ガイム&パンツァー  戦車道・ライダー道極めます!   作:フルーツ大将軍

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第24話です

今回は冒頭に甘い話がありますのでブラックコーヒーか壁の準備をお願いしますwww

ではどうぞ!


第24話「大洗への帰還と天子さんたちの決意です」

 これまでのガイム&パンツァーは

 

 サンダースに潜入した一真と優花里は追っ手から逃げる途中に一真の友達である射命丸文と姫海棠はたてに助けられ仕事で訪れていた宇佐見蓮子の協力により学校外に出る事に成功する

 

 サンダースの執拗な追撃を躱し遂にサンダース戦車隊とライダー部隊の対面し一真と優花里は無事に脱出に成功したのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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                  『太平洋上 サンダース学園艦近く』

 

「ふぅ~なんとか脱出出来ましたね」

 

「そうだな今回はスリル満点だったな」

 

 やっとサンダースを脱出する事が出来た事に安堵する優花里とそれに冗談で答える一真

 

「でもすいません破神殿・・・私のせいで巻き込んでしまって」

 

「何言っているんだ優花里ちゃん、俺もサンダースの情報は欲しかったし優花里ちゃんはただのキッカケでしかないよ、それに謝る相手は俺じゃなくみほちゃんたちだろ?」

 

 申し訳なさそうに謝る優花里に一真は諭すように答える

 

「えっ・・・西住殿たちにですか?」

 

「あぁみんな心配している思うよ俺だって心配したんだから」

 

 意外そうに言う優花里に一真は優しく微笑みながら答える

 

「そうなんですか・・・あの・・・破神殿・・・」

 

「うん?・・・そうだなここから大洗までは15分のドライブになりそうだ昔話をするにはお釣りが来るぐらいだな」

 

 何か言いたげな優花里に一真はそう答える

 

「私これまで破神殿や西住殿たちに出会うまでは気の合う友達がいなくて自分で言うのもなんですがクラスからも孤立気味で両親にも心配されていたんです」

 

「・・・・・」

 

 自分の過去を語る優花里に一真は無言で話を聞く

 

「破神殿や西住殿たちが初めての友達でした、だから少しでも迷惑ならないように頑張っていたんですが前回のマジノ戦では私の不注意が招いた怪我で危うく負けそうになって破神殿が来てくれましたからどうにかなりましたけどもし・・・間に合わなかったら・・・」

 

「優花里ちゃん・・・」

 

 まるで自分を責めるように言う優花里を一真は心配そうに見る

 

「それに今回だって破神殿をはじめ文殿やはたて殿にも迷惑を掛けてしまいました」

 

「優花里ちゃん1つ言って良いか?」

 

 更に表情を暗くして言う優花里に一真がそう言う

 

「はい・・・なんですか?」

 

「これは俺の持論だけど・・・友達っていうのは迷惑を掛けたり掛けられたり心配したり心配されたりそんな事が平気で出来る仲の事じゃないのかなって俺は考えているんだ」

 

「えっ・・・」

 

 一真の持論に優花里は小さく呟く

 

「だからもっと迷惑をかけまくって良いんだよ少なくとも俺にはな、俺も色々と迷惑を掛けるかもしれないけど俺は友達が・・・優花里ちゃんが窮地に追い込まれた時には絶対に俺が助け出してみせる!」

 

「破神殿・・・!」

 

 一真の言葉に優花里は驚きのあまり見開いて一真を見ると一真は優しく微笑みながらサムズアップをする

 

 すると優花里の心臓が一際大きな鼓動をしたように感じ今まで感じた事がないピンクな気持ちに支配される

 

(この気持ちは・・・ま・・・まさか私は破神殿の事を!?、いえダメです!だって破神殿には五十鈴殿が!でも別に付き合っている訳でもないし、私が・・・って何を考えいるんですか私は!?)

 

「どうした優花里ちゃん顔が赤いぞ風邪でもひいたのか?」

 

 顔が真っ赤になる優花里を見て一真は勘違い発言する

 

「い・・・いえこれは・・・!」

 

 必死に誤魔化そうとする優花里だが一真がいきなり優花里の額を触る

 

「うーん・・・熱はなさそうだな」

 

「あわ・・・あわわわ!」

 

 どうやら熱がないか確かめる為にやったみたいだが優花里はそれどころではなく悲鳴じみた声を上げながらダンテライナーから落ちそうになる

 

「うわぁ!ちょっとどうしたんだ優花里ちゃん!?」

 

 完全な一真のせいだが一真は慌てて優花里を支える

 

「す・・・すいません何か目の前を横切ったように見えて」

 

「そうかじゃあちゃんと俺に掴まれよ、まぁ俺が相手じゃあまり気乗りしないと思うけど」

 

 優花里は咄嗟に嘘をつくが一真は特に怪しむ素振りは見せずにそんな事を言う

 

「いえ破神殿のお背中は力強くて何処か優しさも感じるまるで破神殿のような・・・」

 

「・・・なぁ優花里ちゃん少し良い?」

 

 優花里が一真の背中に抱きつき思った事を口にすると一真が真顔で尋ねる

 

(はっ!しまった!つい言っちゃた!いくらなんでも破神殿も気付いて・・・)

 

「もう「破神殿」って呼ぶのを辞めてくれないかな?」

 

「えっ何故ですか?(良かったバレてなかった・・・)」

 

 優花里は我に返ると自分の気持ちがバレてしまったと焦るが全く違う事を言い内心安心しながらも尋ねる

 

「だって俺は偉いわけでもないのに「破神殿」って俺たち「友達」なんだからさもっとフランクな呼び方にしてほしいなぁ~」

 

「そんな私にとっては憧れの存在です(破神殿にとっては私はただの友達なんだ・・・)」

 

 一真のある単語に少し落ち込むも優花里はそう答える

 

「「破神流」だろう俺はそんな物は毛頭興味はないし後継者って言われているけど継ぐ気もないしそんな事なんて気にしなくて良いんだよ」

 

「そうですか・・・それなら」

 

 一真の言葉に優花里は少し考え

 

「下の名前で・・・「一真殿」で良いですか?」

 

「結局「殿」は付くのか・・・でも下の名前で呼んでくれるだけかなり譲歩してくれたんだな、それでお願いするよ優花里ちゃん」

 

「はい一真殿!」

 

 一真は優花里の新しい呼び方に了承する

 

(私はここから始めてみます、五十鈴殿には悪いですが私はこの気持ちは抑えられません!)

 

 優花里は華に詫びながらも一真にぎゅーと少し力を込めて抱きついた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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               『サンダース学園艦 艦舷の公園』

 

「あ~逃げられちゃったな~まぁドンマイドンマイ~」

 

「はぁ~・・・あの隊長一応ですけど情報を知られた以上編成を変える必要があると思いますが・・・」

 

 逃げられたサンダースではリョウが気の抜けた声で慰めるのを見てユウノが大きな溜め息をつき薄々答えが分かりながらもそう進言する

 

「ケ~イ、どうするよ変える~?」

 

「変えな~い」

 

 リョウがまたも気の抜けた声で尋ねるもケイも伝染したようにリョウと同じように答える

 

「はぁ~・・・分かっていましたが」

 

「まぁうちの隊長たちだからな」

 

「それにしても少しは危機感を持って欲しいものよ!」

 

 ユウノが大きな溜め息をついて言うとナオミが同情するように答えアリサが苛立ちながら言う

 

「知られちゃった物は仕方ないさ」

 

「それに危険を冒してまでここに遊びに来てくれたんだから私たちからのプレゼントって事で良いでしょう?」

 

 特に危機感を持たずに言う2人にその場にいた一同がガクッとうな垂れる

 

「おっいたいた・・・リョウ!、お前にお客さんだ!」

 

 すると一真たちの逃走を知ったアキラがリョウたちに合流しアキラの後ろからハットを被った女性が現れる

 

「今日は来客が多いなぁ~で、どなた?」

 

「お待たせの物をお届けに来ましたサンダースガーディアンライダー部隊のリョウ隊長さん」

 

 リョウの問いにハットの女性は事務的に答えハットのつばをクイッと上げて頭を上げる

 

「おー!、中々の別嬪さんだね~そんなお人が俺に何を届けて来たのかな?」

 

「お世辞はどうも勿論あなたへのラブレターではありませんよ、お届け物はこれです・・・」

 

 リョウが楽しそうに笑いながら言うのに対しハットの女性は涼しい顔でジョークを飛ばしながら手に持っていたジュラルミンケースをリョウに中身が見えるように開けるその中身は・・・

 

「これはゲネシスドライバーとエナジーロックシード!?」

 

 それはゲネシスドライバーとパパイアの形をした黄色のクリアパーツのロックシードだった

 

「っ!、じゃあ隊長もやっと・・・」

 

「えぇ連盟からの承認が出ましたよ良かったですね」

 

「へぇ~良かったじゃないリョウ!」

 

 ユウノが期待を膨らませて言うとハットの女性は事務的に答えケイがまるで自分のことのように喜ぶ

 

「しかもこの2つはこの先日バージョンアップしたばかりの物です、ゲネシスドライバーは前回のバージョンよりも優に2倍近く性能が上がりエナジーロックシードについてはバージョンアップ前の「CLASS SSS」のエナジーロックシードよりも出力の高いCLASS SSの「パパイアエナジーロックシード」です」

 

 ハットの女性は棒読みのようにゲネシスドライバーとパパイアエナジーロックシードについて説明する

 

「へぇ~それは凄いな!、これならハガミーが相手でも充分勝てそうだぜ♪」

 

「破神?」

 

「・・・?、何か気になる事でも?」

 

「いえ別に・・・」

 

 リョウはゲネシスドライバーとロックシードを手に取って言うとハットの女性はある単語に反応し睨むようにリョウを見るとアキラがその視線に気付き尋ねるとハットの女性はそう答えハットを自分の顔を隠すように深く被る

 

(なるほどこの人が一真君たち大洗が初戦で戦うチーム、だから一番先に届けるように言ったのね)

 

「という事はあなたはもしかして・・・」

 

「えぇ私はこういう者です」

 

 ハットの女性はある事に気付き納得するとユウノのハットの女性の素性に1つ答えが出て確認の為に尋ねるとハットの女性はジュラルミンケースを閉じると胸ポケットから名刺を取り出しユウノに渡す

 

「・・・やはりそういう事か」

 

「・・・なるほど神道コーポレーションの「ロックシードディーラー」か」

 

 名刺には「神道コーポレーション ライダーシステム流通部(通称ロックシードディーラー) 宇佐見蓮子」と書かれておりユウノと隣から覗き込むように見るアキラが納得する

 

「なお今お使いになっている戦極ドライバーもバージョンアップをしますので後日こちらの業者の者が来ます」

 

「OK!何時でも待っているぜ!」

 

「でもそのバージョンアップってどの学校でもやっているんですか?」

 

 蓮子は更に説明しリョウは笑顔で言うとユウノが尋ねる

 

「はい全国大会に出場する学校の約9割は完了しています」

 

「流石は神道ね仕事が早い、勿論大洗の所もやっているよね?」

 

 蓮子が答えるとケイが確認の為に尋ねる

 

「そう言えば大洗には連絡が遅れているとか・・・まだやっていなんじゃないですかね」

 

「おいおい・・・あそこにはお前さんの所の社長の息子がいるんだぞ」

 

「それに破神流の後継者ですよ、一度でも負けたらその名前に傷が付くと思いますけど」

 

 蓮子の言葉にリョウやアリサが冗談だと思いながらも言う

 

「もしかしたら私の雇い主はそれをお望みかもしれませんよ」

 

「そんなバカな・・・自分の息子をワザと負けさそうとするなんて・・・」

 

 蓮子の言葉にアキラも反論すると蓮子はニヤリと笑う

 

(本当に・・・負けさせようとしているのか)

 

 蓮子の表情にリョウは確信する

 

「まぁ俺たちはどんな相手でも全力で戦うまでだ、少しでも手を抜いたら失礼だもんな」

 

「それはそうだな」

 

「それでは失礼します」

 

 すると蓮子はそう挨拶をすると踵を返しリョウたちから去る

 

「・・・私も一真君には早くライダーを辞めてほしいからね」

 

(もしかしてハガミーってかなり特殊な環境にいるのかもしれないな)

 

 去り際に蓮子はそう呟き聞こえていたのかリョウが険しい表情で思っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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                 『大洗女子学園 ガレージ』

 

 次の日大洗へと帰還した一真と優花里は協同で潜入偵察で撮った映像を編集し大洗戦車隊とライダー部隊のメンバーと潜入偵察時に護衛を務めた文とはたてにお披露目した

 

「・・・とこれが私と一真殿で持ち帰った情報です!、その際には文殿やはたて殿が協力してくれました!」

 

 優花里が一同に向かってそう言うと戦車隊とライダー部隊のメンバーが壁にもたれながら聞いていた文とはたてに注目する

 

「よく頑張ってくれた、これが約束の品だ」

 

 夜罪は2人を労うと文に茶封筒を手渡す文は中身を確認すると1ヶ月分の食券が入っていた

 

「毎度あり~♪」

 

 文は嬉しそうに答えるとはたては拗ねるようにそっぽを向く

 

「おいはたてお前にもあるぞ受け取れ」

 

「えっ・・・」

 

 すると夜罪ははたてにも文と同じ茶封筒を渡しはたては少し驚きながらも受け取り中身を見ると中身も同じ食券だった

 

「でも文の分しか用意させていないって」

 

「うん?、俺は文から2人分用意してほしいって追加の連絡で言われたがな」

 

 はたてが困惑しながらも言うと夜罪はそう答える

 

「・・・あんたってほんと素直じゃないよね」

 

「はたてだけには言われたくないね~」

 

 お互い皮肉を言うとそっぽを向くでもその表情は嬉しそうだった

 

「なんだか沙織さんと麻子さんに似ていますね」

 

「そうですね」

 

「えっ!そんなに似てる?」

 

「確かに雰囲気だけは」

 

 その様子にみほたちAチームはみほを皮切りにそう言い合う

 

「それにしても一真と秋山さんは随分と無茶をしたな」

 

「頑張りました!」

 

「確かに今回は結構危なかったな」

 

 麻子が呆れるように言うのに対し優花里はガッツポーズを決めて言い一真は思い出すように頷きながら言う

 

「でも良いの?、こんな事をして?」

 

「試合前の偵察行為は承認されています」

 

「まぁ偵察中にうっかりコンピューターの中にウィルスを入れぱなしでもお咎めはないから大丈夫だよ~」

 

 不安そうに尋ねる沙織に優花里が答えると一真がさらっと怖い事を言った

 

(ふーんちゃんとあれを使ったんだな)

 

 横で聞いていた夜罪はその意味が分かった

 

「西住殿、どうでしたか?」

 

「うん・・・秋山さんと一真君のおかげでフラッグ車も分かったし頑張って戦術を立ててみる!」

 

「その時は俺も一緒にな」

 

 優花里がみほに感想を求めると嬉しそうに答え一真の言葉に大きく頷く

 

「無事でなによりだよ~ゆかりんも一真君も」

 

「2人とも怪我はないのか?」

 

「ドキドキしました」

 

 沙織や麻子と華が2人そう言葉を掛け優花里は照れた表情をすると一真を見る一真は分かっていたようにゆっくりと頷き優花里も嬉しそうに頷く

 

「嬉しいですこんなに皆さんが心配してくれるなんて・・・」

 

 優花里は照れながらも言いみほたちも嬉しそうに優花里を見守る

 

「何にせよ1回戦は突破しなければな」

 

「頑張りましょう!」

 

「これだけの情報があるんです、絶対に勝てます!」

 

「まぁやるからには絶対に勝つけどね」

 

 麻子・華・依玖・天子がそう言い互いを鼓舞する

 

「一番頑張らなきゃいけないのは麻子でしょ?」

 

「なんで?・・・」

 

 すると沙織がそう言い出し麻子は尋ねると

 

「明日から朝練が始まるよ」

 

「あ・・・」

 

「・・・えっ?」

 

 沙織の言葉に一真だけでなくみほたちも察し麻子は顔面蒼白になる

 

「なんにせよこの情報を糧に今日も頑張ってもらうぞ、訓練開始だ!」

 

 桃がそう促すとメンバーが練習に取り掛かる

 

「今日は俺たちライダー部隊は文さんとはたてさんを交えた緊急会議だ」

 

 一真が指示を出すとライダー部隊のメンバーと文・はたてはガレージを離れた

 

「あの・・・秋山さん」

 

「はいなんですか五十鈴殿?」

 

 一真たちが離れた後華がためらい気味に優花里を呼び優花里も応じて要件を尋ねる

 

「あの・・・えーと・・・もしかして秋山さんってかず・・・」

 

「・・・?、どうしたんですか五十鈴殿?」

 

 何か言おうとするが途中で止めてしまい気になる優花里がもう一度尋ねる

 

「あっ・・・あの・・・なんでもありません・・・」

 

「はっはい・・・分かりました」

 

 再度言おうとするが折れたようにそう答える華にあまり納得がいかない様子で優花里がそう言いⅣ号戦車に乗り込む

 

(秋山さん・・・今日からは分からないけど一真さんの事を苗字じゃなく名前で呼んでいました、それに嬉しそうに一真さんに頷いた時も憧れではない・・・私が一真さんに抱いている物と同じように感じました)

 

 華は優花里の微かな変化を見逃さずある答えに辿り着く

 

(秋山さんは一真さんの事・・・好き・・・なんでしょうか?)

 

 華は優花里にそんな疑念を抱きながらもⅣ号戦車に乗り込んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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            『大洗女子学園 ライダー部隊会議室(仮)』

 

 一真たちは杏が用意した今は使われていない部室を会議室として使っていた

 

「なるほど・・・防御特化型にも関わらず攻撃面でも優れたパパイアアームズを使いこなすガーディアンライダー部隊が相手か」

 

「これだと打ち破れても現状の私たちのロックシードでは時間が掛かり過ぎますね」

 

 天子と依玖は一真が手に入れた情報を閲覧しながら口々に言う

 

「しかも相手はこちらの戦力の20倍・・・」

 

「いくら防御が固くても付け入る隙はあるはずでも隙を作るにはこちら側が2人で攻める必要があるけど難しそうね」

 

 夜罪や幽香も言い始め会議室の空気が少し重たくなる

 

「そういえば一真、全国大会はフラッグ戦だろう?、どんなルールになっているんだ?」

 

「フラッグ戦では俺たちライダー部隊は完全に独立した部隊になる、だから戦車が撃破されても俺たちも一緒に落ちる訳ではない」

 

 天子がフラッグ戦のルールについて一真に尋ね説明を始める

 

「だが勝利にはフラッグ車の撃破とライダー側にも条件がある」

 

「それは2つありどちらか1つを満たす必要があるそれは・・・」

 

「1つ目が「総隊長ライダーの撃破」2つ目は「敵ライダー部隊全体の約6割の損失」これをどちらか満たしていないと例えフラッグ車を撃破しても勝利にはならず条件を満たしていない間に双方のフラッグ車がやられた場合は再試合となる」

 

「だが逆に双方のライダー部隊がどちらかの条件を満たしている場合は先にフラッグ車を倒した方の勝利となる」

 

「これって6割潰されたらライダー部隊は動けなくなるの?」

 

 一真の説明の途中に幽香が思った疑問を尋ねる

 

「いや6割潰されたからっといって動けなるわけでなく総隊長ライダーがやられる前なら戦闘可能のライダーは動けるだが総隊長ライダーがやられた場合はいくら戦闘可能のライダーがいてもその瞬間にやられた側のライダー部隊は全員戦闘不能状態になる」

 

「なるほどね隊長ライダーさえやられなければ動けるけど隊長ライダーがやられた時点でたとえ9割残っていても終わりって事ね」

 

 一真の説明に納得し幽香はそう言う

 

「あぁ・・・加えて編成についてだが戦車の数だけ小隊を作れるのは知っていると思うが、1小隊あたり絶対に隊長を就ける必要がありその後に福隊長を就け残りが隊員となる」

 

「後使うロックシードの制限もあり隊長と福隊長にはロックシードのランク制限はないが隊員ライダーは戦極ドライバーだとCLASS B以下ゲネシスドライバーだとCLASS Sまでとなっている」

 

「総隊長ライダーがいる小隊だけはランク制限がない、それと共通した制限があるそれはロックシードの数だ種類はいくらでも持っていいが同じロックシードを所持してはいけない」

 

「そして試合に出場出来る最低限の数は出場する戦車の数と同数だ」

 

 一真は一通り説明すると用意されていたお茶を飲む

 

「殲滅戦に比較してフラッグ戦では私たちは戦車隊とほぼ同等を扱いを受ける代わりにやるべき事も増えたという事ですね」

 

「みたいだなそれにフラッグ戦では我々の側の動きは大きく分けて2つになるな」

 

「「戦車隊を護衛しながら時間を掛けて条件を満たす」か「一気にライダー部隊か戦車隊を倒して味方と挟撃」のどれかになるね」

 

「一真はどちらにするの・・・って聞くまでもないね」

 

 天子たち口々にそう言い合い幽香が尋ねようするが長年を付き合いからか既に察していたようだ

 

「俺たちは戦車を護衛しながら戦っていく、確かに一気に攻めるのも手だが・・・」

 

「サンダースの戦車はシャーマンですからね攻守ともに大洗の車輌より優れた物ばかりです、私たちは時期が来るまでは護衛に徹するのが得策ですね」

 

 一真の言葉に衣玖も賛成するような発言をする

 

「あとはサンダースがどんな戦い方をするのかじっくり勉強しないとな・・・」

 

 天子が真剣な表情で言うと一真は怪訝な表情で天子たちを見る

 

「どうしたの一真君?、何か気になる事でも?」

 

 すると文が一真の様子に気付き尋ねる

 

「いや・・・天子たちが真面目だなっと思いまして」

 

「真面目って?」

 

 一真の言葉にはたてが尋ねる

 

「いつもだったら俺や衣玖さんに任せっきりでこんな真面目に会議なんてしないんですが・・・」

 

「あっえーと・・・それは・・・」

 

「なにせ全国大会なんでみんなで一致団結して頑張ろうという事になったんですよ」

 

 一真は天子たちの違和感に天子は言葉を詰まらせながら答えようとすると依玖が助け舟を出す

 

「そうだったんですか、自分もやる気になってくれて嬉しいです」

 

 一真が嬉しそうに言う傍らで天子が衣玖に苦笑いで頷き依玖は笑顔で返す

 

(やっぱり一真には言えないよな・・・)

 

 天子はそう考えながら昨日の事を思い出していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(天子サイド)

 

 

 

 

 

 

 

 

                   『大洗女子学園 生徒会室』

 

 一真がサンダースに潜入していた日、天子たち3人は夜罪に呼ばれて生徒会室に来ていた

 

「夜罪あんたから呼び出すなんてどうしたの?、何か重要な事?」

 

「あぁ重要になるんだよな角谷?」

 

「お前!」

 

「河嶋、別に構わないよ確かに五翠ちゃんたちにも重要な事になるよ~」

 

 天子の問いに夜罪は杏に聞くと桃が敬語を使わない事に噛み付くが杏が宥めそう言うと柚子に向かって頷き柚子は手に持っていたプリントを天子たちに渡す

 

「なんなのこれ、くだらないものならタダの時間の無駄・・・っ!」

 

 天子たちはプリントに目を通していくとある文面に目が止まるその内容は・・・

 

〈大洗女子学園は例年の生徒数減少を鑑み今年度を以て廃校とする〉と書かれていた

 

「これって!?」

 

 幽香が驚く中天子たちも驚き夜罪も眉間にしわを寄せる 

 

「あぁ・・・私たちの学校は廃校になるかもしれないんだ・・・」

 

「廃校を回避する条件は・・・まさか!?」

 

 杏は重苦しい雰囲気で言い依玖はそれを回避する条件を考えると1つの答えが出る

 

「うん・・・戦車・ライダー道全国大会で優勝するのが廃校を回避する唯一の希望なんです」

 

「なるほどね・・・だから総一に頼んで破神流の後継者である一真をこの学校に転入させたのね」

 

 柚子の答えに幽香が納得した様に言い

 

「それに西住も私たちよりも少し前にぐらいに転校してきたって言っていたという事は・・・」

 

「戦車道とライダー道の両方で確かな駒が欲しかったという訳だな」

 

 夜罪の追及に杏たちは目線を逸らす

 

「・・・悪いか?」

 

「えっ?」

 

 桃の呟きに衣玖が反応する

 

「自分の学校を守る為にあの胡散臭い社長の息子を利用するぐらい何が悪い!」

 

 桃はこの空気に耐えられなくなったのか自分の気持ちを吐露する

 

「私たちなら全然良いわ・・・でもよりにもよって一真を利用するなんて!」

 

「俺は言ったはずだ少しでも一真を誑かすのであれば容赦はしないと・・・!」

 

「ふんっ!、あいつだって父親の命令で破神流の宣伝の為に我々を利用しているんだろうが!」

 

「一真君はそんな人ではありません!」

 

「河嶋、そこまでにしろ」

 

 天子たちと桃が言い合いの喧嘩を始め衣玖が思わず桃に掴みかかろうとするが杏が凄みのある声で止める

 

「河嶋が失礼な事を言ってしまった、この通りだ・・・」

 

 杏はそう言うと天子たちに深々と頭を下げる

 

「会長そんな・・・」

 

 桃が困る中柚子は驚く素振りを見せ天子たちも絶句していた

 

「河嶋はああ言ったが本心ではない、それに信じてもらえないかもしれないけど破神君をこちらにテスト生として転入させて欲しいって話を貰ったのは廃校の話が来る前なんだ」

 

「じゃあ始めっから利用するつもりなんてなかった?」

 

 杏の言葉に天子がそう尋ねる

 

「うん・・・破神君も西住ちゃんも偶然タイミングが合っちゃって、破神君や西住ちゃんには悪いとは思っている・・・でも今は2人の力を借りるしか学校を守る方法が見い出せないんだよね」

 

 杏は暗い表情で切実に答える

 

「・・・分かった私は信じる」

 

 天子の言葉に依玖たちは驚く

 

「本当に信じるのか?」

 

「うん、あいつがいつも言っているだろう「疑うより信じる方がずっと良い」って・・・私も角谷たちの事を信じる例え嘘だったとしてもね」

 

「・・・分かった」

 

「ったく天子も随分と一真に似てお人好しなったわね」

 

「幽香も大概でしょ・・・私も信じます」

 

 夜罪が尋ねると天子の答えに皮肉を交えながらも衣玖たちも納得を示す

 

「ありがとう・・・これからもよろしく頼むよ」

 

「任して、私たちはこの学校を守る為に尽力してみせる!、だから一真には・・・」

 

「分かっているよ破神君には絶対にこの事は言わないよ」

 

 杏が最後にそう言うと天子と杏は握手を交わしともに笑顔を見せる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 天子は我に返り真剣に会議を進める一真を見ていた

 

(もう奴に責任を負わせるわけにはいかない!、奴の力は極力借りずに私たちの手でこの学校を守らなくちゃいけないんだ!)

 

 天子は誓いを新たに固め廃校を防ぐ為に戦うことを決意するのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回ガイム&パンツァー!

 

 試合に向けて練習に励む大洗女子学園チーム!

 

「ちょっと私たちはヘルヘイムの森に行ってくるよ」

 

 その中天子たちがヘルヘイムの森に向かう理由は?

 

「本戦に向けてチーム名でも考えようか」

 

 杏の提案に戦車隊とライダー部隊の名前は果たしてどんな名前になるのか?

 

第25話「チーム名改名します」

 

「絶対に負けられないな・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

フラッグ戦ではライダーと戦車は対等の立場になりその分ライダーの動きが非常に重要になってきます(気に入らない部分があれば感想などで報告をお願いします)

あと同時に今作品で設定やオリジナル用語の紹介も投稿します、その内容の中に今回のフラッグ戦のルールの簡潔版を掲載しております

次回はチーム名の改名とともにジャケットの配布や沙織たちの秘密特訓などを描いていきます乞うご期待下さい!
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