

 

 

 

 

 #####

 

 

 

 

 

 

「みんな・・・・・」

 

 鎧武はアークとの戦いの後待ち構えていた地点に来ていたそこには既に鎧武以外のライダーが到着していた

 

「なんだ一真が最後か・・・」

 

 武神鎧武が意外そうに言った

 

「まぁ色々とあったから・・・」

 

「それでも全員勝てたのですから良いではありませんか」

 

 鎧武が罰が悪そうに言うと龍玄がフォローした

 

「それよりも倒した相手はそのまま放置で良かったの?、流石に可哀想だと思うけど」

 

「大丈夫だよ幽香、後で回収班の人が来るから」

 

 斬月の問いに鎧武が答えた、ライダー道では負けたライダーはライダー道連盟が派遣した回収班が回収し1通りの治療が行われた後帰ることになっている

 

「そうなの?、それは助かるわね」

 

「そうだな」

 

「で一真、ここからは?」

 

 斬月の言葉に鎧武が同意しているとバロンが一真に尋ねた

 

「戦車隊と合流して共に敵戦車隊を掃討する」

 

「了解」

 

 鎧武の指示にバロンは返事しロックビークルを開錠しローズアタッカーに跨った

 

「衣玖さん一応こちらの状況を戦車隊のみんなに連絡をお願いします」

 

「了解です」

 

 鎧武は龍玄に指示し返事をすると龍玄は耳の部分に手を当て通信していた、鎧武たちはロックビークルを会場しバイクに跨り龍玄を待っていると・・・・・

 

「分かりました!!、すぐに応援に行きます!、もう少しだけ耐えてください!!」

 

 龍玄が凄い剣幕で言い放ち通信を切った後衝撃の発言をした

 

「みんな!!、現在戦車隊は劣勢の模様!!、既にDチームがやられました!!」

 

「なんですってっ!?」

 

 龍玄の発言に斬月は驚愕の声を上げた、他のライダーもかなり驚いていたが鎧武はただ1人苦虫を噛んだような表情を仮面の下で浮かべていた

 

「一真?」

 

 バロンは鎧武の様子が気になり尋ねた

 

「こうなる事は予想できたんだ・・・俺たちはライダー道での試合は初めてでも実際の戦いは飽きるほどやっている・・・だがみんな何もかもが初めていきなり強豪校相手に作戦が成功する可能性なんて低すぎるんだ」

 

「えぇ、こういう緊張感は実際に体験を繰り返さない事には慣れませんからね・・・・・」

 

 鎧武が説明すると龍玄も同意するように言った

 

「とりあえずみんな戦車隊の元に向かうぞ!、幽香はここで回収班が来るのを待っていろ!」

 

「「「「了解!」」」」

 

 鎧武の指示に他のライダーが返事し斬月はロックシードを元の状態にすると変身解除されたそれと立ち代わる様に龍玄がロックビークルを開錠しバイクに跨り一気に発進しようした

 

 鎧武のバイクは問題なく動いたが・・・・・・

 

 バロンたちのバイクは一向に動かなかった

 

「どうした・・・みんな!」

 

「一真・・・どうやらダメみたい」

 

 鎧武が尋ねるとバロンが答えるとバロンたちのバイクから黒い煙が出た

 

「こんなタイミングで!!」

 

「まぁ仕方ないだろう・・・・・」

 

鎧武が乗車していた以外のバイクが全部故障しバロンは悪態ついていたが武神鎧武はかなりドライな反応だった

 

「一真君!、先に戦車隊の皆さんと合流してください!」

 

 龍玄は鎧武に言い放ち鎧武は少し考えた後

 

「分かりました衣玖さん、みんな怪我には気を付けてくれ!」

 

 鎧武はそう言うと目一杯アクセルを回し全速力で戦車隊の元に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 #####

 

 

 

 

〈みほサイド〉

 

 鎧武たちがローズライダー部隊と戦闘を行っている頃戦車隊はというと・・・・・

 

 キルゾーン地点にB・C・D・Eチームが待機しAチームの到着を待っていた

 

 Cチームはカエサルとエルヴィンがハッチから上半身を出して腕組みをしながら待っていた

 

 Bチームは・・・・・

 

「いつも心にバレーボール!」

 

「そ~れ!」

 

 チーム全員でバレーボールの練習をしていた

 

 Dチームは・・・・・

 

「かっくめ~い!」

 

「しまった、どうしよう~♪」

 

 戦車のうえで楽しそうにトランプで遊んでいた

 

 Eチームは・・・・・

 

「遅い!」

 

 桃がヘッドホンを付けてハッチから上半身が出して苛立ちを見せていた

 

「待つのも作戦の内だよ~」

 

 杏がそう言ったが杏はサマーベットを戦車の上に置きそこに寝ながら言っていたので説得力が無いに等しかった

 

「いやしかし・・・」

 

 杏の言葉に桃が困りながらも答えようとしたが

 

「Aチーム、敵を引きつけつつ待機地点にあと3分で到着します」

 

 みほからの通信が入った

 

「Aチームが戻ってきたぞ!、全員戦車に乗り込め!!」

 

 桃が全チームに向かって言い放った

 

「「「「「えぇぇぇ!!」」」」」

 

「せっかく革命したのにぃ~」

 

 BチームやDチームが不満の声を上げながらも全員戦車に乗り込んだ

 

「あと600mで敵車輌射程内です!!」

 

 さらにみほから通信がキルゾーンで待機しているチームに緊張が走っていた

 

 今か今かと待っていると1両の戦車が現れた

 

「撃て撃てぇ!!」

 

 桃が叫び砲撃すると他の戦車もつられるように一斉に撃ったが

 

「あっ、待ってください!」

 

 なんと撃った標的は味方のAチームが乗るⅣ号戦車だった

 

「味方を撃ってどおすんのよぉー!」

 

 沙織の最もなツッコミを受けてしまった

 

「こんな安直な囮作戦私たちには通用しないわ」

 

 Ⅳ号戦車を追って来た聖グロリアーナ戦車隊も気付かない訳がなかった

 

「撃て撃てぇ!!」

 

 聖グロリアーナが射程内に入り桃がまたも叫んで撃ち始めたが1つに的を絞らずバラバラに攻撃しており全く当たっていなかった

 

 聖グロリアーナは左右に分かれ大洗戦車隊の攻撃をものともせず前進していた

 

「撃て撃て撃てぇ!!」

 

 桃は興奮冷め切らない状態で叫びながら撃っていたが全く敵戦車に当たっていなかった

 

「そんなにバラバラに攻撃しても・・・履帯を攻撃してください!」

 

 みほは指示を飛ばしたが他のチームは聞く耳持たずにバラバラに攻撃していた

 

「撃て撃て撃てぇ!!、見えるもの全て撃てぇ!!」

 

 まだ桃が怒号が飛んでいた

 

 聖グロリアーナはなおも前進し左右から挟み込んだ、一旦大洗の攻撃が止むのを待ちそして・・・

 

「全車両前進」

 

 聖グロリアーナの戦車隊隊長ダージリンが指示し徐々に前進し大洗との差を縮めていき

 

「・・・・・攻撃」

 

 ダージリンのその1言で聖グロリアーナ側の攻撃が一斉に始まった

 

「凄いアタック!!」

 

「ありえない!!」

 

 大洗戦車隊の砲撃とは比較ならない程の砲撃を受け各チーム慌てていた

 

「落ち着いてください!、攻撃止めないで!」

 

 みほが指示を飛ばし必死に落ち着かせようとしたが

 

「もう無理です!!」

 

「もういやぁぁぁ!!」

 

 Dチームのあゆみと優季から悲鳴とも叫ぶ声とも聞こえる通信が入った後

 

 なんとDチームのメンバーが戦車を捨てて逃げてしまった!

 

「あっ待って!、逃げちゃ駄目だってばぁー!!」

 

 Dチームの隊長梓が必死にメンバーを止めようとして砲弾が飛び交う中自分も戦車を出てしまった、唯一の救いは逃げたDチームのメンバーに誰にも怪我がなかったという事だけだった

 

 Dチームが戦車を捨てて逃げた後残った戦車に砲弾が命中し白旗判定が出た

 

 その頃Eチームは攻撃を続けていたが敵の至近弾が命中し一瞬戦車が浮いたかと思うと左の履帯が外れてしまった

 

「あれ?、あれれっ!?」

 

 38tの操縦手柚子がいきなり操縦できなくなった事に慌てていた

 

「あぁ~外れちゃったね履帯~、38tは外れやすいからなぁ~」

 

 38tの戦車長兼通信手の杏が原因がいつもの口調で説明した

 

 そして制御の失った38tはそのまま後ろの窪地に落ち身動きが取れない状態になった

 

「沙織さん、各車状況を確認してください」

 

 みほは今の状態が知りたく沙織に指示を出した

 

「えっ?、あっうん」

 

 沙織は慌てて通信機をダイヤルを合わせた

 

「Bチームはどうですか?」

 

「何とか大丈夫です」

 

 沙織はまずBチームの状態を尋ねBチームが乗っている89式の通信手妙子が答えた

 

「Cチーム!」

 

「言うに及ばず!」

 

 Cチームに尋ねCチームが乗っている3突の車長兼通信手のエルヴィンが自信ありげに答え横で装填手のカエサルがそれを裏付けるかのように頷いていた

 

「Dチーム!」

 

「・・・・・・・・」

 

 Dチームに尋ねたがDチームのメンバーは逃げた後でありなんの応答も返ってこなかった

 

「Eチーム」

 

「ダメっぽいねぇ!」

 

 Eチームは杏が答えその傍らで柚子が履帯が外れた38tを動かそうと必死に操縦桿を動かしていた

 

「無事な車両はとことん撃ち込めぇ!!」

 

 桃がまたも叫び撃ったが当然当たらなかった

 

「私たちどうしたら!?」

 

「隊長殿指示を!」

 

「撃って撃って撃ちまくれぇ!!」

 

 89式の車長兼装填手の典子とエルヴィンがみほに指示を仰いでいたが約1名隊長でもないのに勝手に指示を出している者がいた 

 

「こちらライダー部隊、現在敵ローズライダー部隊を全滅させ今から戦車隊に合流します、そちらの状況は?」

 

 その中衣玖から通信が入った

 

「こちらAチーム、こっちは大ピンチ!、今Dチームと連絡が取れてないから多分・・・」

 

「分かりました!!、すぐに応援に行きます!、もう少しだけ耐えてください!!」

 

 衣玖はその後沙織が何が言いたいのか分かり答え通信を切った

 

「このいてもやられるだけ・・・」

 

 経験者のみほでも頭を抱えそうな状況だったが

 

「隊長は西住さんです」

 

「私たちみほの言う通りにする!」

 

「何処へだって行ってやる」

 

「西住殿!、命令してください!」

 

 Aチームのメンバーに励まされみほは覚悟を決めた表情になった・・・・・しかし

 

「これだけ激しいと身動きが取れない・・・一瞬でも敵の攻撃が止んでくれたら・・・」

 

 聖グロリアーナはどんどんと距離を詰め攻撃も更に激しいものとなっていた、この状況を見てみほが愚痴を零すと

 

「了解!、そういう事なら俺に任せてくれ!」

 

 いきなり誰からか通信が入りみほたちAチームが頭に?マークを浮かべていると

 

 突如大洗と聖グロリアーナが戦っている峠に空間の裂け目ができそこから桜吹雪が舞っていた

 

「あれは?」

 

「なんですの?」

 

 みほはその光景に1つ心当たりがありダージリンは見慣れない光景に疑問の声を上げた

 

 するとそこから1人の仮面ライダーがバイクに跨って現れ綺麗に着地した、その正体は

 

「一真君!?」

 

 仮面ライダー鎧武だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いきなり前後編にしてしまってすいません

後編はなるべく速くに投稿したいと思います!

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