ガイム&パンツァー 戦車道・ライダー道極めます! 作:フルーツ大将軍
今回はサブタイ通りにあのキャラの登場です!
ではどうぞ!
これまでのガイム&パンツァーは
1回戦に向けて練習に励む大洗チームなかライダー部隊の天子・衣玖・幽香・夜罪は新たなロックシードを手に入れる為にヘルヘイムの森に向かう
戦車隊も沙織・華・優花里・麻子はみほや一真に内緒で秘密特訓に敢行しその姿を見た一真は更に決意を固め総一にある物を返して欲しいと迫る
一真には返すと答えた総一だが本心は返すつもりではなく何故か早く負けてほしい願うが・・・
その頃大洗チームは戦車隊が公式試合で着るパンツァージャケットや新チーム名のお披露目とともにライダー部隊も新チーム名「フルーツライダーさんチーム」に改名し一真たちにもライダージャケットを配布されより一層の気合が入り遂に全国大会第1回戦の日を迎えた
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『全国大会1回戦 試合会場 大洗チーム陣地』
一真たちは1回戦の舞台となる瀬戸内海のとある島を訪れていた
この地は森林地帯が広がり所々に穏やかな丘が見え試合が出来るように整備されていた
観覧席の方には屋台が並んでおり賑わいを見せていた
観客席の側は・・・
「レッツゴーサンダース・・・ファイト!、アンド・・・ガーディアンライダーズ!」
サンダース陣営の観客席にはチアリーダー達の応援とともに埋め尽くさんとばかりのサンダースの生徒がいた
大洗陣営は空席が目立ち生徒の数も少なかった
だが大洗チームは気にせずに戦車チームは戦車の整備をフルーツライダーチームはにとりが現地でロックビークルの調整を行っていた
「・・・よしっこれでみんなバッチリだよ!」
夜罪のサクラハリケーンを調整を終えると首に巻いていたタオルで汗を拭いながら言う
「ありがとうございますにとりさん、わざわざこんな所まで・・・」
「そんな~やっぱり現地で調整した方が良いと思ったからね」
一真は冷えたジュースが入ったペットボトルを渡しながら労いの言葉を掛けるとにとりは照れながらも答え思い出したかのようにポケットに手を突っ込む
「そういえば幽香・・・はい、これ」
「これは・・・」
ポケットから取り出したヒマワリロックシードを幽香に渡し幽香は受け取ったロックシードをまじまじと見る
「言われた通り改造しといたよ~これで変身にも使えるしご希望通りのスペックまで上げといからね」
「ありがとうねにとり」
「いつの間に頼んでいたんだ?」
幽香はにとりに礼を言うと改造の事を知らなかった一真は幽香に尋ねる
「まぁ何時でも良いじゃない、戦力は多い方が良いのだから」
「それはそうだけど・・・」
幽香の答えにあまり腑に落ちない一真だがそう答える
「まだ戦車チームの方の準備が終わっていませんので手伝いに行きませんか?」
「そうですね・・・みんなは各チームを手伝ってくれ!」
衣玖の提案により一真たちは戦車チームの手伝いに向かう
「整備終わったかー!」
それから程なくして自分たちカメさんチームの戦車の整備を終えた桃が声を張り上げて各チームに確認する
「「「「「「はーい!」」」」」」
「準備完了!」
「私たちもです!」
「Ⅳ号も完了です!」
「フルーツライダーチームも右に同じく!」
各チームも整備を終えた様であり答える、戦車たちの姿はマジノ戦の時とは違い塗装は元に戻りその代わりにそれぞれのパーソナルマークが描かれていた
「あっ!、砲弾忘れた!」
「それ一番大切じゃん!」
「ごっめ~ん♪」
すると優季とあやの漫才のような応対に大洗チームに笑いが起こる
「呑気なものね」
「それでよくノコノコと全国大会に出てこれたわね」
そんな空気を切り裂くようにキツい言葉が聞こえ一真たちは声がした方向を見るとそこにはサンダース戦車チームの副隊長のナオミとアリサそれにガーディアンライダーチーム副隊長のアキラとユウノがいた
「でもこれぐらい肝っ玉が据わっていないとな、戦いがいがないってやつだな!」
「本当にそうなら良いけど・・・(ただのバカなだけだろう)」
アキラの言葉にユウノは本心を隠しながらも答える
「はっ!?」
優花里は潜入偵察の事を思い出したのか咄嗟に一真の背中の後ろに隠れる
「お前たち一体何しに来た!」
すると警戒心剥き出しで桃がナオミやアキラたちに尋ねる
「いや~試合前の交流も兼ねて食事でもと思ってな!」
「お~良いねぇ・・・じゃあお言葉に甘えようか」
どうやらナオミやアキラたちは大洗チームを招待する為に訪れており杏がそう答えるとサンダースチームの陣営へと向かい始めた
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『試合会場 大洗チーム陣営近くの森林』
一真たち大洗チームはサンダース陣営に続く道を歩いていた
(あのサンダースの2大隊長のことだ特に警戒する必要もないか・・・)
一真は特に警戒することもなくふと森林の方に目を向ける
「・・・ふっ」
すると一真は民族衣装を着たような人影を発見し驚愕の表情をする
「どうした一真?」
「あっいや・・・」
異変に気付いた天子が尋ね一真は答えようとするが人影が気になりそちらに目が向いてしまう
すると人影はどんどんと森林の奥へと入っていく
「ごめん天子!、ちょっと忘れ物をしたから取ってくる!、すぐに追いつくから!」
「ちょっと一真!」
一真は天子に答える暇を与えず元来た道を走り天子たちから離れる
「よっぽど大切な物でも忘れたらしいな」
「本当にそうなのかな・・・」
夜罪は鼻で笑いながら言うと天子が言いようのない一真の焦りのようなものを感じ取っていた
一方一真は天子たちと別れた後すぐに森林に入り人影が消えた地点まで走って行く
(もしあの人影が「奴」なら狙いは・・・)
一真は見た人影に心当たりがあり辺りを見回りながら探す
「っ!!」
すると後ろから視線を感じ後ろを振り向くが誰もいなかった
「・・・はぁ~」
「そんなに俺の事を必死に探してくれるなんて嬉しいぜ」
一真が溜め息をついていると背後から軽い口調で誰かが話しかけ一真はバッと振り向く
するとそこには先程一真が見た民族衣装を来た中年男性が立っており一真は一瞬驚くも睨みつけるような表情で男を見る
「久し振りだな破神一真!、またの名を仮面ライダー鎧武~♪」
どうやら中年男性の方は一真の事を知っておりちゃらけた様に言うが一真は依然警戒心を解こうとしない
「サガラ・・・やはりこの世界にもいたのか」
「それはそうだろう、この世界も進化の試練に向き合っている事は俺がいるのは当たり前ってことさ」
一真も中年男性 サガラの事を知っておりサガラはさも当然のように答える
「お前が俺の前に現れたって事は俺を消しに来たって事だな、悪いがまだ倒れる訳にはいかない!!」
一真はそう言うと戦極ドライバーを取り出し腰に装着するとオレンジロックシードを掲げ開錠しようとする
「おいおい待て待て・・・俺は別にお前を消しに来たわけではないむしろお前にはこの世界にいてほしいぐらいだ」
「なに?」
サガラは一真の誤解を解こうとジェスチャーしながら答えると信じられない様子で尋ねる
「今日はお前に「これを」届けに来たのさ・・・ほれっ!」
サガラはそう言うと予め手に持っていた物を一真に投げ一真はキャッチする
「これは!?」
一真はキャッチした物を見て驚愕する、その物はロックシードを嵌め込めそうな黒いジョイントとレモンの形をしたクリアパーツのロックシードだった
「まだあと2つあるぜ」
更にサガラはもう2つ一真に投げ一真はキャッチする、その物はチェリーの形をしたクリアパーツのロックシードとピーチの形をしたクリアパーツのロックシードだった
「なぜお前がこれを!?」
「今日お前に返す予定だったんだろう?、だから俺が届けに来たのさ、総一は返すつもりはなかったみたいだが今のお前には必要な力のはずだ」
サガラはあの時の総一と里彩の話を盗み聞きをしていた張本人であり恐らく総一には内緒でこの4つの物を届けに来たのだろう
「・・・みんなと勝つ為にも俺は・・・」
「今回お前が臨む全国大会とやらには少なくともお前自身にも戦う理由はあるぜ」
一真はサガラから受け取った物を見ながら呟くとサガラは補足するように言う
「どういう意味だ?」
「その全国大会とやらにお前が探している答えが見つかるって事さ、例えば・・・お前たちがこの世界に来た理由とか」
「っ!!」
サガラの答えに一真は驚愕するとサガラはニヤリと笑う
「俺も探し求める答えがこれからのお前の戦いにあるからな、まぁお前が勝ち残る事を祈っているぜ」
「・・・なぜお前は俺に手を貸すんだ、お前にとって俺は邪魔じゃないのか?」
一真は更に質問するとサガラは微笑する
「普通ならな、でもこの世界ではお前の世界と似た現象が起きている、だからこそ俺はお前の手助けをするって事さ」
サガラは答えると一真に背中を向け笑いながら一真の元をまるで幽霊のように去っていった
「・・・サガラ、どこまでが本当なんだ?」
一真はサガラが言った言葉に半信半疑だが渡された物を見るとそれを懐に納めサンダースチームの陣営に向かった
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『試合会場 サンダースチーム陣営』
サガラに別れて程なくして一真はサンダースチームの陣営に到着した
「あっ一真殿見てください!、救護車にシャワー車ヘアーサロン車までありますよ!」
「本当にリッチなんですね」
「確かに中々の光景だな」
優花里は驚きと喜び交じりで言いみほたちも驚いていたが一真は答えるも心ここにあらずであり感情が篭っていなかった
「ヘイ!アンジー!」
するとケイがアリサやナオミを引き連れて大洗チームに手を振りながらやってくる
「「角谷 杏」だからアンジー?」
「馴れ馴れしい」
「まぁこうでなければ自分の陣地に呼びはしないだろうな」
ケイの杏の呼び方に桃たちが思い思いの事を言いケイたちは杏たちの前に立つ
「やぁやぁケイ、お招きどうも」
「なんでも好きな物でも食べていって、OK?」
「お~け~お~け~・・・おケイだけにね!」
ケイが大洗チームを歓迎すると杏はジョーク交じり答える
「ハッハッハッ!!、なにそのジョーク!・・・」
ケイは腹を抱えて笑い始めそんな姿をアリサはうんざりした表情で見ていた
するとケイの視線が優花里と一真に向く
「ヘイ!オットボール三等軍曹!」
「あっ見つかちゃった!」
「怒られるのかな?」
ケイは優花里は潜入偵察で咄嗟に使った名前で呼び(サンダースではすっかりこの名前が定着している)優花里は慌て始め沙織が心配そうに言い優花里は一真を見るがまるで遠くの地平線を見るような一真は全く優花里の視線に気付かない
「この間は大丈夫だった?」
「えっ・・・はい・・・」
ケイは潜入偵察の事を追求する事もなく尋ね優花里は意外に思いながらも答える
「また何時でも遊びに来て、ウチはいつでもオープンで彼氏同伴でもウェルカムだからね♪」
「彼氏っ!?あっ!いや一真殿は私の彼氏では!?」
ケイのある一言で大洗チーム中が驚き(特に華と梓)優花里が顔を真っ赤にしながら必死で誤解を解こうとする
「えっ違うの?、だって平気でお姫様抱っことかしていたしてっきりもうそんな関係だと思ったけど」
「一真君なら平気でしますねそういう事」
「まぁね・・・でも当の本人は全くの上の空だけど」
ケイの言葉に衣玖が苦笑いを浮かべながら肯定し天子も同意するが一真は依然人形の様に反応せず天子や衣玖が一真を見るが全く気付かない
「よぉーハガミー!、久しぶり♪」
「あっ・・・リョウさん」
するとリョウがアキラやユウノを連れて現れるとやっと一真は反応を示す
「この間は楽しかったぜ!、ハガミーが入れたウィルスのおかげでダンテライナーやチューリップホッパーがこの試合が使えなくなちまったぜ、ハッハッハッ!、腕の良いハッカーだな是非にウチにも欲しいぐらいだぜ!」
リョウは潜入偵察の事を楽しそうに言う
「そうですか・・・」
「いや~オットボール三等軍曹を見てもしやと思ったが・・・やっぱり可愛い娘ばっかじゃねえか!、ってか可愛い娘しかいないじゃないか!?」
一真は覇気のない言葉で返すがリョウは大洗チームの女子たちを見てそう答える
「そんな中で男1人なんて・・・羨ましいぜハガミー!選り取り緑じゃないか!」
「そんな・・・みんな俺なんかには勿体無いですよ、もっと自分よりも相応しい人がいます」
リョウは羨ましさ半分冷やかし半分で答えると一真はまるで機械のように答える
「謙遜が過ぎるとただのイヤミになるぜハガミー!」
「隊長!、自分羨ましすぎて涙が出そうです!」
リョウがそう指摘すると1人の隊員が今にも泣きそうな表情で言う
「涙は優勝まで取っておくんだ!、良いかウチだって大洗チームに負けないぐらいの戦車チームの女子を守って惚れさせる為にこの辛い厳しい練習を耐えてきた、そうだなお前たち!」
「「「「「オー!」」」」」
リョウの語らいに物凄い剣幕で答えるガーディアンライダーチームの隊員たち
「今日も大洗チームに勝ってまたモテモテの道に一歩前進するぞー!!」
「「「「「オー!!」」」」」
リョウの演説のような言葉に隊員たちは力一杯答えた
「動機がかなり不純ね」
「だがこれぐらいが丁度いい、いつの間にか色んなもの背負わされて身動き取れなくなるよりはな」
幽香がツッコミを入れるが夜罪は肯定しそう言うと思い詰めている表情をする一真を見る
「ハガミー!今日は悪いが全力で勝ちに行くからな、覚悟しとけよ~♪」
「俺たちだって負ける気は・・・」
リョウは一真に向き直し一真も言い返そうとするがサガラと話した事を思い出し途中で詰まる
(俺にも戦う理由があった、いや俺にはみんなを守る以外戦う理由がないと思い込んでいたんだ!、もしかしたら俺はまたみんなを自分の戦いに巻き込んでしまったのか?、次は天子たちだけでなくみほちゃんたちまで・・・!)
「・・・ハガミー、ちょっと良いか?」
自問自答を繰り返し自らを責める一真にリョウは気付いたのか真剣な表情で言う
「はい・・・なんですか?」
「未来を見つめるのは良い事だ、だがな未来ばかり見つめて目の前の事を放ったらかしにしていたらダメだぜ「灯台下暗し」ってな」
リョウの助言に一真は俯いてしまいリョウは去り際にキザなポーズを取って大洗チームはじっくりとサンダースチームの手厚い歓迎を満喫し自分の陣地に帰っていた
ただ1人一真の心は晴れないまま・・・
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『試合会場 観客席前』
試合開始まであと数分と迫った頃、観客席前の試合の様子を中継する超大型モニターの前聖グロリアーナ戦でもいた審判団3人と両戦車・ライダーチームの代表者、杏とケイ・一真とリョウが向かい合っていた
「それよりサンダース大学付属高校チームと大洗女子学園チームの試合を開始する!」
審判長香音の宣言に互いに歩み寄る両チームの隊長たちは握手をする
「よろしく」
「あぁ」
「・・・」
「・・・」
杏とケイは短く挨拶するが一真とリョウは無言のままだったがまだ一真の表情は暗いままだった
「ハガミーは大丈夫かな?、まだ元気がなさそうだったけど」
「大丈夫さ、きっと奴なら調子を戻して本気で俺たちと戦ってくれる」
自分たちのスタート地点に帰りながら暗い表情だった一真の事を心配するケイだがリョウはジープを運転しながら自信満々に答えた
一方大洗チームは・・・
一真は暗い表情で車を運転しており杏は助手席で干し芋を頬張っていた
「破神君、手出して~」
「えっ・・・あっはい」
いきなり杏の言葉に一真は戸惑いながらも左手を差し出す
すると一真に杏は1切れの干し芋を渡した
「まぁそれでも食べて元気出してよ」
「すいません、会長さんにまで迷惑を掛けてしまうなんて・・・」
杏の言葉に一真は謝ってしまう
「・・・破神君あたしだけじゃなく大洗チームのみんな破神君の事を信じているから、それだけは忘れないで」
「っ!」
杏の言葉に一真はハッと何か気付く
(目の前の事・・・今はみんなを・・・その思いを守る為だけに俺は戦う!、みんなの信頼に応える為にも!、俺の事なんて関係ないんだ!)
「ありがとうございます会長さん!」
踏ん切りのついた一真は杏に礼を言うと渡された干し芋を豪快に食べ杏はその光景に微笑んでいた
「さぁ~行くよ!」
「はい!」
一真と杏は自分チームのスタート地点に到着しそれぞれの持ち場に着く
「・・・試合開始!」
それから数分後、遂に第1回戦が開始され両チームともに一気に前進する
その頃ある穏やかな丘の上から試合観戦に来ていた黒森峰の隊長・副隊長そして総一は・・・
「始まりましたね」
「あぁ・・・」
「どうせすぐに大洗が負けて終わりだろうに」
頼道の発言にエリカは刺すような視線を送り頼道はやれやれと言わんばかりのジェスチャーをする
「みほ・・・」
頼道の隣にいた正均は心配そうに呟きヘリにもたれていた総一は横目で正均を見る
(國村には悪いがこの試合大幅に強化されたライダーたちと大洗の戦車の性能を上回るシャーマン戦車それに一真たちの戦極ドライバーはバージョンアップはされていない・・・一真とみほ君がいくら策を張り巡らせた所で勝つ事は不可能だ)
戦力を分析し大洗チームが負けると確信する総一だが
「~♪~♪」
「失礼した私のケータイだ」
突如総一のケータイが鳴り始め侘びを入れ総一はケータイを取り出し画面を確認する
(・・・?、里彩からしかもなぜ秘匿回線なんだ?)
相手は里彩だが有事の際の秘匿回線を使っており疑問に思いながらも総一の席を外し通話ボタンを押す
「私だ」
「総一さん、実は1つ問題が起きまして・・・」
「問題?」
「それが重要保管庫からゲネシスコアと3つのエナジーロックシードが消えました」
里彩の発言に一瞬驚くもすぐに元の表情に戻る
「だがゲネシスコアたちは特にセキュリティーを厳重にしていたはずだ」
「はい・・・指紋認証やパスコードも全く形跡がないどころか保管庫に侵入した形跡もないです、まるで「幽霊」が持ち去ったような」
「幽霊・・・」
里彩のある単語に1つの予想が浮かぶがすぐに否定する
「あいつはこの世界には来ていない、という事は・・・まさか本当に「奴」が動き出したのか?」
「「奴」ってもしかして」
総一の里彩は同じ予想に辿り着く
「念のためもう少し詳しく調査を頼む」
「分かりました総一さん」
すると互いに通話を切る
(奴が・・・サガラが動き出したか)
総一たちの予想は的中しており一真の身を案じるように試合会場に目を向けた
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『試合会場 森林地帯』
「前進前進~!!、ガンガン行くよー!」
「OK!、俺たちはスクウェアフォーメーションで行くぜ!」
サンダースチームはケイとリョウの指示で戦車チームを四角形のように取り囲みながら進撃していく
その頃大洗チームは森林地帯から進行し姿を隠すように全車が停車していた
「ウサギさんチームは左方向をアヒルさんチームは右方向の偵察をお願いします、カバさんと我々あんこうはカメさんチームを守りながら前進していきます」
「了解しました」
「こちらも了解です!」
「フルーツライダーチームはウサギさんを幽香がアヒルさんは衣玖さんが護衛、残りは全周囲警戒態勢でカバさん・あんこうさん・カメさんを護衛する、なるべく戦闘は避けて護衛に徹する事を忘れないように」
「「「「了解!!」」」」
一真とみほが指示を出し応対する各チーム
「パンツァーフォー!!」
「ちゃんと号令は考えてきた?」
「あぁ勿論だ」
みほが進撃の号令を出すと天子が尋ね一真は自信満々に答え大きく深呼吸をする
「レッツゴーライダーズ!!」
「「「「・・・えっ?」」」」
一真は高らかに号令を出すが天子たちは拍子抜けしたような反応を見せながらも大洗チームは動き始める
「・・・期待したあたしがバカだった」
「えっそんなに!?」
「一真君、ネーミングセンスは皆無ですからね」
「こうなるとは薄々分かっていたけど・・・」
「まだ俺たちで考えた方が良かったな」
先程の号令にダメ出しを食らい一真は膨れっ面になっていたが天子たちは一真が調子を取り戻した事に気付き安心していた
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「暑い~」
「むしむしする~」
「静かに!」
優季と桂里奈がぼやく中梓の一言でウサギさんチームのM3リーは停車し梓はハッチから上半身を出すと双眼鏡を使って辺りを見る
(梓ちゃんもかなり車長が板についてきたわね)
チームをまとめる梓の姿をまるで我が子の成長を見届ける母親のように見る幽香をよそに偵察を続けていると前方の丘からシャーマン戦車と護衛と思わしき2小隊のガーディアンライダーチームが姿を現す
「こちらB085S地点シャーマン3両と敵ライダーチーム2小隊を発見!、これから誘き出します!」
(先手は貰った!・・・・・っ!!)
梓はみほたちに通信を送り動こうとすると幽香は背後から殺気を感じる
その直後風切り音が聞こえウサギさんチームと幽香の近くに2つの砲弾が着弾する!
「っ!」
(やはり・・・)
梓が慌てて後方を確認すると大洗チームと同じように森へと進行していたシャーマン戦車と2小隊のガーディアンライダーチームがウサギさんチームと幽香に迫る
そして前方にいたシャーマンとライダーチームも申し合わせたようにウサギさんチームと幽香に迫る
「梓ちゃん早く逃げなさい!」
「はっはい!」
ウサギさんチームは幽香を残して逃走を図る
「絶対に逃がすな!」
「悪いけどここからは通さない!」
シャーマンと共に敵ライダーチームもウサギさんチームを追いかけようとするが幽香はその行く手を遮りサクラハリケーンから降りる
「あなたたちには指一本梓ちゃんたちには触れさせない!」
幽香はヘルメットを脱ぎ捨て言い放つと戦極ドライバーを取り出し腰に装着する
「変身」
【メロン!】
幽香はロックシードを開錠するとアームズが幽香の頭上から降りてくる
幽香はいつもの変身ポーズを決めるとドライバーにロックシードをセットしハンガーにロックをかける
【lock on!】
待機音声が流れると幽香はカッティングブレードを倒しロックシードを切る
【ソイヤ! メロンアームズ! 天・下・御・免!】
幽香の頭にアームズが覆い被さり展開されると仮面ライダー斬月に変身した!
(両方は抑え込めなくてもライダーチームだけなら!)
斬月は決意を込めながら無双セイバーを引き抜きそして・・・
「いけー!」
「「「「「うぉぉぉぉぉ!!」」」」」
「っ!!」
斬月を飲み込もうと敵ライダーたちが押し寄せ斬月も迎え撃つように駆け寄り遂に戦闘が始まった!
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「こちらウサギチーム!、シャーマン6両と敵ライダーチーム4小隊に包囲されました!、恐らく幽香さんと敵ライダーチームでもう戦闘が開始された模様です!」
「っ!、分かりました!南南西から援軍を送ります!、アヒルさんチーム付いてきてください!」
「俺たちも救援に向かうぞ!」
「「「「はい!」」」」
「「「「了解!」」」」
ウサギさんチームからの急な知らせを聞き一真とみほは指示を出すと救援に向かう
(だがウサギさんチームだけに6両を投入した、運が良かったのかそれとも・・・)
救援に向かう中一真はウサギさんチームが6両のシャーマンの集中砲火を浴びてる事に腑に落ちてなかった
すると一真・天子・衣玖は何かに気付いたように左を向きハッチから上半身を出していたみほも1テンポ遅れて左を向く
その直後あんこうチームが乗るⅣ号戦車とアヒルさんチームが乗る89式との間に砲弾が着弾する!
その刹那森の奥からシャーマンファイアフライを入れたシャーマン3両と2小隊のガーディアンライダーチームが一真たちに向かってくる
「3両囲まれた!!」
「ライダーチームは2小隊だな」
みほは戦車隊について一真はライダーチームについて呟く
「北東から6両南南西から3両・・・すごい!、全10両中9両をこの森に投入ですか!?」
「随分大胆な戦術ですね」
優花里が指折りで数えサンダースの大胆な戦術に驚くと華も同じような感想を言う
「ですがライダーチームは2小隊しか連れていない・・・一真君はどう思いますか?」
「幽香と戦っている数はこちらの数のほぼ倍ぐらいしかありません、この数でも充分倒せると思っているのかそれとも・・・」
「それとも?」
「なるべく自分たちの被害を抑えて何かを待っているのかもしれない」
「何を待っているんだ?」
天子の問いに一真は答えなかったが衣玖は答えが分かったかのように小さく頷く
「今は何とかこちらに迫る敵の動きを止めます!」
「衣玖さん!、お願いします!」
「任せてください!」
衣玖は気前よく答えると一真たちに迫る敵チームに突っ込んでいき戦極ドライバーを取り出し腰に装着しロックシードを取り出す
「変身!」
【ブドウ!】
アームズがゆっくりと降り一定の高度を保ったまま衣玖を追いかけ衣玖は開錠したロックシードをドライバーにセットしハンガーにロックを掛ける
【lock on!】
待機音声が流れると衣玖はカッティングブレードを倒しロックシードを切る
【ハイ~! ブドウアームズ! 龍・砲 ハッハッハッ!】
すると衣玖の頭にアームズが覆い被さり電子音声とともにアームズが展開され衣玖は仮面ライダー龍玄に変身した!
(衣玖さん気を付けて・・・!)
一真は心の中で衣玖を心配していたがこの状況を打開する為天子とみほたち戦車チームとともにウサギさんチームと幽香の元に急いだ
次回 ガイム&パンツァー!
遂に始まったサンダースとの試合
「南南西に2両回してください」
「敵ライダーはまだ3人固まっていますのでまだ隊長達は動かないでください」
大洗チームの先手先手の動きを読むサンダースチームだが・・・
「このノイズ・・・まさか」
ある事をキッカケに一真はサンダースチームが動きを読めるトリックに気付くそのトリックとは!?
「だったら!」
「俺もみほちゃんと同じ事を考えていたみたいだな」
後にみほも気付きある逆襲策を建てる!
第27話「強豪! VSサンダース戦車チーム&ガーディアンライダーチームです!」
「俺はサシで戦いのさ・・・・・ハガミーと!!」
いかがでしたか?
今回はサガラの登場で一真の豆腐メンタルっぷりが浮き彫りになり(回復も早いですが)遂にサンダースとの試合の初めまでを描きました
話は変わりますが仮面ライダードライブの映画を観てきました、個人的な感想としてドライブの復活劇やタイプスペシャルの登場シーンはとても燃えました!
次回は大洗チームとサンダースチームとの激闘を描きたいと思います!乞うご期待ください!