ガイム&パンツァー  戦車道・ライダー道極めます!   作:フルーツ大将軍

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お待たせしました第27話の前編です

今回もまたまた勝手に前後編にしましたすいません

では、どうぞ!


第27話「強豪 VSサンダース戦車チーム&ガーディアンライダーチームです!(前編)」

 これまでのガイム&パンツァーは

 

 遂に全国大会1回戦の日を迎え大洗チームは準備を行っているとナオミやアリサたちが現れサンダースチームの陣営へと招待を受ける

 

 サンダースチームに行く道中一真は人影を見つけ追いかけるとそこには神道コーポレーションにも現れた男サガラが姿を現し一真に総一が渡すはずだった謎の黒いジョイントと3つのクリアーパーツのロックシードを渡し一真自身にも全国大会を勝ち上がる理由と教え一真は動揺してしまう

 

 1足遅れてサンダースチームを訪れる一真だがサガラに言われた事が頭から離れず考え込んでいるとガーディアンライダーチーム隊長リョウの助言を受けるが更に一真を責める結果になってしまう

 

 だが試合開始直前に言われた杏の言葉に調子を取り戻し遂に全国大会第1回戦が開始した!

 

 正面から戦うのは不利な大洗チームは森林地帯に進み偵察を行い戦力を分散させながら各個撃破を行おうとするが偵察に向かったウサギさんチームと幽香は敵戦車6両と4小隊の敵ライダーチームの強襲に遭い救援に向かおうとする一真やみほたちも奇襲を受けてしまい窮地に追い込まれてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#####

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   『試合会場 森林地帯』

 

「ちょっと付いて来ないでよー!!」

 

「エッチ!」

 

「ストーカー!」

 

「これでもくらえ!!」

 

 6両の集中砲火を浴びながら逃げるウサギさんチームのM3リーはあゆみたちが叫ぶ中回転砲塔をシャーマンに向けあやが負けじと砲撃をする

 

 しかし、砲弾は命中せずシャーマンの頭上を越えていく

 

「ハハハっ!全然当たらないよ!」

 

 ハッチから上半身を出しているケイは大きく両手を振りながら言うと一斉にシャーマン戦車が砲撃をしウサギさんチームの周辺に着弾する

 

「「「「「キャー!!」」」」」

 

 M3リーの車内から悲鳴が挙がりながらも必死でシャーマンから逃げる

 

「頑張って!」

 

「やれば出来る子だよ桂里奈ちゃんは!」

 

「あいー!!」

 

 あやと優季は桂里奈を鼓舞し桂里奈は応えようと必死にM3リーを動かし反撃しながらも逃げていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            『試合会場 観覧席エリア付近の小高い丘』

 

 その頃総一たちとは別の場所で観戦に来ていた聖グロリアーナチームの隊長・副隊長

 

「流石はサンダース、数に物を言わせた戦い方をしますね・・・」

 

 オレンジペコが紅茶が入ったカップを片手に1両相手に6両のシャーマンを向かわせた光景を見ながら言う

 

「こんな話を知っている?、アメリカ大統領が自慢したそうよ「我が国には何でもある」って、そしたら外国の記者が質問したんですって・・・」

 

 ダージリンはそれを聞きある小話を始める

 

「「地獄のホットラインもですか?」って」

 

 アークはオチを聞くと微笑し上空に見える小さい気球のような物を見て更に自分のケータイを取り出し画面を開くと試合会場の地図とともに点滅する5つの赤い点が表示される

 

(これがどこまで「彼」に通用するか見せてもらいましょうか)

 

 アークは遠くに見える一真を見つめながら心の中で呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃ウサギさんチームを逃がす為1人で敵ライダーチームを抑える仮面ライダー斬月に変身する幽香は

 

「一気に押し込め!」

 

「・・・!」

 

 いつものような軽口は叩かずに敵ライダーを倒す事に集中し攻撃をことごとくメロンディフェンダーで防ぎながら無双セイバーを振い黒影トルーパーを一撃で倒していく

 

「な・・・なんだと!?」

 

「・・・ふんっ」

 

 現場のガーディアンライダーチームの指揮官である小隊長は物の数秒で数人の黒影トルーパーはやられた事に驚愕すると斬月は鼻で笑う

 

「だ・・・Wフラワー部隊!、一気に突っ込め!」

 

「「「「「ラジャー!」」」」」

 

 小隊長は怯みながらも指示を出しワイルドフラワーに乗った黒影トルーパーたちが斬月へと突撃する!

 

【ソイヤ! メロンスカッシュ!】

 

 だが斬月はカッティングブレードを倒し浅く腰を落としながら構えを取る

 

「・・・!!」

 

 ワイルドフラワーに乗った黒影トルーパーがある程度近付くと斬月はまるで緑色の閃光のように駆け抜けワイルドフラワーごと黒影トルーパーに必殺の一撃を与える!

 

「「「「「うわぁぁぁぁぁ!!」」」」」

 

 黒影トルーパーたちは断末魔を挙げながらワイルドフラワーから落ちワイルドフラワーも斬月の必殺の一撃に耐え切れずに爆発してしまう 

 

「ふう~・・・」

 

 斬月は溜め息をつきウサギさんチームの救援に向かおうとする

 

「行かせるかぁー!!」

 

 だが現場の指揮をしていた小隊長が仮面ライダーライトニングに変身し斬月に襲いかかる!

 

「っ!」

 

「まだまだいるぞ!」

 

「くらえー!!」

 

 斬月は間一髪で避けるも次々と襲いかかる他の仮面ライダーライトニングに防御に徹し身動きが取れなくなる

 

「くっ・・・簡単には通す訳ないわよね・・・」

 

 斬月は若干焦りながらも軽口を叩く

 

 その間にも他の黒影トルーパーがライトニングの周りに集まり斬月を取り囲む

 

(でも私はこんな所で立ち止まる訳にはいかない!、一真や梓ちゃんたちのいる大洗女子学園を守る為に!!)

 

 斬月は溢れそうになる覚悟と熱い闘志を無双セイバーに込めガーディアンライダーチームに突撃しガーディアンライダーチームも応戦するように一斉に斬月に駆け寄った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃仮面ライダー龍玄に変身している衣玖は

 

「ここから先は通す訳にはいきません!!」

 

1人で一真たちに奇襲をかけたシャーマン3両と2小隊のガーディアンライダーチームを抑えていた

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

「ぐわぁっ!!」

 

「くそっ!、確か龍玄は遠距離型のアームズを使うだったんだな」

 

 龍玄はローズアタッカーロックビークルで走りながらブドウ龍砲でを撃ちワイルドフラワーに乗る黒影トルーパーたちに命中しワイルドフラワーから転げ倒れる

 

 それを見た龍玄と戦うフィールドの現場の指揮をしていた小隊長は悔しがりながらも思い出したかのように龍玄の特徴を言う

 

「敵ライダーは我々で倒します!戦車チームはそのまま追撃してください!」

 

 小隊長がシャーマンに向かって言うとファイアフライに乗ってハッチから上半身を出していたナオミは無言で頷くとシャーマン3両は一真たちを追いかける

 

「っ!!、逃しません!!」

 

「それはこっちのセリフだ!」

 

 シャーマンを追いかけようとする龍玄だが左右からワイルドフラワーに乗った黒影トルーパーが影松で鋭い突きを放つ!

 

「くっ・・・!」

 

 龍玄は仮面の下で苦虫を噛んだような表情をしながらも座席に片手をついてダンスをするかのように回転し影松を弾く

 

「なにっ!?」

 

「ばかなっ!?」

 

 弾かれた黒影トルーパーたちは驚愕すると龍玄はスピードを上げて振り切る

 

(こうなったらライダーチームだけでも抑えないと・・・!)

 

 龍玄はシャーマンを追いかけようとするが敵ライダーの妨害で間に合わないと考え反転しガーディアンライダーチームに突っ込んで行く

 

「やはりこっちに来たな・・・、なるべく接近戦に持ち込むように戦うんだ!」

 

「「「「「ラジャー!!」」」」」

 

 小隊長は龍玄の行動を呼んでいたように言い指示を出すとガーディアンライダーチームは龍玄を迎え撃つように駆け寄る

 

「・・・!」

 

 すると龍玄はローズアタッカーから飛び降り1人の黒影トルーパーに飛び蹴りを放つ!

 

「なにっ!?、ぐはっ!」

 

「残念ですが接近戦も得意なんですよ!」

 

 予想外の攻撃に黒影トルーパーはまともに受けてしまい転げ倒れると龍玄は挑発する

 

 すると既に仮面ライダーライトニングに変身した小隊長が鋭いストレートを繰り出す!・・・が、龍玄は分かっていたかのようにブドウ龍砲をトンファーのように持ち攻撃を防ぐ

 

「知っていたさ、君たちの事はこれまでの練習試合の映像で確認しているからな」

 

「中々の勉強熱心ですね」

 

 小隊長と龍玄が軽口を叩くと他のライトニングが龍玄に襲いかかるが寸前の所で避けライトニングに向けて牽制するようにブドウ龍砲を連射する

 

「もらったぁぁぁ!!」

 

「っ!」

 

ライトニングから間合い取る龍玄だが隙ありと言わんばかり黒影トルーパーが影松を振り上げて襲いかかる!

 

 だが龍玄は紙一重で避けると影松を掴み黒影トルーパーに回し蹴りを浴びせる

 

「なっ!」

 

「大切に使わしてもらいます!」

 

 あまりの威力に影松を手放すと龍玄は奪った影松で黒影トルーパーを薙ぎ払い次々と向かってくる黒影トルーパーとライトニングをブドウ龍砲と影松を駆使して応戦していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウサギさんチーム!、このまま進むと危険です停止できますか!?」

 

「「「「「無理でーす!!」」」」」

 

 その頃ウサギさんチームを救援に向かっているみほたちはウサギさんチームに停止出来るか尋ねるが6両に集中砲火を浴びる中で停止出来るはずもなかった

 

「6両に集中砲火を浴びてるって!」

 

 沙織がウサギさんチームの状況を伝える中一真は不意に後ろを見ると既に龍玄が抑えていたシャーマン3両が追い付きつつあった

 

「天子お前は迂回して敵戦車を奇襲をかけろ!、少しでも敵が分散すれば逃げやすくなる!」

 

「了解!、そっちは任したよ!」

 

 一真はこの状況を打開する為に天子に指示を出し天子は言われた通り隊列を離れ南東へと向かっていく

 

「・・・やっと動いたか」

 

 だがまだ一真たちは気付いていなかった・・・

 

 一連の一真たちの行動は全て「筒抜け」であり裏でほくそんでいた者たちがいたという事を・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 天子は一真の指示で敵戦車に奇襲をかける為1人ローズアタッカーを走らせていた

 

「でもなんでここまであたしたちの動きを読まれているの?、まさかズルとかしてないよね?」

 

 天子は1人ことごとく大洗チームの裏をかくサンダースの手並みに疑問を持ち呟いていた

 

「くらえぇぇぇぇぇ!!」

 

「っ!!」

 

 すると天子の頭上の木の上からいきなり黒影トルーパーを襲い掛かり天子は一瞬驚くもローズアタッカーから飛び降りその瞬間にロックシードに戻ったローズアタッカーをキャッチし黒影トルーパーの攻撃を避ける

 

「・・・まさかあたしの進行ルートが分かっていたとは」

 

「残念だけどお前さんたちの動きなんてバレバレってもんだぜ」

 

 天子がヘルメットを脱ぎ捨てると既に隠れていた2小隊のガーディアンライダーチームに包囲されアキラが驚く天子に答えながら現れる

 

「それはどういう事?」

 

「知りたきゃ俺たちを倒す事だな」

 

 天子に挑戦するように言うアキラは戦極ドライバーを取り出し腰に装着するとパパイアロックシードを取り出す

 

「変身!」

 

【パパイア!】 

 

 アキラはパパイアの形をしたロックシード「パパイアロックシード」を開錠し頭上のクラックからパパイアアームズが降りてくるとロックシードをドライバーにセットしハンガーにロックを掛ける

 

【lock on!】

 

武神鎧武と同じロック風の待機音声が鳴りアキラはカッティングブレードでロックシードを切る

 

【~♪ パパイアアームズ!】

 

 するとエレキギターの音声が流れアキラの頭にアームズが覆い被さり!

 

【ミスターガードナー!】

 

 電子音声とともにアームズが展開されアキラは仮面ライダーライトニングに変身した!

 

「へぇ~それがあんたたちの主力ライダー「仮面ライダーライトニング」ね・・・」

 

「お前も早く変身しろ、変身前の奴を攻撃するのは俺たちの主義に反するからな」

 

 天子がライトニングをまじまじと見ながら言うとアキラが天子に変身するように促す

 

「殊勝な心がけね、後悔しても知らないよ!」

 

 天子はそう言いながら戦極ドライバーを取り出し装着するとバナナロックシードを取り出す

 

「変身!」

 

【バッナーナ!】

 

 ロックシードを開錠し頭上のクラックからアームズが降りてくると変身ポーズを決めドライバーにロックシードをセットしハンガーにロックを掛ける

 

【lock on!】

 

待機音声が流れると天子はカッティングブレードでロックシードを切る

 

【カモ~ン! バッナーナアームズ! ナイト オブ スピアー!】

 

 電子音声とともに天子の頭にアームズが覆い被さると展開され仮面ライダーバロンに変身した!

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

 互いにすぐに攻めずに武器を構えたまま様子を窺う

 

 辺りを静寂が包み込み風の音さえも聞こえるその時1枚の葉がゆっくりと落ちてくる

 

「・・・・・!」

 

 葉が地面に落ちると

 

「野郎ども行くぜ!」

 

 アキラが号令を出しガーディアンライダーチームは一斉にバロンに詰め寄る

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

 バロンも駆け寄り激戦が繰り広げようとしていた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一真こちら天子!、敵に囲まれて身動きが取れなくなった!、これじゃあ奇襲は難しそうね!」

 

「っ!、分かったなるべく体力を温存して逃げてくれ!」

 

 天子からの意外な通信に一瞬驚くも一真はすぐさま新たな指示を出す

 

「性に合わないけど・・・了解!」

 

 そう言うと天子からの通信を切る

 

「みほちゃん、天子が敵の奇襲に遭った!」

 

「分かりました!ウサギさんアヒルさんとあんこうと間もなく合流するので合流したら南東に進んでください!」

 

「分かりました!」

 

 一真の知らせを聞いて戦車チームに指示を送るみほだが・・・

 

「南南西に2両回してください」

 

「隊長たちG1小隊は南南西に向かう戦車と合流してください、ここで一気に敵の総隊長ライダー鎧武を倒します!」

 

「OK!」

 

「ラジャー!、お前ら行くぞ!」

 

アリサとユウノの指示を出しガーディアンライダーチームの総隊長リョウがいる部隊も動き出す

 

(だが何故サンダースは天子の動きが分かったんだ?、戦車の動きはともかくバイクの走行音があったとしても森の中では人1人をしかも動き続ける者を特定するのは容易ではないはずだ・・・なのに何故?)

 

 一真は天子が待ち伏せを受けた事に疑問を拭えないでいると通信機にノイズが聞こえる

 

「さっきからノイズがひどいなぁ・・・昨日にとりさんに直してもらったのに・・・っ!」

 

 一真は1人呟くと何か気が付いたような表情をする

 

(確か戦車チームは動く前に必ず通信を入れている・・・それにこのノイズ・・・まさか!?)

 

 一真は通信機に入ったノイズをキッカケに先手を読むサンダースチームの「1つ目のトリック」に気付き空を見上げるが木々が邪魔で充分に見えない

 

(今は確認出来ないけどまず正解と見て間違いない!・・・待てよまさか天子の動きが読めたのは・・・)

 

 一真は空を見上げた後まじまじと自分が乗っているサクラハリケーンを見る

 

(くっ!甘く見ていた、まさかサンダースがここまで本気だったとは!!)

 

 一真はサンダースチームの「2つ目のトリック」に気付くが

 

「あっ居た!、せんぱーい!破神隊長!!」

 

「はい!、落ち着いて!」

 

 やっとの思いでウサギさんチームと合流しサンダースの包囲網から抜け出そうと南東へと進む

 

「・・・っ!」

 

 だがシャーマン2両とリョウが率いるG1部隊が回り込んでいた事を麻子が確認する

 

「回り込んで来た!」

 

「どうする!?」

 

「撃っちゃう?」

 

「このまま全力で進んでください!、敵戦車と混ざって!」

 

 典子や梓たちも確認し口々に言うとみほがなんとも大胆な指示を出し一真が肯定するように頷く

 

「マジですか!?」

 

「了解!、リベロ並みのフットワークで!」

 

 指示を聞いた桂里奈は戸惑いを隠せないが忍は即決する

 

(今は下手に退くより進むしかない!)

 

「ライダーチームの相手は俺に任せろ!」

 

「一真殿!」「一真さん!」

 

 一真はリョウたちG1チームを迎え討つ為1人先攻すると咄嗟に一真の名前を叫ぶ華と優花里

 

「「あっ・・・・・」」

 

 すると華と優花里は互いに見合ったかと思うと急に顔を赤くして視線を逸らす

 

 そんな2人の気持ちをよそに一真は突き進みリョウたちを見据える

 

「ハガミー・・・その顔が見たかったぜ」

 

 リョウは一真が調子を取り戻した事に気付きワイルドフラワーを走らせながら嬉しそうに言う

 

「隊長!、相手はたった1人さっさとケリをつけましょう!」

 

「い~やまだそれに早い、よく周りを見てみろ」

 

 隊員の1人が意気揚々と言うがリョウは何か気付いたように否定する

 

 その頃一真は戦極ドライバーを取り出し腰に装着するとオレンジロックシードを取り出す

 

「へんs!・・・」

 

「一真!、お前はまだ戦わなくて良い!、ここはあたしがどうにかする!」

 

 変身しようとする一真だがいきなり天子から通信が入り中断してしまう

 

「えっ・・・どこにも敵は見えないですけど?」

 

「・・・全員散開!」

 

 隊員は不審に思いながらも辺りを見るがどこにも一真以外の敵ライダーの姿が見えなかったがリョウが咄嗟に叫ぶ

 

「「「「「うわぁぁぁぁぁ!!」」」」」

 

 するとリョウたちの側面から大きな爆発音と土煙と共に断末魔を挙げながら吹っ飛んでくる黒影トルーパーたち

 

「とっりやぁぁぁぁぁ!!」

 

 その中からローズアタッカーを跳ね上げる仮面ライダーバロンが颯爽と現れる!

 

「天子!」

 

「ここはあたしに任せろ!」

 

 バロンはそう答えると反転しバロンを追いかけてきたと思われるワイルドフラワーに乗る2人の黒影トルーパーに突撃する

 

「はっ!、もらった!」

 

 黒影トルーパーは影松を振いバロンに突きや薙払いをするがバロンは容易に捌きお返しにバナスピアーでワイルドフラワーから叩き落とす

 

「天子様、それも言うなら「あたしたち」ではありませんか?」

 

「そうよね私たちの事を忘れてもらっては困るわよ!」

 

 一真は後ろから聴き慣れた声が聞こえ振り向くと

 

「紫色のエネルギー弾」がリョウたちの前に撃ち込まれと「メロンの皮を形どった盾」がブーメランのようにG1部隊に襲いかかる!

 

「うわっ!、なんだこれは!?」

 

「よっ避けろー!!」

 

 リョウ以外のG1部隊の隊員は困惑しながらもリョウの言う通りに分散し回避する

 

「勿論忘れるわけ無いでしょう、ねぇ一真?」

 

「あぁその通りだ!、衣玖さん!幽香!」

 

 バロンはさも当然のように一真に尋ね一真も自信満々に答える

 

 その直後仮面ライダー龍玄と仮面ライダー斬月が猛スピードで現れ一真の横に並び斬月の投げたメロンディフェンダーが手元に戻ってくる

 

「ほぉ・・・やはりあの包囲網を突破したか、流石はハガミーが率いるライダーチームだな」

 

 リョウは自分が率いているG1部隊が慌てふためている中一真たちフルーツライダーチームに関心を寄せる

 

「ライダーは戦車の後ろにつけ!、もう敵ライダーを攪乱する必要はない!」

 

 一真はバロンたちに指示を送ると一真たちは戦車の後方に控える

 

 その直後Ⅳ号戦車が迫って来た2両のシャーマンの間を履帯を掠めながらも抜ける

 

 その後アヒルさんとウサギさんチームも突破し

 

「3人とも行くぞ!」

 

「「「はぁぁぁぁぁ!!」」」

 

 フルーツライダーチームはシャーマンの優に2倍の高さを跳ぶ

 

「逃がしてたまるもんですか!」

 

 すると追いかけてきた1両のシャーマンが隊列を離れみほたちに迫ろうとする!

 

「天子!衣玖さん!幽香!」

 

「言われなくても!」

 

「分かって!」

 

「いるわよ!」

 

 一真の叫びにバロンたちは分かっていたかのように答えるとカッティングブレードを2回倒す

 

【カモ~ン! バッナーナオーレ!!】

 

【ハイ~! ブドウオーレ!!】

 

【ソイヤ! メロンオーレ!!】

 

 バロンのバナスピアーに巨大なバナナ状のエネルギーが溜まる龍玄のブドウ龍砲の銃口にもエネルギーが収束していきレバーを2回引くと巨大な球状のエネルギーになり斬月のメロンディフェンダーも緑色のエネルギーを纏っていき光輝く

 

「っ!!、ケイ!シャーマンを止めろ!!」 

 

「全車STOP!!」

 

 ただならぬ力を感じたリョウは大洗チームを追いかけようとするシャーマンを止めるようケイに叫びその直後ケイが指示を出す

 

「てやっ!」「はっ!」「食らいなさい!」

 

 その直後バロンが追いかけるシャーマンの目の前に目掛けてバナスピアーを薙払い龍玄もそれに合わせて撃ち斬月もメロンディフェンダーを投げつける

 

「「「「きゃあぁぁぁぁぁ!!」」」」

 

 追いかけていたシャーマンは急停車し目の前で大きな爆発が起きる

 

 その間一真たちは綺麗に着地し戦車チームと共に小高い丘を越えて見事撤退した

 

「ドンマイ!、深追いはNGよ!」

 

「俺たちも一旦クールダウンだ、各部隊の損失状況を報告をよろしく♪」

 

 これ以上の追撃は無駄と判断したケイとリョウはそう指示を送る

 

「チッ・・・」

 

「クソッ、まさかあの包囲網を突破するとはなんて奴らなんだ・・・」

 

 アリサは悔しそうに舌打ちをしている中アリサたちを護衛していたユウノがフルーツライダーチームに対して戦慄していた

 

「うわぁ・・・危なかった~」

 

 爆発に生じた土煙が晴れていくと大きなクレーターが出来ておりあと少しでも進んでいたら追いかけようとしたシャーマンはやられていただろう、しかし玉が3つ付いた紫色に水玉の帽子を被ったシャーマンの車長は呑気に言う

 

「「クラピー」、そっちは大丈夫?」 

 

「こっちは全然大丈夫だよ~」

 

「大丈夫じゃないですよ!、車長が呑気すぎるだけなんです!」

 

 ケイに陽気に答えるクラピー(恐らくあだ名)と呼ばれる車長だが乗員からツッコミを受ける

 

「リョウ!、各部隊の損失状況が分かったぜ!」

 

「早かったな、それでいくらやられた?」

 

 その頃変身解除していたアキラがリョウに報告に来ていた

 

「ざっと全体の約3割だな・・・」

 

「・・・相手も体力を温存して本気で戦っていなかったとはいえ、結構な数がやられたな」

 

 アキラの報告に真面目な表情で呟くリョウ

 

「あぁ・・・しかも相手は無傷だ、今回の相手はかなり強い」

 

「だが、強いほうが燃えるってもんだろう?」

 

 アキラが深刻そうに言うのに対しリョウは嬉しそうに笑いながら言いアキラも頷いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            『試合会場 観覧席エリア付近の小高い丘』

 

「なんとか大洗チームはサンダースの包囲網を突破しましたね」

 

「中々ヒヤヒヤさせてくれます」

 

 試合を観戦している聖グロリアーナのオレンジペコとアルビオンが言う隣ではダージリンとアークが嬉しそうに微笑する

 

「どうかしたんですか?」

 

「アーク隊長もそんなに面白い事でもありましたか?」

 

 するとオレンジペコとアルビオンはそんな2人の姿を見て尋ねる

 

「いえ・・・この試合を見に来た甲斐があったと思いまして」

 

「そういえば大洗の戦車チームの隊長はかなり大胆な方法を取っていましたね」

 

「それもそうですが・・・」

 

 ダージリンの言葉にアルビオンがみほの事を思い出して言うがダージリンの興味は他にあった

 

「まさか・・・破神さんですか?」

 

「さぁ・・・どうでしょうか?」

 

 恐る恐る尋ねるオレンジペコに対しダージリンははぐらかすように答え紅茶を飲むがオレンジペコは正解だと確信する

 

「「彼たち」と戦えるのは何時でしたか?」

 

「確か決勝戦になりそうですよ」

 

 ダージリンは紅茶を飲み終えるとアークに尋ねる

 

「「彼たち」ってもしかして大洗チームですか?」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・知れた事を」

 

 アルビオンも気付き2人に尋ねるもアークが呟くだけだった

 

(もう迷いを振り切ったようだな破神君、早く君が戦う姿を見たいものだ)

 

 アークは一真が依然抱いていた迷いを振り切った事に気付き一真自身が戦う事を待ち望んでいた

 

 

 

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