きょ、今日はエミヤさんの独占取材がアップロードされる日なので、学校もお休みという事もあり私は水玉ピンクのパジャマ姿で自室のテーブルの上に置いたPCに向かい合いました。
事前に頭に冷えピタを貼って何があっても大丈夫なように近くに飲み物の用意もしてあります。
い、以前、同じクロノススクールの公式チャンネルにアップロードされた動画を拝見した際は、大聖堂のシスター達の控室で昏倒してしまい、多くの方にご迷惑を掛けてしまったので、今回こそは倒れない様にしっかりと全部たのしま……ち、違います!違います!全部しっかりと拝見して学びを得なくては!そうです!学びの為なのです!
遂にアップロードされた動画を意を決して再生すると、ペルシャ猫を膝に乗せたエミヤさんが映りました。いつもと違うスーツ姿は凄く格好良くて、思わずPCのスクリーンショットさんを……やり方が分からなかったので十分程調べてスクショさんをしました。
驚いたことに一番最初に読まれた質問は私の物でした。
あ!エミヤさんが獣耳を付けました!お揃いです!
えへへ、えへへへ、嬉しいですね。
私の質問に対するエミヤさんの答えは非常に明瞭で、己に誠実だからこそ耳が動いてしまう。神だってそうした人の方がお望みだろうという言葉に私の悩みは何処かへ飛んで行ってしまいました。
本当に凄い人です。
『私個人としては……その、以前君と同じシスターで獣耳を持つ子が居たのだが』
あ、これってもしかして私の事でしょうか、私と質問者が別人だと思われているんですね。
『非常に可愛らしく映ったな、うむ』
私の事じゃないかもしれないです!わ、私は決して、自分の事を可愛いなどと!そんな傲慢な考えは!
『愛らしくも敬虔な信徒であり、思わず好きにしてしまいたいと考えてしまった』
え?
す、好きに?
お、思わず自分の体を抱き締めます。
好きにしてしまいたいって、どういう意味でしょうか?
ドキドキと胸が早鐘を打ち、駄目なのにエミヤさんにキスをされるエッチな妄想を広げてしまいました。
『耳の方に決まっているだろう!?』
そそそそそそそうですよね!私ったらなんて破廉恥な妄想を……!
シスターなのに!シスターなのに!
次の質問はエミヤさんのタイプに関してでした。
『美味しくご飯を食べる子だろうか……あぁ、食事の時は素直な様子が現れる。その場であっても笑顔で私が作った料理を美味しそうに食べてくれれば、きっといつまでも愛し合えるだろう』
思わず、休みの日だし作るのも少し手間ですし、たまには……と思い先程注文した牛丼を思い出し、私も当て嵌まるでしょうか?と考えてしまいます。
ああああああ、私はシスターなのに!ぼ、煩悩が!煩悩が抑えきれていません!ダメです!私、メっ!
次の質問は好きな動物ですか、へぇー、獅子……。
私の髪の毛を、こう、モフモフにさせて、両手で持ち上げて……たてがみみたいにして、
「が、がお」
こ、これも獅子でしょうか?
今度会った時にやってみたら、もしかしたら撫でて貰えるでしょうか……?
でも迫力が足りないかもしれません。
「がお!」
ふふふ、今のは我ながら立派な獅子でした。
あ、次の質問に移ってる。
あれ、この声って正義実現委員会の……。
え!?
え、えっちなこと!?
教えてもらった!?
え、エミヤさんきっと誤解ですよね、いえ、ですがエッチな事も死生を語るうえで必要な事と考えれば学ばずして煩悩とするのは偏見を持つことになってしまうのでは……。
い、依頼されればじっくりと……?
で、であれば私も、しっかりと偏見を持たないようにする為という理由がある訳ですし、エミヤさんにお願いをして……え、え、え、え、えっちな、ことを、教えて、あ、あわ。
だ、ダメですダメです!教典に書いてありました!悦楽に溺れるは恋に溺れると異なり堕落の道だと!
え、悦楽……エミヤさんから、悦楽……?
わぁ!わぁ!
ふぅ、冷静になりましょう。
次は日常に関してですか。
ふふ、エミヤさんの携帯のファイルの中には仲睦まじい様子を撮影した物がいっぱいあるみたいですね。
じ、実は私もエミヤさんのお写真は一つ持っているんですよね……レイサちゃんと私とエミヤさんで撮影した物が。
同じ一年生という事もありレイサちゃんとはあれから一緒にショッピングに行ったりしていますが、今考えればエミヤさんが巡り合わせて下さった友人なのですよね、ふふ、感謝してもしきれないですね。
あら?何やらレポーターの方が……寝かしつけ!?
え、エミヤさんからの寝かしつけ!?
わっ……お、音が、より鮮明に……!
え、エミヤさんの低いお声がイヤホン越しに凄い振動で……『耳の中に声が入って来る』という表現が凄く相応しいお声です。
それに、お声が低くそれ程振動するからでしょうか?耳の内側を撫でられるような、音の圧が……だ、ダメ、これ、気持ち良くなってくる。
凄く慈愛に満ちた優しい言葉を掛けて下さっているのに、ど、どうして私はこのような……!
み、耳がパタパタしてしまいます。
この場にエミヤさんは居ないのに、優しい言葉の一つ一つが染み込んでくるようで……。
ち、力が抜けてきちゃう。
だめ、腰が……。
じ、自制です。
優しさに溶けてはいけません、向き合わなければ。
『おやすみ』
ですが、その言葉が聞こえた瞬間、私の意識は遠のき。
起きた時には動画のシークバーがいっぱいになっていて、エミヤさんのASMR?の商品が表示されていました。
……内容は、眠りに落ちてからレポーターさんに掛けていた優しい言葉の数々を、音声、または映像付きで販売との事でした。
………………ポチッと。
嗚呼!
嗚呼!
か、買ってしまいました!
節制を努めなければいけないシスターの身でありながら、こ、このような……!
私は未熟者です!
……そ、そうです!こうした事に対しての耐性を付ける為にも、私は購入したのです!
ま、負けませんからねエミヤさん、私は耳元で貴方の声を聴いても別に……あぅ、み、耳元は、ダメかもですが、決して体が自然とエミヤさんの言葉に従って眠ってしまったりはせぬよう、成長して見せます!
多分大筋合ってると思うんだけどミレニアムの第3章書いてもいい?
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いいよ
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だめだよ
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やってみろ
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エロ書け