ガイム&パンツァー  戦車道・ライダー道極めます!   作:フルーツ大将軍

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MOVIE大戦フルスロットル見てきました

自分の感想としてはとても満足できた作品でした

では、後編をどうぞ


第11話「苦戦する大洗! 鎧武怒涛のアームズチェンジです!!(後編)」

 突如大洗戦車隊と聖グロリアーナ戦車隊の戦いに仮面ライダー鎧武に変身している破神一真が乱入し両部隊が鳩が豆鉄砲を食らったような様子だった

 

「みほちゃん!、俺が今から敵戦車隊を何とか後退させるその隙に次の作戦を展開してくれ!」

 

「えっ・・・あ、はい!、分かりました!」

 

 鎧武の指示を聞き驚いていたみほもいつもの調子に戻った

 

「たった1人のライダーで何が出来ますの?」

 

 聖グロリアーナ戦車隊の隊長ダージリンが馬鹿にするかのように鎧武に尋ねた

 

「聖グロリアーナの隊長さん、よく憶えておいてください」

 

「有り得ない事をするのが俺たち「仮面ライダー」です!」

 

 鎧武はダージリンに向かって強く言い放った

 

「どういう事ですの?」

 

 ダージリンは意味が分からないと言いたげだった

 

 すると鎧武は右腰に付いていたロックシードが装着しているホルダー「ロックシードホルダー」からパインの形をしたロックシード「パインロックシード」を取り出し顔の近くまで掲げた

 

【パイン!】

 

パインロックシードを開錠し頭上のクラックからパイナップルのような鎧「パインアームズ」が降りてきた、ドライバーにセットしていたオレンジロックシードのロックを外しドライバーから取り外すと入れ替わるようにパインロックシードをドライバーにセットしロックをかけた

 

【lock on!】

 

待機音声が流れ鎧武の装着されていたオレンジアームズが霧散するように消失し鎧武はカッティングブレードでロックシードを切った

 

【ソイヤ! パインアームズ!】

 

 鎧武の頭にパインアームズが覆い被さり!

 

【粉砕・デストロイ!】

 

 電子音声とともにアームズが展開され鎧武はオレンジアームズからパインアームズにアームズチェンジした!

 

「鎧を変えた所で結果は変わりませんわ!、全車両攻撃再開」

 

 ダージリンは指示を出し聖グロリアーナは再度前進するが鎧武は得意げにパインアームズのアームズウェポン「パインアイアン」を振り回し次にダージリンが乗るチャーチルがいる隊列に左から薙ぎ払うように思い切り振った

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

 チャーチルの右隣にいたマチルダⅡは大した攻撃ではないと思いそのまま前進した

 

 だがパインアイアンがマチルダⅡの右側面に直撃し物凄い衝撃がマチルダⅡを襲っていた、あまり衝撃にマチルダⅡは右に流されてしまいチャーチルや他のマチルダⅡを巻き込んでしまった

 

「どうしたんですの!?」

 

 ダージリンがこれまで見せなかった驚きの表情でカップに入った紅茶を零さずに言った

 

「どうやらあのライダーの攻撃みたいです」

 

「あのライダーが・・・」

 

 オレンジペコが答えダージリンは驚愕の表情で鎧武を見ていた

 

 鎧武はパインアイアンのパイナップルの形をした鉄球部分を引き戻し踵を返すと次に左から来た戦車の隊列に的を絞った

 

 すると鎧武は鉄球部分をサッカーボールを蹴る感じで1両のマチルダⅡ目掛けて蹴り直撃すると直ぐ様引き戻し次はオーバーヘッドキックをし違うマチルダⅡに直撃した

 

 受けた2両のマチルダⅡは互いにあまりにも強い衝撃で勝手に戦車が後退していた

 

「全車両目標変更!、目標敵仮面ライダー!」

 

 ダージリンは今までとは危機感を募らせながらも指示を出し聖グロリアーナの戦車の砲身が全て鎧武に向けられた

 

「よっと!」

 

 鎧武は立ち上がり敵戦車の砲身が全て自分に向けられている事に気付いた

 

「みほ、このままだと一真君が!?」

 

 沙織も気づき咄嗟に叫んだ

 

「一真君、もう良いです!、いくらライダーに変身していても戦車の砲弾を当たってしまったら!」

 

 みほも鎧武に向けて強く言い逃げるよう促した

 

「みほちゃん、いつでも動ける体勢を維持するよう全チームに声をかけておいてくれ」

 

 鎧武はみほの言葉も聞かず逆にみほに指示を出した

 

 指示を出した直後一斉に鎧武に向けて攻撃が始まった

 

「「一真君!!」」「一真さん!!」「一真!!」「破神殿!!」

 

 みほたちAチームは叫んでしまい鎧武の周りには砲弾の雨が降っていた、だがその中でも鎧武は慌てる様子もなく仁王立ちしていた

 

「・・・・・!」

 

 鎧武は何か感じ取りおもむろに左腰に付いていた無双セイバーを抜刀し1振りした、また1振り2振り3振りしみほたちは鎧武が何をしたいのか分からなかったが聖グロリアーナの攻撃が一旦止んだ後にその理由が分かった

 

 鎧武の周りには地面に着弾した砲弾が何発も確認できたがその他に真っ二つに斬られた砲弾がチラホラと見えた

 

 なんと鎧武は自分に命中する弾を見極めその砲弾を斬っていたのだった

 

「そんな・・・」

 

「凄い・・・」

 

「凄いです・・・」 

 

「これを破神殿が・・・」

 

「まじか・・・」

 

みほたちAチームはこの光景に圧巻されていたが他のチームも例外ではなかった

 

 そして聖グロリアーナも

 

「これがあの仮面ライダーの力・・・・・」

 

 ダージリンは完全に鎧武に圧倒されていた

 

 鎧武のそんな様子も関係なく鉄球部分を真上に投げその直後自分も空高くジャンプし鉄球をさっきよりも力を込めてチャーチル目掛け蹴った

 

「セイハァァァァァ!!」

 

 鉄球はパイナップル状のエネルギーを纏いながらどんどんと勢いを増し今にもチャーチルに直撃しそうだったが

 

「ダージリン隊長!」

 

 隣りにいたマチルダⅡ咄嗟にチャーチルの盾になるように前に出て鉄球がマチルダⅡに直撃した

 

 直撃したマチルダⅡは白旗判定が出た

 

「先に隊長車を倒したかったが、まぁこれで当初の目的は達成できた」

 

 1両行動不能になった聖グロリアーナは完全に動きが止まってしまいこのチャンスを活かさない大洗ではなかった

 

「みほちゃん!」

 

「B・Cチーム私たちのあとを付いて来てください!、移動します!」

 

 鎧武はみほに訴え意味が分かったみほは他のチームに指示を出した

 

「分かりました!」

 

「心得た!」

 

「なにっ!、許さんぞ!」

 

 他のチームも返事をし履帯が外れて動けない38tに乗っているEチーム以外のB・Cチームが行動を開始した

 

「一真君!、引き続き私たち戦車隊の護衛をお願いします!」

 

「了解!」

 

 みほの指示を聞き鎧武はロックシードに戻っていたサクラハリケーンを開錠しそれに跨り戦車隊のあとを付いて行った

 

「敵が撤退します、追いかけますか?」

 

「・・・・・」

 

 オレンジペコがダージリンに尋ねたがまるで上の空のだった

 

「ダージリン隊長?」

 

「・・・・・ハッ!、だ・・・大丈夫ですわ、あちらの方にはアークさんたちがいるはず・・・」

 

 アッサムに呼ばれてやっと正気に戻ったダージリンは答えたがその直後アークから通信が入った

 

「こちらアーク・・・」

 

「どういたしましたのアークさん?」

 

 ダージリンはアークに尋ねると衝撃な言葉が発せられた

 

「すいません・・・私を含めローズライダー部隊は戦闘不能になりました、しかも敵ライダー部隊は全員健在です・・・」

 

「なっ!?」

 

 あまりにも衝撃的な発言にダージリンは右手に持っていた紅茶入りコップを車内に落としてしまった

 

「敵ライダー部隊の練度は驚異的な物です、私たちの力では全く歯が立ちませんでした、何卒お気を付けてください」

 

 アークはダージリンに注意を促した後通信を切ったがダージリンは驚きを隠せないでいた

 

「ダージリン隊長、ここは我々だけで倒すしか・・・」

 

 アッサムがダージリンに言ったがダージリンは何か考えている様だった

 

(まさか私がここまであのライダーに心を揺さぶされるとは・・・・・)

 

 ダージリンが鎧武である一真の事を考えていたが嫌な気持ちではなかったむしろ・・・・・

 

(まだまだ私も未熟だという事ね)

 

 今の自分の力を分かりとても清々しい気分だった

 

「生き残っている戦車は直ちに敵戦車隊を追撃を開始!」

 

 ダージリンの指示により聖グロリアーナ戦車隊は大洗戦車隊の追撃に入った

 

 

 

 

 

 

 #####

 

 

 

 

 

 

                    『大洗町 市街地前』

 

 大洗戦車隊はAチームが乗車しているⅣ号・Bチームが乗車している89式・Cチームが乗車しているⅢ凸と仮面ライダー鎧武が試合会場である荒野を外れ市街地に向かっていた

 

「こちら天子、一真聞こえている?」

 

 突如鎧武に通信が入った

 

「こちら一真、どうした天子?」

 

「今例の峠に来たんだけど、いたのがEチームと白旗が上がったM3だけでお前と他の戦車がいないけど何処にいるんだ?」

 

「今作戦を変更して市街地に向かっている皆は38tの修理を手伝った後に市街地に来てくれ」

 

 バロンに変身している天子に聞かれ鎧武はそう答えると同時に指示を出した

 

「了解~」

 

 バロンは軽く返事をすると通信が切れた

 

「ありがとう一真君・・・一真君が助けに来てくれなかったからどうなっていたか・・・」

 

「確かに危なかったね、でも今は過去の事を考えるよりも今何をすべきが考えることの方が先決じゃないかな?」

 

 みほが鎧武に礼を言った、それに対し鎧武はⅣ号の横につき変身を解除し元の姿に戻るとみほを諭すように言った

 

「そうだね一真君・・・」

 

 みほはそう一真に返すと少し暗い表情になった

 

「大丈夫さみほちゃん、俺も含めてみんなみほちゃんの事を信じている、だからもっと自分に自信を持つんだ」

 

 みほは一真にそう言われ一真を見ると一真は笑みを浮かべてゆっくりと頷いた

 

「・・・・・どうやら敵さんも追いついてきたみたい」

 

 一真がそう言う後ろでは聖グロリアーナが後方から迫っていた

 

「攻撃はしないでください、決着は市街地に中で決めます!」

 

 みほがそう指示を出し大洗戦車隊は聖グロリアーナに目もくれずに逃げていた

 

 大洗戦車隊は大洗の街に入り海沿いの道に入った、聖グロリアーナ戦車隊からの攻撃を受けていたがそれを避けながら逃げていた

 

 そして大洗戦車隊は試合を観戦しているアウトレットモールの前を横切った

 

「これより市街地に入ります、地形を最大限に利用してください!」

 

「Why Not!」

 

「大洗は庭です!、任せて下さい!」

 

 みほの指示にB・Cチームともに返事をすると市街地に入っていた

 

 聖グロリアーナは追撃していたが

 

「消えた?・・・・・」

 

 市街地の入り口手前の交差点で大洗戦車隊を見失ってしまった

 

 

 

 

 

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                    『大洗町 市街地』

 

 聖グロリアーナは市街地に消えた大洗戦車隊を撃破するためダージリンの指示により各車散開して大洗の戦車を探してしていた

 

「気を付けてどこかに隠れているかもしれないわ」

 

「そんなかくれんぼじゃないのに、それに相手は素人よ、そんなに頭が回るわけが・・・」

 

 あるマチルダⅡの車内で車長と装填手が話していると左手にあるのぼりが沢山立ててある薬局を通過したその直後

 

『ドォーーーン!!』

 

 砲撃音が鳴りマチルダⅡの左側面に直撃した!

 

 なんと薬局とその隣りの民家との間にⅢ突潜んでおりそこで待ち伏せをしていたのだった

 

 それを裏付けるかのごとくⅢ突の正面には六文銭の旗と新選組の旗が立てられていた

 

 

 

 また違うマチルダⅡは大洗の戦車を探すため走っていると突如ブザーが聞こえた

 

 マチルダⅡはそのブザーが聞こえる方向に向かうと荷物運搬用の貨物エレベーターがあった

 

 マチルダⅡはその手前の赤い枠の中に入るとエレベータの扉が徐々に開き始めた

 

「バカめ・・・・・」

 

 乗車していたハッチから上半身を出した車長が勝利を確信していた

 

 だが、その時その車長は気付いていなかった、扉が開くと同時にマチルダⅡのすぐ後ろの自動車用エレベータがせり上がって来る事に

 

 それと知らず待ち構えているマチルダⅡは正面の扉が開ききるとそこにはなにもなく壁に鏡が付いていた、その鏡によりやっと真後ろのエレベータが動いているのに気付いた

 

「しまった!、後ろだ!!」

 

 そう言うと車長は車内に入りハッチを閉めたが

 

「そぉーれ!」

 

「「「そぉーれ!」」」

 

 時既に遅く、その掛け声とともにエレベータに乗っていた89式が砲撃をしマチルダⅡに直撃した

 

 直撃を受けたマチルダⅡから大きな爆発が起きた

 

 

 

 

「こちらCチーム1両撃破!」

 

「こちらBチーム1両撃破!」

 

 B・CチームからAチームに向けて通信が入った

 

「やりましたね!」

 

 Ⅳ号の車内にいる優花里がとても嬉しそうに言った

 

 それを聞いていたみほたちも明るい表情だった

 

 それまでずっと劣勢だった大洗側が初めて優勢にたてたと思える状況だった

 

 Ⅳ号の脇にバイクに跨っている一真もみんなに合わせるかのように頷いていたがその表情は少し固かった

 

「こちら天子~、一真今さっき市街地に入ったよ」

 

 一真の喉元スピーカーから通信が入った

 

「こちら一真、そのまま所属しているチームの戦車と合流してくれ」

 

「了解~」

 

 一真が指示を出すと軽く返事をし通信を切った

 

「みほちゃん、今さっき天子たちが市街地に入ったみたい、そのまま所属している戦車の護衛に入ってもらうから」

 

「うん、分かった一真君」

 

 一真は戦車隊の隊長であるみほに報告した

 

「比那名居殿たちも来たとなると大変頼もしいですね!」

 

「うんうん!、比那名居さんたちも一真と同じぐらい強かったもんね!」

 

「鬼に金棒ですね」

 

 天子たちの到着に浮かれていた沙織たちだったが一真の表情は依然固いままだった

 

「一真君?」

 

 その様子に気付いたみほが一真に声をかけた

 

「ん?、あぁちょっと今日の晩御飯のメニューを考えていただけだよ」

 

 一真は悟られないよう冗談を言いみほも納得した面持ちだった

 

(確かに流れはこちらに来ている・・・だが、相手とてそれは感じ取っているはず・・・今の流れを大事にしないと一気に持っていかれるかもしれない)

 

 一真は未だに不安を拭いされないでいた

 

「攻撃を受け走行不能!」

 

「被弾につき現在確認中!」

 

 被害を受けた2両のマチルダⅡはダージリンに通信した

 

「戦車隊の方々もおやりなるようね・・・でもここまでよ!」

 

 ダージリンは鎧武の時とは比べて冷静な戦局を分析していた

 

 

 

 

 その頃市街地に入った仮面ライダーバロンに変身している天子は・・・

 

「どこにいるのかな?」

 

 自分が所属しているCチームが乗っているⅢ突を探していた

 

「お?、あれは・・・」

 

 バロンは見慣れた旗が見えたその旗の元に行くと

 

「いたいた~」

 

 バロンはⅢ突を発見した

 

「バロンか、よく我らを見つけられたな」

 

「まぁ、そんなは・・・・・」

 

 バロンがそう言いかけた1両のマチルダⅡに発見し相手もこちらに気付いた

 

「バロン!、戦車の上に飛び乗れ!」

 

「分かった!」

 

 エルヴィンの指示にバロンは戦車の上に飛び乗りマチルダⅡから逃げた

 

「路地裏に逃げ込め!」

 

「ほい・・・」

 

 エルヴィンの指示でⅢ突の操縦手であるおりょうが路地裏の道に入った

 

「入り組んだ道に入ってしまえば良い、Ⅲ突は車高が低いからな」

 

 エルヴィンの言う通りであり、Ⅲ突の利点でありそれ故に先の待ち伏せ攻撃では非常に強力と言われている、だがそれはなにも「余計」なオプションが付いていない時に限る

 

「あぁ~確かにね~♪」

 

 バロンはエルヴィンの言葉に納得していたがふとある物が目に映った

 

「あ・・・!」

 

 それはⅢ突に付いていた旗だった

 

「お前らさっさと旗降ろせぇーー!!」

 

「どうしたバロンよ、旗が何か問題でも・・・」

 

 バロンが咄嗟に叫びエルヴィンや他のCチームのメンバーもバロンの言っている事が理解できていない様子だったが

 

 その直後砲撃音が鳴り側面の木製の柵が撃ち抜かれたとともにⅢ突の側面に砲弾が直撃した!

 

 砲弾が直撃したⅢ突は立ててあった旗がボロボロになりそれと立ち代わる様に白旗判定が出た

 

「だから旗を降ろせって言ったでしょう・・・」

 

「すっすまないバロン・・・」

 

 バロンは変身解除をし元の姿に戻ると呆れるように言うとエルヴィンが代表して謝った

 

 

 

 

 一方仮面ライダー龍玄に変身している衣玖は・・・

 

「さっき大きな爆発が起きたから恐らくBチームの皆さんはそこに・・・」

 

 バロンと同時に市街地に入った龍玄は89式の砲撃により起きた爆発を頼りに慣れない道を走っていた

 

「さっきの通信では敵戦車と撃破したと言っていましたが確か89式って歩兵支援用だったような?」

 

 龍玄は嫌な予感がしながらもBチームに合流するために走っていると遂に89式を発見した

 

「キャプテン!」

 

「衣玖!、こっちはアタック成功したよ~」

 

 衣玖を発見した典子が意気揚々に答えるとマチルダⅡの爆発による火災が治まっていく

 

「キャプテン!、前を見てください!」

 

「なに~?」

 

 忍の声に典子は前を見るとそこには燃料タンクは破損しているもの今だ健在のマチルダⅡが砲塔を89式に向けていた

 

「えっ?・・・っ!、生きてるどうしよどうしよ!!」

 

 一瞬典子は状況がうまく読み込めなかったがすぐに理解し右往左往と小刻みに動いていたが元々待ち伏せのために狭い場所に入っていたため逃げ道などなかった

 

「それっ!」

 

 89式の砲手あけびが砲撃するも0距離にも関わらず89式の砲弾はマチルダⅡの硬い装甲に弾かれた

 

「サーブ権取られたー!!」

 

「まずい!」

 

 あけびの叫びに龍玄は咄嗟にマチルダⅡの側面を取りブドウ龍砲のレバーを引きドラゴンショットをマチルダⅡに撃ち込もうした直前

 

 マチルダⅡの砲撃により89式の砲身が破損し白旗判定が出た

 

「・・・・・89式は歩兵支援用だから戦車相手にはどうしても不向きなんですよね・・・・・」

 

 龍玄は変身解除をしながらも言った

 

 

 

 

 

 その頃一真たちAチームは

 

「Cチーム走行不能!」

 

「Bチーム敵撃破失敗及び走行不能すいません!」

 

 2つのチームの通信を聞き一真たちに少しばかり衝撃が走った

 

「これで残っているのは我々だけです・・・」

 

 優花里は現状を緊張しながらも言った

 

「向こうは何両!?」

 

「4・・・いや3両です!」

 

 沙織が他のAチームのメンバーに尋ねると華が答えた

 

 そう話している間に聖グロリアーナ戦車に見つかってしまった

 

(くそっ!、浮かれているのも束の間って奴なのかもな、あの時俺がちゃんと言っていれば・・・・・)

 

 一真は今の現状に苦悩の表情を見せこうなる事を予知しながも変えよともしなかった自分を責めていた

 

「来たっ!、囲まれたらまずい!」

 

「どうする?」

 

 みほが焦りを見せている中麻子がみほに指示を仰いだ

 

「とにかく敵を振り切って!」

 

「ほい・・・」

 

 みほの指示に麻子は軽く返事をしスピードを上げようした 

 

「一真君!、中距離もしくわ長距離から攻撃出来るロックシードはありますか!?」

 

「西住殿いくらなんでも破神殿でもいくつもロックシードを持っているはずが・・・」

 

「あるよ」

 

 みほは一真に尋ねると優花里はそれはないと言いたげだったが一真は某有名ドラマの名ゼリフっぽく言うとイチゴの形をしたロックシード「イチゴロックシード」をみほたちに見せた

 

「まだそんな隠し玉があったとは!?」

 

「別に隠し玉って程じゃないけど一応ね」

 

 

「では一真君そのロックシードで変身してⅣ号の上から敵を牽制するように仕掛けてください!」

 

「了解!」

 

 みほの指示を聞き一真は自分が乗っているバイクの座席に立った

 

「変身!」

 

【イチゴ!】 

 

 イチゴロックシードを開錠し一真の頭上にイチゴのような鎧「イチゴアームズ」が降り一真は空高くジャンプし既に装着していた戦極ドライバーにロックシードをセットしロックをかけた

 

【lock on!】

 

 待機音が流れ一真はカッティングブレードでロックシードを切った

 

【ソイヤ! イチゴアームズ!】

 

 一真はバク宙を決めその直後頭に頭にアームズが覆い被さった!

 

【シュッシュッとスパーク!】

 

 電子音声とともにⅣ号に着地しその直後アームズが展開され一真は仮面ライダー鎧武イチゴアームズに変身した!

 

 一真が鎧武に変身した直後Ⅳ号はスピードを上げ敵戦車を振り切ろうと逃げていた

 

 現在Aチームは1両増え2両の敵戦車から逃げていた、その内の1両がⅣ号に照準が合い攻撃したが寸前の所で右の道に入り回避した、敵戦車が放った砲弾は民家に命中した

 

 Ⅳ号も反撃したがその砲弾は敵戦車の側面に掠れただけだったが鎧武はイチゴアームズのアームズウェポン「イチゴクナイ」を敵戦車の目の前に投げ付け道路にイチゴクナイが突き刺さると爆発しその影響で敵戦車が揺らいだ

 

 イチゴクナイには1発で装甲の硬い戦車を倒すことは不可能だがこういった牽制にはもってこいの武器だった

 

 Ⅳ号はカーブに入り敵戦車もそれを追撃しない手はなくそのままⅣ号の後を追う

 

 敵戦車はカーブに入るとここでの攻撃は命中しない思ったのかスピードを速めⅣ号との差を縮めようとした

 

 だが次のカーブが見えスピードを落とそうとした

 

「今だっ!、シュッシュッと!!」

 

 鎧武はその隙を見逃さず敵戦車の履帯目掛けて新たに取り出したイチゴクナイを投げつけた

 

 イチゴクナイは敵戦車の履帯部分に直撃し履帯が千切れ転輪も壊された

 

 制御を失った敵戦車はそのまま道端にある旅館に突っ込んでしまった

 

 1両減った今こそ敵を振り切りたいⅣ号であったがその道の途中工事中で通行止めの道に出会ってしまった

 

 Ⅳ号は信地旋回し180度回転すると違う道から逃げようとする

 

 だがその行く手を阻もうと聖グロリアーナの戦車が集結し退路を断ったその中には先ほど鎧武を隙をついて履帯と転輪を破壊した戦車もいた

 

 聖グロリアーナの戦車はⅣ号から少し距離を保ち停車した、鎧武はⅣ号の手前に立ち無双セイバーを抜刀するとⅣ号を護る構えに入った

 

 するとチャーチルのハッチからダージリンが上半身を出した

 

「こんな格言を知っている?、イギリス人は恋愛と戦争では・・・・・手段を選ばない!」

 

 ダージリンが強く言うと聖グロリアーナ戦車隊の全砲門がⅣ号を狙いすます

 

「また可愛らしい鎧に身に纏っていますが今度は騙されませんよ・・・仮面ライダー!」

 

「別に騙していたわけじゃ・・・」

 

 次に鎧武に向かって言い放ったそれに対し鎧武は弁解した

 

「今度はいくらあなたでも無理ですわよね?」

 

「さぁどうでしょうか?」

 

 ダージリンが自信満々に鎧武に言うが鎧武は余裕を見せるように言った、2人が話している中でみほは必死にその危機を脱出する手立てがないか辺りを見ていたがどうやらいい策なないようだ

 

(俺が必殺技を繰り出し敵がそちらに気が向いている隙にⅣ号を逃がす・・・その手しかないな)

 

 鎧武は次の行動を決め動こうした時

 

「私っ!、参上ー!」

 

 何処ぞの赤い鼻の効く鬼みたいな怪人のセリフを聞こえた瞬間なんと38tとその上に乗っている仮面ライダー武神鎧武に変身している夜罪が割り込んできた

 

「生徒会チーム!」

 

「履帯直したんですね!」

 

「・・・っ!、よしっ!」

 

 突然の味方の登場に華・優花里・鎧武までも歓喜の声を上げる

 

「ここで終わりにするぞ!」

 

「言われなくても!」

 

 武神鎧武の言葉に興奮しながらも答える桃、38tは聖グロリアーナ戦車隊にゼロ距離まで接近そして・・・

 

【~♪ ブラットオレンジオーレ!!】

 

「発射!」

 

「これでチェックメイトだ!」

 

 武神鎧武はカッティングブレードを2回倒し連結していた無双セイバーナギナタモードの刀身に赤いエネルギーが溜まり必殺の一撃を与えようし桃も砲撃した

 

 だが桃の砲撃は外れ砲弾は遥か彼方に飛んでいった

 

「あっ・・・・・」

 

「はぁぁぁ!!・・・ってあれぇぇぇぇぇ!?」

 

 武神鎧武はまさかここで外すとは思っていなかったらしく勢い余って危うく転けそうになった

 

「桃ちゃんここで外す?」

 

「おいバカヤロウ!!、なんでこんな至近距離で外しているんだっ!!」

 

 桃は柚子と武神鎧武のダブルツッコミを食らう

 

「夜罪!、前っ前!!」

 

「なんだ一真?、前って何が・・・あ!」

 

 鎧武は咄嗟に武神鎧武に叫び武神鎧武は何を言いたいのか分からなかったがとりあえず前を見るとそこには38tに全砲門を向けた聖グロリアーナの戦車がいた、一真はこの事を言いたく武神鎧武は分かってしまうと間抜けな声をあげた

 

 その直後聖グロリアーナの戦車が一斉に砲撃し全弾38tに命中した

 

「やられ~た!」

 

「あ~れ~」

 

 当然の事38tは白旗判定が出た、巻き添えを食った武神鎧武が吹き飛ばされ近くの民家に頭から真っ逆さまにホールインワンし民家を壊してしまった(夜罪に一切の怪我はありません)

 

「前進!、路地左折!、一真君!」

 

「了解!」

 

 みほは聖グロリアーナ戦車隊が次弾装填している隙を突き脇道から脱出しようとしていた、鎧武はみほの指示を聞きⅣ号の上に飛び乗った

 

「ただでは起き上がるつもりはない!」

 

 鎧武はⅣ号が路地を曲がる際にイチゴクナイを聖グロリアーナ戦車隊の隊列の隙間に投げ込みイチゴクナイが道路に突き刺さった直後爆発が起きそれによる爆煙によりちょっとした目くらましになった

 

「回り込みなさい至急!」

 

 その中でもダージリンは指示を出し反転し元来た道を戻り始めた

 

「大通りに出て先に路地をおさえます!」

 

「敵さんも同じ考えみたいだな」

 

 Ⅳ号は脇道から脱出した後大通りに出ようとしていたが、鎧武が家々の隙間から聖グロリアーナの戦車を確認し言った

 

「そのようです、麻子さん急いでください!、右折したら壁に沿って進んで急停止!」

 

「ほい・・・」

 

 みほも目視で確認し麻子に指示を送り麻子は短く返事をする

 

「じゃあ俺はちょっと離れる」

 

 鎧武はそう言うとⅣ号が飛び降りると素早い動きで忍者の如く消えてしまった

 

「えっ!、一真さん何処かに行ってしまいましたよ!」

 

「もしかして怖くなって逃げたんじゃ・・・」

 

 華が鎧武の言動に驚いていると沙織がそんな予想を言った

 

「私たちは目の前の敵に集中しましょう!」

 

 みほは鎧武の行動が気になりつつもそう言ってAチームメンバーを目の前の事に集中させる

 

 Ⅳ号は大通りに入り右折すると壁際にピッタリ張り付くように進んでいた

 

 すると同じように大通りを目指していた聖グロリアーナのマチルダⅡ1両が先行していたのか交差点の右側から姿を現したまだⅣ号の存在には気付いていないようだ

 

 Ⅳ号はこれを絶好のチャンスと感じ急停止しその挙動が止まると同時にマチルダⅡに向かって砲撃した

 

 砲撃は見事命中し被弾したマチルダⅡから白旗判定が出た

 

 Ⅳ号はマチルダⅡを横切り前進しているとまた別のマチルダⅡが現れた

 

 マチルダⅡは前進しながらも砲塔をⅣ号に向けようとする

 

 だがそれよりもⅣ号が反転しマチルダⅡの側面を取ると砲撃した

 

 またも命中し被弾したマチルダⅡからは白旗判定が出た

 

 そんな2両のマチルダⅡを強引に押し退け遂にチャーチルが現れた

 

 チャーチルが姿を確認するとⅣ号はチャーチルに向かって砲撃する、命中し側面に直後したがさすがの硬い装甲に白旗判定は出なかった

 

「後退してください!、ジグザグに!」

 

 みほは指示を出し車内に入りハッチを閉めⅣ号は後退した

 

 チャーチルは前進しながらも砲塔をⅣ号に向け砲撃した

 

 だがその砲弾は目の前に着弾しⅣ号には当たらなかった

 

 その直後Ⅳ号は前進しチャーチルの目の前を走る

 

 チャーチルはⅣ号に向けようと砲塔を回転させまたも砲撃するが砲弾は逸れて家屋に直撃した

 

「路地行く?」

 

「いえ、ここで決着つけます、回り込んでくださいそのまま突撃します!」

 

 麻子の問いにみほが答える、どうやらこのまま続けても自分たちが不利だと考えたようだ

 

「と見せかけて相手の右側部に回り込みます!」

 

 Ⅳ号はある程度前進すると反転しチャーチルに向かって行く

 

「敵Ⅳ号が来ます、アッサムさんお願いしますわ」

 

「任せて下さい」

 

 ダージリンがⅣ号の動きを確認しながらもアッサムに言うとアッサムもそれに答える

 

「でもあの仮面ライダーがいません、何処に行ったのでしょう?」

 

 オレンジペコが鎧武がいなくなった事に疑問に思い口にしていた

 

「あの仮面ライダーはこんな所で逃げるような者ではありませんわ、恐らく・・・」

 

 ダージリンが言おうとしたその時、突如チャーチルが大きな揺れに襲われた

 

「っ!、やはり!!」

 

 ダージリンはそう言いながらハッチを開け後方を見るとそこには鎧武がいた、どうやら先の大きな揺れは鎧武のイチゴクナイの投擲によっての爆発によるものだった

 

「見てみほっ!、一真君だよ!、私たちを助ける為に離れたんだね!」

 

 さっきの言葉は何処へやらのような感じで沙織がみほに嬉しそうに言った

 

「一真君の援護もある今ここで決めましょう!」

 

 みほが高らかに宣言する

 

「よしっ!、うおぉぉぉぉぉ!!」

 

 鎧武もチャーチルの動きを止めた後雄叫びを挙げながら無双セイバーを抜刀しチャーチルに突っ込む

 

「退路を断たれました!」

 

「逃げるつもりはありませんわ、目の前のⅣ号に集中しなさい」

 

 オレンジペコが焦るように言うがダージリンは冷静に指示を出す

 

 その間もⅣ号と鎧武はチャーチルは突撃する・・・・・そして

 

「はいっ!」

 

 そのみほの合図でⅣ号は右から回り込むチャーチルもそれに合わせ砲塔を回転させ反撃しようとすると

 

「ハッ!」

 

【lock off】 

 

 鎧武はⅣ号の動きに合わせるかのように空高くジャンプしドライバーセットしていたロックシードを外し無双セイバーにセットしロックをかけた

 

【lock on!】

 

【一!   十!   百!】

 

 無双セイバーのゲージ部分が溜まっていった

 

「撃て!」

 

「はいっ!」

 

 みほの指示が飛び華が短く返事をすると砲撃しチャーチルもそれに合わせ砲撃する、鎧武もそれに合わせ必殺技を放とうとする

 

「ハァァァァ・・・セイっ・・・・・セイハァァァァァ!!」

 

【イチゴチャージ!】

 

 無双セイバーを振り下ろそうとした直後何故か鎧武の動きが一瞬止まったがそのまま振り下ろしイチゴのエフェクトが出るとそこから無数のイチゴクナイが一斉に発射されチャーチルに直撃し鎧武イチゴアームズの必殺技「クナイバースト」が炸裂した!

 

 辺りには大きな爆煙が舞い2つの戦車はそれによりどうなっているのか分からないでいた、鎧武は近くの家の屋根に着地すると2つの戦車がいた方向を見る

 

 爆煙が晴れていき2つの戦車の状態が分かった

 

 チャーチルは所々炎上していたが白旗判定は出ていなかった

 

 Ⅳ号戦車は・・・・・

 

 砲塔に直撃し白旗判定が出でいた

 

「そんな・・・・・」

 

 鎧武はその光景を信じられずにいた

 

「大洗女子学園チーム全車両走行不能、よって・・・聖グロリアーナチームの勝利!」

 

 主審の香音の放送により一真たちの初めての対外試合は敗北の形で幕を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次回ガイム&パンツァー!!

 

 初の対外試合に敗北してしまった大洗女子学園戦車隊&ライダー部隊

 

 執行される罰ゲーム「あんこう踊り」とは!?

 

 そしてこの試合を機に一真たちはそれぞれの決意を抱く!

 

 第12話「敗北からのスタートです」

 

「俺だけじゃないんだ・・・」




負けました、鎧武たちがあんなに聖グロリアーナのライダーをボコっていたのに負けました

あと突然前後編してしまい大変すいません!

1話に20000文字や30000文字があると見にくいかなと思い急遽こうしました

まぁ前編から後編までまた1週間以上空きましたけど・・・・・

最後に第2章は次で最後ではありませんあと2話か3話ほどやります

次回も乞うご期待ください!
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