ガイム&パンツァー 戦車道・ライダー道極めます! 作:フルーツ大将軍
またしても勝手ながら前後編にしました
今話はこの作品で初めてのギスギス回になっています、あまりそんな話を見たくない方はブラウザバックしてもらえると幸いです
では、どうぞ!
これまでのガイム&パンツァーは
麻子の祖母が倒れ黒森峰チームの力を借りて病院に急いだ麻子と沙織
その後一真たちもお見舞いに行きひと安心するが一真は病院内で旧知の仲である医師八意永琳とその弟子鈴仙・優曇華院・イナバと出会い麻子の両親がヘルヘイム感染病であと1年の命と聞かされる
動揺を隠せない一真だが永琳から特効薬開発の話しを聞き一度みほたちの元に戻り辛い過去を背負う麻子の為に何が出来るか模索する
その後一真は偶然麻子の母親が書いたお料理ノートを見つけなんとその料理の実際に再現し麻子に振舞った!
色々な事が重なったせいか一真に思いの丈をぶつける麻子だが一真は受け止め特効薬開発の為に更に覚悟を固めて戦う決意をする
そしてどういう事かなんと麻子は一真に恋心を抱いてしまった!
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『学生寮 3階踊り場』
麻子の祖母久子のお見舞いに行った次の日、一真は支度を済ませみほを待つ為3階の踊り場にいた
(次の試合は・・・アンツィオかマジノだな、アンツィオはノリと勢いだけにどう動いてくるかこれまでの試合映像がアテにならない、マジノは練習試合と同じ戦法で来るかもしれないがマジシアンのあのアームズを今の俺たちの戦力でどう倒すかが鍵だな)
「一真君、おはよう!」
一真は次の試合の事を考えているとみほが到着する
「おはようみほちゃん!」
一真は笑顔で挨拶をすると2人で寮を出て学校に向かう
「あれからどうだった麻子さんは?」
「あぁ・・・流石に相当堪えていたけどきっといつもの麻子ちゃんの姿を見せてくれると思うよ」
みほは麻子の様子を聞くと一真は昨日の事を思い出しながら答える
「みぽり~ん・かずまく~ん、おはよ~・・・」
すると後ろからいかにも辛そうな沙織の声が聞こえ2人は振り向くと麻子を背負ってここまできたと思われる沙織がいた
「沙織さん!?」
「大丈夫か沙織ちゃん?」
2人は沙織に駆け寄り心配そうにする
「なん・・とか・・・ハグッ!」
なんとか耐える沙織だが遂に力尽きそうになる
「ここからは俺が麻子ちゃんを背負って行くから、みほちゃんは沙織ちゃんを頼む」
「うん、分かった」
「ごめんね~一真君」
一真の提案を聞いた沙織は麻子を降ろし一真が背負えるような体勢に入る
「麻子ちゃん、気が進まないと思うけど」
「・・・・・///」
麻子は若干顔を赤らめながらも一真の背中に掴まり一真は麻子を軽々と背負っていく
「あれ~?、麻子がちゃんと言う通りにするなんて・・・」
「えっどうしたの沙織さん?」
沙織の言葉にみほは尋ねる
「いつもの麻子なら朝なんて特に難癖つけてくるのにさっきはあんなにあっさり一真君に背負われて行くなんて・・・まさか!?、いや麻子限ってそれはないよね~」
「っ?、何か沙織さんは心当たりでもあるの?」
沙織はいつもと違う様子に1つの答えを導き出すがすぐに否定しみほが尋ねる
「いや~流石に麻子に限って一真君の事好きになるわけないな~と思って、これまで麻子は恋愛なんて全く興味なかったからね」
麻子の幼馴染である沙織の説明に一応納得を示すが沙織の予想は大きく裏切られていた事に気付かず3人は校門前まで到着する
「殿方に背負ってもらっての登校とは良いご身分ね」
「羨ましいのかそど子~?」
校門前で遅刻を取り締まっていたみどり子が嫌味っぽく麻子に言い一真が苦笑いする中麻子は抑揚がなくそう言う
「べっ!?別に羨ましくなんてないんだから!?」
「そうだよ麻子ちゃん、園さんが俺みたいなロクでもない男におぶられても嬉しい訳ないでしょう」
何故か必死に誤魔化すように答えるみどり子、どうやら図星だったが一真が納得したように言いみほたちが疑問に思う
(なんでいつも一真君って自分の事を悪く言うんだろう?)
「駄目ですよ、自分の事を過小評価しすぎるのは一真君の悪い癖です」
みほがそう思う中校舎から一真たちに向かって声が聞こえ一真たちは声がした方向を向く
そこには大洗の制服を来た白髪で山伏風の帽子を被った女子が一真たちに歩み寄り一真はその女子に見憶えがあった
(もっ「椛さん」!?、いやでも文さんやはたてさんがいるなら当然か)
「園風紀委員長、生徒会に注意してきましたがどうやら聞く気はないみたいです」
一真は顔には出さずに心の中で呟くと白髪の少女「犬走 糀(いぬばしり もみじ)」はみどり子に報告する
「そう、全く朝からあんな物を広げて何がしたいのかしら?」
「あんな物?・・・あぁあれか」
みどり子の愚痴に一真は疑問に持つが校舎を見ると納得しみほたちも同じように納得する
校舎の一部に「祝 戦車道&ライダー道全国大会第1回戦突破!!」とでかでかと書かれた横断幕が垂れ下がり戦車を模した大きなバルーンと鎧武を模した大きなバルーンが浮いていた
「うわぁ~これで私たちも注目の的かな~♪」
「どうかな?」
「1回戦ぐらいじゃならないと思うけど・・・」
ウキウキしながら言う沙織に難色を示すみほと否定する一真、だが麻子は浮いている鎧武のバルーン一点を見つめる
(一真はいつもあのライダーに変身しているんだ・・・)
これまで興味もなかったはずなのに途端に興味が湧き始め見つめ続ける麻子
「どうした麻子ちゃん?」
「いや・・・すまない降ろしてくれ」
いつもの違う様子に尋ねる一真に悟られないよう麻子は答え一真から降りる
「やっぱり俺じゃ力不足だったな」
「そんな事はない、ありがとう・・・一真///」
自嘲気味に言う一真に麻子は顔を少し赤くしながら答え校内に入っていく
「犬走さんと一真君って知り合いだったんだ」
「はい、昔からの大切な友人です」
その直後椛に一真の事を聞くと椛は昔の思い出を思い出すかのように言い嬉しそうに微笑した
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その後、時々麻子の何やらこれまでと違う視線を感じながらも一真は黙々と授業を受け昼休みとなった
「一真君、今日一緒に食べない?」
「良いよ、今日は天子たちと食べる予定はないから」
「西住さん・・・一真、私も一緒に良いか?」
みほの誘いを受ける一真に麻子が申し訳無そうに声を掛ける
「うん勿論♪、一真君も良いでしょ?」
「あぁ当然だな!、じゃあ折角だし沙織ちゃんや華さんや優花里ちゃんも呼んでみんなで食べるか!」
快諾する2人だが一真がみんなを誘うと言い出すと少し麻子は残念そうにしていた
(結局みんな来てしまう・・・いや!?そっちの方が良いに決まっているじゃないか!?、五十鈴さんや秋山さんだって一真の事が・・・私だけ抜け駆けするのは良くないよな)
そう自分に言い聞かせる麻子だがそんないつもと違う麻子の様子をみほが不思議そうに見る
『普通I科2年A組破神一真、至急生徒会室に来ること以上!』
すると生徒会の放送が入る、その放送からは少し怒りのようなものを一真は感じていた
「何かあったのかな?」
「分からないけど取り敢えず行ってくるよ」
「場所が決まったらすぐにメールする」
検討のつかない一真だが向かう事にすると麻子の言葉に笑みを浮かべながら頷き教室を出て行く
「・・・/////」
「麻子さん、もしかして・・・」
赤面する麻子にみほはある憶測が頭を過る
「っ!、いやなんでもないぞ西住さん、早く場所を探そう」
麻子は何かを誤魔化そうとそう答え教室を出て行きみほも慌てて教室を出て行った
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生徒会室に向かう道中、一真はある物を発見し足を止める
「文さんたちが作った新聞か・・・良く出来てるな」
一真文たち新聞部が作った新聞をまじまじと見ながら感慨深く感想を言う
その新聞の見出しは「1回戦に大勝利!!」と書かれており更には「我が校は圧倒的ではないか」と書かれ一真は苦笑いを浮かべる
「かなり苦戦したけどな・・・まぁ勝ちは勝ちだし問題はないか」
一真はそう言うと生徒会室に再び向かい始める
その頃・・・
「う~ん・・・しまったなぁ~、生徒会に提出する資料を出し忘れるなんて、王部長は休みだしはたてはいないし疲れちゃうなぁ~」
文は生徒会に渡す為の資料を提出する為に足早に役員室に向かい到着すると
「あれ?、一真もこっちに用事があったの?」
「生徒会に呼び出しを受けまして、って放送聞いていなかったんですか?」
扉の前で偶然呼び出しを受けた一真と出会う
「急いでいたから全く気付かなった♪」
「そうですか、でも急ぎすぎて転けないでくださいね」
おどけて答える文に一真はそう注意を促す
「大丈夫!、ここでゴールだからね」
文はそう言うと扉を開けて役員室に入る、一真も生徒会室が役員室の中にある為に中に入っていき奥の生徒会室の前まで歩く
「あっ、もしかして一真って何かやらかしたの~」
「いえ、何もやっていないはずですけど・・・」
文は資料を提出用のボックスに入れると一真にニヤニヤしながら尋ね何も心当たりのない一真だが自信なさげに答える
「それもそうだよね~、きっと第1回戦で奮戦した一真に何かお礼でも言いたいんだよ」
「それならみんなにするべきだと思いますが・・・取り敢えず行って来ます」
文は答えが分かっていたように答え笑うと一真は少し不満そうに答え生徒会室に入っていく
(きっとそうに決まっているよ一真・・・だってあなたがいなければあの試合で大洗が勝つ事は・・・)
文は優しい笑みを浮かべそう思いながら一真を見送り役員室を出ようとする
「ふざけた事を抜かすな!!」
すると突如生徒会室から怒号が聞こえ文は気になり生徒会室に耳を当てて中を盗み聞きを始める
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『生徒会室』
一真は2回ノックをし
「失礼します」
断りを入れ入り椅子に腰掛けている杏やその両脇に立つ桃と柚子の前に歩み寄る
「やぁ~破神君、急で悪かったけどどうしても聞きたい事があるんだよねぇ~」
「聞きたい事ですか?、一体何ですか?」
杏はいつもの軽い口調で話すも一真は検討つかずそう答える
「惚けるな、この事しかないだろう」
すると桃は怒りを堪えるような様子で言い一真にある2枚の写真を見せ一真は少し驚きを見せる
(あっ!、この事だったのか!、すっかり忘れていた・・・)
その写真は一真がサンダースの試合で使った鎧武の2つのジンバーアームズの写真であり新聞にも載っていたが自分の事だったので一真は気にも止めていなかった
「これはどういう事だ?、このアームズは幻とされていたジンバーアームズだな、何故ジンバーアームズを使える事を最高ランクのエナジーロックシードを2つも持っていた事を黙っていたんだ?」
「あーいやーその・・・河嶋さんってライダーの事も詳しいんですね!」
桃の追求から一真はなんとか話を逸らそうとする
「質問に答えろ、何故隠していた?」
「えーと・・・それは・・・、切り札として敵にバレる訳にはいなかったんですよ、敵を騙すにはまず味方からって言うじゃないですか」
尚も追求を続ける桃に杏が横目で見て柚子が心配そうに見る中、一真は「試合直前にサガラという男に渡され自分は渡された理由が気になって報告するのを忘れていた」と言っても信じてもらえないと思いそう答える
「ふざけた事を抜かすな!!」
堪忍袋の緒が切れたのか桃は一真に怒鳴る
「つまりお前は仲間を信用せずに騙していたって事だろうが!!」
「いえ!自分はそんな事はありません!、今回のサンダースのライダーチームも情報にはなかった切り札を用意していました!、そんな緊急事態があった時にすぐに対応出来るアームズが必要だと!!」
「黙れ黙れ!!、やっぱり貴様はあの社長の命令で・・・!!」
「河嶋、そこまでだ」
必死に弁解する一真だが聞かずに言い続ける桃を杏が真剣な表情で言い止める
「会長!?、何故!?こんな・・・」
「破神君の言う通りだ、確かに今回のサンダースは秘密兵器を隠し持っていた、恐らくジンバーがなかったら私たちは負けていたかもしれない、でも破神君、私も出来ればそういう情報は伝えて欲しい、西住ちゃんともジンバーがある前提で作戦も立てられるだろうし私たちもなるべく外に情報が漏れないようにするから」
杏に止められた事に納得のいかない桃だが杏は気にせずに一真に話す
「いえ・・・こちらこそすいません、これからはちゃんと事前に連絡します」
「よ~し!、これでこの話は終わりだよ~♪、何か破神君からは聞きたい事はない?」
一真は申し訳無そうに言うと杏は軽い口調に戻りそう尋ねる
「特に・・・ありません」
「そっか~まぁ良いけど、じゃあしっかりご飯を食べて次は戦車道とライダー道の練習だからしっかり頑張ってよ~」
一真の答えに杏はそう言い干し芋を齧る
「分かりました、では・・・失礼します」
一真は桃の睨みが気になりながらも生徒会室を後にする、その時には文は既に役員室から出て行った
「会長!、破神一真は信用なりません!、即刻ライダーチーム総隊長の除名処分を!」
「そんな事をする必要はない、寧ろ破神君は大洗チームになくてはならない存在だ」
「会長・・・どういう事ですか!?、あんな奴の肩を持つなんて!!」
「桃ちゃん、私から見てもただ桃ちゃんが1人で熱くなっているようにしか見えないよ、それに破神君の言った事は正論だし・・・」
一真が去った後桃が杏に迫り尋ねる中傍観していた柚子が諭すように言う
「柚子まで何を言っているんだ!?、あいつはずっと騙していたんだぞ!、使える力をこれまで隠して来た!きっと何か企んでいる!」
「河嶋、何故そんなに破神君を疑う?、我々だってみんなに隠しある意味みんなを騙しているような物だろう?」
血気迫る思いで言う桃に杏は瞑想しながら言う
「ですがそれとこれとは訳が・・・」
「どっちも同じさ・・・我々にも破神君にもみんなに誰にも打ち明けられない秘密ってものあるものさ、それが少し大きいか小さいかそれだけの差なんだよね」
言い淀む桃に畳み掛けるように言う杏
「それに破神君は私たちに必要な人ですものね!」
「あぁ・・・そうだね!」
柚子の言葉に杏がニッコリと笑顔で答え一件落着かと思われたが
「やはり私は破神を信用出来ません!」
だが桃の怒りは収まらず握り拳を作って生徒会室の扉を睨む、恐らく去った一真を睨んでいるに違いなかった
(破神一真!!、絶対にお前の化けの皮を剥いでやる!)
桃は憎々しげに心の中で言うのであった、この怒りがいずれ大洗チームの未来に関わる事になるとも知らず・・・
「一真~!!」
その後生徒会室を去った後、後ろから呼ばれ振り向くと天子たちフルーツライダーチームの4人が走ってきた
「どうしたの?、そんなに慌てて?」
「一真が生徒会に呼ばれて何かあったのかと思ったから急いで来たの」
怪訝そうにして尋ねる一真に幽香がそう答える
「あぁ・・・やっぱりそうか、実はジンバーアームズの事でね」
「まさか隠し持っていたと思われたのですか?」
一真の言葉に衣玖は予想を立て一真に尋ねる
「うん・・・まぁ俺もみんなに教える前に使ったからそう思われても仕方ないけどね」
「ふ~んそれだけだったのか?、俺を追い出しての事だから何かと思ったら案外下らない話だな」
夜罪はあまり期待していたものとは違う事に落胆しそう言うと一真は苦笑いを浮かべる
「それにしてもゲネシスコアとエナジーロックシードは総一から受け取ったの?」
「違う、サガラから渡されたんだ、どうやら父さんは渡す気はなかったみたいだけど」
天子の問いに一真はあっさりと答え天子たちは驚愕する
「サガラってあいつが!?」
「あぁ・・・」
「でも何故一真君を助けるような真似を?」
「どうやら奴なりにも理由があるみたいなんだ」
「理由だと?」
次々の天子たちの応酬に答えていき夜罪の言葉に一真が無言で頷く
「奴はこの全国大会には自分が探し求める答えがあるって言っていた、それに俺たちがこの世界に来た本当の理由も」
「・・・確かに未だに総一はこの世界に連れてきた理由を話さない、全国大会を勝ち進めばいずれ黒森峰とも戦うことになり話を聞くチャンスが出てくるだろうな、まぁこいつらは何故呼ばれたのかはっきりしているだろうけど」
一真の言葉に天子が答えケータイを取り出し一真に画面を見せ一真は不思議に思いながらも画面を見る
その画面には第1回戦のプラウダとボンブル・黒森峰と知波単との試合の映像が映し出され一真はある部分を見て驚愕する
「そんな!?なんでプラウダのあの人たちが!?、それに黒森峰の二刀流ライダーが使っている右手の刀はもしかして!?」
「恐らくな、きっとサンダースにロックシード探知システムとパパイアエナジーロックシードを送ったのもあいつだろうな」
天子は驚愕する一真に答えあまり面白くなさそうな顔をする
(そこまでして一真を・・・大洗チームを負けさせたいのか?、総一)
天子は眉間にシワを寄せてそう今はここにいない総一に問いた
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『新聞部 部室』
その頃、生徒会室での話しを盗み聞いた文はかなり苛立った様子で新聞部に部室に帰り扉を荒っぽく閉める
「ご苦労さ~ん、随分苛立っているみたいだけどなんかあった?」
すると部室に帰っていたはたてが労い文に焼きそばパンを差し出す
「・・・何でもない!!」
文は苛立ちを隠せないままそう答えパンをひったくるように取る
「ありゃ~これはやばいね~、相当頭にくる事でもあったのかな?、例えば・・・一真の事かな?」
ふざけたように言うはたてだがはたての予想に文は見透かされたように驚きはたてを見るとはたてはニヤリと笑う
「やっぱりそうか~あんたがそんなに怒るのは一真の事ぐらいだもんねぇ~、何があったか教えてくれない?」
「・・・実は」
少女説明中・・・
その後文は生徒会室で盗み聞いた話しをはたても静かに聞いた
「なるほどねぇ~、生徒会は一真が隠し持っていたことに何か企んでいると勘違いして疑っているのね」
「えぇ・・・まだ一真は戦車チームに秘密を話していないとはいえあんまりよ!」
はたては話を簡単に纏めると文はそう言って置かれていた机を叩く
「確かにサンダース試合はぶっちゃけ一真がいなかったら話にならなかっただろうし一真が人を騙して何か企むなんて・・・バカバカしくて笑いが込み上げてくるね」
「あいつらもどうやら秘密にしている事があるくせに、自分たちの事を棚に上げて一真を疑うなんて身の程を知りなさい!・・・ってやつかな」
笑いを堪えて言うはたてに文は生徒会への怒りを募らせパンを豪快に食べる
「それ言えてるね~・・・!」
はたては呑気にそう言うが飲もうとした缶ジュースを握りつぶしてしまう、その表情は鋭く誰かを睨みつける表情をしていた
その後一真たちはみほたちと合流して昼食を取り午後の練習に励んでいるとあっという間に夕方を迎えた
練習が終わった後みほにアドバイスを求める者が殺到する事態が起きたが一真の機転でみんなでフォローし合う事になり事なき得た、だがそれを面白くなさそうに見る桃と隣でそんな桃に小さく溜め息をつく柚子それに横目で見るもすぐに視線を戻す夜罪の姿があった
『生徒会室』
その後一真とみほの2人の隊長は生徒会の4人に今後の動きについて話し合う為生徒会室に集まった
「西住ちゃん・破神君、最近チームも良い感じ・・・に纏まってきたんじゃないの」
「・・・?、はい」
「そうですね、ライダーチームは結構好き勝手にやっている部分もありますけど」
杏の妙な間の取り方が気になるみほだが一真はその理由が分かり申し訳なさそうに答える
「いやいやそんな事はないよ?、これも全て西住ちゃんと破神君のおかげだよ、ありがとね♪」
「あっいえ、こちらこそ」
「これもみほちゃんやみんなの頑張りがあってこそです、自分は何の役にも立っていません・・・」
杏の感謝に恐縮するみほだが一真は自分を卑下するような事を言い夜罪はやれやれと言わんばかりの表情をし桃は怪しむような目つきで一真を見ていた
「・・・まぁそれはともかく、次は2人的には勝てると思う?」
「そうですね・・・アンツィオかマジノかどちらに当たるにしても、今の戦車だけでは厳しいと思います」
「いやそんな事はないよみほちゃん、確かに数の上では不利な状態は強いられていますがみんなの練度も着実に上がっています、それにみほちゃんの指揮能力を足せば充分戦えると思います」
今後で展開で意見が割れるみほと一真に杏は唸るがあまり悩んでいる様子ではなかった
「数が増えたら自分の活躍が減るからな」
(桃ちゃん!)
すると桃は一真に向かって嫌味っぽく言うと柚子が桃を小突き注意するが桃は鼻で笑い聞く耳を持たない
(なるほど・・・一真を勘違いしているのは河嶋だけか)
やれやれと溜め息をする杏と注意する柚子を見て状況を理解する夜罪だがみほは何が何だが分からなかった
「2人の意見が分かれちゃったかぁ~、五翠ちゃんはどう思う?」
「アンツィオにしろマジノにしろ相手は強敵だ、数も最大限用意してくるのも確実、ならこちらも増やせれるのなら増やすべきだ、ライダーの方は何人か知り合いをあたってみる」
杏は夜罪に意見を求めるとみほの意見に賛成し一真は驚きの表情を見るが夜罪は微動だにしない
「おぉ・・・頼もしいねぇ~ライダーは五翠ちゃんに任せるからよ、破神君もそれで良い?」
「・・・分かりました、戦車の捜索もできる限り手伝います」
一真は渋々承諾し夜罪は鼻で笑う
「じゃあ明日はみんなで戦車捜しでよろしくね~、今日は解散!」
杏の一言で会議は終わるが一真は思い詰めた表情をしていた
(本当に戦車を・・・ライダーを増やす必要があるのか?)
考え込む一真に夜罪が肩に手を置く
「戦うのは人の意思だ、戦車に乗るのもライダーとして戦うのもな、お前も俺もそうであるように」
「夜罪・・・それでも俺は、もう誰も!・・・」
夜罪の言葉に辛そうに言う一真はふとみほの視線に気付きみほを見るとみほは一真に何か言いたそうに見ていた
「あっちの事が先だな」
「あぁ・・・夜罪、考え直す気は・・・」
夜罪もみほに気付き微笑し一真から離れ一真もみほの元に向かおうとするが背中合わせで尋ねる
「ない、俺は奴らに少し聞くだけだ、無論確証はないが奴らなら即戦力になるからな」
夜罪は振り返らずにそう言い一真は辛そうにするが何も言わずにみほの元に向かった
(一真、奴らがライダーとして戦ってもお前の責任ではない、誰もが自由意思で戦っている、例えそれがお前の為でもあっても責めを感じる必要はない)
夜罪は心の中で一真を案じるように言い杏たちの元に向かい一真とみほは生徒会室を出て行く
「一真君、五翠さんとは良いの?」
「もう話は終わったよ、それで俺に何か用でもあった?」
廊下で話す2人、申し訳なさそうに言うみほに一真は安心させるよう答える
「うん・・・一真君、明日の放課後だけど時間空いてる?」
「特に予定はないよ、何か頼み事?」
みほの問いに一真は答え自分も尋ねる
「実は2人っきりで話がしたくて・・・この前みんなで行ったアイス屋さんで良い?」
「うん良いよ、明日の放課後にアイス屋さんだね」
「ありがとう一真君、じゃあまた明日・・・」
快諾する一真にみほは感謝すると俯き加減で足早に廊下を走っていく
「2人っきりで話しって事は何か込み入った話か?、みほちゃんも何か悩みでもあるのかな?」
一真はそんな憶測を言うが答えが分かるわけでもなく帰り支度をする為自分の教室に向かうのであった
次回ガイム&パンツァー!
戦車&ライダーチーム全員での2回目の大規模な戦車捜索が行われる
そんな中夜罪は1人ライダー変身者を探すが・・・
「夜罪はどこまで信じてるの?、あの生徒会を?」
そして順調に思われた戦車捜索もある非常事態に見舞われてしまう!
第35話「2回目の戦車捜索とライダーさん探しです!(後編)」
「遭難・・・したそうなん」
「もしかしてダジャレ?」
いかがでしたか?
麻子が一真に想いを寄せる話からの一気に一真を不審に思う生徒会(主に桃ちゃん)に転落するあまり気分の良い回ではあまりませんでしたが、一真がこれ以上の数を増やしたくない事も含めこれからのこの作品の流れが変わっていく回でもあります
次回は戦車搜索に夜罪が挨拶回りに行く回になりますが、生徒会が一真を疑っている事実を聞いた大洗に在籍している東方キャラは一体どんな反応をし夜罪の勧誘に応じるのか乞うご期待です!