ガイム&パンツァー  戦車道・ライダー道極めます!   作:フルーツ大将軍

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お待たせしました、第40話です!

今回は前回の予告通りうらやまけしからん描写がありますwww

では、どうぞ!


第40話「強化合宿本番 シービーチウォー!(前編)」

 これまでのガイム&パンツァーは

 

 ライダー道連盟主催の強化合宿に大洗チーム選ばれ前日に迫った日、龍刃に敗北し倒れた一真が復帰する

 

 沙織の提案によりビーチで泳ぐ事にした一同だが転校してきたみほや一真たちは水着を持っていなかった!

 

 そこで急遽水着を買いに大洗のアウトレットモールに向かった一同とあんこうチームに水着選びを頼まれた一真

 

 それぞれ思い思いの水着を選び学園艦に帰るが再び大洗町に現れたインベスたちにみほたちの制止も聞かず仮面ライダー鎧武に変身し戦おうとする一真だが連盟から派遣されたライダーシグルドとルーンが突如割り込みインベスたちを倒してしまった

 

 ただならぬ覚悟を秘めたシグルドの変身者の蓮子とルーンの変身者のメリーは一真たちの無事を祈る中、遂に強化合宿が始まろうとしていた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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                     『戦極島 空港前』

 

「ここが戦極島か・・・」 

 

「南の島みたいだね」

 

「ここで歴史に名を残す激戦が繰り広げたと思うと・・・感無量です!」

 

 強化合宿の舞台である戦極島に到着した一真たち大洗チームは興味に満ち満ちた様子で辺りを見る

 

「感動するもの結構だが、さっさと移動するぞ」

 

「でもここからどうやって移動するの?」

 

「あぁこの島での移動はあれだからね~」

 

 急かす桃に送迎するようなバスがない事に天子が尋ねると目の前の駐車場を指差して答える

 

 そこには・・・

 

「・・・本当であれで移動するんだ」

 

「いくら一般客がいないからって別にここまでしなくても・・・」

 

 6台の戦車と2台のジープが用意されており用意されていた戦車はみほたちがいつも乗っている戦車と同じ物が用意され6台目の戦車は先日艦内で見つかったポルシェティーガーだった

 

「私たちまで呼んでもらって良かったの?」

 

「全然上限には足りなかったので問題ないです、それに自動車部の皆さんにはお世話になっていますから」

 

 すると大洗チームに同行していた自動車部とにとりが不安そうに尋ねると一真が笑顔で答えその隣でみほたちや杏も頷く

 

「よ~し、じゃあホテルに荷物を置いてからビーチに集合~!」

 

「「「「「「「「「「は~い!!」」」」」」」」」」

 

 杏の指示にみほたちは一斉に返事をし各々はいつも乗っている戦車に乗り込みライダーチームはジープに乗り込む

 

 一真もみんなの楽しそうな姿に微笑ましそうに見て乗り込もうとするが

 

(この間にも蓮子さんとメリーさんが戦っているのかもしれないのか?、友達を戦わせておいて俺は呑気に楽しんでも良いのか?)

 

 先日の蓮子とメリーとの気がかりな一真は思い詰めた表情をしながら考える

 

「・・・西住、一真を同乗させてもらっても良い?」

 

「それは構いませんよ」

 

 するとそんな一真を見た天子はみほに頼む

 

「別に乗れるのにどうして一真だけを?」

 

「いいから・・・一真、お前はⅣ号に同乗させてもらえよ」

 

「えっ?、あぁ・・・分かった」

 

 疑問に思う幽香だが天子は一真に促し一真は気のない返事をしてみほたちが乗るⅣ号に乗り込む

 

 そして一同がそれぞれの戦車と車輌に乗り込むとホテルに向かって進み始めた

 

「なんで一真は西住さんたちに?」

 

「今のあいつにあたしたちがどれだけ言っても意味がないからね、それなら西住たちに預けた方が良いと思って・・・」

 

「確かに・・・そうですね」

 

 再び尋ねる幽香に天子は答えると運転している衣玖が何か思い当たるように辛そうな表情し幽香も同じ表情になる

 

「まさかこんな所でも戦車を使うとは・・・」

 

「うん・・・そうだね」

 

「みぽりんは来た事ないの?」

 

「去年は当たらなかったから」

 

 その頃、麻子の呟きにみほが答えるが黒森峰でも戦車道をやっていたみほが戦極島に来た事がないような言い方に沙織が尋ねみほは笑みを浮かべて答える

 

「一真さん、窮屈でした?」

 

「そんな事はないよ」

 

 すると冴えない表情をする一真に華が尋ねるが一真は愛想笑いを浮かべて答える

 

(一真君・・・昨日の事を・・・)

 

 だがみほは一真の気持ちを察し悲しげな表情で一真を見ていた 

 

その後一真たちは宿泊するホテルに到着し豪華な造りに驚きながらも割り当てられていた部屋に荷物を置いていく

 

 一真も割り当てられた部屋に荷物を置くが・・・

 

「・・・一応、これは持っていくか」

 

 戦極ドライバーとロックシードも置いていくか迷う一真は有事の際も考えて結局持って行く事にした

 

 恐らく変身しようとすればみほや天子たちに止められると分かりながらも

 

「・・・遅い」

 

「何かあったの?」

 

 沙織の問いに一真は首を横に振りホテル前に停めてあるⅣ号戦車に乗り込もうとする

 

「戦極ドライバーは部屋に置いていったよね?」

 

「・・・早く行こう、みんなを待たせたら悪いし」

 

 みほが真剣な表情で尋ねるが一真は答えようとせずにみほたちを急かす

 

「一真殿・・・」

 

「そうだな・・・すぐに発進するぞ」

 

 心配そうに呟く優花里だが麻子は一真に同意しⅣ号戦車に乗り込み、みほたちも何か言いたそうにするがⅣ号に乗り込みビーチに向けて発進する

 

 それから数分後、ビーチに到着しみほたちが戦車から降りる

 

 一真も戦車から降りようとすると

 

「っ!?」

 

「みほちゃん!?」

 

 みほがちょっとした段差に躓き戦車から落ちそうになると咄嗟に一真が支える!

 

 するとその反動で懐に収めていた戦極ドライバーが落ちてしまった

 

「大丈夫?」

 

「うん・・・やっぱり持ってきてたんだ」

 

「あっ!?」

 

 みほは戦車の上に落ちた戦極ドライバーを見ると一真は「しまった!」と言わんばかりの表情をし沙織が戦極ドライバーを拾う

 

「やっぱり・・・戦うつもりだったんだ、天子さんたちには「常駐のライダー小隊がいるからドライバーは置いていくように」って言ったのに・・・」

 

「・・・俺は大洗ライダーチームの総隊長だからね、みんなに何かあった時には・・・」

 

「比那名居さんたちを戦わせたくないのは私も分かるよ」

 

 一真の答えにみほが遮るように言い始める

 

「でもそれは比那名居さんたちも一緒だと思う、だから一真君もその意志を汲み取ってほしいの・・・それに私たちだって・・・」

 

 みほは悲痛な思いで言い沙織たちも願うように一真を見る

 

「・・・・・分かった、戦極ドライバーとロックシードはここに置いていく」

 

 やっと思いが通じたのか、一真はロックシードを車内に置き沙織も満面の笑みでドライバーを車内に置く

 

「それじゃあみんなで南の島のビーチを~・・・楽しもう~!」

 

「「「「「オー!!」」」」」

 

 沙織の号令に一真たちは楽しそうに答えビーチ近くにあった更衣室に向かった

 

 一真たちが去った直後、木に隠れていた女性がⅣ号戦車・・・強いては車内にある戦極ドライバーにニヤリと笑みを浮かべたのに気付かず・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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                 『戦極島 ビーチ中央エリア』

 

「うわぁ~綺麗だな~、やっぱりいつも見る海とは違うな~」

 

 一足先に紺色の水着に鎧武の紋章が入った上着に着替えた一真は目の前に広がる透き通るような青をした綺麗な海に一真は感動すら憶える

 

「「「「「「「お待たせ~(しました)」」」」」」」

 

 すると天子たちライダーチームメンバーとにとりの声が聞こえ一真は振り返ると思わず息を呑む

 

 緑の水玉模様をした水着姿の天子

 

 自分がいつも被る帽子に付いている衣に似たパレオ型の水着の衣玖

 

 チェック柄の水着に頭に小さいヒマワリの髪留めを付けた幽香

 

 赤い水着に黒い蔦のような模様が入った水着の夜罪

 

 早苗と鈴仙はアウトレットモールで一真が選んだ水着だが

 

 最後に残るにとりは・・・

 

 なんとスク水(正式名称スクール水着)だった!

 

「す・・・凄く似合っているよ」

 

「本当に~?」

 

「もっ勿論だよ!?」

 

 一真は顔を赤くして答えると幽香は攻めの姿勢で尋ね一真に近付くと一真は更に顔を真っ赤にしてどもりながら答える

 

「相変わらず一真さんはこういう事に耐性がありませんね」

 

「そういう所が可愛らしいけど、昨日は沙織たちの水着姿を見ても平気そうだったよ?」

 

 早苗がニッコリと笑いながら言うが鈴仙は昨日の一真を思い出して尋ねる

 

「それは水着を選ばなきゃいけないって割り切っていたのと一真さんはああやって誘惑されるのに一番耐性がないの」

 

「水着ぐらいなら私があっちにいた頃に沢山見せているからね!」

 

「そういえばそうだったな」

 

 にとりの言葉に頷いて答える夜罪のある部分を見た天子はショックを受けて体育座りをする

 

「天子様、どうしたのですか?」

 

「・・・グスッ、夜罪だけは信じていたのに・・・」

 

 衣玖の問いにもいじけた様に答える天子

 

「一体何を?」

 

「・・・お前だけはあたしと一緒だと思ったのに・・・」

 

 天子の言葉の意味が理解できない夜罪が尋ねると天子は夜罪のある一点を見て答え再びいじける

 

「・・・これは勝手に膨らんだだけで、別に他意は・・・」

 

 夜罪は天子が見ていた部分に目を落とし珍しく答えにくそうにする

 

「何の話をしているんだ?」

 

「実は天子様は・・・これに少々コンプレックスがあるんです」

 

 一真の問いに衣玖が苦笑いで答え両手で何かを軽く持ち上げる動作をする

 

「これ?・・・!?、これってまさか!?」

 

「はい・・・これです・・・」

 

 一真も同じ動作をすると気付き驚き幽香たちは意外そうな表情をする

 

「へぇ~結構気にしているんだ」

 

「そういえば戦車チームも大きい人が結構いましたね」

 

 思い思いに話す幽香たちだがにとりは一真に駆け寄り

 

「盟友!、ここは出番だよ!」

 

「えっ・・・うん、力になれるか分からないけど」

 

 にとりが天子に助け舟を出し一真は自信なさげに答え天子に歩み寄る

 

(貸し1つだよ天子♪)

 

「天子、そんなに気にする必要ないよ、女性はこれで決まるわけじゃないから」

 

「・・・でもいつも男は一番先にこれに目に行くじゃない」

 

「それは・・・否定しないけど、男性はみんなこれで判断しているわけじゃないよ」

 

「・・・お前はそうなのか?」

 

「当たり前だろう、少なくとも俺は友達をこれで区別しない・・・それにその水着、天子に凄く似合っているよ/////」

 

 一真は恥ずかしながら言い天子は驚いた表情をするが

 

「まっ!?、まぁお前がそこまで言うならな/////」

 

 天子は顔を真っ赤にして答えどうやら立ち直ったようだ

 

(冗談じゃなくて本音で言うんだから効果てきめんってやつね)

 

(これで戦車チームもあと何人こいつに落ちることやら・・・)

 

 幽香と夜罪がヒソヒソと話しているとみほたち戦車チームも水着に着替えて一真たちに歩み寄る 

 

「お待たせ~」

 

「待たせたなバロン!」

 

「全然待ってないよ」

 

「いや5分ぐらい経ったと思うけど・・・」

 

「それでは強化合宿1日目を始めま~す!、くれぐれも怪我や流されないように気を付けてくださ~い!」

 

「あと他校のチームとのケンカも禁止だよ~それじゃあ・・・ゆっくりしていってね!」

 

 生徒会からの注意を聞くと杏の最後の言葉に違和感を憶える天子たちだが一同は気にせず遊び始めた!

 

 

 

 

 

 

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「行くぞおりょう!」

 

「甘いぞカエサル!」

 

「2人とももらったぜよ・・・」

 

「漁夫の利を得たりー!」

 

 カバさんチームのメンバーは持参した水鉄砲で撃ち合い天子は眺めていた

 

「バロン!、お前も掛かってこい!」

 

「いや・・・だってなんであたしだけ・・・」

 

 エルヴィンも挑発するが天子は自分の得物を見て溜め息をつき

 

「バナスピアー(のような浮き袋)なんだー!!」

 

 天子はそう叫びながらバナスピアー(のような浮き袋)を振り回しながら突貫した!

 

 

 

 

 

「いつでもどこでも心にバレーボール!」

 

「「「そーれ!」」」

 

「ビーチバーレですけどね・・・」

 

 アヒルさんチームはビーチバレーを楽しんでいたが

 

 その球威だけを見るとかなり殺人的なスピードを叩きだしているように見える

 

 

 

 

 

「幽香さん、右です!、みぎー!」

 

「あともう少し進んでくださーい!」

 

「あっ、でも幽香さんがスイカ割ちゃったら食べれなくない?」

 

「そういえば!?」

 

「幽香さ~ん、なるべく真っ二つにしてくださーい♪」

 

 ウサギさんチームは幽香がどこにでもある木の棒を持ち目隠しをされて梓たちの誘導でビニールシートの上に置かれたスイカを割ろうとしていた(俗に言うスイカ割り)

 

「ふっ、任せなさい!」

 

 幽香は優季の無茶ぶりに威勢良く答えスイカの目の前で止まり

 

「はっ!」

 

 すると幽香はスイカをすくい上げ空中に舞うスイカが降りてくると

 

 なんと目にも止まらない速さでスイカを割るのでなく最早斬っていた!

 

「「「「「「おぉ~!!」」」」」」

 

 驚く梓たちだがスイカは一列にまるで刃物で斬ったように並んでいた

 

「まぁまぁかしら?」

 

 目隠しを取って確認する幽香は少々に不満気に答える

 

「あの・・・もしよければ鈴仙さんも一緒にスイカを食べませんか?」

 

「ありがとう、じゃあ遠慮なくいただくね」  

 

 梓が近くにいた鈴仙を誘いスイカはウサギさんチームと幽香と鈴仙で仲良くいただきました

 

 

 

 

 

「ここは頼んだぞ」

 

「いってらっしゃい~」

 

 カメさんチームはビーチパラソルを立てその下にレジャーシートを引いて寝転がっていると夜罪は釣竿とクーラボックスを持って出掛ける

 

「ここって釣りが出来る場所なんてありましたか?」

 

「確か少し歩いた釣り専用のエリアが設けられていたはずだよ~、釣り好きな人も多いからね~」

 

「五翠は釣りが好きだったんですか?」

 

「さぁ~ね?、多分あまり集団の中にいるのが好きじゃないだけだと思うけど」

 

 桃の問いに杏はそう答え干し芋を食べトロピカルジュースを飲んでいた

 

 

 

 

「おい~ホシノ~?、直りそう?」

 

「う~ん・・・これは駄目かな?」

 

「ここさえどうにかなればね・・・」

 

 自動車部はなんと海の家に放置されていたエンジンが壊れたゴムボードを必死に直していた

 

「う~ん直せば自由に改造させてもらえるのに・・・」

 

「飲み物買ってきたよ~、どうやら息詰まっているかな?」

 

 するとにとりと早苗がジュースの入ったペットボトルを持って帰ってくる

 

「ここがどうしても合わないんだよね」

 

「あぁここは・・・」

 

「このパーツでどうですか?」

 

 にとりが答える前に早苗は答えツチヤは早苗に言われたパーツを取り付けると

 

「バッチリだね!、エンジン回してみて!」

 

「はいよ!」

 

 エンジンが動き出しプロペラが回り始めたのを確認してエンジンを止める

 

「助かったよ東風谷さん!、この手が得意な人だったんだ」

 

「なんせ早苗はあたしの次ぐらいの「幻想郷のメカニック」だからね」

 

 ホシノは意外そうに言うとにとりのある単語に早苗は青ざめてしまう

 

「何言っているのにとり!?」

 

「良いよ東風谷さん、私たちはもうにとりや東風谷さんの正体も一真君の事も知っているから」

 

 スズキの衝撃な発言に早苗は驚愕しながらにとりを見るとにとりは得意気に笑いVサインをする

 

「最初は驚いたけどにとりのメカニックとして腕もそうだし何より・・・にとりは私たちの友達だしいつも破神君は整備を手伝ってくれるしおいしい差し入れもくれて助けてもらっているからね」

 

(一真さん・・・いくらなんでも無理しすぎです)

 

 ナカジマの言葉に早苗はみほたちといる一真を辛そうな表情で見る

 

「破神君が倒れたって聞いた時は駆け付けたかったけど・・・私たちが行っても破神君を追い詰めるだけだから・・・」

 

「そんな事はないです・・・」

 

「そうだよ、これからは私も戦車の整備を手伝うから盟友にはもう手伝わさないようにしよう」

 

 自分を責めるように言うナカジマを慰める早苗とにとりはある提案を持ちかける

 

「っ!?、ロックビークルの整備とパワーアップそれにドライバーの改良も頼まれているのに!・・・」

 

「そんな些細な事・・・盟友が受けてきた屈辱や痛みに比べればどうって事ないよ♪」

 

 驚愕するスズキににとりは当然のように答える

 

「なら私ももっと強くなります!」

 

「私たちも学園艦に帰ったら今まで以上に頑張るよー!」

 

 それぞれの決意を語りその後は直したゴムボードで海を爆走していた

 

 

 

 

 

 

 その頃、あんこうチームと一真は・・・

 

「カズ君はここで待ってて!」

 

「あぁ・・・」

 

 一真を残してみほたちは少し離れた場所で話し合い

 

「いくよ~・・・じゃんけんぽん!」

 

 どうやらジャンケンをしているようであり何度かした後、華が一真に歩み寄ってくる

 

「あ・・あの・・・一真さん・・・お願いが/////」

 

「俺に出来る事ならなんでも言って、って何か顔が赤いよ?」

 

 恥ずかしがりながら言う華に一真は怪訝そうに見ながら尋ねる

 

「日焼け止めを・・・塗ってくれませんか?/////」

 

「日焼け止め?・・・そうか背中までは塗れないからね」

 

 一真は何も気にせず答えると華ビーチパラソルの下に敷いていたレジャーシートにうつ伏せになって上半身の水着の紐を解く

 

「・・・じゃあ今から塗るけど何かあったら言ってね」

 

「はい・・・お願いします/////」

 

妙に扇情的に見える一真だが受け取った日焼け止めのオイルを塗ろうとし華も顔を真っ赤にして答える

 

 一真は両手を使って丁寧に華の背中にオイルを塗っていくが

 

「どっどうしたの?」

 

「いえ・・・なんでもありま・・・はぅ!?」

 

 なんとも艶のある声が聞こえ一真が尋ね華は平静を装い答えるが不意に声が漏れてしまう

 

「もう止めた方が良いね、一応背中は塗れたし」

 

「は・・・はい、ありがとうございます/////」

 

 オイルを塗り終わり華も水着の紐の結び直しまるでゆでダコのように顔が真っ赤になりながらも答える

 

(そういえばなんで俺に頼んだんだろう?、変に緊張していたみたいだし)

 

「一真殿!、その・・・申し訳ないのですが・・・」

 

「優花里ちゃんも?、遠慮なく言ってよ」

 

 華の様子をワケが分からなさそうにすると入れ替わりのように優花里がやってくるとどうやら優花里も一真に頼み事があるようだった

 

「その・・・私と一緒に砂で戦車を作ってくれませんか!?」

 

「砂のお城じゃくなくて戦車なのは優花里ちゃんらしいな、よしっ!、7TPの双砲塔型を作ろう!」

 

 優花里の頼みを快諾した一真は優花里と共に砂の戦車を作り始める

 

「あっ、ごめん」

 

「い・・・いえ!?」

 

 その途中一真と優花里の手が触れ合い優花里が明らかに動揺しながらも作り続けて数分後・・・

 

「おぉ~!!、砂でもこんなにリアルに出来るんですねー!!」

 

「まぁ俺と優花里ちゃんで作ったんだから当然だな」

 

 なんと1/2スケールの7TP双砲塔戦車が出来上がり優花里が感嘆の声を挙げ一真も満足げに笑う

 

「一真君・優花里さん!、記念に写真でも撮ったら?」

 

「おっ良いね♪、じゃあ頼むね!」

 

 するとみほの提案で一真と優花里は砂の戦車をバックに写真を撮る事になる

 

「優花里ちゃん、もっと近付かないと入らないよ?」

 

「か・・・一真殿/////」

 

 一真は間を開ける優花里を引き寄せて殆どゼロ距離なると優花里は顔を真っ赤にする

 

「2人とも・・・はいチーズ!」

 

 みほの掛け声で一真はカメラに向かってサムズアップをし優花里も笑顔でサムズアップをしみほはシャッターを切る

 

「上手く撮れた?」

 

「うん!、ちゃんと撮れているよ」

 

「一真、少し良いか?」

 

 一真はみほに確認を取ると今度は麻子は一真に歩み寄ってくる

 

「どうしたの?」

 

「その・・・すまないが・・・あまり泳ぎが得意じゃなくて・・・教えてもらっても良いか?」

 

「俺でよければ、そうだな・・・まずは浅瀬で水に慣れる事から始めようか」

 

 麻子の泳ぎの練習に付き合う事にした一真は浅瀬で麻子を手を引いてバタ足の練習から始める

 

「うん良い感じ♪、じゃあ次は・・・」

 

 一真と練習を始めてから10分後、麻子はかなり上達し一通りの泳ぎ方をマスターしそれなりに速く泳げるようになっていた

 

「お疲れ様♪、もう俺から教える事はないな」

 

「すまない・・・いつもお前には助けてもらってばかりで・・・」

 

 一真は海の家で貰ってきたジュースを麻子に手渡し麻子は申し訳なさそうに答える

 

「困った時はお互い様でしょう?、それに友達なのに気にしないでよ~」

 

 軽い感じで言う一真に麻子は急に一真の手を握る

 

「えっ!?、どうしたのま!・・・」

 

「一真は絶対にいなくならないで・・・」

 

 動揺する一真だが麻子の悲痛な願いに麻子の家庭の事情を知っている一真はそっと握り返す

 

「大丈夫だよ、みんなが・・・麻子ちゃんが願ってくれる限り俺は何処にもいなくなったりしないよ」

 

「一真・・・/////」

 

 一真は微笑みながら答え麻子は一真に見蕩れてしまいどんどん一真との距離を詰める

 

「・・・コホンッ!、カズ君少し良い?」

 

「っ!!、一真すまない!、少し用事を思い出した!」

 

 すると沙織があからさまに咳こみ麻子が慌てて一真から離れて走り去っていく

 

「急にどうしたんだろう?、まぁいいか!、それで沙織ちゃんどうしたの?」

 

 走り去る麻子を不思議そうに見るがすぐに沙織に振り向いて尋ねる

 

「カズ君、その~・・・えっ~と・・・マッサージでもどうかなって・・・」

 

「良いの?、最近肩凝りが気になっていた所なんだよね~、お願いしようかな」

 

 沙織の提案に一真は快諾し華が寝転がっていたレジャーシートの上に上着を脱ぎ捨て寝転がり沙織がマッサージを始める

 

「どうカズ君?、気持ちいい?」

 

「うん、なんだか身体が軽くなる感じがする~」

 

 沙織の問いに一真は気持ちよさそうに緩みきった表情で答える

 

「そっそう!?、それなら良かったよ・・・(合宿前に勉強した甲斐があった!)」

 

 どうやら一真の為に勉強を積んでいたようでありその努力が報われた事を喜ぶ沙織

 

「ふぅ~ありがとう沙織ちゃん!、また明日から頑張れるよ!」

 

「・・・1人で頑張らないでね」

 

 十数分後、沙織のマッサージが終わり再び上着を羽織い元気良く言うと沙織が影を落として答える

 

「あぁ・・・みんなと一緒にね」

 

 一真は沙織が影を落とす理由が分かり沙織の頭にポンッと手を乗せて答え顔を上げる沙織に笑顔を見せ沙織も笑顔を見せる

 

(次はみほちゃんかな?)

 

 一真は辺りを見渡してみほを探すが何処にも見当たらず少しビーチを散策する

 

(よしっ盟友が一人になった今しか!・・・)

 

 すると一真が単独になった事に好機と思ったにとりは一真に歩み寄ろうとするとケータイに一件のメールが入る

 

「一体誰から・・・!?」

 

 出鼻を挫かられて不機嫌になるにとりだがメールの内容を確認すると驚く素振りを見せ真剣な表情で駐車場に走って行った

 

(こうやって一人でいるのは久しぶりだな・・・)

 

 その頃一真は一人で気ままに散策している事を懐かしむとビーチに落ちていた薄ピンクの貝殻が目に止まり拾う

 

 すると拾い上げたその先に海を眺めるみほを見つける

 

「どうしたのみほちゃん?、こんな所で?」

 

「うん・・・ちょっと一人になりたくて・・・」

 

「そうか・・・なら俺は邪魔だね」

 

 みほの言葉に一真は踵を返して引き返そうとする

 

「っ!!、待って一真君・・・今はもうそんな気分じゃないから・・・」

 

 だがみほが一真の上着を掴み引き止める

 

「そう?、そういえばさっき綺麗な貝殻を見つけたけど・・・いる?」

 

「えっ・・・ありがとう///」

 

一真はお詫びついでにと思ってさっき拾った貝殻をみほに渡しみほは顔を赤くして礼を言う

 

「身体の方はもう大丈夫?」

 

「あぁ・・・もう変身しても大丈夫な状態までは回復したよ」

 

「・・・私、最近恐いんだ・・・一真君がライダーに変身する事が・・・また倒れてしまうかもって思うと」

 

「俺は弱いからね、みんなに心配をかける程に・・・!」

 

 みほは俯いて言うと一真は軽い感じで言うも自分の弱さに憤り握り拳を作るがみほは首を横に振って否定する

 

「一真君は強いよ私が見てきたライダーの中ではダントツに、でもなんだか急に一真君の戦う姿を見るのが嫌になった・・・」

 

「・・・ありがとうみほちゃん、心配してくれて・・・」

 

 まるで胸を締め付けられるような思いで言うみほに一真は微笑みながら礼を言う

 

「本当はもう一真君にはライダーになってほしくない・・・でも私たちのチームには一真君が必要だし・・・どうしたらいいのか・・・」

 

「それなら良い方法がありますわよ」

 

「奇遇ね!、私もグッドなアイディア思い付いた所よ!」

 

 みほの言葉に答えるように一真とみほの背後から声が聞こえ2人は振り向くと

 

「ごきげんよう、みほさん・破神君」

 

「久しぶり!、みほ&ハガミー!」

 

 水着姿のダージリンとアークに同じく水着姿のケイとリョウがいた

 

「ダージリンさんにケイさん!?」

 

「アークさんにリョウさんまで!?」

 

「久しぶりですね破神君」

 

「元気にしてたかハガミー!」

 

 驚愕する2人にアークとリョウは挨拶を済ませる

 

「西住ちゃん~破神君~、これからみんなでちょっとしたゲームでもやら・・・あれ?、お邪魔だった?」

 

 すると一真たちを呼びに来たと思われる生徒会メンバーや各チームの隊長がやって来るがダージリンたちの姿を確認すると言葉を詰まらせる

 

「それでダージリンさん・ケイさん、良い方法って何ですか?」

 

「「それは・・・」」

 

 後から来て話が見えない杏は首を傾げるが・・・

 

「破神君、私たちの元にいらっしゃらない?」

 

「NO!、ハガミーは私たちの所に来るのよ!」

 

「まぁまぁ・・・この合宿に聖グロリアーナやマジノにサンダースチームの皆さんとは一緒に何かゲームでもしようと・・・」

 

 一真も「一緒に遊ぼう」と言っているのだと思うが

 

「いえ、私たちは正式にお誘いに来たのですわ、ローズライダーチームに加わってもらう為に」

 

「私たちもよ!、ガーディアンライダーチームに加わってもらう為にヘッドハンティングしに来たんだから!」

 

「「「「「っ!!」」」」」

 

 ダージリンたちの衝撃の発言に一真たちは驚愕しダージリンはアークから何かの書類を受け取り杏に歩み寄る

 

「確かあなたが大洗の生徒会長ね、勿論タダで破神君をとは言いませんわ、私たちはこれだけいやこれ以上の報酬を出せますわ」

 

「おっとこれは凄いね・・・」

 

「私たちもちゃんと考えてきたわよ!、取り敢えずこんな物だけどこれ以上の条件でも問題ナッシングよ!」

 

「破神君一人だけにここまでの条件なんて・・・」

 

 ダージリンとケイは一真を加わった場合の報酬を書いた書類を生徒会のメンバーに渡し驚く柚子に杏はいつもの軽い感じで答えるも真剣な表情で書類に目を通す

 

 自軍チームが所有する戦車数台の譲渡・一真が抜けた穴を埋める為の戦極・ゲネシスの最新バージョンのライダーシステム10組分・それに伴う物資と資金が半年分という破格の条件が提示されていた

 

(これぐらいで驚くとは・・・やはり大洗の皆さんは破神君の価値を少しも理解してない様だな)

 

(ハガミーに加わってもらうんだからはっきり言ってこれでも足りないぐらいだけどな)

 

 だがアークやリョウはこれでも少なく感じておりダージリンは驚く大洗チームに微笑しケイは首を傾げる

 

「会長、どちらに破神を引き渡しますか?」

 

「桃ちゃん、破神君を他のチームに渡すつもりなの!?」

 

(まずいなぁ・・・この流れだと)

 

 桃の言葉に有り得ないと言わんばかりに尋ねる柚子にマズそうな表情をする杏

 

「破神だけにここまでの条件だ断る理由がどこにある?、それにこんな奴がいなくても我々だけでも充分に・・・イタッ!」

 

 当然のように答える桃は言葉の途中に首筋に針でも刺さったような痛みを感じ首筋を抑える

 

「あれ?、なんだか・・・急に・・・ZZZ」

 

 すると桃は急に眠気に襲われてまるで某眠り探偵のようにその場で寝てしまう

 

(五翠ちゃん、ナイス!)

 

(かなり危なかったか・・・いや手遅れか)

 

 この眠りの正体は釣りから帰ってきた夜罪がこっそりと隠れ桃に麻酔針入りの吹き矢を放ったのが真相であり心の中で夜罪を褒める杏だがダージリンはニヤリと笑う

 

「今さっき、ここで寝ている方は破神君がいなくても充分みたいな言い方をしましたが・・・」

 

「あっいや~・・・これは発作みたいな物だから気に・・・」

 

「仮にもこの方は大洗戦車チームの副隊長、私情を挟んでいたとしてもこの場での会話は大洗戦車チームとしての意見として受け取れますわ」

 

「自分の言葉にはちゃんと責任を持ってもらわないとね」

 

(やっぱりこっちの状況を知っていたのか・・・これは早く何とかしないと・・・)

 

 畳み掛けるように言うダージリンとケイに杏は冷や汗を流す

 

「ダージリンさんもケイさんもそんな悪い冗談はやめてください、こんな手の込んだ書類まで作ってまで・・・そうだ!、今からマジノチームの方も呼んできますので各チーム対抗でゲームでもやりましょう!」

 

「良いですわね、待っていますわ」

 

「OK!、ハガミーがそう言うなら私たちもそれで良いわ!」

 

 一真の提案を快諾し一真はマジノチームがいるエリアまで走っていく

 

「2チームには言っておくけど、破神君は大洗の生徒だからどんな条件でも引き渡すつもりはないよ~」

 

「そう・・・でもみほさんはどうなの?」

 

「私ですか?・・・」

 

 ダージリンは急にみほに話を振りみほは戸惑いながらも答える

 

「一真君を戦わせたくないなら私たちかサンダースのどちらかに引き渡すしか手はありませんことよ」

 

「でも・・・ライダーチームに加えるって事はダージリンさんたちも・・・」

 

 みほは恐る恐る答えるがダージリンは微笑する

 

「ライダーチームに加えるのは便宜上の事、破神君にはドライバーとロックシードを捨ててもらいアドバイザーとして協力してもらいますわ」

 

「そんなっ!?、ライダーとして戦わせないのにここまでの条件を!?」

 

「当然よ♪、ハガミーの指揮官としての能力も1流だし、それに・・・私ももうハガミーが辛そうにするのを見たくないからね」

 

(ケイさん・・・ダージリンさんももしかして・・・)

 

 信じられない様子で尋ねる柚子に辛そうな表情で答えるケイとこれまでのダージリンの言動にみほは沙織たちと似た物を感じる

 

「それにこの人の言葉で確信しましたわ、このまま大洗に居続ければ破神君が・・・」

 

 ダージリンは桃を睨みつけながら言い始め

 

「「滅ぼされる」という事が」

 

「「「「「っ!!」」」」」

 

「凄い風評だね・・・」

 

 2回目の衝撃の発言に一同は驚き杏はいつもの調子は崩さない物の思い当たる節があり否定する事が出来なかった

 

 

 

 

 その頃、ビーチ前の戦車用の駐車場ではある一人のスーツ姿の女性が誰かにメールを打ち終わり近くに誰もいない事を確認しみほたちが乗ってきたⅣ号に歩み寄る

 

「自分の息子の物に手を付けようとするなんて、いけないんじゃないの?」

 

「そうね~でもこれはカズ君の為でもあるのだから仕方ないわ」

 

 すると何処からのスキマから現れた紫に注意を受けるスーツ姿の女性は特に驚きもせず見知った仲のように答える

 

「・・・久しぶりね、紫」

 

「そっちこそね、里彩」

 

 互いに自己紹介をするとスーツ姿の女性は一真の母親である里彩だった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次回ガイム&パンツァー!

 

 マジノチームに向かった一真だが・・・

 

「実はキャロが・・・」

 

 ウィッチライダーチームの隊長として自信を失くしたキャロに一真がとった行動とは!?

 

「あなたとは戦いたくないけど」

 

「本当に私に勝てると思っているの?」

 

 一方一真の戦極ドライバーをめぐって紫と里彩は一触即発の状態に陥る!

 

 そして戦極島に大量のインベス出現!

 

 一真たちはインベスの脅威から島を守れるのか!?

 

 第41話「強化合宿本番 シービーチウォー!(中編)」

 

「ここからは俺たち!」

 

「私の!」

 

「「舞台だ!!」」  




いかがでしたか?

今回は強化合宿が始まり一真君が無自覚で色々とやらかしライバル校の隊長は一真を勧誘しに来ました(一真は冗談と思っていますが)

次回はマジノのライダーチーム隊長のキャロと一真の対談、紫と里彩の意外な関係に隊長ライダーたちVSインベス軍団の戦いになり今回見送らせてもらった東方キャラも少しばかり登場します!

次回は中編になってしまいましたが乞うご期待です!
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